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ベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番 ハ長調 フリードリヒ・グルダ(Pf) シュタイン/VPO

穏やかな3連休でした。四国伊予路は晩秋の風、落ち葉の音、良い日和でありました。

さて、今日もウィーン・フィルのベートーヴェンを聴いています。

ベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番 ハ長調 作品15。
フリードリヒ・グルダのピアノ独奏、ホルスト・シュタイン指揮ウィーン・フィルの演奏。
11971年、ウィーンのソフィエンザールでの録音。DECCA盤。
今聴いているのは国内盤LPでキングが発売していた廉価盤。K15C9032というレコード番号で1,500円盤。

ウィーン・フィルをバックにしたベートーヴェンのピアノ協奏曲は沢山あるが、これだけ美しく録られているのはチト他に考えつかない。DECCAの見事な録音で、惚れ惚れするほどの輝き、艶のある美音が部屋一杯に広がる。大変幸福な1枚。

グルダのピアノがもちろんメインであって、見事なピアニズム。
ベートーヴェンがしかめっ面をせず、明朗な表情で、穏やかに微笑んで、聴き手の前に現れる。音色は透明で、玲瓏たる輝き。ベーゼンドルファー特有のソフトな暖かみもイイ。そして、グルダの良いところは、音楽を心から楽しんでいるところだろう。聴いていると、こちらも楽しくなる。
リズムはよく弾み、メロディは美しく歌う。めまぐるしいまでのパッセージはキラキラと光り輝く。

第1楽章のアレグロ・アッサイは、貴公子のピアノ。若々しく華やぎがあって、一つ一つの音が粒だちよくキラキラしている。口当たりはベーゼンドルファーらしくまろやかで、音にコクがある感じ。
自在な貴公子のバックを務めるシュタインの指揮がまた素晴らしい。グルダの呼吸に合わせるかのような、これも自在な伴奏。この人は職人的な指揮者なのだろうと思う。何を振ってもうまいが、本領は独墺系だろう。(かえすがえすも、この人のベートーヴェン交響曲全集がないのが惜しい)
楽章後半では、貴公子が堂々たる風格を持ち始める。名演と思う。

第2楽章のラルゴは、美しい叙情詩。青年の夢とロマンが一杯詰まった音楽。
グルダはじっくり、丹念に歌ってゆく。しっとりとした味わい深いもの。同じく、ウィーン・フィルの弦楽セクションの濡れたような音がまた素晴らしい。

フィナーレはロンド、アレグロ・スケルツァンド。
グルダ快調。快速ですっ飛ばすスポーツカーのノリだが、音は相変わらず綺麗。ウィーン・フィルも美音で応え、見事な締めくくりと思う。

録音から35年以上経過していますが、今も大変聴きやすく、かつ鮮烈な音であります。DECCAの音は、やはりエエです。
さすがと思います。


AUTHOR: 猫よしお DATE: 11/26/2007 09:03:09 おはようございます。
グルダは即興的に演奏するので
このベートーヴェンは面白いと思います。
シュタインはN響の指揮で馴染み深いのですが
最近は病気で演奏活動を中止しているみたいです。
残念ですね。
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コメント

ホルスト・シュタインさん、オーケストラを鳴らす名人でしたね。来日時のN響のワーグナー!グルダと共演したこの全集も、オーケストラ部が実に素晴らしいです。グルダも颯爽と、ウィーンに乗り込んだ若きベートーヴェンみたいに、さぞ気分が良かったことでしょう(^o^)/

こんにちは。

 ホルスト・シュタイン.................


 E.T................................(- -) (ボソッ)


 閑話休題。
 グルダのは、CDでもセットで出て、結構聞かれるようになったのかなと思います。グルダの演奏も面白いですが、ウィーン・フィルもいいですね。もう少しオケが抑えめだと、個人的にはもっと好みに合います。ちょっと惜しい...

>猫よしお 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
ホルスト・シュタインのシューベルトやブラームスの交響曲全集は大変充実した、素晴らしい演奏でした。独墺系が特にいいですね。
シュタインのベートーヴェン全集、聴いてみたかったと惜しく思います。

N響でも名演を沢山聴かせてくれたですね。

>丘 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
LPはエエですね(^。^)。暖かく柔らかい音が、実にエエですね。
グルダ、大好きなんです。この全集で彼の本領を知ったような気がします。
グールド盤は未聴です。
一度是非聴いてみたいと思っているんです。

>Summy 様
こんばんは。いつもお世話になります。
アシュケナージ/ショルティのベートーヴェンは、「皇帝」だけ持っているんですが、オーケストラの美しさは、こちらグルダ盤が遙かに勝ると思います。
ピアノは自在ですし、シュタインの伴奏も万全、オケも最高ですね。
今も十分に名盤であろうと思います。

>narkejp 様
こんばんは。だいぶ寒くなりましたね。四国にも冬が来ました。
シュタインはN響で沢山の名演を聴かせてくれました。DECCA盤でのワーグナー(オケはVPO)なども素晴らしい演奏であったと思います。LPで今も愛聴しています。
グルダのベートーヴェンは、今聴いてもとても新鮮で美しいと思います。
僕にとっては永遠の名盤です。

>Verdi 様
こんばんは。いつもお世話になります。
グルダ盤でのVPOは、とても鮮やか艶やかな音で迫ってきます。チト大きめの音ですが、その美音には酔ってしまいそうです。
アシュケナージがメータと組んで演奏した全集も、オケはVPOだったんですが、グルダ盤の方が音が派手だったようです。
同じDECCAの録音なんですが、特徴があるもんですね。

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