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ワーグナーの合唱曲集 ウィルヘルム・ピッツ/バイロイト祝祭劇場管・合唱団

年末です。バイロイト音楽祭のFM放送も今夜から始まるようです。
この時期になると、ワーグナーの楽劇を聴きたくなるのは、若い頃、NHK-FMのバイロイト放送にかじりついていたせいでしょう。
昼間は大掃除、餅つき、年賀状書き、夜はワーグナー・・・・・そんな生活だったですな。

さて、そこで今日はワーグナーの楽劇から。

ワーグナー合唱曲集。
ウイルヘルム・ピッツ指揮バイロイト祝祭歌劇場管弦楽団・合唱団の演奏。
録音年不明、ジャケット裏に<P1958>とあるので、おそらく1957年頃と思われる。DG盤。
1980年代末に入手した、グラモフォン・レゾナンスシリーズの輸入廉価盤。ライナーノートなし、1枚のペラ紙だけのジャケット。貧相なものだ。さて、国内盤はあったのかな・・・・。

ジャケットは貧相だが、演奏は素晴らしい。
ワーグナーの見事な合唱曲の、有名どころが殆ど入っていて、しかも演奏は1950年代の黄金時代のバイロイト祝祭劇場を彷彿とさせる圧倒的なもの。
指揮も長年にわたってバイロイトの合唱指揮をしていたウィルヘルム・ピッツ。合唱団も大変力強い歌を聴かせてくれる。

特に「タンホイザー」からの「大行進曲」と「巡礼の合唱」は、素晴らしい。
声がよく揃って、勇壮そのもの。男声合唱の醍醐味を満喫できる。

ワーグナーの合唱曲は、彼の管弦楽と同じくらい雄弁で迫力があり、聴き手を引き込んでゆく魅力(魔力と言ってもいいかもしれない)に溢れている。
そしてその合唱、フォルティシモではリスニング・ルームを揺るがす大音量になるのだが、器楽と違って、あまりうるさく感じないのがイイ。人の声は、耳に優しいのかもしれない。

「ローエングリン」からは「エルザの大聖堂への行列」と「婚礼の合唱」。前者の迫力と美しさもイイが、後者の静謐さも素晴らしい。ソフトフォーカスの静かさ、オケも優しく繊細な響きを聴かせてくれる。結婚式で、使い古された曲なのだが、改めて聴くと、やはり名曲だなぁとつくづく思う。

「ニュルンベルクのマイスタージンガー」や「さまよえるオランダ人」からも数曲。前奏曲や序曲で耳慣れた旋律が、次々に登場して飽きることがない。そして、合唱の素晴らしさ。全く、ワーグナーの合唱曲はイイ。どのオペラ作曲家より、ワーグナーの合唱曲はイイ。
「神々の黄昏」からは「ハーゲンのホイホー」のところが採られている。ヨーゼフ・グラインドルの歌が素晴らしい。太く、強く、剛毅で逞しい。合唱団も見事な返事。


1950年代末の録音と思いますが、今聴いても十分に美しく、また生々しいです。
解像度が高く、自然な音場でもあります。
ステレオ初期なので、ミキサー等もあまり使っていないのかな?
素晴らしい録音と思います。



AUTHOR: 猫よしお DATE: 12/25/2007 09:23:49 おはようございます。
年末と言えばワーグナーの楽劇。
バイロイト音楽祭ですね。
クナやベーム、カラヤンにカイルベルトなど。
往年の名指揮者たちが活躍していました。
バイロイト祝祭管と言えば
フルトヴェングラーの「第9」になりますね。
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コメント

