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チャイコフスキーの交響曲第5番 ホ短調 ムラヴィンスキー/レニングラード・フィル

年の瀬、寒くなりました。
寒くなると、チャイコフスキーやシベリウス、グリーグなど、寒冷地の作品を聴いてみたくなるものです。

そこで今日は・・・・。

チャイコフスキーの交響曲第5番 ホ短調 作品64。
エフゲニ・ムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィルの演奏。
1960年11月、ウィーンへの楽旅中の録音。DG盤。

名盤中の名盤。(だろう・・・・)
録音も素晴らしく、この時期のDGのベスト・フォームと云っていいんじゃないか。特に弦が良い。ヴァイオリンなど実によく伸びて、ピンと張り詰めた緊張感が伝わってくる。全体的に音質も柔らかく、聴きやすい。CD化も成功しているのだろう。
大音量でもフォルムが崩れない優秀録音。音場も広大、云うことなし。

演奏は、もう第1楽章から、ムラヴィンスキーの指導力・統率力にもとに鍛えられたレニングラード・フィルの鉄の結束が聴ける。素晴らしい、というより、凄まじいアンサンブル。よく揃っているので、トゥッティのところでも、音がだぶつかず、スカッとヌケが良い。透明感のある音が聴ける凄さ。

第2楽章はホルンの名唱。やや明るめでゆったりしたテンポの歌。たっぷりとした弦楽セクションの歌も美しい。
響きの透明度が高く、時に爽快感さえ漂う。

第3楽章はワルツ。チャイコフスキーの第5は、ワルツが本格的に入った交響曲。彼のバレエ音楽を思わせる楽しさ。
木管が巧い。ファゴットやフルートの巧さは格別。レニングラード・フィルは名技集団。当時の冷戦下、西側諸国はソ連のオケの実力に肝を潰したことだろう。

フィナーレでは鉄壁のアンサンブルが聴きもの。水も漏らさぬ完璧さ。
しかも速い。目の回るようなパッセージも、ビシッと決まっている。
演奏は、男らしく強靱、メソメソしない感じ。チャイコフスキー独特の「泣き」が入らない演奏。カッコイイことこの上ない。
聴いていて、息詰まるところもあり、その凄まじさに少々疲れるかな・・・・。

優秀録音です。
50年近く経過したとは、とても思えないです。


AUTHOR: 猫よしお DATE: 12/17/2007 07:27:35 おはようございます。
ムラヴィンスキーのチャイコフスキー。素晴らしいですね。
おっしゃるように名盤中の名盤です。
特に、この時期に録音した一連の後期交響曲
4番から6番全てが優れています。
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コメント

おはようございます。
ムラヴィンスキー、何を聴いても唖然とさせられてしまいます。凄い指揮者だと思います。なかでも好きなのはベートーベンとチャイコフスキーでマイ・ベストです。チャイコフスキーを聴くとベートーベンもこのレベルの音で録音されていたら、いつもそう思ってしまいます

お邪魔しますぞ。
チャイコフスキーとくればムラヴィンスキーと刷り込まれておるようじゃ。
4番~6番のベスト盤は今でもムラヴィンスキーだと確信しておる。レニングラードフィルは鉄壁のアンサンブルじゃった。まあ50年にもわたって妥協を許さぬ厳格さで徹底的に鍛えられたのじゃからそうなりますわなあ。
ムラヴィンスキーは、思わず襟を正したくなるような威厳を持った風貌の巨匠でしたな。年寄りの昔贔屓かも知れんが、昨今ではこんな雰囲気を持った指揮者はとんと見かけんようになった。
今週末はクリスマス。最近では滅多に聴かん『くるみ割り人形』でも聴いてみますかな。

>猫よしお 様
こんばんは。いつもお世話になります。
ムラヴィンスキーのチャイコフスキーを初めて聴いた時は、ぶっ飛びました。凄絶な演奏ですね。印象は今も変わりません。スゴイです。
参ったなぁ・・・・という感じです。
ギリギリの切迫感が、とくにすごいです。

>ひろはや 様
こんばんは。いつもお世話になります。
ムラヴィンスキーの後期交響曲集は、LP時代に、グラモフォン・レゾナンス・シリーズの国内廉価盤で聴いていました。1枚1,500円という、廉価盤(というかミドル・プライスでしょうか・・・)でした。
凄まじい演奏は、CDで聴いても変わりません。この演奏だけは、CDで持っておこうと思っていました。
凄いアンサンブルですよね・・・・・。

>よんちゃん 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
そして、ああ、思い出しました。
確かにホルンは素晴らしいのに、トランペットは金属的というか薄っぺらいというか、そんな印象でした。
録音の加減でしょうか。あるいは、ロシア系のオケでの特徴でしょうか。云われてみれば、残念な感じですね。

