スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

チャイコフスキーの交響曲第6番 ロ短調「悲愴」 小澤征爾/パリ管

冬になりましたので、チャイコフスキーを聴きたくなりました。

そこで、今日は「悲愴」を。
チャイコフスキーの交響曲第6番 ロ短調 作品64「悲愴」。
小澤征爾指揮パリ管弦楽団の演奏。
1974年2月、パリのサルワグラムでの録音。フィリップス盤。
懐かしいLPレコードで、2枚組。カップリングはドヴォルザークの「新世界」。
15PC5007/8というレコード番号。定価3,000円。1978年の発売で、この頃の小澤はフィリップスの看板指揮者だった。

タスキをそのままにしていたので、眺めていると妙に懐かしい。
このフィリップスの「グレイト・アーティスト・ダブル」というシリーズは、年末のボーナス・シーズンを当て込んで、11月末の発売。当時は、ポリドール(DG)もキングレコード(DECCA)も、東芝(EMI)も、比較的新しい録音のLPを2枚組3,000円の廉価盤仕様にして売り出していたものだった。LPレギュラー盤は2,500円~2,800円だったから、6割程度の価格設定だったのだが、大学生協ではレコードは2割引で買えるので、つまり2,400円、1枚1,200円ということになるので、これは貴重だった。僕はワクワクして予約したものだった。だいたい、「限定盤」だったので(これもレコード会社の売らんがための戦略だったのだろうが)、予約しておかないと、大学生協ではなかなか入手できなかったのだった。

で、タスキの裏を見ていくと、ホンマに懐かしいラインナップ。フィリップスのスター・アーティストの2枚組だ。(リンクは、拙ブログにてすでにエントリー済みのものです。)
■C・デイヴィスは、シベリウスの交響曲第2番(BSO)ベルリオーズの幻想交響曲(ACO)
■マリナーはハイドンのロンドン・セットから交響曲4曲、ニックネームつきのもの。
■ハイティンクはシューベルトの「グレート」チャイコフスキーの交響曲第5番(いずれもオケはACO)。
■ケンペはブルックナーの交響曲第8番とベートーヴェンの「運命」(チューリヒ・トーンハレ管)。
■シェリングはベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲ブラームスのヴァイオリン協奏曲(バックはハイティンク/ACO)。
■グリュミオーはメン・チャイとモーツァルト2曲のヴァイオリン協奏曲。

う~ん・・・・当時のスターばかり。後に僕は、LPやCDでこれらの演奏は入手したのだが、ケンペ盤は未聴。惜しかった。これはこの時買っておくべきLPだったなぁ・・・・。
ビンボー学生が憧れのまなざしでレコード屋に出入りし(それは高田馬場のムトウであり、御茶ノ水のディスク・ユニオンであり、数寄屋橋のハンター、銀座のモール名盤堂であった)、指をくわえたまま買えることが多かったが、やがて、ようやく手にしたLPを大切に聴きこんだ・・・・あの頃を思い出しました。

今、激安ボックスなど湯水のごとくCDを買い込み、結局全部聴けずに放っておく・・・・そんな贅沢な暮らしをしている自分が恥ずかしい・・・ホンマに、ワタクシは進歩したのか・・・・。自問自答であります。


ありゃ、小澤/パリ管の「悲愴」のエントリーでありました(^^ゞ。

これは、もうパリ管の華麗な響きが楽しい、明るめの「悲愴」。
小澤のリズム感が良く、第1楽章など切れ味鋭い演奏が聴ける。
第2楽章は涙の中の微笑み。大変叙情的な演奏が感動的。
第3楽章は豪快そのもの、フィナーレはもう少しファイト、という感じだが、全編を通じて小澤の指揮が若々しく、潤いのある「悲愴」になっている。
瑞々しい佳演というべきかな。
パリ管らしく、管楽器がとても良いのだが、それ以上に弦楽セクションが一貫してデリケートな響きを聴かせてくれる。これ、小澤の指揮の賜物かな。

