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ベートーヴェン :の交響曲第9番 ニ短調 「合唱」 ケンペ/ミュンヘン・フィル

突然派生した台風の影響でしょうか、四国は雨です。
秋雨の中、今日もケンペを聴いています。
今日へベートーヴェン。手兵ミュンヘン・フィルとの全集からです。

ベートーヴェン :の交響曲第9番 ニ短調 作品125「合唱」。
ルドルフ・ケンペ指揮ミュンヘン・フィルの演奏。
声楽はウルズラ・コジュート(S)、ブリギッテ・ファスベンダー(A)、ニコライ・ゲッダ(T)、ドナルド・マッキンタイア(Bs)。ミュンヘン・フィル合唱団とミュンヘン・モテット合唱団が参加している。
1973年5月~6月、ミュンヘンでの録音。EMI原盤だが、現在はDISKYが廉価盤で発売しているようです。

第1楽章は、風格十分、盤石の安定感と言えそう。テンポは中庸で、表面の仕上げは実に端正。演奏は集中力が高く、一気に聴かせてしまう感じ。
内面の充実と云うべきか、出てくる音楽は熱い。燃えさかる情熱が噴出してくる。
ヴァイオリンの響きが、時々アクセントを持つ感じ。それも、音楽が熱さを伝えてくる。
第2楽章はテンポが心地よく、じっくりと聴かせる。
金管が時に激しい音を出し、ティンパニも堂々たる響きで迫ってくるので。スケール大きい音楽になってゆく。
ケンペは先を急ぎすぎず、このスケルツォ楽章をふっくらとしたものにしてゆく。
ベートーヴェンが本格的に交響曲に用いてきたスケルツォが、ここまで大きく広がりを持つ音楽になってきていることを示す演奏と云うべきか。

第3楽章アダージョは聴きもの。テンポはかなり遅めのアダージョで、切々と情感を伝える。底を流れるは、ベートーヴェンの諦念か、淡き抒情か、弦楽セクションの響きの美しさは、無限のイメージを誘う。木管の素朴な響きも美しいし、ホルンの音もコクがある。
ケンペの指揮は堅実真摯で、ベートーヴェンの最高傑作に対して、心から敬意を表しつつ、作品に奉仕するかのよう。自然なフレージングが、このアダージョには全くふさわしい。

第4楽章は、この演奏の核心。
ケンペは劇的に盛り上げる。前の3楽章に比べてかなり派手にやっている。もともとドンチャン騒ぎに近いところがある音楽なのだが、ケンペは、歌唱も含めて、劇性豊かに演奏させてゆく。前の3つの楽章は明らかに異質と思われるが、ケンペの燃える表現が聴けるのは嬉しい。
合唱は巧い。ソロも上手。

安定感十分で、自身と貫禄に満ちた名演と云えるでしょう。

録音は、もう一歩でしょうか。
EMIのリマスタリングが良くないのか、EMIのもともとの録音状態が良くないのか・・・・。
少し残念ですが、一般的な鑑賞に差し支えると云うことではありません。
もっとエエ音で聴きたいな・・・・という妄執であります。


AUTHOR: 猫よしお DATE: 10/27/2007 08:08:34 おはようございます。
ケンペのベートーヴェン「合唱」。
いつもの通りケンペらしい堅実、誠実な演奏ですね。
録音は、おっしゃるようにEMIなので?イマイチです。
「合唱」は年末になると盛んに演奏されますが
それって日本だけの珍?現象なのでしょうか・・・。
また「合唱」は別々の交響曲の構想を
一つにまとめ上げて作曲したらしいですね。
なので私としては第1から第3楽章までを交響曲第9番。
第4楽章を交響曲第10番と勝手に解釈しております(笑)
もう一つ。余談ですが。
CD開発当時、この第9を一枚に収録できるように
円周と収録時間を設定したらしいですね。
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コメント

今晩は、
全体の響きは、派手ではありませんが、ヘッドホーンを使えば
個人的には、全く不満の無い録音だと思います。(DISKY盤)
この「第九」を聴いて、他のNo.も聴き始めてしまいました。
この全集は、ホント、いいです。

>猫よしお 様
おはようございます。いつもお世話になります。
10月も末です。年末が近くなると第九を聴きたくなります。僕は日本人です(^^ゞ。「合唱」大好きです。
ケンペ盤は音がもう少し良ければいいなぁといつも思います。EMIの録音がもうひとつですね。
CD開発はソニーとフィリップス、そして絡んだのがカラヤンですね。カラヤンの第九を一枚に収めるために、74分の規格が出来たというのですから、(多分カラヤンのソニーの大賀典夫の相談でしょう)、スゴイもんですね。

>ひろはや 様
おはようございます。いつもコメントを有り難うございます。
ケンペのベートーヴェン全集、イイですね。
僕はひろはやさんと好みが似ていましょうか、ケンペもハイティンク盤も大好きです。僕の定盤はスウィトナーなんですが、どれも堅実で滋味溢れる演奏と思います。
秋から冬の季節、じっくりベートーヴェンを楽しみたいです。

>HABABI 様
おはようございます。いつもお世話になります。
貴重な情報も有り難うございました。

スメタナの「売られた花嫁」、聴いたことがないんです。ケンペ盤があったんですね。疎くて知りませんでした。
ヴンダーリッヒやローレンガーなど、歌手の名前を聞いただけでも魅力的ですね。探してみたいです。

ケンペの第九は最高レベルの演奏と思います。ニコライ・ゲッダの歌唱も良かったですね。

>ドレドレ 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
いつもお世話になります。
ケンペのベートーヴェン全集は、くめども尽きぬ味わいの全集と思います。なるほど、ヘッドホンで聴くのもエエですね。
このごろ、とんと付けていませんので、たまにはヘッドホンで聴いたみようかな・・・・・有り難うございました。

mozart1889さん、こんばんは。
ベートーヴェンの第9=年末と言う印象ですね。
最近では更に、第9を聴くと佐渡裕さんの「一万人の第九」を思い出します。

mozartさんと猫よしおさんのコメント欄で、第9を一枚に収録出来るように、CDの収録時間を設定したというお話に、大変驚きました。
「CDは、なぜ74分なのか」その謎が、やっと解けました。
有り難うございます!

>yuri 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
今年も残すところ2ヶ月。そろそろ、第九の季節ですね。
そうそう、佐渡裕さんの「一万人の第九」、ありましたねえ。

CDのフォーマットは、カラヤンとソニーの大賀典夫が相談して、74分に決めたんだったと思います。ソニーとフィリップスがCDを主導していたと記憶しています。
今は80分を超えた長時間録音が出ていますが、74分でも凄かったです。第九を1回で聴ける(LPだと3面くらいを使っていましたから・・・・)、当時は感激していました・・・・・(^^)V

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