>天ぬき 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
いつもお世話になります。
ムラヴィンスキーの演奏は、贅肉をそぎ落とした、引き締まったフォルムが印象的です。ベートーヴェンもそうでした。だぶつくところがなく、一気に最後まで持って行ってしまう達人の芸、練達の技、そんな感じがします。
居合い抜きのような、息詰まる緊張感も凄いですね。
すさまじい、すごい演奏でした・・・・・。

>峠茶屋の爺 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。感謝です。
ムラヴィンスキーの厳格さ、峻厳さ、今はそういう指揮者がホンマにおらんですね。時代が違うんでしょうか。カリスマ的な指揮者も減りました。
見ているだけで、聴き手が居住まいを正すような、そんな指揮者でした。眼光なども鋭いですもんね。あんな目で睨まれたら、オケのメンバーもビビって、必死に演奏したんでしょう・・・・・なんてことを想像しています。
ムラヴィンスキーの「くるみ割り人形」は知らないんですが、超高速の「ルスランとリュドミラ」序曲でも聴いてみようと思います。
ありがとうございました。

再度コメント致します。
申し訳ございません。
ひろはやさんのおしゃるように
チャイコフスキーの第5シンフォニーと言えば
ストコフスキーの「オーケストラの少女」を思い出しますね。

こんばんは。
すっかり寒くなりました。
今朝は通勤途中の峠は3℃しかありませんでした。

ムラヴィンスキーのチャイコフスキーは名盤紹介の書籍などで、
必ず上位に名を連ねているものですね。
第2楽章のホルンのヴィヴラートは、パリ管やダムともちょっと異なる
この時期というかロシア独特のものですね。
ブヤノフスキーだったでしょうか。
氏のソロ集が数年前CD化されていたように思います。


こんばんは。
この演奏、近所の図書館に所蔵されているのですが、いつも貸し出し中です。
よほど人気が有るんでしょうね。
一度見かけたことがあるのですが、その時はチャイコフスキーを聴く気分ではなかったもので・・・
こんど見かけたら借りてくることにしましょう。

今は同じく図書館で借りてきた、アシュケナージ/プレヴィンのコンビで、プロコフィエフのピアノ協奏曲全集を聴いています。
プロコフィエフは好きな作曲家なのですが、交響曲、協奏曲はあまり聴いてこなかったのです。
図書館には交響曲も全部揃っているので、楽しみたのしみ(^^)

こんばんは。
私も¥1500のレゾナンス・シリーズで4,5,6を揃えたクチです。思えば初めて買ったチャイコフスキーのレコードでした。その頃はかなりヒステリックな音だったと記憶していますが、今回のリマスタリングで随分と聴きやすい音になったのは有り難い限りです。同じソ連/ロシアでもスヴェトラ御大やフェドセといったモスクワ派が重戦車然とした圧倒的な物量をぶつけてくる中にも、どこか大らか・素朴な面を感じさせるのに対し、このムラヴィンスキーの泣く子も黙ったあげく引き付けを起こすかの様な鬼気迫る演奏、実に対照的だなと思います。個人的には決して好きじゃない、それどころか「こんなのチャイコフスキーじゃない」とまで思っていますが、この凄演、やはり無二のものだな、とは思います。時代の産物でしょうか。

>猫よしお 様
おはようございます。コメント感謝です。
そして、ストコフスキーと云えば「オーケストラの少女」ですね・・・・。
一代の名作でありました。

>hsm 様
おはようございます。寒くなりましたね・・・・とはいえ、四国は暖地です。最低気温はまだ8度くらいでしょうか。日中は晴天の時はポカポカしています。
hsmさんがおっしゃるように、レニングラード・フィルのホルンは独特ですね。ドイツともフランスとも違う、ヴィヴラートだったと思います。
アンサンブルの凄さは、今聴いても感動的です。さすが、歴年の名盤というべきでしょうか。

>Summy 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
近くに図書館があるのはエエですね。しかもクラシックのCDやLPが充実しているのは羨ましいです。田舎ではなかなか、そういう図書館がありません。あっても、遠いです・・・・・(^^ゞ
さて、ムラヴィンスキーのチャイコフスキーは、猛烈なアンサンブルが聴きもの、往年の名盤ですね。
今も人気があるんですね・・・・・。

プロコフィエフはあまり聴かないんですが、昨年のソフトバンクのCMや「のだめカンタービレ」を観て、バレエ「ロミオとジュリエット」をよく聴くようになりました(^^)V

>花岡ジッタ 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
花岡さんもレゾナンス・シリーズでしたか。DGの少し高い廉価盤でしたね。当時は1,300円盤が主流だったのに、DGは高めの設定でした。
ムラヴィンスキーのチャイコフスキーは、強烈な演奏でした。確かにロシアの他の指揮者とはまた違う演奏で、西欧的な洗練も聴ける演奏であったと思います。そして、全編に漂う緊迫感・・・・・たまりません。

