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ドヴォルザークの交響曲第7番 ニ短調 インバル/フィルハーモニア管

いやはや、もう暖房が要りますな。
四国は暖地ですので、暖房が要らないかというとそうでもありません。人々は薄着なので(関東に比べて1枚少ないかな)、寒がりの人が多いのです。コートなどもふだんは着ないですからね・・・・。
でも、冬です。明日から師走。暖房の季節です。

さて、今日はドヴォルザークの佳曲を。

ドヴォルザークの交響曲第7番 ニ短調 作品70。
エリアフ・インバル指揮フィルハーモニア管の演奏。
1990年10月、セント・オーガスティン・チャーチでの収録。TELDEC原盤。
国内盤2枚組2,000円の廉価盤であります。

この曲はブラームスの第3交響曲に刺激されて、ドヴォルザークが自分もこのような交響曲を書いてみたいと手がけた作品。ロンドンに招かれての初演は大成功、「イギリス国土でのボヘミアの作曲家の新しい勝利」と賞賛されたという。

第1楽章アレグロ・マエストーソなど、確かにブラームス風。ボヘミアの香りがあちらこちらから漂ってくるが(特に管楽器の素朴な響きは、ボヘミアだなぁと思う)、ドヴォルザークの気合いが入っているのが分かる。
インバルの指揮は精妙で、オケの隅々までよく見える感じ。よく見えるクールな指揮ぶりなのだが、音楽がクールと云うことはなく、フィルハーモニア管の好演もあって、出てくる音は十分に熱い。響きはクリア。
ドヴォルザークの心意気が伝わってくる感じ。

第2楽章はポーコ・アダージョ。懐かしい歌、郷里のほのぼのとした空気が全編に漂う佳曲。やはりここでも管楽器が良い。フルートもホルンも、優しく甘く美しく旋律を奏でる。フィルハーモニア管、好調。個々の技量が確かなもので、インバルの意図が行き届いているのが分かる。
構成はシンフォニック、旋律はロマンティック、美しい楽章となった。

第3楽章、四分の六拍子という変則なリズムで弾むように始まるところは、実に楽しい。ドヴォルザークのボヘミア魂丸出しの楽章。チェロとファゴットが主題を何とも味わい深く歌い出すところなど、絶品と思う。

フィナーレは骨太の演奏。教会での録音のせいか、響きが豊かに広がってゆく。
インバルの指揮は精妙、かつ精力的。そして真摯にこの交響曲を仕上げてゆく。
ドヴォルザークの大傑作は、交響曲でいえば8番と9番と思うが、その序奏がこの第7交響曲で始まっていたのだということが、インバルの演奏で聴いていると、よく分かる。
これ名曲。

インバルの音楽は、いつも新鮮で鮮烈。何か新しい発見があります。
この交響曲でも、後年の傑作に続く名曲たることが見えてきました。

録音は万全。クリアでかつ豊かな響きを味わえます。
残響がよく、聴いていると幸福な気分になります。倍音成分が多いためでしょう。


AUTHOR: 猫よしお DATE: 11/30/2007 10:00:12 おはようございます。
ドヴォルザークの交響曲第7番。
「新世界」と8番の次に有名ないい曲ですね。
おっしゃるようにブラームスの交響曲第3番に刺激されて
作曲されたようなので何となく曲の雰囲気や構成が
似ている気がします。
インバルはマーラーやブルックナー、ショスタコーヴィチの交響曲の
録音が名演ですね。
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コメント

今晩は、
6番、7番、新しい演奏聴くときは、3楽章からです。スラブ舞曲と同じ、「ボヘミア魂丸出し」がチャームポイントです。ドヴォルザークに対するブルックナーの批評は好意的だったとか。
3楽章に限れば、ノイマンが好きです。クーベリック・ベルリンPOは重たくて少々期待はずれ。インバル盤は廉価盤で現役ですね。聴いてみたいと思います。

こんばんは。
ドヴォルザークの交響曲第7番は、第8番・第9番に次いで、よく聴く曲ですし、本当に名曲と思います。
私は、プレヴィン/ロスアンゼルス・フィル(1988年)、セル/クリーヴランド管(1960年)、クーベリック/ベルリン・フィル(1971年)のCDで聴いてます。
インバルは、フランクフルト放響を指揮したマーラーやブルックナー、ショスタコーヴィチの交響曲などは聴きますが、ドヴォルザークは未聴なんです。理知的でクールというイメージを持っているんですが、mozart1889さまの「出てくる音は十分に熱い」「響きはクリア」というコメントを読むと聴きたくなりますね。

