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R・コルサコフの交響組曲「シェエラザード」 ライナー/シカゴ響

昨日のマーラーに続いて、本日もシカゴ響の演奏を。

先日、新居浜のタワーレコードを覗いてみると、年末のバーゲン実施中。
ふだん1,750円で販売しているRCAのリヴィングステレオ盤SACDが990円というので、1枚買ってみました。
初めてのSACD(ハイブリッド盤)であります。尤も、僕はSACDプレーヤーを持っていないので、音はCD並みになるんでしょうが。

購入したのはR・コルサコフの交響組曲「シェエラザード」。
フリッツ・ライナー指揮シカゴ交響楽団の演奏。
ヴァイオリン独奏はシドニー・ハース。
データによれば、1960年2月8日の録音(1日のテイク!)。RCA原盤。

男らしい、ガッツあふれる「シェエラザード」。
推進力満点、サウンドは豪快。剛毅と言ってもいいくらい。
音も素晴らしい。1960年の録音としては恐らく最高レベル。リマスタリングが良いのか、この当時のRCAの技術が素晴らしいのか、実にハイファイな音。
音の広がり、奥行きとも申し分なし。音の艶も十分にあって、非常に生々しい音がする。弦楽器など、「松ヤニが飛んできそうな」と、よく使われる表現が全くふさわしい、生々しさ。ある意味では、そのまんまの色づけなし、野性的な音と云ってもいいかな。
ともかくスゴイ迫力。

シカゴ響も巧いが、やはり、ライナーのトレーニングの賜物だろうと思う。素晴らしい管弦楽。

第1楽章の迫力は大音量で聴きたいところ。怒濤の寄り身で迫ってくる横綱相撲。その辺のヤワなシェエラザードなど吹っ飛んでしまいそう。強靱な音楽でもある。ライナー、恐るべし。そしてシカゴ響の圧倒的なサウンド、さらにそれを見事に捉えたRCAの録音は褒められてよいだろうな。

第2楽章。旋律も美しいが、太く強くザックリと描き出してゆく感じ。
個々の楽器の音が太い。リアルな音と云うべきか、非常に実在感がある音。
金管も木管も前に前に出てくる。自分の存在をアピールしているような演奏ぶり。そもそも、この曲は素晴らしいオーケストレーションで出来ていて、オケの能力が存分に発揮できる曲、しかもソロのプレイがナンボでもあって、聴いていて実に楽しい。
この演奏は、シカゴ響の実力が、遺憾なく発揮されていて文句なしの名演と思う。

第3楽章「若い王子と王女」。
チェロの深々とした響きがイイ。そして、テンポが伸縮して、時にルバートも楽しい。実に効果的。
前の2つの楽章が、直截的な表現だったのに比べて、この楽章は多分に演出的。表現も上々的と思う。

そしてフィナーレは圧倒的な迫力サウンド。
怒濤の攻撃、一気呵成に破滅へと向かってゆく。スゴイ迫力。
音もスゴイ。オケが唸る。雄叫びを上げる。凄まじい。それをさらに煽ってゆくライナー。

いやぁ、スゴイ。大したもんです。


<「シェエラザード」の自己リンクです>
◆カラヤン/ベルリン・フィル
◆プレヴィン/ウィーン・フィル
◆チョン・ミュンフン/パリ・バスティーユ管
◆コンドラシン/アムステルダム・コンセルトヘボウ管
◆クリヴィヌ/フィルハーモニア管
◆マゼール/ベルリン・フィル
◆デュトワ/モントリオール響
◆ムーティ/フィラデルフィア管
◆アシュケナージ/フィルハーモニア管


AUTHOR: ひろはや DATE: 12/05/2007 07:14:04 おはようございます。
R・コルサコフの「シェラザード」は、大好きな曲で、オーマンディ/フィラデルフィア管、コンドラシン/ACO、デュトワ/モントリオール管、ロストロポーヴィチ/パリ管で聴いてます。ライナー盤は、残念ながら未聴です。
ライナー/シカゴ響といえば、最近「バルトークの管弦楽のための協奏曲」のSACD盤(1955年録音)を購入しましたが、古い録音とは思えないほどの鮮明な音色で、かつ気持ちのよいリズムの刻みの中での圧倒的ともいえる管弦楽の迫力に驚愕しております。
mozart1889さまのコメントを拝見して、是非「シェラザード」をライナー/シカゴ響で聴きたくなりました。
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コメント

おはようございます。
ライナー盤良さそうですね!
ライナーのCDは数枚しか持っていませんが、いずれも演奏は筋金入り、録音もパワー溢れた音楽そのものの音を聴かせてくれています。
ハイブリット盤はバルトークのオケコンと弦チェレを組み合わせたものを購入しましが自宅のユニバーサルプレーヤー(マランツDV7001)ではSACDの良さは確認できませんでした^^;
昔はバーンスタイン、ロストロポービッチ 最近は録音も万全なコンドラシン盤を選ぶことが多くなりました。

こんばんは。
ライナーのリビング・ステレオいいでしょ?
若い頃、RCAの廉価盤LPで聴いていたのですが、このシリーズのCDでは目の覚めるような音質向上を果たしています。
バルトークやベートーヴェン、みんな買い直してしまいました。

