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チャイコフスキーのバレエ組曲「くるみ割り人形」 オーマンディ/フィラデルフィア管

さて、クリスマス・イブであります。
そこで、チャイコフスキーのバレエ組曲「くるみ割り人形」から。
ユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団の演奏。
1963年の録音。CBS盤。

こういう通俗名曲を振らせると、オーマンディは大変巧い。かゆいところに手が届くというか、聴き手の心をくすぐる術を心得ているというか、まあ、上手なもんだなぁと思う。(通俗名曲の指揮では、カラヤンと双璧だろう。そして、この二人は、何を振らせても一流の指揮者だった・・・・)

まずは「小序曲」。ゆったりしたテンポで始まる。大家の貫禄。
サウンドは、フィラデルフィア管のゴージャスさ。ソファに腰掛けて聴いていると、心がゆったりとしてくる。それぞれのソロも巧い。アンサンブルも良好。
いや、もうのっけから臆面もなく豪華な音楽に魅了されてしまう。

「行進曲」は金管が活躍。特にトランペットは素晴らしい。キラキラと輝く音を振りまいて、スピーカーから光がこぼれて、リスニング・ルームがきらめく感じ。

「こんぺい糖の踊り」は木管が良い。クラリネットの音など実に美しい。オーケストラの響きもゴージャスよりも、ここでは繊細さがイイ。華麗で派手なだけではないぜ、とフィラデルフィア管の奏者たちが云っているような、味わい深い演奏。

「トレパック」はイキの良さ。ただし、オーマンディが振ると、余裕の勢いと云うべきか。騎虎の勢いでつんのめってしまうことがない。

「アラビアの踊り」は木管のアンサンブルを楽しめる。弦楽セクションの静かな響きは、ため息のように彩る。管だけではない、弦もホンマにイイ。

「中国の踊り」。フルートを筆頭に、各楽器の音が明るい。楽天的というか、屈託がないというか、大らかで朗らかな音楽が展開する。細かいことにはコセコセしないのだ。

「芦笛の踊り」は木管のアンサンブルが決まってカッコイイ。

そして「花のワルツ」。名曲と思う。チャイコフスキーは、やはりバレエだ。ワルツだ。これぞ、チャイコフスキーの本領と思う。
オーマンディのテンポは、ここでもゆったりとしていて心地よく、何より音楽に慰めがあり包容力がある。サウンドはゴージャス、暖かく、そして明るいのがイイ。

録音良好であります。
CBSは、オーマンディ/フィラデルフィア管を大変上手に録っていると思います。
今聴いても、この豪華なサウンドは心地よいです。

というわけで、皆様、メリー・クリスマス!



AUTHOR: ひろはや DATE: 12/24/2007 06:59:57 おはようございます。また、メリークリスマス!

オーマンディ/フィラデルフィア管は、私がクラシックを聴き始めた時から好きでした。おそらく学校の音楽鑑賞で先生からこの名前が刷り込まれていたからでしょうな。それで、ベートーヴェンだろうがモーツァルトだろうが何でもオーマンディのLPを迷わず選んで買ってましたね。あの頃は....。
でも、チャイコフスキーの「くるみ割り人形」は、残念ながら未聴です。ビロードのようなフィラデルフィアサウンドで聴きたいな。

いま手元にあるのは、プレヴィン/ロイヤル・フィル(1986年)のCDです。なかなか恰幅のよい演奏で気に入っています。
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コメント

morzart1889さん、お久しぶりです。
「くるみ割り人形」、通俗名曲とはいえ、何回聞いても飽きのこない楽しく、美しい曲ですね。私はデュトワのハイライト盤を持っています。
こういう通俗名曲を振らせると上手いのが、古い人ではオーマンディ、カラヤン、最近の人ではプレヴィン、デュトワあたりなのでしょうね。
「くるみ割り人形」は5年位前、レニングラード国立バレエの実演を見たことがありますが、楽しかったです。

>ひろはや 様
こんばんは。いつもお世話になります。
僕も聴き始めの頃、オーマンディにはお世話になりました。CBSソニーの「オーマンディ音の饗宴1300」シリーズの廉価盤、結構買いました。ブルックナーのロマンティックは、オーマンディが刷り込みなんです。
さて、チャイコフスキーのバレエ組曲、フィラデルフィア管の響きがゴージャスで柔らかく、とてもイイ演奏と思いました。

プレヴィンのは、ロンドン響とのBOXセット(EMI)で聴いています。白鳥の湖や眠りの森の美女など全曲版でした。

>吉田 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
オーマンディ音の饗宴1300、懐かしいですね。金色のラインの入ったジャケットを思い出します。
チャイコフスキーの3大バレエのハイライト版、オーマンディかカラヤンか・・・・どちらも豪華な演奏でワクワクしてきます。
エヴァーグリーン的名盤と思います。

