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R・シュトラウスのアルプス交響曲 ケンペ/ドレスデン・シュターツカペレ

空気が澄んできて、四国の山並みが美しいです。
特に霊峰石鎚が素晴らしい眺め。当地伊予西条の田園地帯から眺める西日本最高峰は、春夏秋冬を通じて、端然とした姿を見せます。

そこで、今日は大好きな山の交響曲を。

R・シュトラウスのアルプス交響曲。
ルドルフ・ケンペ指揮ドレスデン・シュターツカペレの演奏。
1971年9月、ドレスデンのルカ教会での録音。EMIのボックスセットからの1枚。
(このボックスは、1枚1枚全てがホンマに素晴らしい名演なので、まさに激安お買い得と云えるでしょう)

R・シュトラウスの音楽を完全に自分のものにし、掌中に収めた指揮者と、作曲家ゆかりの伝統を大切に育んできたオーケストラとの、幸福な出会い。
ケンペとドレスデン・シュターツカペレのボックスセットを聴き進めながら、そんなことを思っていた。

特にこのアルプス交響曲は、このコンビ屈指の名演。すべてが自信にあふれ、音楽は確信を持って鳴り渡る。
この曲こそ、R・シュトラウスの粋。彼の手練手管が施された完璧なオーケストレーションが全く素晴らしいのだが、ケンペはあざとくなく、誠実に、淡々と音楽を運んでゆく。無理な演出はない。だからこそR・シュトラウスの音楽が素直に、豪快に、スッキリと響く。
語り口は木訥で嫌みがなく、素朴な田舎料理風なのだが、だからこそ味わい深く、徐々に美味が口の中に広がるような感じの演奏。しかも、自然な感興の盛り上がりがあって、音楽の格調、品格は実に高い。そうそう、流行の「品格」という言葉、ケンペの演奏にはこの言葉が似合う。

もちろん、熱気は十分で、ふだん柔らかくふくよかな響きのドレスデン・シュターツカペレから、熱い音楽を引き出してゆく。

それにしても、ドレスデン・シュターツカペレは巧い。
いや、巧まずして普通に演奏したら、素晴らしい音楽になってしまった、という感じかな。素朴さの残る響きの美しさはもちろんイイし、金管のまろやかさ、弦の練りあげたシルクタッチの響きは天上のものかと思えるほど、美しい。
ホルン・セクションは最強と言っていいんじゃないか。その中心には名手ペーター・ダムが座っているのだろうが、もう、何とも云えない良い音で鳴り渡る。

ああ、名匠の名品。何度聴いても素晴らしいです。

録音は上々。「山の牧場」でのカウベルなど、心地よく捉えられています。
1970年代初頭のEMI録音は、なかなかよろしい。このケンペのR・シュトラウス作品集は、成功した部類の録音と思います。
まろやかでふっくらとしたドレスデン・シュターツカペレの音が十分に楽しめます。
もっとも、演奏が素晴らしいと、録音の良否など関係ないんですが。



AUTHOR: 猫よしお DATE: 10/21/2007 07:03:59 おはようございます。
いつもお世話になります。
ケンペは地味な指揮者でしたが
当時ベルリン・フィルとウィーン・フィルを指揮して録音出来たのは
超一流の証しだと思います。
オペラの指揮も良かったですね。
そのR・シュトラウス管弦楽作品全集からの一枚。
素晴らしいです。
おっしゃるように、どれもが皆名演です。
中には珍しい曲も含まれているので貴重です。
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コメント

こんにちは。
20年以上前になると思いますが、ケンぺ/ドレスデン・シュターツカペレのR.シュトラウス管弦楽曲集全3巻のうち2巻を輸入盤LPで買いました。どれも素晴らしい演奏なので、CDがあれば買おうとおもっていたところ、HMVで9枚組CDがあるのを知り、先日購入したばかりです。
1枚目から順にぼちぼち聞いているので、まだアルプス交響曲にはたどり着いていません。

ところでこの演奏は、僕の数少ない聞き比べの中では一番です。

いよいよ、満を持しての登場ですか。そう多く聴いたわけではありませんが、この盤があればこの曲は十分、という感じがします。このリヒャルト・シュトラウスのボックス・セットは本当に「お買い得」ですね。

この管弦楽曲全集のボックスセットは私も持ってます。グリーンを基調としたボックスとCDのデザインは目にも鮮やかで素敵ですよね。ケンペの写真は凛々しく映画スターのようですし、カッコいいです。

mozart1889さんのコメントを読んでまた聴いてみたくなりました!

