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ベートーヴェンの交響曲第9番 ニ短調「合唱」 サヴァリッシュ/ロイヤル・コンセルトヘボウ管

師走です。年末です。年の瀬です。
そして、忘年会が続きます。あと2週間。体重増加しそうです。こりゃアカン・・・。

さて、年末は第九です。

ベートーヴェンの交響曲第9番 ニ短調「合唱」。
ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の演奏。
合唱はデュッセルドルフ市音楽協会合唱団。
1992年12月、コンセルトヘボウでのライヴ録音。EMI盤。
現在は2CD廉価盤シリーズで購入できるシリーズ(ブリリアントでは全集が激安で買えるようになっている)。

サヴァリッシュとしては、初めてのベートーヴェン全集だった。ついこの間のことと思っていたが、もう15年も前になる。惜しまれて引退したサヴァリッシュだが、日本での活躍も多く、第九を振ってもさすがに上手い。第九を振るのは、年中行事のように振り慣れている日本人の方が、欧米の指揮者より上手いと聞いたことがあるが、サヴァリッシュは日本での活躍が多かったのでその機会も多かったろう。

第1楽章から安定感抜群の演奏。様式は伝統的なもので、解釈もサヴァリッシュらしい中道路線。テンポも安定して、速くもなく遅くもなく、大変心地よい。
コンセルトヘボウ管の演奏も盤石。響きはあまり厚くなく、スッキリしたもの。音はほの暗い、暖かい木質感が良い。コンセルトヘボウという名ホ-ルの音なのだろうが、滋味だが独特の柔らかさが聴き手を包み込む。これは実に幸福。

惜しいのはEMIの録音。いつも不満に思うのだが、やはり、チト甘い。コンセルトヘボウなら、もう少し残響があってもイイし、奥行き感も欲しい。やや平板平面的な音で、もう一歩の出来。もっとも、これはデジタル以降のEMIの特徴でもあるのだが。

第2楽章は、ベートーヴェンの第九にあって欲しい要素は全て持っている万全、安心感。サヴァリッシュの音楽は徐々に熱気を帯びてくる。第1楽章より第2、より第3楽章へと、後へいくほど良いようだ。

絶品は第3楽章。ゆったりとしたアダージョは魂を浄化させてくれる。
今年もいろいろなことがあった。また一つトシをとった。あと何年生きるのか。これから何が起こるのか。想いはめぐる・・・・。そして響くは、ベートーヴェンのアダージョ。永遠の浄福か。
ああ、それにしても、コンセルトヘボウ管のアンサンブルは見事。しなやかにして緊密、そして暖かい。熱い。

終楽章は見事な独唱と合唱。
勇壮に歓喜の歌がとどろく。ああ、これぞベートーヴェン。前向いて生きなアカン。そう言われている感じ。

独唱陣、素晴らしい出来です。
マーガレット・プライス(S)、マルヤーナ・リポヴシェク(Ms)。
ペーター・ザイフェルト(T)、ヤン=ヘンドリック・ローテリング(Bs)。
以上のメンバーでありました。



AUTHOR: Verdi DATE: 12/15/2007 10:05:14 こんにちは。
 ええ、やっぱり季節ですからねぇ.........日本人の冬は、おでんと熱燗とクリスマスケーキと合唱と相場が決まって......(?)
 合唱でいつも悩んでしまうのが独唱陣で、これ以上はあるまい!と思えるメンツがなかなか揃いそうで揃わないんですよね。ローテリングって、
どんな人だっけ...........
 ペーター・ザイフェルトも、最近はあまり聞かなくなりましたが、今はどこで歌ってるのかな?
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コメント

こんばんは。
サヴァリッシュ。N響との公演で接した頃には、奇をてらす様な演奏はほとんど記憶にありません。60年代の推進力あふれる演奏から進化したのでしょうか。サヴァリッシュの演奏で最も記憶にあるのが、バイエルン国立歌劇場との来日公演での『マイスタージンガー』です。このサヴァリッシュの全集残念ながら未聴です。

90年代以降のEMI録音は、仰るとおり大変寂しい録音ばかりです。デッカの様に録音の秘訣が受け継がれること無く途絶えてしまったんですね。90年代以降で、『いい録音だ』と思うとフリーランスのエンジニアを使った録音だったりします。

