スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ヴェルディの歌劇「アイーダ」全曲 フレーニ(S) カレーラス(T) カラヤン/ウィーン・フィル

カラヤンEMI全録音集が来年2月に発売されます。2巻分売の激安ボックス。
カラヤンの生誕100年を記念しての発売で、恐らく他のレーベルでも同様のものを出してくるんでしょう。
EMIの場合はとにかく安い。第1集(管弦楽曲編)が87枚組、第2集(声楽・オペラ編)が71枚組。2つ合わせてもHMVなら4万円ちょっとで買えてしまう価格であります。モノラル・ステレオ合わせて158枚が4万円で揃ってしまう・・・・・う~ん・・・欲しいなぁ。
皆さんはもう注文されましたか?

EMI盤のカラヤンは、結構持っているんです。モーツァルトやシューベルト、シベリウス、そしてヴェルディやワーグナーの歌劇・楽劇など、すでに所持しているLP・CDは沢山あります。当然ダブり買いです。でも、この価格ならダブってでも欲しいなぁ・・・と思わせられます。モノラル時代のカラヤンは殆ど聴いたことがないので、この際、是非聴いてみたいですしねぇ・・・。

例えば、今日聴いているCDなど、輸入盤でも購入当時は3枚組5,000円はしていたはずなんですが・・・名演奏と思います。

ヴェルディの歌劇「アイーダ」全曲。
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ウィーン・フィル、ウィーン国立歌劇場合唱団の演奏。
1979年5月、ウィーンのムジークフェラインザールでの録音。EMI原盤。
このころ、カラヤンはザルツブルク音楽祭で上演するオペラをEMIに録音し、観客は殺到するし、レコードも売れるし・・・と相乗効果の商売上手ぶりを発揮していた。しかし、今聴いても、素晴らしい演奏。最高級のオペラが聴けると思う。カラヤンは劇場の人だったとつくづく思う。

キャストがスゴイ。書くだけでワクワクしてくる、ベスト・キャスト。
■アイーダ;ミレッラ・フレーニ(ソプラノ)
■ラダメス;ホセ・カレーラス(テノール)
■アムネリス;アグネス・バルツァ(メゾ・ソプラノ)
■ランフィス;ルッジェーロ・ライモンディ(バス)
■アモナスロ;ピエロ・カプッチッリ(バリトン)
■エジプト王;ジョセ・ヴァン・ダム(バリトン)

1970年代のフレーニは絶好調。プッチーニも素晴らしかったが(蝶々夫人やミミ)、ヴェルディでもリリカルな美しい歌声。ホンマに綺麗。
カレーラスのラダメスは、知的で純粋な青年将軍という感じ。肉付きはスマートで、端正な歌い振り。感性豊かで若々しい歌声がとても心地よい。素直な歌と思う。
アグネス・バルツァも絶好調。存在感たっぷり。アムネリスの恐さも十分。しかも声が強い。この人の声は、迫力がある。

しかし、それ以上にスゴイのはカプッチッリ。この低音の充実。迫力。アイーダもラダメスも、この迫力にはかなわない。素晴らしい。こんな深々とした声で、劇的に歌われたら、そりゃたまらんわなあ。この人の声、この絶唱を聴くだけでもこのCDを聴く値打ちありと見た。

そして、ライモンディにヴァン・ダム、リッチャレッリも出てくるという豪華メンバー。舌なめずりして聴くような美味しさ。ただでさえ面白いこの歌劇を、さらに上等に料理した最高級の旨さ。

さらに、スゴイのがカラヤンの演出とウィーン・フィルの響き。
YAMAHAのアイーダ・トランペットを聴けるのも、日本人として素直に嬉しいし、輝かしく鮮やかなウィーン・フィルの響きが実に感動的。
カラヤンの指揮はかゆいところに手が届く精妙さ。「そうそう、ここはこうやってくれなくちゃ」という場面が聴いていて沢山ある。さすが。
凱旋の場面良し、バレエも美しくスケール豊か。ラストの悲劇など、聴いていて滂沱たる涙・・・(とは大げさかいな?)

録音も素晴らしいです。アナログ録音の傑作。
EMIには不満の多いワタクシでありますが、この「アイーダ」は別格。
音の広がり、鮮度、余韻、文句なしであります。
演奏が素晴らしいからでしょうか、録音も抜群に聞こえます。


AUTHOR: narkejp EMAIL: narkejp@netscape.net URL: http://blog.goo.ne.jp/narkejp/ DATE: 12/06/2007 06:55:31 まったくすごい時代ですね。CDというメディアが、普及期を過ぎ、そろそろ収束期に入ったということかもしれません。私はカラヤンの良い聴き手ではありませんが、若い時代の颯爽とした演奏と、晩年の豊麗なレガートの演奏とでは、ずいぶん落差を感じます。こうした変化が、いつごろ、どんなきっかけで始まったのか、興味深く思っています。
歌劇「アイーダ」は、レヴァイン指揮のメトロポリタン・オペラのDVDを楽しんでいますが、特に映画「トスカニーニ」での、ブラジルの奴隷解放に関連したエピソードが「アイーダ」でした。あれはなかなか面白かったです。
スポンサーサイト

コメント

いつもお世話になります。
カラヤンも結局はオペラ指揮者なのだと思います。
カラヤンのオペラの指揮のうまさは超一流です。
と言うより昔の指揮者はみんな小さな町の歌劇場から
指揮者の修行が始まるわけですから。
オペラ歌手に指揮者がピアノ伴奏で練習させることが最初らしいですね。
だから皆ピアノがうまいのです。
ワルター、ショルティやセル、サヴァリッシュなどがそうです。
今の若い指揮者は、ほとんどがいきなりコンサート指揮者ですから。

