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ベートーヴェンの交響曲第4番 変ロ長調 ヴァント/北ドイツ放送響

我が職場に、「盤鬼」がおります
すでに拙ブログにも何回か登場しましたが、彼がまたダブり買い。そして、そのダブったものは僕の元へ。ガハハ、儲け儲け(笑)。

ダブったものは、ギュンター・ヴァント/北ドイツ放送響のベートーヴェン交響曲全集。なんでこんなものダブるんかいなぁ?・・・・と訊いてみると、某オークションであまりの安値に落札したところ(落札価格1円!送料1,500円!)、中国製だったとのこと。そして、モノが到着した時に、ヴァントの全集はすでに所蔵していることに気づいたという。
シメシメ、ヴァントの全集は僕はまだ持っていない。エエ友人であります。
(もっとも、僕のダブり買いも頻繁なので、我が友も僕をアホでエエ友人と思っているはずです・・・(^^ゞ・・・)
しかし、この全集、中国製ということなんですが、正規品なんでしょうか・・・?

とりあえず、まず聴き始めたのは・・・・・。

ベートーヴェンの交響曲第4番 変ロ長調 作品60。
ギュンター・ヴァント指揮北ドイツ放送交響楽団の演奏。
1988年10月、フリードリヒ・エーベルトハレでの録音。原盤はBMG(RCA)。

第1楽章冒頭から、ヴァント独特の緊迫感が漂う。強靱なものが息を潜めてその噴出を待っているかのような、張り詰めた空気。緊張の序奏部だ。
主部は基本的にインテンポ。ヴァントのテンポは厳格。揺るぎない厳しさ。だから、音楽の表情には、人なつこさもないし、微笑みもない。しかめっ面のベートーヴェンが、眼前に屹立する。
これぞ、僕ら日本人がイメージしてきたベートーヴェンだったんじゃないか。ヤワなベートーヴェンなどクソ喰らえ。ベートーヴェンに柔和な笑顔は似合わない。この強さ、この厳しさ、そして誠実さ。これぞ、本来の姿だ。・・・・・ヴァントの演奏を聴いていると、つくづくそう思う。いや、全くドイツの原点のようなベートーヴェン。
こういうベートーヴェンは好悪が分かれるかな。僕はこういうベートーヴェンも好き。エエなぁと感心する。

北ドイツ放送響の響きは、透き通って、室内楽的な感じ。アンサンブルが良いのだろう、ビシッと揃って妥協を許さない。ヴァントの美学の体現と思う。
ヴァントの解釈は、謹厳実直な純ドイツ風と思うのだが、オケの音には独墺系の重厚さを求めてはいないようだ。響きの透明さ、優美な軽さを求めているようだ。そして、フットワークの軽い機能的なオケであることも。
北ドイツ放送響は、それを見事に実践してみせている。

第2楽章は実に綺麗な緩徐楽章。とにかくオケの響きが美しい。
第3楽章は、克明なテンポが印象的。曖昧なところが一点もない、見事な運び。
そしてフィナーレは整頓された感じの演奏。端正なフォルムが好ましい。
ヴァントの目指す音楽は、スタイリッシュで贅肉のない、引き締まったもの。しかもリズムは生き生きとして、しかも精確。
ベートーヴェンが、若々しく、逞しく、引き締まった肉体で甦る。強靱で誠実なベートーヴェン、名演と思う。

録音から20年、まだまだ十分に美しい音で聴けます。
立派な音。
北ドイツ放送響のスリムな響きが印象的であります。


AUTHOR: KenDone DATE: 12/23/2007 06:15:36 昔ぼくの友達はハノーバーの北ドイツ放送局にチョクチョク録音に行っていて何度かついていったことがあります
彼女はハンブルグの交響楽団とオペラでヴァイオリンを弾いてました
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コメント

こんにちは。
「ダブり買い・損買い同盟」の同志、親父りゅうです。
私も、よくやっちゃいます。
先日も某オークションでショルティの某盤の2枚目を買っちゃいました。
今は抜けましたが、アリアCDさんの会員の時は、他のネットショップと同一商品を発注したりってこともありました。
気をつけたいものですね。
ご紹介のベートーヴェン、私も全集盤持っていますが・・・未聴です。
何曲かは聴いていますけどね。
大事に聴きたいと思うと、つい後回しになっちゃうんです。

