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ドヴォルザークの弦楽セレナード ホ長調 カラヤン/ベルリン・フィル

のんびりと、行く秋の休日を過ごしておりました。

今日はドヴォルザークの弦楽セレナード ホ長調 作品22。

ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリン・フィルの演奏。
1980年8月、ベルリン・フィルハーモニーでのデジタル録音。DG盤のLP(独輸入盤)。
カップリングはチャイコフスキーの弦楽セレナード。チャイコフスキーの方は再録音、このドヴォルザークの弦楽セレナードは、カラヤン初の録音だった。

第1楽章はモデラート。
雰囲気豊かな演奏。美しい旋律をスケール大きく演奏してゆく。カラヤン独特のレガートにたっぷりとしたポルタメントが加わって、たまらない美しさ。わずか5分で終わってしまうのが、もったいないくらい。

第2楽章はメヌエット。
テンポは「ワルツのテンポで」。アンサンブルが実に美しい。ベルリン・フィルの腕っこきが集まっての演奏なのだろう。

晩秋の田園暮らし。田んぼを眺めながらドヴォルザークの、この感傷的な音楽を聴くのもエエもんです。彼も、ワタクシも、田舎のオッサン。山の緑と海の青に包まれて(あ、ドヴォルザークはボヘミアの人、海はあまり知らなんだか・・・)、のどかな暮らしの中で、この美しい旋律は生まれたか・・・・。

ただし、カラヤン/ベルリン・フィルの演奏は、田舎の素朴さには無縁。都会の華やぎ、日中の喧噪、夜の妖しいムードが漂ってくる。
そして、ベルリン・フィルの弦楽セクションの巧いこと。晩年に入りかけたのカラヤンの演出の巧みさ、そしてそれに応えるベルリン・フィルが軟体動物のように演奏を柔軟に変化させる鮮やかさ。素晴らしいパフォーマンスを聴かせる。

第3楽章はスケルツォ。
軽やかなリズムが楽しい曲だが、ちとカラヤンの指揮は重量級かな。めかし込んだ美女という感じで、嫌いではないけれど、ドヴォルザークの素朴さからはちと離れた感じ。
ラストの快速の盛り上がりはものの見事に決まっている。

第4楽章はラルゲット。
ここぞ聴かせどころ。この演奏の白眉。極限まで磨き上げた弦楽アンサンブルの美しさの。壮絶なまでに美しさを追求している感じ。カラヤン/ベルリン・フィルの究極のサウンドか。惜しげもなく見事な技巧も繰り広げられる。
巧いなぁ、スゴイなぁ・・。

フィナーレはアレグロ・ヴィヴァーチェ。
快活な中にも、愁いを含んだ楽想が美しい。ボヘミアの懐かしい舞曲が目の前に現れる。ここでも、見事なアンサンブルにため息が出る。

録音はデジタル初期特有のペタッとした感じで、購入当初は音が硬いなぁと思ったものです。平板で奥行き不足かなとも感じたものです。
しかし、CDを聴き慣れた今になると、このLPの音の柔らかさがエエように思いました。システムのせいか(LP時代とだいぶ装置が変わりました)、聴く方の体調あるいは年齢のせいか・・・・よく分かりませんが、この輸入盤LPはエエ音と思えました。



AUTHOR: narkejp EMAIL: narkejp@netscape.net URL: http://blog.goo.ne.jp/narkejp/ DATE: 11/05/2007 06:34:24 おはようございます。今朝は、奇しくも同じ曲目でした。いい音楽ですね。当方のクレスト1000シリーズに入っているプラハ室内管弦楽団のCDのほうは、ヤナーチェクの弦楽セレナードが併録されており、これも美しい響きの音楽でした。新しい曲目の発見があり、嬉しい限りです。
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コメント

>narkejp 様
こんばんは。TBありがとうございました。
これは全く奇遇でした。晩秋の四国山地を眺めながら、ドヴォルザークは合いそうだなぁと取り出したLPでした。
美しい響きには郷愁を誘われました。
プラハ室内管は、弦の国チェコの至宝、良い演奏でしょうね。

>天ぬき 様
こんばんは。いつもお世話になります。
バレンボイム/ECOの演奏は、昔、エアチェックして持っていました。爽やかな響きが印象的でした。
四国は晩秋を迎えました。ドヴォルザークの牧歌的な旋律が似合う風景です。

