スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

・S・バッハの無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ジャン=ジャック・カントロフ(Vn)

石鎚山月半輪冬。

夕食後、ウォーキングしておりましたら、まあ綺麗な半月が天空にありました。
冴え冴えとした月を眺めて聴きたくなったのはバッハであります。

J・S・バッハの無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004。
ジャン=ジャック・カントロフのヴァイオリン独奏。
1979年11月、荒川区民会館での録音。DENONのクレスト1000シリーズ2枚組から。

カントロフの美音が、豊かな残響を伴って広がってゆく快感。
ステージ中央にカントロフのヴァイオリンがクッキリと定位するが、残響成分が多く、フワッとした響きになってゆく。聴いていると、ホールの客席中央のS席で聴いている感じ。極上の臨場感。
このころのDENONは元気だった。録音はもちろん、「PCM録音」。新録音がバンバン出ていたし、特に、新進の、まだ無名のアーティストを起用して、都内や首都圏の音響に優れたホールを使って、優秀録音を送り出していたころだった。

このCDもその一つ。日本人プロデューサーとエンジニアによる見事な録音と思う。

演奏では、まずサラバンド。
哀愁漂うヴァイオリンの響きがたならない。甘く切なく歌うヴァイオリン。
テクニックも素晴らしい。特に中音が充実している。高音の伸びも綺麗で、カントロフの見事なパフォーマンスが聴ける。

カントロフの経歴は華麗なもの。
ロン=ティボー、エリザベート王妃、ジュネーヴなどの国際コンクールで次々に優勝をかっさらった辣腕。パガニーニ・コンクールでも優勝というのだから、いや全く華々しい。

バッハの2番は、シャコンヌがあまりに有名なのだが、その終曲に至るまでの、他の舞曲でもカントロフは素晴らしい演奏を繰り広げる。緊張感があって、聴いていて身が引き締まる感じ。そして、何より美音。甘い音色で、心に響くヴァイオリン。
ああ、イイ曲だなぁ。バッハってエエなぁ・・・・聴いていてつくづく思う。

そして、シャコンヌ!
カントロフの豊かな響きに包まれての、ヨーロッパ音楽の粋とも云うべき変奏曲を聴く、幸福感。
アルペジオにスタッカート、重音奏法・・・技巧も素晴らしい。
至福の時間。

やはり、バッハは偉大であります。「小川」ではない、巨大な川だと思います。


AUTHOR: 天ぬき DATE: 12/20/2007 20:22:12 こんばんは。
30代から40にかけてはオーディオに夢中になっていました。
そんな時に買ったのが長岡鉄男氏推薦のポール・フローリンのCD(TACET盤)
求心的な演奏というより、外に美音が発散する演奏
耳に心地良くて何度も聴きました。
心地良く聴く音楽ではないのですが・・・(^^ゞ

スポンサーサイト

コメント

>balsamicosu 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
ヒラリー・ハーンは、まだ聴いたことがないんです。世評高い女流ですね。美人でもありますし(^^)V・・・・可愛らしい、といった方がエエくらいでしょうか。
10代でバッハの無伴奏を録音できてしまうのはスゴイですね。
SONYのミッドプライスとのこと、探してみたいと思います。興味津々です。どうもありがとうございました。

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。