録音良好。LPの暖かさが、特に心地よいようです。

いやはや、今日は昔話になってしまいました。スミマセン。



AUTHOR: ひろはや DATE: 12/02/2007 22:58:21 こんばんは。
チャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」。クラシックの入門時から大好きな曲でした。
最初に聴いたのが、カラヤン/ベルリン・フィル(1964年)のLP。特に第3楽章の勇壮なるリズム感にしびれました。
いまは、ムラヴィンスキー/レニングラード・フィル(1960年)、ハイティンク/ACO(1978年)、アバド/シカゴ響(1986年)あたりのCDを良く聴いてます。
小澤/パリ管は残念ながら未聴です。日本人の指揮者にもっと関心をもつべきですね。反省です。
スポンサーサイト

コメント

こんばんは。
この演奏は蘭フィリップスのLPで持ってます。
「悲愴」は色んな演奏で聴いてきましたが、未だにこの演奏が一番好きです。
70年代の小澤は、響きに対する感受性がずば抜けていて、どの演奏も高水準でした。
パリ管との「火の鳥」、ボストンとの「幻想」、マーラーの「巨人」(DG)、印象に残る演奏が揃っています。

最近モントゥー/BSOの「悲愴」を入手しました。
5番は随分前からLPで聴いていたのですが、1955年録音の「悲愴」を聴いてびっくり!
遠くでオケが鳴っている印象だった5番に対し、「悲愴」は音がど~んと前に出てきます。
同じ傾向の録音の筈ですが、DSDマスタリングのリビング・ステレオ盤だと見違えるような音質改善を果たしています。
ただ、音作りの古めかしさが、あらわになってしまうという副作用もあるのですが。

おはようございます。
60~70年代の若い頃の小澤征爾は好きです。
今の小澤は・・・。
昔「オーケストラがやってきた」というテレビ番組が
ありましたね(懐かしい!)
山本直純と新日本フィルを指揮していました。
テーマ曲はヨハン・シュトラウスの「常動曲」だったかな。
閑話休題。
チャイコフスキーの「悲愴」。
名曲だけに名演盤が多いですね。

すみません。再コメントです。
小澤とパリ管は「悲愴」の他にも録音がありましたね。
今後このコンビで録音することはないでしょうから貴重です。
小澤の若い頃の録音は意欲的な録音が多いですね。
トロント響とのメシアン、ベルリオーズ、
サンフランシスコ響との「新世界」、
ニュー・フィルハーモニア管との「合唱」、
シカゴ響とのベートーヴェン、モーツァルト、ストラヴィンスキーなど。
どれも名演だと思います。

今晩は
このレコード、終楽章の歌わせ方
スーッと入ってきて、なにか同じ日本人だな
と、思ったこと よみがえりました。
私もマーラーの「巨人」(DG)、今もよく聴きます。



こんばんは。
この音盤の演奏についてのことではないのですが・・・

わたしも激安BOXを買い込んで、音楽をまともに聴いていない
という悩みを持っています。
学生時代、アルバイトをせっせとして、
やっと手に入れたLPを繰り返し何度も聴いていた方が、
音楽から受ける感動とか、影響力が豊かだった気がします。

購入する音盤を絞って、もっと集中して聴かねばと
いつも思っているのですが・・・

ジャズ評論家の中山康樹氏が「超ジャズ入門」(集英社新書)
のなかで、「コレクションは100枚」という説を述べられています。
なかなか面白いので、図書館で借りるか立ち読みで、この部分だけ
拾い読みされることをお薦めします。

先日、十数年ぶりに高田馬場へ行きました。ラーメンを食べに。明治通りから早稲田通りをムトウの前を抜け一路西へ。いや、随分変わったものです。今やこの街はラーメンの街へと変貌してしまった感がありますね。
小澤&パリ管。チャイコフスキーにせよ、火の鳥にせよ、音がキラキラと輝いている様な気がします。「たら・れば」の話になりますが、小澤さんがボストンではなくパリの指揮台に立っていたら、と想うことがあります。さぞや世界中に刺激を発信するコンビだったろうな、と・・。