こんばんは。
この曲はこれまでセルの演奏しか聴いたことが無かったのですが、最近スイトナーの演奏を入手しました。
8番とのカップリングです。
これ、なかなかいいですよ。

>猫よしお 様
おはようございます。いつもコメントを有り難うございます。
インバルは、マーラーの5番を実演で聴いて、ホンマに素晴らしい指揮者と思いました。フランクフルト放送響とのマーラーやブルックナーは、いいなぁと思います。
このドヴォルザークは、フィルハーモニア管との演奏なんですが、オケをよく掌握して充実した演奏になっていると思います。曲の構造が分かりやすいのは、いつものインバルでした。

>天ぬき 様
おはようございます。体調、いかがですか?
裏磐梯に地酒・・・・エエですね。僕は酒が飲めないので、人生の半分以上を損している、と云われます。残念です・・・・(^^ゞ。
ドヴォルザークの7番交響曲は、そうそう、野趣溢れる佳作と思います。ノイマン盤は聴いてみたいです。
ふだんはC・デイヴィスやスウィトナー、クーベリックで聴くんですが、どれもブラームスを彷彿とさせる力演でした。

>よし 様
おはようございます。だいぶ寒くなりました。このごろご無沙汰してしまって申し訳ありません。
ドヴォルザークの7番、そうですね、未完成なところがエエですね。8番や9番の大傑作に比べると、ドヴォルザークの発展途上の部分が聴けるような気がします。
ノイマン盤、持っていないんです。これは是非聴いてみたいですね。
有り難うございました。

>ドレドレ 様
おはようございます。いつもお世話になります。
ドレドレさんもノイマン盤ご推奨ですか。これは、是非とも聴いてみなくちゃアカンですね。

この曲は3楽章から・・・・・ええ、実にそう思います。
8番交響曲でも感じるのですが。第3楽章からはドヴォルザークの本来の、飾り気のない素直なボヘミア人気質が聴けて、大好きです。
前2楽章は、どこか、よそ行きのような気もします。

>ひろはや 様
おはようございます。いつもコメントを有り難うございます。
7番も名曲ですね。どうしても8番と9番を聴くことが僕は多いんですが。この7番も捨てがたい佳品と思います。
セルの演奏は聴いたことがないんです。これは一度聴いてみなくちゃと思っています。プレヴィンも録音していたんですね。知りませんでした。これも入手してみたいです。
インバルの実演は素晴らしい思い出として残っています。6年前、フランクフルト放送響とのマーラー5番を、愛媛県民文化会館で聴きました。感動でした。

>Summy 様
おはようございます。いつもお世話になります。感謝です。
スウィトナーのドヴォルザーク、昨年、edelの激安ボックスセット(ブラームス全集も入っています)を購入しまして、ポツポツ聴いています。
とてもエエですね。
スウィトナーのドヴォルザークを聴いていると、ボヘミア人のドヴォルザークの西欧への憧れのような音楽として、聞こえてきます。
ああ、ドヴォルザークは西ヨーロッパに憧れていたんだなぁ・・・と聴きながら思います。

こんにちは。

ドヴォルザーク7番、8,9番よりも好きな曲です。
実は昨年までこの曲を聴いたことがなかったのですが、一気に一位にランクインです。

普段はジュリーニを良く聴き(名演!)、次にノイマン、ヤンソンス、アーノンクールを聴いています。

インバルはCDショップに行っても見たことがありません。どこかに売っているのでしょうか?是非手に入れたいです。

>ニョッキ 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
インバル盤は10年くらい前に2枚組2,000円の廉価盤でワーナー(TELDEC)の国内盤で買ったものです。今ですと、1枚もの廉価盤で出ていないでしょうか。録音が新しい割には廉価盤に落ちるのが早かったんです。売れなかったんでしょうね。インバルではストラヴィンスキーのバレエ3部作も2枚組廉価盤で購入した記憶があります。

さて、ドヴォルザークの7番交響曲、エエですね。僕も大好きなんですが、ニョッキさんの挙げられたジュリーニ、ノイマン、ヤンソンスにアーノンクール、どれも未聴なんです。スミマセン。ノイマンとジュリーニは是非聴いてみたいと思います。

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