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ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」 カラヤン/ベルリン・フィル (1977年録音)

レコード・CDラックの整理をせんとアカンのですが・・・・。

何がなにやら分からんようになってきました・・・・・(^^ゞ。
ダブり買い、トリプル買いを防ぐためにも、きちんと並べておかなアカンのでが、ついつい自分の記憶に頼ってしまうんですな。枚数が少なかったときは、それで良かったんです。若い頃は記憶力も良かったですしね。

ふうっ・・・とため息をつきながらラックをを眺めていると、カラヤンのLP・CDが多いのに気づきました。ああ、ワシ、カラヤンのこと好きだったんやなぁ・・・・・。
今更ながらにそう思います。で、今日はその中の1枚を聴いたのであります。LPです。


ドヴォルザークの交響曲第9番 ホ短調「新世界より」。
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリン・フィルの演奏。
1977年1月2~3日、ベルリンのフィルハーモニーでの録音。EMI盤。
新年早々の録音。ドイツのオケは正月明けから普通に仕事するんですな。ニューイヤー・コンサートなどは元旦だから、別に何でもないのかな。僕ら凡人ですので、正月くらいはゆっくりしたいもんだわい・・・・と思うんですが(^^ゞ

閑話休題。

カラヤンの「新世界」はたくさんの録音がある。DGには1960年代にBPOと、80年代にはVPOとそれぞれ録音。EMIにはこの1977年盤と、モノラル時代にも録音があって、(ちょうどチャイコフスキーの「悲愴」のように)人気がある得意曲は何度でも録音するという、いかにもカラヤンらしいわなぁ。

中でもこの演奏は、最もカラヤンの意思が通って、徹底した美しい「新世界」になっている。聴きどころも満載。

第1楽章の木管の美しさ、ティンパニのカッコ良さ。冒頭からラストまで、カラヤン独特のスタイリッシュでスマートな演奏になっている。
BPOの巧さも最高。1970年代のカラヤン/BPOコンビの黄金期、最も輝いていた頃の演奏だけに、全くスキがない。金管の咆吼など、凄まじいパワーなのだが、下品に響かないのがカラヤン流。スマートそのもの。
弦楽セクションの滑らかさも、さすがにカラヤン。レガートの美しさは格別だ。しっとりと柔らかく、色っぽく舐めるような瞬間もある。スゴイ。

全体的に、カラヤンのドヴォルザークは都会的。洗練されていて、ダンディで、オシャレで、パリッとしたスーツに身を包んだ紳士という感じ。ボヘミアの田舎のオッサン風ではないし、新大陸アメリカ開拓地の泥臭さ・熱気でもない。
実にカッコイイ「新世界」。

第2楽章は、だから望郷の歌というより、都会の哀愁といった雰囲気が漂う。
イングリッシュ・ホルンの切々とした響きは出色。何度聴いてもここは美しい。特にカラヤンの演奏で聴くラルゴは最高だ。全く巧い。情感豊か。
ストリングスの静謐な美しさも絶品。

第3楽章のスケルツォは快活そのもの。少し流し気味の演奏かもしれない。
そして迫力満点、パワー爆発のフィナーレ!
BPOの機能全開、テンポも快速で一気呵成に駆け抜ける。コーダに一直線になだれ込んでゆく感じ。
アンサンブルは完璧だし、メカニックは最高だし、演奏はカッコイイし・・・もう云うことなし。

でも、ボヘミアのドヴォルザークではないかな・・・・。


録音も素晴らしい出来です。
1970年代のアナログ録音最盛期、デジタル以前のEMIは、エエ録音が多いんです。


AUTHOR: 猫よしお DATE: 10/31/2007 08:11:32 おはようございます。
おっしゃるようにカラヤンは得意な曲は何度も録音し映像も残しました。
カラヤンの映像作品は苦手です。
自分自身だけが目立つように映したり音と映像を別々に撮ったりして。
何とも異様な作品が多い気がします。
さて「新世界より」ですが
カラヤンがチェコ・フィルに唯一客演したライヴ録音があるみたいですね。
海賊盤らしいので聴いたことはまだありません。
カラヤンが残した「新世界より」の中では
ベルリン・フィルとの初のステレオ録音盤が好みです。
1957年のEMI録音なので、まだフルトヴェングラー時代の余韻が
あった頃です。
ウィーン・フィル盤もいいですね。