こんばんは。
balsamicosu様のコメントと同じことですが・・・
五味康祐は一日に三曲聴いて、一年に三回聴き返すとして
300曲という数字を示していました。
没後、その通りにコレクションは大変少なかったそうです。

好きな盤だけを繰り返し聴くも良し
沢山の盤を幅広く聴くも良し、でしょうか?
個人的には前者かな?
悲愴は
マルティノン、カラヤン(最後の録音)、メンゲルベルク
この3枚で満足しています。



>ひろはや 様
おはようございます。いつもコメントを有り難うございます。
カラヤンの1964年盤、懐かしい「悲愴」です。カラヤンの「悲愴」はホンマに巧いなぁと思います。絶品は1970年代のEMI盤でしょうか。
ムラヴィンスキー/レニングラード・フィル、ハイティンク/ACO、アバド/シカゴ響あたり、僕も実に同感です。特にハイティンク盤はあまり話題になりませんが、密かに僕は愛聴しています。
次の「悲愴」のエントリーは、実はハイティンクにしようと思っていました(^^)V

>hsm 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
パリ管の「悲愴」、この時期のものとしては貴重ですね。そもそもパリ管ではあまり聴けないプログラムかもしれません。
大切に聴いていきたいと思います。小澤の指揮も独特の繊細感があって。良かったです。
LPの音も良いのかもしれませんね。
有り難うございました。

>あるべりっひ 様
おはようございます。いつもお世話になります。
さすがあるべりっひさん、これ新譜の時のLPでお持ちですか。
イイ演奏ですよね。今はあまり話題になりませんが、「新世界」とともに小澤の代表的な演奏と思うんですが・・・・・。
ケンペの2枚組を買わなかったのは、今になってとても悔やんでいます。当時、TUDERレーベルだったでしょうか、日本のフィリップスが発売していたんですね・・・・・・。

>Summy 様
おはようございます。いつもお世話になります。
LPで、しかもオランダ盤で小澤の「悲愴」を聴くのはエエですね。羨ましいです。僕はこの演奏、とても良いなぁと思っているんですが、この頃あまり話題にならないのが残念です。
リヴィングステレオ盤、凄い音ですよね。僕も何枚か持っていますが、とても1950年代のものとは思えない迫力、音の鮮度と思いました。
モントゥーの「悲愴」、今度チェックしてみたいと思います。
有り難うございました。

>猫よしお 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
「オーケストラがやってきた」、覚えていますよ。僕はミーハーですから、山本直純、好きでした。
それに小澤の若い頃の演奏、イイですね。ご指摘の演奏、僕も大好きです。特に「新世界」と「合唱」は若々しく背筋が伸びて端正な名演。愛聴盤です。
トロント響との演奏は未聴なんですが、機会があれば是非聴いてみたいです。
有り難うございました。

>ドレドレ 様
おはようございます。四国はだいぶ寒くなりました。ストーブがはなせません。
さて、小澤の「巨人」、DG盤は良かったですね。サラサラした日本人の感性で描き挙げた青春交響曲。僕はFM放送をテープで録音して、さんざん聴きました。
大変懐かしい演奏です。

>balsamicosu 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
おっしゃるとおり、この頃はナンボでもCDが買えてしまうんですが、学生の頃の純粋な気持ちが失せてしまって、聴き方はぞんざいになっているような気がします。自省してます。
若い頃の感動、ものすごく大きかったですもんね・・・・・・・。

中山さんの本、探してみます。
コレクションは100枚。。。。。なるほど・・・
読んでみたいです。
有り難うございました。

>花岡ジッタ 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
なるほど、小澤のパリ管、いいかもしれませんね。ボストンより似合っているような気がします。
キラキラした音は小澤征爾に似合うと思います。