お邪魔しますぞ。
ワーグナーのそれほど熱心な聴き手でもないのじゃが、あの音楽には麻薬のような魔力で引き込まれますなぁ。リングは苦手じゃが、コンヴィチュニーのタンホイザー、カラヤンのマイスタージンガー、ベームのトリスタン、クナッパーツブッシュのパルジファルにはぞっこんですわ。
それにしても昨今はワグナー歌手が枯渇しそうな状況に見えるが大丈夫ですかのう。今思えばホッター、ヴィントガッセン、フラグスタート、ニルソン等は桁外れに凄かったが、彼等の絶頂期に遭遇できたのは幸せなことじゃと思う。本日はニルソンの命日ですな。合掌。

>猫よしお 様
こんばんは。いつもお世話になります。
バイロイト祝祭劇場管の合唱、素晴らしいです。ピッツの指揮も手慣れた者で、心地よい男声合唱が聴けます。
往年の名指揮者のワーグナーと言っても、僕はベームくらいです。バイロイトのカラヤンは知りません。
クラシック音楽を聴き始めた頃、ちょうどブーレーズの「リング」がLPで発売されるときでした・・・・・。懐かしいです。

>天ぬき 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
ドーナツ盤に坊主頭、そして電蓄・・・・・昔はそうでした。電蓄でした。
天ぬきさんとは世代が違いますが、僕の中学も坊主頭でした。卒業直後に頭髪が自由化されましたが、僕は3年間坊主でした・・・・。
そんな時代に聴いた音楽は、忘れませんね・・・・。
僕はクラシック音楽に目覚めるのが遅かったので、坊主頭の耳に残るのは、ジュリー、キャンディーズ、山口百恵でありました・・・・・・(^_^;

バイロイトの合唱は力強いです。タンホイザーなど、素晴らしいです。

>ピースうさぎ 様
こんばんは。コメント感謝です。
ピースうさぎさんは、実演を聴いているんですね。エエですね。
やはり力強いですか。CDでもスゴイ音量になります。倍音が多いのは心地よいですね。
それに、バイロイト祝祭劇場管の合唱は、男声が特に良いようです。

いつかはバイロイト、行ってみたいですね(^^)V

>峠茶屋の爺 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
ニルソンの命日でしたか・・・・。ではベームの「トリスタン」を聴きます。
往年の名歌手、今思えばスゴイ歌唱ですね。ヴィントガッセンにハンス・ホッター、フラグスタート・・・・・おっしゃるとおり、素晴らしいです。
声量も圧倒的です。今の歌手は、小粒になったのか、大げさな歌い方をしなくなったのか・・・・チト面白みが足らんように思います。
カラヤンのマイスタージンガー、エエですね。タンホイザーはショルティとシノーポリで聴いてます。

こんばんは。
ピッツの素晴らしい1枚ですネ。私も同じLP持っています。
『神々の黄昏』のハーゲン=グラインドルは本当に素晴らしい場面を収録していると思います。昔からこの部分を聴く機会が本当に多いです。
祝祭劇場でのDGGステレオ初期の録音も聴き応えありますね。

>あるべりっひ 様
おはようございます。いつもお世話になります。
DGのステレオ初期の素晴らしい録音ですね。バイロイトのホールトーンも深々として、合唱が非常に逞しく、かつ自然に聞こえます。
さすがあるべりっひさん、LPでお持ちですか。
僕のは1980年代末に入手したDGレゾナンスシリーズのものです。
音は良好です。
グラインドル・・・・素晴らしいですね。

こんにちは。
私も、数十年前に、DGの簾価CDで購入し時おり楽しんでおります。
やはり、グラインドルが登場するところがいいです。
後年のベーム盤より元気がいい。
バイロイトのすごいところは、オケも合唱もすさまじくワーグナーそのものに特化してしまうところですね。
おっしゃるように、録音も素晴らしいです!

>yokochan 様
こんにちは。コメントを有り難うございました。
そうです、そうです、バイロイトの凄いところはワーグナーに特化しているところですね。スゴイ合唱と思います。力強くて、しかも巧いです。
グラインドルの歌唱もエエですね。
50年前の録音なのに、とても状態がいいのもこのCDの特徴です。ステレオ初期、あまりいじくらなかったのがイイのかもしれませんね。

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