スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ドヴォルザークの「スラヴ舞曲集」全曲 マゼール/ベルリン・フィル

晩秋の雨でした。これでまた気温が下がるでしょう。
今年の秋は短かったんでしょうかね。残暑が長くて・・・。
冬がもうすぐそこにいるような感じです。

さて、本日もドヴォルザークであります。

ドヴォルザークの「スラヴ舞曲集」全曲。
ロリン・マゼール指揮ベルリン・フィルの演奏。
1988年の収録。EMI盤。現在は廉価盤仕様でありますな。

カラヤンの晩年はベルリン・フィルとしっくりいかなかったが、その頃、「カラヤンの後釜はこのワシじゃ」、と云わんばかりに、マゼールはベルリン・フィルと盛んに録音していた。ブルックナーの交響曲第7番、8番はその時期の傑作・名演と僕は思うのだが、このスラヴ舞曲集も実に素晴らしい。
やる気満々、意欲十分、怪人才人マゼールの絶妙な指揮、そして演出がビンビン伝わってくる。マゼール好きには、イヤ、全くたまらないCD。

(マゼール嫌いな人には勧めません。聴いたらアカンです。だって、このスラヴ舞曲集は、ボヘミアの匂いが全然せんですもん。)

ドヴォルザークの曲なので、もちろん郷愁を誘うメロディで一杯だし、ソロのところなどは哀愁漂い、センチメンタル感情が流れてゆく。
しかし、マゼールが振ると、その感情がこってりと肉厚になって、脂っこくなったりする。ザラサラとした田舎のオッサンのドヴォルザークではなく、計算され尽くした、手練手管を駆使した、老練な音楽家の風貌になる。

遅いところは殊更に遅く、ネチネチと演奏させるし、速いところではスカッと飛ばしてオケをどんどん前に行かせたりもする。適当にテンポを弄っているところもあって、いやはや、いつもながら怪人マゼールの本領発揮という感じ。

その指揮に反応するベルリン・フィルも見事。
天下のベルリン・フィルだから、どんな指揮者にも合わせてしまうんだろうが、この演奏では指揮者がグイグイ引っ張り回して演奏させている感じもある。指揮者のアクが強いのだと思うが、ベルリン・フィルも奮起一番、「やったろうじゃないかい」という気概が伝わってくる。

こういう演奏を聴くのは、楽しい。

こんなCDを聴いていると、「マゼールがベルリン・フィルのシェフになっていたら、どうなっていたのな・・・」と想像してしまうのです。

録音は上々。EMIの録音ですが、まずまずの出来と思います。
マゼールの覇気が伝わる録音といって良いでしょう。


AUTHOR: 猫よしお DATE: 11/06/2007 10:02:59 おはようございます。
おっしゃるように
マゼールは、この頃ベルリン・フィルの次期常任を
かなり意識していましたね。自信満々だったようです。
ところがアバドに決まってしまったので
その落胆ぶりは大変だったそうです。
ドヴォルザークの「スラヴ舞曲」。
このマゼール盤は未聴です。
セル盤とクーベリック盤を愛聴しております。
スポンサーサイト

コメント

>hsm 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。嬉しく思います。
マゼールはこの時期ギンギンに頑張っていて面白かったです。

なるほど、BPOの奏者も変わる時期だったんですね。それは知りませんでした。世代交代、指揮者だけでなく、オケの団員にもありますね。
このごろのBPOとは奏者も違うので、音も違うのかとも思いますが、聴いていても僕にはよく分かりません。聞き分ける耳がありません(^^ゞ。

僕が聴いているのはノイマンの旧盤の方だと思います。DENONのクレスト1000で廉価になっているものです。ノイマンのはボヘミアの薫り高い、良い演奏ですね。

ドヴォルザークは大好きな作曲家です。室内楽を愛していますが、スラヴ舞曲もいいですね。
マゼールは未聴です。セル、クーベリック、ライナーで聴いています。いずれも素晴らしい演奏ですが、極私的イチ押し贔屓はライナー/ウィーン・フィル盤です。踊りのエネルギーが炸裂するようなワクワク感が味わえます。

今晩は、LP時代はクーベリックを、最近のCDではドラティをよく聴きます。
ドラティは中学生の頃、ドーナッツ盤でハンガリー狂詩曲2番、ハンガリー舞曲を夢中になって聴いていました。フィリップス盤でしたが、元はマーキュリー録音だったことを最近知りました。ドラティはバルトーク等も面白そうですね。

>hiromk35 様
おはようございます。いつもお世話になります。感謝です。
ドヴォルザークのスラヴ舞曲集に聴く郷愁の音楽、大好きです。僕は室内楽をあまり聴かないんですが、ドヴォルザークにはいいものが多いと云いますね。食わず嫌い(聴かず嫌い?)もいけないので、、弦楽四重奏などをポツポツ聴いてみたいです。
ライナー/VPO盤のことは、全然知りませんでした。ライナーはVPOとも録音しているんですね・・・これ、探してみたいです。
有り難うございました。

>ドレドレ 様
おはようございます。いつもお世話になります。
ドラティのスラヴ舞曲集は、ロイヤル・フィルとのDECCA盤で聴いています。これはイイ演奏でした。
バルトークはあまり聴かないんですが、晩年のフィリップス録音でのオケコンが良かったと思います。

ライナー/VPOの「スラブ舞曲集」、我が家にもありました。
ブラームスの「ハンガリー舞曲集」との組み合わせです。
1960年DECCA録音で、廉価LPで発売になった時に買いました。
颯爽としてかっこいい演奏です。

バルトークだと、ライナー/CSOの「オケコン」、「弦チェレ」が空前絶後の名演ですので、聴いてみられたらいかがでしょう。
録音も時代を感じさせない素晴らしい音質です。

>Summy 様
おはようございます。いつもお世話になります。
ライナー/VPOはDECCAだったんですね。すると録音も良さそうですね。ハンガリーとスラヴの舞曲集カップリングも魅力的。
探してみたいと思います。
バルトークも聴いてみたいと思います・・・・すこし食わず嫌いでして・・・・・(^^ゞ。

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。