>narkejp 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
カラヤンの「アイーダ」はスゴイと思います。2種類のボックスセット、欲しいです。特に若い頃の颯爽としたカラヤンをもっと聴いてみたいと思っていますので、この価格にはよだれが出そうです。
それにしてもスゴイ時代になりました。
オペラはビデオよりもCD・LPで聴くことが多いんです。音楽に集中できるせいかもしれません。「アイーダ」ですと、アバド盤とムーティ盤も大好きなんです。ひところ、だいぶヴェルディに凝りました・・。

>ひろはや 様
こんばんは。いつもお世話になります。感謝です。
カラヤンのボックスセット、多分注文することになるだろうと思います。が、しかし空恐ろしい時代ですね。1つオペラの組み物をLPやCDで買うのに財布と相談して必死の思いで入手していた頃を思うと、何という時代かと思います。
レヴァインの「アイーダ」、評判エエですね。
録画してあったかどうか、本棚を探してみたいと思います。

>天ぬき 様
こんばんは。いつもお世話になります。
カラヤンの「アイーダ」、旧盤は未聴なんです。これも世評高い演奏ですね。
それにしても、2トラ38の時代は遠くになりにけり・・・・ですね。
昔は必死にエアチェックしたものです。
特にオペラの組み物は高価でしたので、NHK-FMの日曜日のオペラアワーなどは、必死に録音したものでした・・・・。

>猫よしお 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
昔の巨匠たちは小さな歌劇場上がりの人が多かったですね。ピアノも上手でした。ショルティなんか、コンクールで優勝してますものね。
あ、セルのピアノも凄かったらしいですね。
カラヤンもまさに劇場の人だったんだと思います。
彼のオペラを聴くたびに、巧いなぁと思います。

こんにちは。

 カラヤン・BOX....は......多分買わないだろうなぁ.........
 EMIのオペラ録音は、恐らく全て持ってると思いますし.....
 で、EMI買ったら、デッカもグラモフォンも買う羽目になりそうだし......まぁ、いいかな、と(笑)

 カラヤンのEMIだったら、ドン・カルロあたりでしょうか、面白いのは。映像も出ていますが、ザルツブルクの黒い演出がいいですね。トロヴァトーレは、ボニゾッリだからなぁ......

>Verdi 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
カラヤンの「トロヴァトーレ」はカラスとの共演盤の方が良かったですね。EMIでのステレオ再録音は今ひとつだったですね。
「ドン・カルロ」、これもドリーム・キャストですね。さすがカラヤン、贅沢なもんです。

僕は多分、2つとも買うだろうと思います。
この際ですから・・・・・(^^ゞ

久しぶりにお邪魔しますぞ。カラヤンの79年盤は確かに比類なき輝かしさと流麗さに満ちた音楽になっておるが、歌唱面を重視すれば絶頂期のテバルディや若き雌獅子コッソットを配した59年盤も外せませんな。この時期のテバルディの録音ぶりは驚異的じゃが、それを敢行したDECCAには敬意を表したい。もう一枚外せんのが74年のムーティ盤。ムーティのオペラ・デビュー盤じゃが、やはり絶頂期のカバリエ、コッソット、カップチッリをはじめこちらも70年代のドリーム・キャスト。それにしてもカップチッリはほんまにエエ声ですな。深々としたバリトンでありながら、高音もテノールのように輝かしい。トロヴァトーレのルーナ公爵の<君の微笑み>は、バスティアニーニを超える歌唱はないと思っていたのじゃが、カラヤン盤のカップチッリも比類なき美声で見事な歌唱じゃ。ブラヴォー!

>峠茶屋の爺 様
おはようございます。ご無沙汰してます。お元気ですか?
コメントを有り難うございました。
「アイーダ」の旧DECCA盤、これ未聴なんです。テバルディの全盛期のアイーダ、一度は聴いてみなくちゃイカンですね。ムーティ盤は大好きです。例のミュンヘン五輪でのキャストをそのまんまEMIが起用して、ムーティに振らせたデビュー盤、颯爽として鮮やか、カンタービレの連続、素晴らしいと思います。
ああ、それにしてもカプッチッリ!バスティアニーニもスゴイと思うんですが、カプッチッリも最高ですね。
ベスト・パフォーマンスだったと思います。

こんにちは。この録音は、私にとってのスタンダードです。LP時代はカラヤンの旧録音を聴いており、アイーダ=カラヤンの呪縛から逃れていません(苦笑)。とにかく美しく、かっこいいですね。60年代にスカラ座に乗り込み本場の聴衆を魅了したカラヤンのイタオペ録音は、どれも魅力的だと思います。

>stbh 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
カラヤンのイタリア歌劇、素晴らしいですね。独墺ものより、得意だったんじゃないかなと思います。カラヤンのモーツァルトやワーグナーもエエですが、ヴェルディやプッチーニの方が素晴らしいように思います。
「アイーダ」や「ドン・カルロ」など、カラヤンのヴェルディの傑作だと思います。
旧盤は聴いたことがないんです。これも天下の名盤と誉れ高いので、是非聴いてみたいと思っています。

こんにちは。
カラヤン/VPOの旧盤ならハイライト盤を持っています。
昔千円盤で出たとき買いました。
「トスカ」は全曲盤で二千円でした。

でもイタリアオペラを聴かなくなって久しい。
図書館に沢山あるので、またぼちぼち聴いてみようかしら。

>Summy 様
こんばんは。いつもお世話になります。
カラヤン/VPOのイタリア・オペラ、1960年代の旧盤は持っていないんです。アイーダもトスカも70年代録音(再録音盤ですね)で聴いています。
いつかは聴いてみたいです。
良い図書館が近くにあればいいんですが、四国の田舎の図書館ではクラシックのCDはなかなか架蔵していないようです。

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。