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モーツァルトのピアノ協奏曲第23番K488 ラローチャ(Pf)・C・デイヴィス/イギリス室内管

朝方の大雨、昼下がりにも一時的に土砂降り。
この2度の雨で気温がだいぶ下がりました。伊予路の最高気温は16度だったそうです。11月下旬の冷え込みとのこと。
この秋は、猛暑の後の暖秋でありましたが、いよいよ冬将軍到来ですかな・・・・。

秋に聴きたい名曲。
この曲は第2楽章が特にそう感じる名曲で、美しい旋律と独特の語り口で、飽きることがありません。


モーツァルトのピアノ協奏曲第23番 イ長調 K.488。
アリシア・デ・ラローチャのピアノ独奏、コリン・デイヴィス指揮イギリス室内管の演奏。
1991年7月、ロンドンのワットホード・タウンホールでの録音。RCA原盤。

ラローチャのピアノは優しく柔らかい響きがとてもイイ。音色は透明度が高く、しっとりとしている。打鍵は着実、しっかりとしたもので、これも心地よい。
輝かしさよりも、落ち着いて潤いのある響きを目指している感じ。そして何より清潔なのがイイ。

演奏はことさら大声を上げるわけでもなく、技術をひけらかそうとする風でもなく、やや控えめながら実にニュアンス豊かで、味わい深い。いわば、大人の演奏。

第1楽章の刻一刻と表情を変えてゆくところとか、第3楽章の天翔る無邪気さとか、素敵な演奏が続くのだが、その中に大人の含蓄というか、品の良さというか、慎み深いところがあって好感が持てる。

絶品は第2楽章。ここはデイヴィス/イギリス室内管の響きも魅力的で見事な伴奏。
ラローチャのピアノは、しっとりと濡れた表情が美しい。内面のモノローグといった趣の楽想を丹念に丁寧に再現してゆく。晩秋の孤独感、侘びしさ、もののあはれ、そういった心象風景が映し出されてゆくよう。
ピアノと木管の絡みなど、最高度に美しい演奏。ニュアンスたっぷり。ピアノの音は総じて清々しく、哀しい旋律は胸に迫る。

そうそう、デイヴィス/イギリス室内管の響きが素晴らしく、これも大人の落ち着きといった風情。渋い英国紳士の演奏。
ラローチャのピアノにそっと寄り添い、穏やかな表情でサポートする。テンポがまた中庸で良い。
一聴、何の変哲もない伴奏なのだが、だからこそ飽きないし、美しい。

録音も優秀であります。
オーケストラが左右に大きく広がり、ピアノがセンターにクッキリと定位します。
臨場感抜群。音も瑞々しく、素晴らしいピアノコンチェルト録音。
1990年代以降のRCAの音はとても良いと僕は思います。


AUTHOR: 天ぬき DATE: 11/13/2007 10:00:34 おはようございます。
この曲、本当に晩秋にピッタリですね。実はワタシも昨日聴こうと思ったのですが、気が変わってアズナブールのシャンソンにしてしまいました(^^ゞ
 さて最近のお気に入りはS・コワセビッチ/ディヴィス・ロンドン響のCDです。ピアノの音が実に美しい演奏です。
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コメント

こんばんは。

このCD素晴らしい演奏だとお思います。(友人に借りて何度か聴いただけですが・・・。)
なんと愛らしく、美しい響きのピアノなんでしょう。言葉に詰まってしまう・・・そのような演奏の1つではないでしょうか。

録音も往年のRCAサウンドが蘇ったかの様な素晴らしい録音です。

>天ぬき 様
こんばんは。いつもお世話になります。感謝です。
スティーブン・コワセビッチのモーツァルト、LPで持っていたはずなんですが、レコード棚から見つかりませんでした。休日にでもゆっくり探してみようと思います。
コワセビッチでは、サヴァリッシュと録音したブラームスのピアノ協奏曲1番2番が気に入っています。EMI番で輸入盤では廉価です。
タッチが良いと思います。

>e-g-g 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。感謝です。
e-g-gさんは、ラローチャのラスト来日コンサートに行かれたんですね。エエですね。羨ましいです。彼女のアルベニスやモンポウ、良かったです。
すてきなお母さんのようなイメージでした。
ラローチャのモーツァルトは素晴らしいですし、シューマンやラフマニノフの協奏曲、ベートーヴェンの協奏曲もとてもすてきな演奏でした。
暖かさ、包容力、タッチの確かさ、姿勢の良さ・・・・素晴らしいピアニストでした。

>narkejp 様
こんばんは。いつもお世話になります。
当地伊予西条は、今日は穏やかな良い日和でした。ただ、石鎚山は雪化粧、この秋初めての樹氷だったそうです。
TB有り難うございました。
当方からもTBさせていただきますね。
モーツァルトのK488。すてきな曲だと思います。この季節にエエですね。

>あるべりっひ 様
こんばんは。いつもお世話になります。
ラローチャのこのCD、録音がエエですね。1990年代以降のRCAは、録音がとても良いと思います。外れが殆どありません。
演奏も、清潔で暖かく、打鍵の確かさも素晴らしいと思います。
デイヴィスの伴奏もよく、大切に聴いていきたい1枚です。

モーツァルト「ピアノ協奏曲第23番イ長調K.488」を聴く

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モーツァルトのピアノ協奏曲を聴いております。本日は第23番イ長調K.488です。だいぶ昔、学生時代に、たしか友人から借りて、クララ・ハスキルのピアノでこの曲のLPを聴いたのが初めてだった記憶があります。今回は、アンネローゼ・シュミット(Pf)、クルト・マズア指揮ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏によるCD、DENONの紙箱入り全集からの1枚です。
1786年、30歳のモーツァルトは歌劇「フィガロの結婚」を完成しますが、この23番のピアノ協奏曲は、ちょうど「フィガロ」完成前後の作品だそうです...

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