最近はR.シュトラウスやムソルグスキー、レスピーギも買って聴いています。
中でもバルトークは現在でもダントツの演奏でしょうね。

こんばんは。
モーア&レイトンのライナー&シカゴ響録音は、音の洪水に注目が集まりがちですが、透き通る弱音美はなかなか他では聴くとは難しいと思います。
ライナーは、『シェラザード』を生涯1度しか取り上げていないとのことです。その唯一の公演直後の録音がこの録音です。凄い演奏だと思います。
ライナーとの黄金期を築いたシカゴ響ですが、その礎は前任者によるところが大きいと思います。51年4月から短期間ではありますが、前任者が『Mercury』レーベルに録音を残しています。これは『モノラル録音』ですが、ライナー&シカゴ響に劣らない演奏を聴けます。
『シェラザード』は、このライナー盤、モントゥー盤、コンドラシン&コンセルトヘボウ盤を愛聴しています。

忘れてました。
チェロのトップには、シュタルケルが着席していたとの噂です。1958年まではシカゴ響の主席だったですし、ライナーと同郷のため演奏している確立はかなり高いと思います。
そのように思って第三楽章を聴くと、また味わい深いのではないでしょうか。

>ひろはや 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。いつもお世話になります。
「シェラザード」は、僕も大好きな曲です。管弦楽曲ではホルストの「惑星」か、「シェエラザード」ですね。ミーハーなんですが(^^ゞ
オーマンディ/フィラデルフィア(CBS)、コンドラシン/ACO、デュトワ/モントリオール、ロストロポーヴィチ/パリ管・・・・・素晴らしいですね。僕もこれらが愛聴盤です。マゼール/BPO盤やチョン・ミュンフン/バスティーユ管もスゴイ演奏でした。
大好きな曲だけに、ついつい買ってしまいます。
ライナー盤の音の良さに驚きました。SACDプレーヤーで聴くとどれだけ音がよいのか・・・欲しくなりました。

>猫よしお 様
こんばんは。いつもお世話になります。
ストコフスキー/ロンドン響のDECCA盤も楽しいですね。かなりデフォルメが入っていると思うんですが、ストコ節を聴いているようで面白いですね。今もLPで愛聴してます。
リヴィングステレオ盤、素晴らしい音です。
SACDで聴いたらもっとスゴイのだろうなと思うと、SACDプレーヤーが欲しくなりました。・・・・・・。懐と相談しなくちゃなりません(^^ゞ

>よし 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
ライナー盤の音が素晴らしいので、この上、SACDではどんな音がするのか期待大きいです。
CDもいい音で聴けるSACDプレーヤーを捜してみたいと思います。

>天ぬき 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
ライナー盤、素晴らしい音でした。RCAのリヴィングステレオ盤、さすがの録音技術と思いました。
SACDの音で聴いてみたいです。

コンドラシン盤やデュトワ盤は音がよいのでよく取り出します。
ロストロポーヴィチ盤は素晴らしい演奏なんですが、録音が少し古くなった感じもします・・・・。

>Summy 様
こんばんは。いつもお世話になります。
リヴィングステレオ盤、凄かったです。エエ音ですね。
1960年前後の録音、とても50年も昔の音とは思えない生々しさでした。
今、バーゲン中のようなので、何枚か仕入れておこうと思います。
バルトークはあまり聴かないんですが・・・・・(^^ゞ。
是非、SACDの音でも聴いてみたいです。
プレーヤー・・・・・欲しいですね。

>あるべりっひ 様
こんばんは。いつも貴重な情報を有り難うございます。
チェロはシュタルケルですか・・・・・なるほど、チェロがエエわけですね。
深々とした音は感銘を受けます。
リヴィングステレオ盤は音がとてもイイです。生々しくて新鮮で、迫力がスゴイです。
ライナーの「シェエラザード」は生涯1回の公演だったようですね。このCDがその直後の一日のテイク。生々しいのはそのせいかもしれません。
感動的でした。

僕も今日タワレコに寄ってきました。
仕入れてきたのは
1.マーラー:「復活」(SACD) ジンマン/チューリッヒ・トーンハレ
2.ベルリオーズ「幻想交響曲」、「ロメオとジュリエット」 ミュンシュ/BSO
2組4枚で2280円、なんちゅう値段だ!

ジンマンの「復活」は2006年の最新録音で、おまけにSACDハイブリッド。
奥行き感のある好録音で、音色も美しい。
若干詰まり気味の感じがするので、やはりSACDで聴くべきなのでしょう。

ミュンシュのベルリオーズは、1961、62年の録音。
フランスBMGの2枚組ですが、なんと990円でした。
リビング・ステレオじゃないけど、音質は極めて優秀、ボストン響の音色は美しいですね。

この時代のRCA録音スタッフは気合いが入っています。
あぁ、SACDプレーヤーが欲しい。


>Summy 様
おはようございます。コメント感謝です。
4枚で2240円、安いですね。僕もタワーでミュンシュのは見かけましたが、ジンマンの「復活」はありませんでした。
それにしてもSACDプレーヤー、欲しいですね。
今、DENONのDCD-S10Ⅲを使っているんですが、CDでも同じくらいの再生が出来るSACDプレーヤー、物色しようかと思います。

しかし、金がいくらあっても足りませんね・・・・・・(^^ゞ

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