>しじみ 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
カラヤンのこのLP、A面がチャイコフスキーの弦楽セレナードで、BPOの豪華なサウンドが広がる演奏です。
オルフェウス室内管のCDは未聴なんですが、ドヴォルザークの管楽セレナードもエエですよね。
メロディ・メーカーの面目躍如、素敵な旋律が溢れますね。

ドヴォルザークの弦セレはチェコフィルのメンバーで聴いて好きになりました。もう何年前だったか忘却の彼方ですが・・・。
この曲の出だしは2nd Vnですよね。このか細い音が、CD再生ではなかなか美しく表現できないので悩んでいます。


こんばんは。
ドヴォルザークの弦楽セレナードは、サー・コリン・デイヴィス/バイエルン放響のCD(1987年:PHILIPS)とケンペ/ミュンヘン・フィルのCD(1968年:SONY)で聴いています。
特にケンペ盤は、録音から40年近く経っていることを全く感じさせない瑞々しく躍動感のある素晴らしい演奏で気に入っています。

こんばんは。

大変美しい曲ですね。この曲好きです。
バイオリンを両翼配置で聴くと、ドヴォルザークのお洒落なアレンジがよりいっそう楽しめます。
クーベリックの新旧両盤(DECCAとDGG)にオルフェオのライブ、スロバキアPOのメンバーによる演奏。特にレパードによるジェントルな演奏が大好きです、これ両翼配置で録音されています。

こんにちは。
 これまた名盤ですねぇ。で、ドヴォルザークでエントリーされるあたりがなんとも.....(^o^) すっかり人口に膾炙したチャイコフスキーのもいいですが、劇的起伏の激しいチャイコフスキーと好一対の穏やかな曲調がいいですね。で、どっちも見事に演奏してくれるのがカラヤンのカラヤンたる所以。
 この曲というか組み合わせでは、昔からマリナー指揮アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズのを好んで聞いています。ベルリン・フィルのとは違って、もっと穏やか。アンサンブル勝負、ってところでしょうか。


>hiromk35 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
そうです、そうです、確か2ndヴァイオリンからの開始でした。繊細な音で始まって、それが懐かしさを誘うんです。
CD再生って難しいですね。
出だしのことは、あまり意識していなかったんですが、LPですと、ダイナミックレンジが狭いのでこれまた再生は難しいように感じました・・・・・・。

>ひろはや 様
おはようございます。いつもお世話になります。感謝です。
ドヴォルザークの弦楽セレナード、イイ曲ですね。懐かしくなるような名曲だと思います。C・デイヴィス盤、僕も持っています。大好きです。2年前くらいにエントリーしておりました。
ケンペ/ミュンヘン・フィル盤があったんですね。知りませんでした。収録時期はあの「グレート」やグリーグのピアノ協奏曲などと同じ頃、きっと名録音なんでしょうね。これは探してみなくちゃイケマセン。有り難うございました。全然僕は知りませんでした。

>あるべりっひ 様
おはようございます。いつもお世話になります。
両翼配置での演奏、僕は持っていないです。
クーベリックもスロヴァキアPO盤も聴いたことがないので、是非聴いてみたいです。
それにレイモンド・レパード!懐かしいです。LP時代にはフィリップスには沢山録音があって、僕はブランデンブルク協奏曲やペールギュント組曲などよく聴いていました。たしかドヴォルザークの弦楽セレナードも目に入っていたのに、買いそびれていました・・・・・ああ惜しかった・・・・・。

>Verdi 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
これ、カラヤンらしいLPでした。おっしゃるようにチャイコフスキーの方は劇的な感じなので、ドヴォルザークのが穏やかで柔らかい印象が強いですね。
マリナーとアカデミー室内管の演奏もありました。これは僕はLPで聴いてます。懐かしいです。アンサンブルが美しく、透明度が高い演奏だったです。穏やかな雰囲気もとても良かったですね。

ドヴォルザークの『弦楽セレナード』を聴く

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昨日の日曜日、おだやかなお天気で、地域では文化祭が行われました。公民館には多勢の人々が集まっており、絵画や書、手芸作品、遺跡出土物の解説など、多彩な展示を見てきました。妻は婦人会の役割でだんご販売を担当するとのこと、売り上げに協力して、げっぷが出るほどたくさん買い過ぎてしまいました(^o^;)>poripori
公民館の行き帰り、散歩がてら聴いた今日の音楽、ドヴォルザークの弦楽セレナードは、当ブログの最初期に、プラハ室内管弦楽団の演奏を、通勤の音楽として取り上げたことがあります。その後、クーベリッ...

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