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ラヴェルのバレエ音楽「ダフニスとクロエ」全曲 マルティノン/パリ管

ボツボツ仕事が忙しくなってきまして、仕事嫌いのワタクシには辛いところであります。定時に帰り、のんびりクラシック音楽を・・・・と行きたいところですが、世の中そうそうままなりませんな(^^ゞ。
生きていくため、家族を養っていくため、こればっかりは致し方ありません・・・・ガハハ。

さて、今日はフランス音楽を聴いとります。

ラヴェルのバレエ音楽「ダフニスとクロエ」全曲。
ジャン・マルティノン指揮パリ管弦楽団の演奏。
1974年、パリのサルワグラムでの録音。
EMIの激安廉価盤、マルティノンのドビュッシー・ラヴェル管弦楽作品集ボックスの1枚。

ああ、これぞマルティノンの音。
出てくる音がフランス的としか云いようがない。洗練されて、繊細で、ニュアンス一杯の響き。キラキラした響きの金管と、鼻にかかるような音でオシャレな木管、さすがフランスの管楽器。弦楽セクションも輝かしく、時に水に濡れたような潤いのある響きも出てくる。
ラヴェルの精妙精緻で、鮮烈にして繊細なオーケストレーションを、ものの見事に再現してゆく。

第1部冒頭の弦の音がまず素晴らしい。
薄もやがかかったような音で、聴いていると、自分の部屋全体がフワッと浮遊してゆくような感覚になる。やがてしっとりと濡れた、練り絹のような肌触りの音に変化してゆく。ああ、マルティノンの音だ。

パリ管も好演。
指揮者が要求したであろう精密な演奏を十分に達成していると思う。響きが最高。これぞラヴェルの音と云いたい。結局「本場物」という言葉になってしまうのだが、この音はフランスのオケ、就中、パリ管でなければ出なかったろうなぁと想像する。

白眉は第3部。あの有名な夜明けのところ。
爽やかな朝、鳥の啼く声、朝露のヒンヤリ感、やや湿った空気・・・その感触に部屋中が満たされる

録音は上々。
EMIにしては良い録音と思います。リマスタリングが成功していると思います。
特に弱音のデリカシー。マルティノンの意図をよく伝えた録音と思いました。


AUTHOR: ひろはや DATE: 11/15/2007 07:29:35 おはようございます。
マルティノンは、もっと持っていると思ったのですが、この「ダフニスとクロエ」は無かったです・・・残念。
手元にあるのは、全曲盤では、クリュイタンス/パリ音楽院管(1962年)、組曲盤では、ハイティンク/ACO(1971年)。ハイティンク盤(PentaTone classics)は今年購入したのですが、こちらもリマスタリングの出来が良いように思います。
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コメント

>猫よしお 様
こんばんは。いつもコメントを有り難うございます。
同好の方がいらして嬉しいです。猫よしおさんと全く好みが同じですね。
ひろはやさんのコメントのところにも書きましたが、VPOとの「悲愴」はホンマに素晴らしい演奏でしたし、ラヴェルとドビュッシーのボックスでは、フランス国立管とパリ管を振り分けているのもエエですね。
マルティノンの最大の遺産と僕も確信してます。

こんばんは。
「ダフニスとクロエ」全曲は、なぜかLPばかり持ってます。
小澤/BSO、ブーレーズ/NYP、バーンスタイン/NYP、マゼール/クリーブランドの4種です。
ラヴェルの管弦楽曲は、ブーレーズの旧盤でほとんど揃えてしまいした。

マルティノンはあまり持ってません。
VPOとの「悲愴」とか、パリ音楽院とのプロコフィエフ交響曲5番くらいです。

今聴いているのは、アンセルメ/スイス・ロマンドでオネゲルの交響的詩編「ダビデ王」。
1956年の録音ですが、なかなか音がよいです。
昨日中古で入手したのは、アバド/LSOのプロコフィエフ「アレクサンドル・ネフスキー」のLP、サロネン/ロスフィルでドビュッシーの交響的断章「聖セバスチャンの殉教」他のCD。

