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ホルストの組曲「惑星」 オーマンディ/フィラデルフィア管

いよいよ押し詰まってきました。

さて、今年もよく走りました。ジョギングであります。
早朝ジョギング、今は日の出が遅いので、暗闇の中を走っておりますが、夜空は実に綺麗です。冬の星座が燦めきます。明けの明星、金星は実に綺麗です。東南の空に美しく瞬いてます。

ああ、今日は「惑星」を聴こう!

ホルストの組曲「惑星」。
ユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団とメンデルスゾーン・クラブ女声合唱団の演奏。
1975年12月、フィラデルフィアのスコティッシュ・ライト・カテドラルでの録音。RCA盤。

オーマンディ、貫禄の1枚と云うべきか。
まずは雄壮な「火星」。速いテンポで活気あふれる演奏。聴いていると、元気が出てくる。金管も打楽器も音量が大きく、時に荒々しく響くのだが、粗暴下品にならないのはさすが。フィラデルフィア管の特徴だろうなぁ。弦はシルキータッチだし、木管も柔らかくメロウ。

「金星」は一転、優美艶麗。ホルンの上品さは例えようがない。ヴァイオリン・ソロも美しいが、これに続くヴァイオリン群の合奏が、また涙が出るほど美しい。これぞ、オーマンディ/フィラデルフィア管の本領と思う。聴き手の心をくすぐる術を心得ていると云うべきかな。参りました。

「水星」は短いながらも、明快克明な表現。クッキリとした隈取りで書かれた感じの演奏。ミュートを効かせたヴァイオリンの音がイイ。ハープの音はデリケート、後方で鳴るティンパニはリアルな響きで印象的。
演奏全体に伸び伸びとしているのもイイ。

「木星」はスカッと爽やか。前半のテンポは中庸やや遅めで、大らかな歩み。金管の響きがイイ。特にホルンが素晴らしい。トランペットは少し金属的に響くのだが、これは録音のせいかな。「ジュピター」でおなじみの部分はテンポがグッと落ちてスケール大きい。ダイナミック・レンジも大きく、弱音での美しさは格別。
オーマンディの指揮は見事なもんだ。聴きどころ、ツボを押さえて、無理なく自然に盛り上げてゆく。さすがと思う。

「土星」は老年の神だが、人生の秋とか物事の結末を思わせるような演奏ではない。オーマンディとフィラデルフィア管のコンビで聴くと、曲の進行に従って徐々に静かにスケールが大きくなってゆき、老いを微塵も感じさせない立派な演奏になっている。そして、全編に漂う美しさ、豊麗さ。ホンマにすごい。

「天王星」は冒頭のティンパニにビックリ。いい音で、しかもデカイ。フィラデルフィア管のアンサンブルが、またイイ。
「海王星」は消えゆく女声合唱の美しさ。巧いかどうかはよく分からないが、美しいのは間違いない。エレガントな美を聴かせてくれる。

録音状態は上々ですが、少し古くなったかなという気もします。
弦楽セクションが少し乾いた感じに聞こえます。そこが惜しいところ。
金管や木管は美しさの極み、フィラデルフィア・サウンドのゴージャスさを伝えます。


<「惑星」は大好きな曲。自己リンクです>
●カラヤン/ウィーン・フィル
●ハイティンク/ロンドン・フィル
●カラヤン/ベルリン・フィル
●レヴァイン/シカゴ響
●ラトル/ベルリン・フィル
●ボールト/ロンドン・フィル
●佐渡裕/N響
●マゼール/フランス国立管
●マリナー/アムステルダム・コンセルトヘボウ管


AUTHOR: ひろはや DATE: 12/30/2007 08:08:52 おはようございます。
ホルストの「惑星」、管弦楽の楽しさや心地よさを体感できて、本当に大好きです。
手元には、バーンスタイン/ニューヨーク・フィル(1971年)のLPとカラヤン/ベルリン・フィル(1981年)とラトル/フィルハーモニア管(1980年)のCDがありますが、残念ながらオーマンディ盤は未聴です。
この曲ほどオーマンディにふさわしいものは無いのではと思います。豊潤なフィラデルフィア・サウンドに包まれて、大音量で聴いてみたいものです。
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コメント

カラヤンが発掘してポピュラー名曲になったらしいが、日本では富田勲のシンセサイザー盤が爆発的な人気を呼んだことがありましたな。
未聴じゃが、こういう曲を振らせたらオーマンディ/フィラデルフィア管が真価を発揮するのは想像に難くないことじゃ。ジミー(レヴァイン)/シカゴ響も、迫力がありかつよく歌っておる名演ですぞ。
ところで作曲当時は冥王星は未発見じゃから、組曲に冥王星が入っていないのは当然じゃが、昨年冥王星が惑星の分類からはずれてしまったことを思うと結果的にはよかったのですかな。もっとも冥王星が追加されている盤もあるとか聞いたような覚えもあるのじゃが。

ごめんください。正直なところ「惑星」からは長い間遠ざかってましたが、mozart1889さんのブログに誘発されレヴァイン/シカゴを入手。そのクリアで爆発的な演奏に驚き、再び聴き始めました。最近マリナー/コンセルトヘボウを入手し、しっとりとした雰囲気を楽しんでいます。昔はいろいろな指揮者がこぞって録音をしていた「惑星」ですので、名演も多いですね。