>猫よしお 様
こんばんは。いつもお世話になります。
プレヴィン/ロンドン響の全曲盤は、EMIのBOXセットで聴いています。3大バレエの全曲でした。プレヴィンは1970年代にロンドンで良い仕事をしていますね。
オーマンディはCBSではセルやバーンスタインと並んだ看板でしたね。名曲路線は、オーマンディが多かったように思います。
巧い指揮者だったと思います。

>アルトゥール 様
こんばんは。楽しいクリスマスをお過ごしのことと思います。
おっしゃるように、デュトワ/モントリオール響の演奏も素晴らしいですね。特に録音が極上で、心地よい音楽が広がります。確かに、デュトワも名曲路線は巧いなぁと思います。
バレエ音楽は聴いてもイイんですが、劇場で見るのはまた格別ですね。僕はドリーブの「コッペリア」しか見たことがないんですが、実に楽しかった思い出があります。
バレエは観てナンボ・・・・かもしれませんね。

今晩は
最近、チャイコフスキーの1番交響曲を聴いたんですが(ティルソン・トーマス・ボストン響)アンダンテなど通俗名曲の素が効いているようです。多くの一度聴いたら忘れられない曲を、作曲したドヴォルザークと共通点があるような気がします。ずっとアカヌケして都会的ですが。親しみやすさでは、ブラームスなんかはとてもかなわないです。
ドラティ・コンセルトヘボウ(フィリップス)を愛聴してました。

最近眠れんもんで、こんな時間にお邪魔しますぞ。
クリスマスにはやはりこの曲がきましたな。オーマンディ、プレヴィン、デュトワと正統派が出揃いましたな。チャイコの三大バレエは昔はアンセルメ/スイスロマンド管が評価されておったような気がするが、最近はとんとお目にかかりませんな。爺が好きなのはクナッパーツブッシュ/ポピュラーコンサート/VPOに収録されたくるみ割り人形組曲。他に舞踏への勧誘、軍隊行進曲、ウィンザーの陽気な女房たち序曲が入っていて楽しい一枚じゃ。ウィンザーの出だしなんぞはオケガ合ってなくて、何じゃこれと思うが、次第に名演になるのがクナらしい。普通だとこれは完全に没じゃろ。よう売ってくれましたと言いたい迷盤だと気に入っておる。

>ドレドレ 様
おはようございます。いつもお世話になります。
チャイコフスキーの「冬の日の幻想」もメロディの綺麗な曲ですね。いったい、チャイコフスキーは素敵なメロディ・メーカー、ドヴォルザークと同格の人なんでしょうね。美しい旋律が一杯あります。
国民楽派と呼ばれる作曲家たちのメロディは、ホンマにキレイですね。

ドラティのチャイコフスキーは、眠りの森の美女を愛聴してます。アムステルダム・コンセルトヘボウ管の音が素晴らしいです。
くるみ割り人形も是非聴いてみたいです。

>峠茶屋の爺 様
おはようございます。いつもお世話になります。
僕は加齢のため、目覚めが早いです。こんな時間にもう起きてます(^_^;
さて、クナッパーツブッシュ、僕はあまり聴いていないです。ワーグナーの管弦楽曲集とウィンナワルツ集はあるんですが・・・・。
ご指摘のウィンザーの序曲は、ウィンナワルツ集に入っていました。これは、さすがに面白いですね。
アンセルメ盤、すっかり忘れていました。三大バレエのハイライト盤、持ってます。聴き直してみようかな・・・・(^^)V

オーマンディ盤は聴いたことないですがフィラデルフィア・サウンドが気になりますね~。「くるみ割り人形」の組曲は色々な指揮者のがかな~り出回っているので追いつきません。「チャイコフスキー大好き♪」(URL参照して下さいませ)でも記事にしてるので、宜しかったらご覧になって下さいね。

mozart1889さん、こんばんは。
チャイコフスキーと言えば、やはり「くるみ割り人形」が、最初に思い浮かびます。
私が、まだ母のお腹にいた頃・・・
この曲が大好きな母は胎教に良いからと毎日、聴いていたそうです。
そのせいかどうかわかりませんが、花のワルツを聴くと、いつも心が穏やかになります。




>Hiroko 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
オーマンディ/フィラデルフィア管のサウンドは、実にゴージャスで艶やか、贅沢な気分を味わえます。演出巧みな指揮もよく、たっぷりとしたチャイコフスキーが部屋に広がる感じです。
URL、有り難うございました。素晴らしいコンテンツですね。いろいろ勉強させていただきます。僕もチャイコフスキー、好きですが、交響曲とバレエ音楽、2つの協奏曲といくつかの管弦楽・・・・・くらいしか聴かないです(^_^;
いろいろ聴いてみたいと思います。

>yuri 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
メリー、クリスマス!ですね。
お母さんの胎教よろしく、yuriさんはチャイコフスキーがお好きなんですね。僕にとっては、「くるみ割り人形」は小学校の給食の時間に流れていた音楽で、それ以来の愛聴曲です。小序曲から花のワルツまで、ホンマに楽しい音楽が続きますね。

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