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シベリウスの「カレリア組曲」 オッコ・カム/ヘルシンキ・フィル

晩秋の休日の朝、ちょうど日の出の時刻に、やや湿った空気が立ちこめます。朝霧の名残のような空気の中を、のんびりジョギングするのは気分がエエもんです。
胸の中に冷たい、少し湿気を含んだ空気が入ってきて、辺りは徐々に明るくなっていく・・・・そしてジワッと出てくる汗。生きている実感があります。

冷涼な空気の中、聴きたくなるのがシベリウス。「カレリア組曲」でありました。

で、今日は。
シベリウスの「カレリア組曲」。
オッコ・カム指揮ヘルシンキ・フィルの演奏。
1987年10月、ヘルシンキのカルチャー・ホールでの収録。FINLANDIAレーベルの輸入盤。国内ではワーナーから発売されているもの(と思う)。

このCDは、つい最近オープンした当地のBOOK-OFFで250円で見つけたもの。
ようやく西条の地にもBOOK-OFFが出来ました。ヨカッタ、ヨカッタ。尤も、めぼしいクラシック音楽の出物は殆どなく、1000円均一の値付けには疑問なのだが・・・・。

「カレリア組曲」の作品番号は11。シベリウス若い頃の名作であって、後年の晦渋難解さとは無縁。国民楽派風で、晴朗爽快な若々しさも感じさせる曲。
カムとヘルシンキ・フィルのコンビは、このご当地名曲を真摯、誠実に演奏していて好感が持てる。親しみやすい旋律を丁寧に処理して、オーケストラもよく歌う。その歌がとても爽やかで、今朝の空気のような冷涼な響きを展開している。
録音状態も良好。非常に聴きやすい音質と思う。

第1曲は間奏曲。
若者の鼓動のような、爽やかさが聴ける。青年の憧憬が高まってゆくような演奏。
(実際は、リトアニアの王女がカレリアの住民から税を取り立てていた時代の場面の音楽らしいのだが・・・・・)

第2曲はバラード。約7分間の短い曲なのだが。北欧の抒情が切々と語られる名曲。特にコーラングレの音が絶品。シベリウスはコーラングレの使い方が巧かったなぁと思う。
「トゥオネラの白鳥」を思い出させる美しさ。ソロはヘルシンキ・フィルの首席だろうか、実に巧い。

第3曲は「行進曲風に」。
金管のまろやかな響きが印象的。これも爽やかで冷涼なシベリウス独特の響きが楽しめる。オーケストラも好演と思う。

我が家南面に広がる四国連峰や石鎚山も晩秋の風景になりました。
このCDに聴ける響きも晩秋にぴったり。今朝の冷涼な空気そのまま、朝霧のしっとり感の漂う演奏であり、録音でありました。


AUTHOR: 猫よしお DATE: 11/04/2007 07:55:49 おはようございます。
いつもお世話になります。
オッコ・カム。懐かしい指揮者ですね。
確かカラヤン指揮者コンクールに優勝して
ベルリン・フィルとのシベリウスの交響曲第2番の録音もありましたね。
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コメント

こんにちは。
日曜のひととき、シベリウスの「カレリア組曲」を聴いています。
いままで交響曲の添え物的にしか聴いてこなかったことの反省しきり。
実にイイですね。特に2曲目のバラードがいい。
私は、カラヤン/ベルリン・フィル(1981年:EMI)とバルビローリ/ハレ管(1966年:EMI)をもっていますが、オッコ・カム盤は未聴です。
オッコ・カム指揮のCDは、イェーテボリ響とのグリーグの交響曲ハ短調と演奏会用序曲「秋に」(1981年:BIS)をもっていますので、これも聴いてみようと思います。
mozart1889さまのお陰で、暫く聴いていなかったCDたちを取り出して聴くことができ、うれしい限りです。

最近はよくシベリウスを聴いています。
サロネンのクレルヴォ交響曲、ネーメ・ヤルヴィの交響曲全集など。
カムはDGに録音した交響曲1,2番をLPで持っています。
若い頃のカムの、颯爽とした演奏が印象に残っています。

カレリアは有ったかなぁと探してみると、カラヤンがEMIに録音したものがありました。
交響曲第1番とのカップリングです。

>猫よしお 様
こんにちは。いつも有り難うございます。
オッコ・カムはカラヤン・コンクールの優勝者でしたね。DGに録音したシベリウスはLPの廉価盤、グラモフォン・スペシャルで持っていました。
シベリウスはご当地作曲家、上手に振るもんだなと思いました。
「フィンランディア」などイイ演奏でした。

>ニョッキ 様
こんにちは。コメントを有り難うございました。
シベリウスの「カレリア組曲」は15分くらいの小品ですので、聴きやすいですね。マーラーなどを聴き慣れると、15分程度だと短く感じます。
北欧の抒情がたっぷりの佳曲だと思いました。
カム指揮のこのCDは、シベリウスの抒情を味わえるイイ演奏でした。

ニョッキさんは演奏したことがあるのが、スゴイですね。
僕はもう聴く一方です・・・・・。

>あるべりっひ 様
こんにちは。いつもお世話になります。感謝です。
カムのシベリウス。イイですね。ヘルシンキ・フィルの響きも涼やかで実に心地よいんです。秋の朝に、のんびりと聴いておりました。
カムのシベリウス演奏はいくつかのレーベルで見られるようですね。ヘルシンキ放送響との録音もあるんですね。さすが、あるべりっひさん、いろいろご存じですね。有り難うございました。
このCDでは「フィンランディア」もイイ演奏で感銘を受けました。

>ひろはや 様
こんにちは。こちらこそ、いつもありがとうございます。嬉しく思います。
僕はカラヤン/BPOの「カレリア組曲」は未聴なんです。
是非、磨き上げたゴージャスなカラヤン・サウンドで聴いてみたいと思います。
バルビローリのは懐かしさがこみ上げてくるような名演と思いました。
カム盤は清冽な抒情が美しかったです。
深まる秋の日の朝、のんびり聴くのは幸福でした。

>Summy 様
こんにちは。コメントを有り難うございました。
ひろはやさんのところにも書きましたが。カラヤン/BPO盤の「カレリア組曲」、聴いてみたいです。
シベリウスの交響曲はよく聴くんですがさろねん、ヤルヴィは未聴です。もっぱらC・デイヴィスやマゼール、ベルグルンド、バルビローリなどで聴いています。
深まり行く秋、そして冬にかけては、シベリウスが似合います・・・。
この冬も沢山聴くことになると思います。

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