こんばんは!。いやあ、来ましたね!オーマンディの「惑星」。
私が、小学生の時に惑星を知って、高田馬場のムトウ楽器店でたまたま店員さんの推薦で購入したのが、まさにこのレコードでした。ですから、惑星といえばサウンドの基本はこの演奏です。当時同じく音楽が好きな連中は、それぞれメータ盤とバーンスタイン盤を持ってまして、3人で演奏対決!と言って、騒いだこともありました。
スポーティなメータやバーンスタインの音と比べて、どっしりかつゴージャスな、これぞ”大人の惑星”といった趣きだと思います。

他に好きなのは、同じ大人の惑星でもよりシブいボールト&ロンドンpoの演奏も、オケがちょっぴりオタオタしてるところはありますが、重厚でダンディな演奏です。

レヴァイン盤は過去にエントリーされておるのですな。考えてみればあの凄い演奏が登場しないわけがないですわな。失礼仕った。

>ひろはや 様
おはようございます。いつもお世話になります。感謝です。
ホルストの「惑星」は大好きで、ついつい買ってしまいます。バーンスタインの「惑星」は懐かしいです。カラヤンやラトルのものも・・・・。あの頃は一種のブームで、ナンボでも「惑星」の新譜が出ましたね。
1970年代から80年代は、録音が進歩したこともあって、沢山のLPやCDが出ました。
オーマンディのゴージャス・サウンド、心地よかったです。レヴァイン/シカゴ響のDG盤もスゴイ録音でした・・・・・メータ/LAPO盤や小澤/ボストン響も良かったです・・・・・・こうしてみると、「惑星」はアメリカの音楽のようになってしまったかもしれません。

>猫よしお 様
おはようございます。いつもお世話になります。
4チャンネル仕様・・・・・懐かしいですね。あのブーム、熱気ありましたね。
カラヤン/VPO盤は、「惑星」の流行を作り出した演奏ということですね。
過去にエントリーしましたが、さすがの名演奏と思いました。
「惑星」はオーディオ的な快感も得られるので、僕は大好きなんです。
有り難うございました。

>親父りゅう 様
おはようございます。コメントとTBを有り難うございました。
オーマンディの録音は、状態が今ひとつのものがあります。もっとイイ録音状態で残されていたら・・・・と思うことが多いです。例えばDECCAのような鮮烈さだったら、どんなにフィラデルフィア管の響きが美しかっただろうと想像することもあります。
しかし、演奏はスゴイですね。今でも、これを凌駕する演奏となるとなかなかないんじゃないでしょうか。

>峠茶屋の爺 様
おはようございます。いつもお世話になります。
冥王星を含む「惑星」録音も一時話題になりましたね。買わなかったんですが、そのうちに冥王星が惑星ではなくなってしまいました(^^ゞ。
冨田勲のシンセサイザー版は、懐かしいです。ジャケットがかっこよかったです。LPで買いまして、CDでも買い直しました。1970年代半ばだったでしょうか、まだまだ僕はクラシック音楽には無縁の少年でありましたが、冨田の名前だけは知っておりました。
スゴイ人ですね。僕は彼の大河ドラマの主題曲が大好きです。「勝海舟」とか「新平家物語」、「天と地と」・・・・名曲と思っています。
http://www.doblog.com/weblog/myblog/41717/1534975#1534975

>kazu9410008 様
おはようございます。コメント感謝です。有り難うございました。
レヴァイン/シカゴ響の音響、凄かったですね。これ以上の名録音は想像するのが難しい感じでした。
そしてマリナー!僕、大好きなんです。アムステルダム・コンセルトヘボウ管の響きもしっとりとしていて、マリナーの指揮も中庸の落ち着き。ああ、ホンマにエエなぁと思います。
久しぶりに聴き直してみたくなりました・・・・・・有り難うございました。

>TATSUYA@ 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
高田馬場のムトウ、懐かしいですね。2階がクラシック売り場でして、店員さんがとても紳士的、頼りになる方でした。眼鏡の中年(初老)の方でした・・・・今はどうされているんでしょう。
しかし、小学生で「惑星」ですか!スゴイですね。僕は子供の頃は歌謡曲でした・・・(^^ゞ
バーンスタインやメータも僕は好きです。もちろん、初演者ボールトの貫禄の名演も。ああ、節操ないですが・・・。

オーマンディの「惑星」

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持ち帰り仕事も一段落。例によって母が掃除などをしに来てくれてたので、ちょっと音盤アワー持てました。
あっ、もちろん私も主夫業しましたよ、少しですけどね。
ホルスト/組曲「惑星」
ユージン・オーマンディ指揮
フィラデルフィア管弦楽団
1975年12月録音
「華麗なるなんとか」というドラマ、ちょうど今やっていますね。実は私も観ています。リアルタイムでは落ち着いて見れないのでHDDレコーダーが回っています。
ホントに華麗なご家族でいらっしゃいます。聞くところによると撮影に使われた食器や家具もけっ...

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