このエントリで、中国盤もまあまあエエってことが分かりましたので、これからは射程内に入れていきたいと思います。

こんにちは。
最初に買ったベートーヴェンの交響曲がワルター/コロムビアの「運命」のモノラル盤、裏面に4番が収められていたせいで若い時から聴いていました。第2楽章が特に好きでした。これにイッセルシュテット/ウィーンフィル、クリュイタンス/ベルリンフィルの3枚がベストスリーだったのですが、ここ数年は宇野氏推薦のムラヴィンスキーが不動の一位です。

ダブリ買いはしたことないです、ケチですから。間違って違うものを買ったことはありますが。。。

>KenDone 様
こんにちは。コメントを有り難うございました。
KenDoneさんは、ドイツにも行かれるんですね。エエですね。
僕の友人もハノーバーにいたんですが、僕を招待してはくれませんでした。
北ドイツ放送響、素晴らしいオケと思いました。スリムな響きが印象的です。ハンブルク響も、伝統あるオケですね。ヴァイオリン奏者の友人がいらっしゃるのは羨ましいです・・・(^。^)

>猫よしお 様
こんにちは。いつもお世話になります。
ヴァントの最晩年のブルックナーはスゴイ演奏でした。どこまでも澄んだ純粋な響きが印象的で、ベルリン・フィルがふだんと全然違う音を出していたんじゃないかと思われる、素晴らしい録音でしたね。

>Hiroko 様
こんにちは。コメントを有り難うございました。
Hirokoさんのところは、夫婦仲良くクラシック音楽好き、オーディオも素晴らしいですし、羨ましい限りです。僕の妻は、僕のCD買い漁りには寛容なんですが、クラシック音楽には無縁な女であります。

余っているCDがありましたら、分けて下さい(笑)。

でも、ホンマにダブり買いしてしまうんですよ・・・・あれ、ショック大きいんですよ・・・・・(^◇^;)

>親父りゅう 様
こんにちは。コメントを有り難うございました。
「ダブり買い・損買い同盟」の会員、mozart1889です・・・(^_^;

ヴァントの全集、中国製なんですが音は普通でした。「板おこし」でもないようです。正規盤になるのかもしれません。
ヴァント/北ドイツ放送響の響きがスリムで、機動力のあるベートーヴェンと思いました。様式は伝統的ドイツ風なんですが。

しかし、ダブり買い、このごろ増えまして困ります。そのくらい、CDが安くなってしまって、1枚の有り難みが薄れているのかもしれません。反省しなくちゃ・・・・。


>天ぬき 様
こんにちは。いつもお世話になります。感謝です。
ベートーヴェンの4番交響曲、スウィトナー/SKB、バーンスタイン/VPO、イッセルシュテット/VPOあたりが気に入っています。
曲想のせいか、VPOの響きが似合うように思います。
クリュイタンスも良かったですね。

ムラヴィンスキーは宇野功芳が絶賛しているのは知っているんですが、未聴です。一度聴いてみたいです。

オークションってすごい時ありますね(笑)。私も100円でビクターのミニコンポ用スピーカーを手に入れましたが、枕元で愛用しています。さて、ヴァントのベートーベン良いでしょうね。またドイツの地方都市のオケがいい音出すんですよね。先日のキーシンといいお買い得ですね。

>よし 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
オークションは、昔はかなり怪しく、また素人ばかりだったので実に安価で入手できるという面白さがあったんですが、この頃は専門業者の参入が増え、また入札参加の人も増えているようで、激安落札はなかなか難しくなりました。
スピーカーが100円というのはエエですね。僕の友人も、ヴァントの全集でほくそ笑んだはずなんですが、ダブり買い・・・・・世の中そううまくイカンものです。

遅ればせながら失礼します(^^ゞ
私の最初に手にしたベートーヴェン全集がヴァント盤でして、1、2、4、8、9番などは(しかしまあ全部ですが・笑)お気に入りでよく取り出しています。本当に引き締まった音色と心地よいテンポ設定で楽しい演奏ですよね。第九は今のところ彼の演奏が一番のお気に入りです。

>stonez 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
ヴァントのベートーヴェンは初めて聴きました。引き締まった筋肉質のベートーヴェン、澄んだ響きが印象的ですね。我が友、エエものをくれました(^^)V
今まで、ヴァントといえば、BPOとのブルックナーや北ドイツ放送響とのブラームスしか聴いたことがなかったんです。
これからじっくり聴いてみたいと思います。

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