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コメント

>猫よしお 様
こんにちは。いつもお世話になります。感謝です。
「新世界」は最も好きな交響曲でして、沢山聴いてきました。
カラヤンの演奏では1960年代のBPO盤(DG)、1970年代のこの演奏(EMI)、そして1980年代のVPO盤(DG)を聴いていますが、どれもカラヤンの特長が出ている美しい演奏と思います。60年代のは最も覇気があり、80年代盤は肩の力を抜いてVPOの美しさに任せた演奏・・・という感じでした。磨き上げた美しさが際だつのが70年代のこのEMI盤と思います。

チェコ・フィル盤があるのは知りませんでした。海賊盤でしょうか。いちど聴いてみたいもんです・・・・。

>天ぬき 様
こんにちは。コメントを有り難うございました。感謝です。
シルベストリ盤、これ聴いたことがないんです。いつか聴いてみたいですね。彼の廉価盤ボックスで聴く7番交響曲は面白かったので・・・・。
クーベリックはBPO盤(DG)とチェコ・フィル盤(DENON)は素晴らしい演奏でした。手兵バイエルン放響による演奏は、聴いたことがありません。オルフェオ盤でしょうか。聴いてみたいものです。

>yuri 様
こんばんは。こちらにもコメント感謝です。
新世界の第3楽章・終楽章は盛り上がりますね。実演で聴いていると気分が高揚してきます。
大好きな交響曲です。

CDやレコードの整理、面倒くさがり屋のワタクシには辛い作業です。
でも、そのうちにしっかりやりたいな・・・・・と。・・・・・(^^ゞ。

クーベリック盤ですがキングインターナショナル KKCC-4378です。
後半の2楽章が特に良かったです。なかでもスケルツォ、粗野になりがちなこの楽章を実に歌に溢れた美しい音楽として聴かせてくれました。

こんばんは。
年末から年始にヨーロッパを訪れたことがあります。1月2日から皆さん普通に仕事をしてました。12月31日から1月1日は、大騒ぎしていましたが、翌日は本当に普通の日でした。たぶん、クリスマス休暇が長いから日本流の正月と少し違うのでしょうネ。

『新世界』は曲が好きですから、私の決定版が不安定です。最近は『XRCD』の話題で注目の『トスカニーニ』盤でしょうか、米RCA盤は初めて聞いた時、演奏の素晴らしさとともにその音質に驚愕しました。

こんにちは。
.............ああ、そういえば、自分、カラヤンの「新世界」って、あんまり聞いたことないなぁ、と改めて思いついたのでした。
 別に嫌いじゃないけど、DGのを一度聞いたくらいで。まぁ、ドヴォルザークの9番と言えば、まずはセル、次にアンチェルとノイマン、その次に.....といった調子で、カラヤンまで行き着かないんですよね。
 一度聞いてみましょうか.......


>天ぬき 様
おはようございます。情報、有り難うございました。
キングだったんですね・・・・・知りませんでした。
探してみたいと思います。
有り難うございました。

>あるべりっひ 様
おはようございます。いつも有り難うございます。
なるほど・・・正月三が日なんてのは、日本人の感覚でしたね。ヨーロッパでは、そう、クリスマス休暇があるのでした。ならば、1月2日から録音セッションなど別に何ともないんですね・・・・。

トスカニーニの「新世界」、これはスゴイです。僕は普通のモノラル盤で聴いてますが、演奏は熱いです。素晴らしいと思います。
ふだんは、やはりステレオの良い録音で聴きたいので、トスカニーニ盤を取り出すことは少ないんですが・・・。

>Verdi 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
カラヤンの「新世界」は僕は好きなんです。3種類持ってます。ついつい買ってしまうんですね・・・・・(^^ゞ。
ジュリーニやセル、ショルティにノイマン、バーンスタイン旧盤にケルテス・・・・挙げればきりがありません。
新世界でクラシック音楽入門しましたので、思い入れが大きいです。

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