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ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲 パールマン(Vn) ジュリーニ/フィルハーモニア管

Doblog、またしても重いです・・・・。
さて、困ったもんです。やれやれ・・・・。


ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61。
イツァーク・パールマンのヴァイオリン独奏、カルロ・マリア・ジュリーニ指揮フィルハーモニア管の演奏。
1980年9月、ロンドンのアビーロード・スタジオでの録音。EMI盤。

パールマンの美音。時にパールマン35歳。すでに十分なキャリアを積んで(デビューは18歳だから、このとき17年め)、演奏会・レコード録音ともに経験豊富。満を持してのベートーヴェン録音だった。
しかも、当時絶好調のジュリーニとの共演。充実の棒とオーケストラを得て、パールマンは若々しく瑞々しい演奏を展開する。
ヴァイオリンの奔流が聴ける。

この曲の第1楽章は、寄せては返す波のようなオーケストラ・パートが特徴で、繰り返しが多いのだが、単調のようでいて実は聴感上、それが快感につながる。何度も何度も現れる旋律が、徐々に薬のように効いてくるのだろう。
その伴奏、ジュリーニ/フィルハーモニア管は実に格調高く、まさに古典、堂々と恰幅の良い演奏に仕上げてゆく。時に、気宇壮大なところもあって心地よい。
録音当時、ジュリーニはマーラーやシューベルト、ドヴォルザークのロマン派9番交響曲の名演を次々に録音していたが(オケはシカゴ響だった)、この曲ではそのロマン的な陰影から離れ、晴朗で美しく、様式美に満ちた古典的な演奏に徹している。そこがイイ。
力強さも十分で、推進力・迫力もある。

パールマンのヴァイオリンは全く美音。しかも自在な演奏。古典の様式にピタッと収まった格調とでも云うべきか。
カデンツァはクライスラーのもの。美しい音と、高貴な精神とが高い次元で融合した名演奏。

第2楽章の静謐の美しさ。ベートーヴェンの心の平安が聴ける。
ウットリするような美しい旋律がオケから紡ぎ出され、それをパールマンがヴァイオリンと一緒に織り上げてゆく風情もイイ。

フィナーレは幸福感、愉悦感に満ちたロンド。
パールマンのヴァイオリンは、闊達で胸のすくような技巧が素晴らしい。
オーケストラもよく合わせて、見事なアンサンブルでこたえてゆく。
名演と思う。

録音が古びてきましたが、まずまずの音と思います。
ヴァイオリンの音が少しきつく、やや乾き気味なのがチト惜しいかな。
オーケストラの音は柔らかくふくよか、実に心地よいです。


AUTHOR: 猫よしお DATE: 12/18/2007 06:03:54 おはようございます。
パールマンには小児麻痺の障害がありますが
ハンデを感じさせない素晴らしい演奏をしますね。
そしてパールマンのヴァイオリンの音は線は太いが大変美しい。
精神的に心に訴える音ですね。感動します。
ジュリーニの指揮も素晴らしいです。
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コメント


申し訳ありませ~ん。ブラームスと勘違いしてました。無視しちゃってくださいませ。(汗

今晩は、
このLPはデジタル録音でした。まだコンパクトディスクは出現してなかったと思います。このコンビではブラームス(シカゴ響)よりは好きでした。
よく聴くのは、U.ヘルシャー・SKD・フォンク盤(EMI) 冒頭のティンパニー
の響きだけで、ホールトーンの素晴らしさと録音の良さが判ります。
Vn 高音は線が細く女性的ですが、艶があって美音です。パールマンと同門だったかな。カデンツァはピアノ協奏曲版のティンパニが加わるもので、あまり面白くないです。オケは他では聴けない、いつもの中低音の充実した響きで、いつまでも浸っていたい・・。
CDは廉価盤のUNESCO CLASSICSが出ていましたが、今はピアノ協奏曲全集(ツァハリアス)5枚組みに入っているようです。

こんばんは。
パールマン/ジュリーニの組み合わせは、ブラームスのヴァイオリン協奏曲(オーケストラはシカゴ響)のLPをもっていますが、ベートーヴェンは未聴です。
この曲は、最初はスターン/バレンボイム/ニューヨーク・フィルのLP、その後はシェリング/ハイティンク/ACO(1973年)やハイフェッツ/ミュンシュ/ボストン響(1955年)のCDで聴いてます。
どの楽章も素晴らしいですが、特に第2楽章の思わず涙腺が緩んでしまうような静かなヴァイオリンの調べが私は好きです。

>猫よしお 様
おはようございます。いつもお世話になります。
パールマンは障害を乗り越えて、大演奏家になったんでした。
CDやLPからは、それをみじんも感じさせない明るさが伝わってきます。
ヴァイオリンの音はどこまでも美しく技巧も完璧。
素晴らしいですよね。

>天ぬき 様
おはようございます。いつもお世話になります。
天ぬきさんは、クライスラーですか。僕は実は未聴なんです。世紀の名盤と云われているのに、今まで聴く機会がありませんでした。
どうもモノラルだと、購入に迷います。
一度は聴いてみなくちゃアカンですね。
パールマンのカデンツァはクライスラーでした・・・・その本家ですものね。

>花岡ジッタ 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。感謝です。
なるほど花岡さんはユリア・フィッシャー/クライツベルク盤ですか。
僕も一時はムターにご執心でありました・・・・可愛かった頃のムターです。バックはカラヤンでした・・・・・(^^ゞ。
シェリングはエエですね。僕の基本線はシェリングにあります。
彼の真摯な演奏を聴くと、こちらも背筋が伸びます。

>ドレドレ 様
おはようございます。いつもお世話になります。寒くなりました。
ヘルシャー&フォンク盤は聴いたことがないんです。今度是非探してみたいと思います。
ホールトーンが美しそうですね。ハンス・フォンクもイイ指揮者でしたし、ドレスデン・シュターツカペレの演奏も期待してしまいます。
ヘルシャーというヴァイオリニストはよく知りませんので、調べてみます。
有り難うございました。

>ひろはや 様
おはようございます。いつもお世話になります。感謝です。
シェリング、ハイフェッツ、スターン・・・・・いずれも懐かしいです。僕は特にシェリングが好きでした。ハイティンクのバックもよし、アムステルダム・コンセルトヘボウ管の音も素晴らしく、愛聴盤です。
第2楽章、エエですね。心が落ち着きます。
ふと、懐かしい昔のことなどを思い出してしまいそうな音楽でもあります・・・・。名曲ですね。

Ulf.Hoelscher ウルフ・ヘルシャー 
R.ケンペ/SKD/R.シュトラウス全集(EMI)でop.8 Vn.協奏曲を
弾いていました

>ドレドレ 様
こんばんは。ご教示有り難うございました。
ケンペのR・シュトラウスボックスは持っていますので、早速聴いてみたいと思います。どうもありがとうございました。

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