確かにロシアの重戦車、ロジェストヴェンスキーやフェドセーエフなどとは大いに違いましたね。

mozart1889さん、こんにちは。
これは伝説の録音ですね。
ロマンチックなチャイコフスキー作品なのに、他の指揮者による5番と全然違っていて、感傷的な部分は一切なし、甘さも一切なしです。
半世紀も昔の録音なんですね。しかし今後もこれを超える録音はなかなか出ないのではないのでしょうか

>ushinabe1980 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
この演奏、録音からすでに47年、しかしいまだにこれを超える演奏がないような気がします。ムラヴィンスキーとレニングラード・フィル、スゴイ組み合わせでした。
鉄壁のアンサンブルに、個々のプレーヤーが巧く、さらにそれが一体となって聴き手に迫ってきます。
その峻厳さに圧倒的でした・・・・・。

こんにちは。コメントが遅くなりましたが、ムラヴィンスキーのチャイコフスキー後期交響曲集は、よくぞDGのステレオ録音で残してくれたものだと思いますね。私は、この5番をDGのレゾナンスシリーズか何かの廉価盤LPで聴いたクチですが、演奏の力強さにほとんどあっけに取られるほど感動しました。まだ高校か大学の頃だったと思いますが、恐らく装置との相性がよかったのだと思います。近年、ご紹介のDGのCDを求めましたが、残念ながら装置の関係かその完全な再現にはならずちょっと歯がゆい思いをしましたが、この録音にはそれだけの力があるように思います。

さて、2007年も毎日のように愉しませていただきましたが、来年もよろしくお願いします。

>望 岳人 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
ムラヴィンスキーのチャイコフスキー、僕もグラモフォンのレゾナンスシリーズ1500円盤のLPで買いました。あの名盤が廉価盤になると言うので、話題になったと記憶しています。4・5・6盤が揃いました。
その後CDで買い直して聴いていますが、ホンマにこれスゴイ演奏ですね。録音も抜群に良く、50年近く前の者とは思えません。
ムラヴィンスキーの鋭さ、レニングラード・フィルの技術の高さにのけぞった覚えがあります。

こちらこそ、今年もお世話になりました。どうぞよいお年をお迎えください。

こんばんは。
今日図書館でこの後期交響曲集を借りてきました。
貸出中のことが多く、なかなか借りられないほどの人気アルバムなのですが、今日は運良く帰ってきてました。

5番から聴き始めたのですが、噂に違わぬ素晴らしい演奏ですね。なんとも言えぬ重量感があり、おっしゃるとおり木管が素晴らしいです。
OIBP化される前のアルバムなので、若干硬めの感じはしますが、素晴らしい音質で鳴ってくれます。DGの当時の録音って、こんなによかったかしら?

後は、
・ドビュッシーの歌劇「ペレアスとメリザンド」:デュトワ/モントリオール
・バルトーク弦楽四重奏曲全集:ジュリアードSQ(1981年録音)
・アメリカンアルバム:パールマン、小澤/BSO
計4組8枚なり。

>Summy 様
おはようございます。いつもお世話になります。コメント感謝です。
そして、いつも思うんですが、Summyさんご利用の図書館、エエですね。そんなにクラシックのCDが置いてあるなんて、都会・大都市の図書館はいいなぁと思います。伊予路の西条市の人口は5万人、クラシック音楽なんて、ないです・・・・・・(T.T)
さて、ムラヴィンスキーのチャイコフスキー、「ものすごい」演奏と思います。特に終楽章の圧倒的スピードにはのけぞります。レニングラード・フィルの巧さにも舌を巻きます。スゲエなぁ・・・・・と、いつ聴いても思います。

あとの3組、我が家にはありません。
それにしても、ドビュッシーの歌劇まで置いてあるなんて、スゴイです・・・。

こんばんは。

この演奏は皆さん仰るように素晴らしいを通り越して凄い!ですね。
現代にはない緊張感。
その中でブヤノフスキーのホルンは美しい。
トランペットは?な箇所もありますが2楽章は結構良い音をしている気がします。

弦楽器はベルリンフィルも真っ青な凄くしなやかな音でレヴェルの高さを思い知らされます。
仰るように気楽には聴けないんですが・・。


>ニョッキ 様
おはようございます。コメント&TBを有り難うございました。
ムラヴィンスキーの厳格な指揮と、レニングラード・フィルの驚異的なアンサンブル、いつ聴いても凄いなぁと思います。
ホルンの音色も素敵ですね。
終楽章の凄まじさは、他の演奏ではなかなか聴けないと思います。

クラシックCD紹介その234(チャイコフスキー 交響曲第5番ホ短調)

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昨日の休日出勤のせいもあって、今日は遅くまで寝ておりました。
本当は休みの日を有意義に過ごすために早起きをしたのだけれど、平日が寝不足だとついつい甘えてしまいます。
さらに今いるマンションは周囲が高層マンションに囲まれた場所でして、南向きではあるん....

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