最近は20世紀音楽ばかりです。

マルティノンの「ダフネス~」は第2組曲しか持っていません。「朝~」がいいですね。マルティノンではドビュッシーも好きです。

「ダフネス~」の全曲盤はミュンシュ/ボストンのLPで聴いています。こちらは「全員の踊り」が気に入っています。狂気を振ったらミュンシュは天下一品と思います。1961年の録音ですが、信じられないくらい好い音で、グランカッサの響きは部屋が揺らぐようです。あの頃のRCAの技術 (あるいは録音のセンス?) は凄かった・・・。

>Summy 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
SummyさんはLP派ですね。僕は「ダフニスとクロエ」の全曲LPは、クリュイタンスとデュトワ、それにレヴァイン/VPO(DG)で聴いています。レヴァインのしなやかな指揮と、VPOの柔らかい演奏ぶりはなかなか良いものでした。

アバド/LSOのプロコフィエフ「アレクサンドル・ネフスキー」、超優秀録音盤で有名だったですね。アナログ最末期の名盤だったと思います。
ええと・・・・・20世紀音楽は、僕はあまり聴かないです・・・・・(^^ゞ。
スミマセン。

>hiromk35 様
こんばんは。いつもお世話になります。感謝です。
1960年前後のRCAには優秀録音が多いですね。凄まじくリアルな録音があります。全く驚きです。
ミュンシュの「ダフニスとクロエ」は第2組曲を聴いています。この演奏も名演ですね。
第2組曲だと、ハイティンク/ACOの演奏もなかなか良かったと思います。

こんばんは。

ラヴェルはオーケストレーションの4番バッターですね。
(3番はリムスキーコルサコフ?)

マルティノン持ってませんがパリ管ですから名演でしょう。
オーケストラの醍醐味が味わえる曲ですね。

>ニョッキ 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
ホンマに、ラヴェルの編曲はスゴイですね。聴いていてゾクゾクする瞬間が沢山あります。
3番はR・コルサコフでしょうね。マーラーのオーケストレーションもいいなぁと思います。チャイコフスキーなんかも好きですし・・・・・
そんなことを思いながら聴くクラシックもエエですね。

こんにちは。マルティノンのドビュッシーとラヴェルの全集、LP時代に購入した際は確か計2万5300円_演奏も期待してたほどではなく、結局売却したのですが、改めて激安CDで聴いてみるとこれが素晴らしい。特に録音の面では音楽の雰囲気を十分に伝えており、70年前後のEMIの録音は概ね良好だったことを再認識した次第。で、オーダーしようと決断したのがジュリーニのボックスセットで、当時のシカゴ響とのマーラーやブルックナー等を収めた4枚組。2500円超は私の基準では少々割高な気もしますが、内容は絶賛されているようです。さて、25%オフのためのもう一組で迷っているのが、デムスのシューマン全集。オーダーチャートではトップを独走?中の大人気ぶりです。しかし_(続く)

一応有名とはいえ、過去に卓越した名盤を残しているわけでもないデムスの演奏_内容的には、最大限評価しても「伝統的な解釈に則って誠実に取り組んだ過不足ない演奏」といったところなのは、愛好家なら当然予想できるはずです。それでも激安価格の全集というだけでこの人気_なんだか購入の基準が変わってきているようですね。私自身、サイトや中古店でまず目がいくのは、内容より前にいかに「お買い得」か、といった点です。裏を返せば、たとえ高価でもどうしても聴きたい、と思わせる魅力的な商品がない、それならそこそこ興味もあって楽しめる演奏を数多く_となっちゃう、ってことかな。音楽文化の消耗品化_ある意味フクザツです。ではまた。

>shibera 様
おはようございます。コメント感謝です。
マルティノンのラヴェル&ドビュッシーは録音状態も良くとてもイイ全集でした。1970年代のEMI、なかなか音が良かったんですね。ジュリーニのボックスは買っていません。「巨人」とブルックナーを持っていますので。これは素晴らしい演奏でした。
ところで、激安価全集の人気_購入基準の変化について、shiberaさんに全く同感です。ホンマに「音楽文化の消耗品化」ですよね。僕もついつい激安のものを大量に買ってしまうのですが、全部聴けるわけでもないのにと、いつも反省しています。自戒を込めて音楽を聴きたいです。
有り難うございました。

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