こんばんは。
サヴァリッシュは、私もN響の演奏会でよく接してきました。安定感のある重厚な演奏を聴かせてくれました。最後に観たのは、椅子に座っての指揮姿に痛々しさを感じましたが、引退なんですか。寂しいですね。
手元には、フィラデルフィア管とのR・シュトラウス「祝典前奏曲」「家庭交響曲」等のライヴ録音のCD(EMI)(1993年)、バイエルン国立歌劇場管との「魔笛」のLD(1983年)、それと江守徹演出でN響を指揮した「魔笛」の東京文化会館でのBS録画(1991年)、バイエルン国立管との「ニーベルングの指環」のBS録画(1989年)などありますが、これからも大事に視聴したいです。
コンセルトへボウとのCDは、残念ながら未聴です。これも是非聴いてみたいです。

>Verdi 様
こちらにもコメントを有り難うございました。いつも嬉しく思います。
サヴァリッシュ盤の歌手たち、そういえば、今どうしているんでしょうか・・・・・僕はあまり声楽を聴かないので情報に疎いんですが、この演奏ではイイ歌いぶりだったと思います。
年末なので、今年も家で第九を沢山聴いています。
あと2週間、さて、誰の指揮で聴きましょうか・・・・・・(^^)V

>猫よしお 様
おはようございます。いつもお世話になります。
サヴァリッシュとコンセルトヘボウ管のコンビ、上々だったと思うんですが、EMIの録音がイマイチなのが惜しいです。
フィリップス盤でのコンセルトヘボウに親しんできたせいか、あのしっとり感、まろやかさ、残響の心地よさが、他のレーベルでは聴けません。これが残念ですね。

>あるべりっひ 様
おはようございます。いつもお世話になります。
ね、ね、EMIの90年代以降の録音、良くないですよね・・・。
デジタル以降のEMI録音は、僕は疑問を持っています。アナログ時代の音の方がよほど家庭で再生したときに聴きやすいと思っています。
なるほど、時々イイ物があるんですが、フリーランスのエンジニアによる録音だったかもしれません。
演奏など素晴らしいのに、録音が足を引っ張ってるCDが結構あります。いやはや・・・・・。

サヴァリッシュの演奏は、60年代のは推進力があって70年代末くらいから、中道正統派路線に進んだのかもしれません。
SKDとのシューマン全集など元気いっぱい、推進力に溢れていました。

>ドレドレ 様
おはようございます。いつもお世話になります。
サヴァリッシュ/ウィーン響とのシューベルト、僕も持っています。廉価盤のCDですが。それまでトシをとってからのサヴァリッシュに親しんでいたので、若々しい演奏がとても新鮮でした。
SKDとのシューマン、それにバイエルンでの「魔笛」、良かったですね。「魔笛」はEMIの激安2枚組輸入盤で最近入手したんですが、とてもイイ演奏でした。

>ひろはや 様
おはようございます。いつもコメントを有り難うございます。
僕も、サヴァリッシュはN響で親しんできました。引退は寂しいですね。実力の割には、レコード録音が少ない指揮者だったと思うんですが、今もシューマン全集は最高傑作の一つと思いますし、オペラでの傑作も数多いと思います。
「魔笛」は僕もよく観ました。BSの録画ですが、グルベローヴァは全く最高でした。今も最高の「魔笛」と信じてます(^^)V

おはようございます。
これはブリリアントの全集で買いましたが、オリジナルのEMI盤のジャケットの色使い・デザインが好きですね。
セッション・レコーディングの1~7番はEMIの割りにはけっこう、いや、かなり良い録音なんですが、ライブの2曲はちょっと落ちるのが残念です。後半の作より1,2番をはじめ前半の曲の演奏が気に入っています。

>花岡ジッタ 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
サヴァリッシュ/コンセルトヘボウ管のベートーヴェン全集は、ラスト2曲がライヴだったですね。録音が今ひとつなのはそのせいなのでしょう。
前半の曲、じっくり聴き返してみたいと思います。
録音の善し悪しも比べつつ・・・・・。
有り難うございました。

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