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マゼールの「惑星」

仕事が不調の時。長いことやっていれば、そんな時もあります。
部下の失敗の責任を取らざるを得ないこともあります。
これも仕方ありませんな。

腹が立つのは、その失敗をボクが謝罪している時に、失敗の当人が横でヘラヘラしている時です。怒りをグッとこらえて、まあ何とかその場を収めるわけですが、いやはや後々までイライラしますな。

「こらぁ、こちとらオマエのせいで頭下げてんだ。横でヘラヘラしてんじゃねえぞっ。このくそバカがぁっ」と、埼玉弁と伊予弁の混じった怒りをぶつけたり・・・・・・・・・・
しませんよ。
この年ですから、もう口に出したりはしません。心で思っても、決して口にはしません。
顔で笑って心で泣いて・・・。トシを取るのは難しいもんです(^^ゞ。


さて、そういう時は、「惑星」です(^-^)。特に「火星」!
気分がスッキリします。


で、今日はマゼール/フランス国立管の「惑星」。


「火星」がドロドロしていて、もうマゼールの面目躍如。
特にラストのティンパニの強打が延々と続く部分など、マゼールでなくしては誰が出来るだろう。
音圧も最高、録音も1981年のデジタル初期のものとしては、最上級。
スピーカーから重量サウンドが迫ってくる。その快感。
物理的な快感のような気もするが、気持ち良いのは確か。

ところが一転、「金星」では神秘的な雰囲気をたたえながら、ヴァイオリンのソロがエロティシズムをまき散らす。
デリケートなピアニシモ。
「火星」との落差が激しい。ダイナミックレンジも広大。

「木星」は、辺りを払う威容。
中間部の例の盛り上がる部分では、意外にマゼールは淡々と進める(やや期待はずれ。もっと、強烈な指揮を期待している聴き手を裏切る)。
しかし、堂々とした印象は最後まで変わらない。
テンポはかなり速く、7分26秒で「木星」終了。
それでも素っ気なさを感じないのは、フランス国立管の音圧の強さのためかもしれない。

「土星」から終曲「海王星」までは、本来この曲が持っている魔術性、神秘性、妖しい雰囲気が十分に出ている。
あ、これは決して「変な演奏」という意味ではなく、マゼールの指揮が、「惑星」という曲が持つ神秘的な部分を、意味深く表出しながら聴き手に迫ってくるということ。

マゼールの「惑星」録音はこの演奏だけだったと思うし、フランスのオーケストラの「惑星」もそんなに多くないはず。

このレコードが発売された時の宣伝文句は「惑星戦争に終止符!」だった。
当時、「惑星」は人気抜群で(今もかな?)、特に冨田勲がシンセサイザー録音を発表してからは、クラシック界もどんどん録音をしていたように思う。
1970年代後半から1990年頃までは、毎年のように「惑星」の新譜があって、ボクら「惑星」好きには有り難かった。
だから「終止符!」とブチ上げたのだろうが、確かに素晴らしいレコードだったと思う。

最近、魅力的な「惑星」が減っているのは寂しいことだ。

ついでに言うと、マゼールのCBS録音の音の良さ、当たりはずれが大きいです。
この「惑星」は素晴らしい。マーラー全集も良いです。
70年代のクリーヴランド管とのベートーヴェンは最悪です、我が家では。
蛇足でしたが(^^ゞ。


AUTHOR: romani EMAIL: nakata@orange.plala.or.jp URL: http://blog.goo.ne.jp/romani1988 DATE: 05/31/2005 06:58:43 おはようございます。
お仕事の件、よーく分かります。
私も、昔、ある部下のチョンボを関係者みんなでカバーして何とか大きなトラブルにならなかったときのこと。当の本人に「大きなトラブルにならなくて良かったなぁ」というと、「えー、よかったですね」と涼しい顔。さすがに切れました。「何考えとんねん。ぼけっ!まずすみませんでしたやろ!・・・・・」と落雷。ようやく本人もどれだけの人に迷惑をかけたか理解したようでした。
さて、そんなときのストレス解消は「惑星」ですか。なるほど・・・。
マゼール盤は未聴ですが、私はレヴァイン盤が好きでよく聴いています。
久しぶりに「木星」から聴いてみようかなぁ。
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コメント

この書き込みはワタシでした。

>林侘助。 様
コメントを有り難うございました。どの職場も同じでしょうねぇ。尤も、林侘助。さん同様で、若い頃の自分を思い返すと恥ずかしいことばかりでもあるんですが。
スタインバーグ/ボストンSO盤、「グラモフォン・スペシャル」の廉価盤レコード(1300円盤)で持ってます。勢いがある、前のめりでガンガン持ってゆく気合いの入った演奏だったですよね。

ensembleと申します。はじめまして。
マゼールがらみのトラックバックを付けさせていただきます。
クラシックのサイトは少ないので、ちょくちょく覗かせていただきます。
更新、楽しみにしております。よろしくお願い申し上げます。

>ensemble 様
初めまして。コメントを有り難うございました。
コメント、リンク、トラックバック大歓迎ですので、どうぞよろしくお願いします。
クラシックのサイトは少ないですね。少数者の趣味になっているんでしょうね。
田舎でもクラシックCDの売り場が減っています。
淋しいことです。
そちらにもお邪魔させていただきますね。
よろしくお願いします。

こんばんは!
私は自分のミスで上司に尻拭いしてもらったときは、結構反省するタイプなので(自分で言ってるし...呆)そういうお話を聞くと、共感するところがあります。偉そうにすみません(^_^;)
それはそれとして「惑星」といえば、マゼールさんが出てくる程、このCDにはお世話になっていますが、他の方の演奏も聴いてみたいと思います。

>stones 様
おはようございます。昨日も、「オマエ、しっかりせんかいっ、コラぁっ」という言葉を呑み込んで、ひたすら仕事をしておりました。
マゼールの惑星に手を伸ばさずに済むような日々を送りたいです(^^ゞ。
火星のドロドロ、ハイティンク/ロンドン・フィル盤も面白いです(^-^)。

こんばんは。

mozart1889さんは実に多くの「惑星」をお持ちですね。

マゼールの演奏の中でもこの演奏は遠慮なしで「思いっきり演らせていただきました!」的な音作りです。
天王星のオルガンのグリッサンドなんかは場外ホームランですよ。

TBさせていただきました。


>ニョッキ 様
おはようございます。コメント感謝です。
TBも有り難うございました。

マゼールの「惑星」は懐かしいです。ジャケットも演奏も実にカッコイイものでした。グイグイ推進力があって、ためるところはグッとためて・・・・いかにもマゼールといえる演奏でした。
録音は今も良好ですし・・・・・この演奏がすでに四半世紀も前になってしまった・・とは時代の移り変わりは早いもんです。

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