こんばんは
私が持っているCDによる全集は、3枚ずつの3セットのものです。アルプス交響曲は、ほとんど聴いていないのですが、ケンペは私の好きな指揮者の一人です。以前、一緒に聴いていた家人が、「沢山音が聴こえて来る」と言っていたほど、細部まで聴こえる演奏をする人だと思います。ブルックナー(第4)でも、今まで気づかなかったフレーズの良さを知ったことがあります。ブルックナーの全曲録音が出来なかったこと、残念でした。手許に4番、5番、8番があります。ところで、R.シュトラウスは独特の思想を持っていたように思います。今度ゆっくり、そのあたりを調べたく思います。

こんばんは。
みなさん、やはりCDなんですね。
発売当時、お年玉貯金を遣い発売のたびに購入した英国輸入盤3巻が今は宝物です。犬の『ニッパー』君に黒いシールが貼ってあり見苦しいので、剥がそうとしたらジャケットが破れたり、レコードレーベルが破れたり、苦い経験が昨日の様に思い出します。
アルプス交響曲は、この曲集の中でも傑出した一枚だと思います。ケンペは、少し前にもロイヤル・フィルとも大変な熱演をしており得意曲の一つではなかったかと思います。

>猫よしお 様
おはようございます。いつもお世話になります。
ケンペのR・シュトラウスの作品集、彼の代表盤だと思います。ベートーヴェンやブラームスの交響曲全集も素晴らしい出来で、もう少し長生きしたらブルックナーやマーラーなども全集で遺してくれたのでは(実演ではよく指揮していたそうなので)・・・・と思ってしまいます。
ケンペのオペラは聴いたことがないんですが、これは一度聴いてみたいです。
有り難うございました。

>丘 様
おはようございます。コメント感謝です。
ケンペのアルプス交響曲は、ドレスデン・シュターツカペレの響きが素晴らしく(EMIの録音もまずまずで)、よく取り出します。
ちょうど目の前に石鎚山が広がる田舎住まいなので、ふっと眺めつつ聴くアルプス交響曲も、なかなか乙なものです。
ケンペはイイ指揮者でした。もう少し長生きしたら・・・・といつも思います。

>ひろはや 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
ケンペのR・シュトラウスのボックスセット、中身の充実もあって、ホンマに激安と思いました。
これだけの演奏をセットでそろえるのは至難と思います。
ツァラや英雄の生涯、ホルン協奏曲など、名演が沢山入っていますね。お買い得と思いました。

>よんちゃん 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
ケンペのR・シュトラウスの作品集、LP時代から有名なものでしたが、高価でした。手が出ませんでした。
EMIの激安ボックスが出たときは嬉しかったです。ヨッフムのブルックナー全集などと一緒に購入したのですが、演奏の素晴らしさに感激しました。
ドレスデン・シュターツカペレの響きもホンマに素晴らしいです。
大切に聴き続けたいと思います。

>stbh 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
このボックス、全くのお買い得盤ですね。
演奏全てが高水準で、録音もまずまず、オーケストラは最高。文句なしです。多くの人に奨めたいです。
確か3,000円ちょっとだったと思うんですが、全くイイ時代になったと実感したものです。

>Hiroko 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
ケンペはカッコイイですよね。長身だったらしいので、さぞやもてたでしょうね・・・・。
演奏も素晴らしいです。独墺系の音楽を聴くときはケンペ、安心して聴けますね。特にブラームスやベートーヴェンが自然に響きます。このR・シュトラウスの作品群も最高だと思います。

>HABABI 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
ケンペの演奏を聴いていると、ヴァイオリンの両翼配置のせいでしょうか、ふだん聞こえないいろいろな音が聞こえてきます。音の広がりも素晴らしいです。
ブルックナーの4番と5番はCD時代になってから知りました。特に5番がイイ演奏と思いました。8番が未聴です。これは是非聴いてみたいと思います。昔から有名な演奏なんですが、まだ聴けていないんです。
R・シュトラウスの作品群は、どれも名演と思います。愛聴盤です。

>あるべりっひ 様
おはようございます。こちらにもコメントを有り難うございました。
みなさん、激安ボックスの恩恵を受けているようですが、さすがにあるべりっひさん、英国盤LPですか。イイ音しているんでしょうね。
昔、石丸電気でケンペのLPボックスをよく見かけました。でも、手が出ませんでした、
1980年頃、国内盤のLPボックスも、1枚1500円くらいだとは思うんですが、トータルでは高価でした。手が出ませんでした。

あるべりっひさんのLP、羨ましいです。さぞやスゴイ音でドレスデン・シュターツカペレが響いているのでは・・・・・と。

ごめんください。
このアルプス交響曲は最高ですね。昔、LPで聴いていましたが散逸してCDを買いました。懐かしい思いで聴いています。ドレスデン・シュータカペレはこれこそオーケストラといった感じです。自然に湧き出てくるような音楽がたまりませんね。。。 
ケンペはすごい指揮者だったのですね。

>kazu9410008 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
ケンペのR・シュトラウスの作品、イイ演奏ですね。特にこのアルプス交響曲は非常な傑作、名演と思いました。
SKDの響きが素晴らしいです。豪快かつ繊細、ふっくらと柔らかく包み込むようなサウンド・・・オーケストラの理想かなと思いつつ聴いています。
ケンペがもう少し長生きしていたら・・・・と思わずにはいられません。

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