高田馬場はラーメン街なんですか・・・・もうしばらく行っていません。
久しぶりに行ってみたいですね。

>天ぬき 様
おはようございます。いつもお世話になります。
五味康佑の本は沢山読みました。そうですね五味もそんなにレコードを持つ必要はないと晩年の本で言ってますね。
今の自分、自省しなくちゃと思います。

マルティノンの「悲愴」は良かったです。青く燃え上がる炎を想像させる名演でありました。

いつも楽しく拝読させていただいております。
小澤さんのチャイコ。。うーん、懐かしい!。小学生のころ、毎週TBS系で放送していた「オーケストラがやってきた」を観ていました。時々小澤さんが出演していて、ある週にチャイコの4番の第4楽章の演奏を聴いて、「かっこいいーー!」と幼心に憧れたのを思い出します。
私の家の近所がまさに、高田馬場の「ムトウ楽器店」。小遣いをためてはよく足を運んでました。当時は店員さんにお願いすると、試聴ができたんですよね。今はアナログプレーヤーがないので聴いてませんが、当時買ったレコードたちは今でも大切に保管しています。
チャイコの「悲愴」のコメントを読んで、そんなことを思い出しました。

>TATSUYA@ 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
「オーケストラがやってきた」、懐かしいですね。小澤征爾が時々出演していたことを思い出します。
高田馬場のムトウのクラシック売り場も懐かしいです。2階の静かな売り場で、穏やかな店員さんが案内してくれました。あそこでレコードを買って、その地下の「白百合」か隣のビルの「ローリエ」という喫茶店で、LPジャケットを眺めつつコーヒーを飲んでいたことを思い出します。
今思えば、気楽でしたが、懸命な学生時代でした。

こんばんは。そう、かつて年末にはレコード各社が企画盤を発売、レコ芸の広告ページをワクワクしながら捲ったものです。CD時代になってもタワレコのベスト40セールを買い揃えたり_「お買い得」な雰囲気に弱いんでしょうね、大して安くもなかったけど。時は流れて今や年中バーゲン状態、その結果が未聴盤の山_確かに本当の愛聴盤が100枚もあれば、生涯過不足なく楽しめるのかもしれませんが、それを「選定」するには何倍、何十倍もの数を聴きこなさなければならないのも事実でしょう。その意味では恵まれた時代なのでしょうが、なにせ供給過多でとても追いつけない。勢い試聴的に次々と聴くことにかまけて、好きな音楽をゆっくり味わう、という姿勢が失われてしまう_そう、「手段の目的化」です。(続く)

でも最近は、それもいいんじゃないか、などと思ったりしています。年齢や気分によって、好みの演奏も変わってくるだろうし、今現在も自分が死んだ後も、新しい録音が絶えることはないわけだから。それに長年聴いていると許容力が養われるのか、大抵の演奏に美点を見出しては満足している自分がいるし、何より「所有する悦び」は捨てがたい。かつて同曲の新盤を買うと根拠もなく旧盤を売却したり、中古店で出モノを買い逃したりして大いに後悔した経験が、コレクションの無軌道な増大を支えているといえるでしょう。ショルティのマーラー、カラヤンのアイーダ_懐かしさを刺激するこのブログが健在なのも、その一因かもしれません。ではまた。

>shibera 様
おはようございます。いつもお世話になります。
現代のCD事情、全く考えさせられます。これでエエのかなぁ・・・・と。
とにかく安く、消耗品のようです。もちろん、所蔵する悦びは大きいので、僕もどんどん買い集めて、しかも今まで中古屋に売ったことがないので、人にあげる以外はたまる一方・・・・・・。この増殖には困ります。
しかし、これだけ安くいろいろな演奏が聴けるのは幸福なのだろうとも思っています。
聴き方がぞんざいにならぬよう気をつけながら、真摯に演奏家や作曲家の声に耳を傾けたいと思います。

有り難うございました。

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。