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シューマンのピアノ協奏曲 イ短調 リパッティ(Pf) ・ カラヤン/フィルハーモニア管

クラシック音楽を聴くのに実にエエ季節になりました。
暑くもなく寒くもなく、心地よく音楽に浸れます。

そして僕は今日も古いLPレコードを取り出してます。

シューマンのピアノ協奏曲 イ短調 作品16。
ディヌ・リパッティのピアノ独奏、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮フィルハーモニア管の演奏。
1948年9月の録音なのでもちろんモノラル。EMI盤。もう古いLPレコードになりました。

子供の頃、夢中になって見ていた「ウルトラセブン」の最終回に使われていた、シューマンのピアノ協奏曲こそ、このリパッティ盤であった。(とは後年知ったのだが。)
あの最終回は感動的だった。セブン最期の戦いが迫る中で、モロボシ・ダンがアンヌ隊員に、自分がウルトラセブンであることを告白する。まさに、その瞬間に、シューマンのピアノ協奏曲が流れ始める。・・・・・カッコ良かったなぁ。名曲と名場面やったなぁ。

放送は1968年のことだった。
僕は洟垂れ小僧であって、その音楽がシューマンであることを知ったのはずいぶん後のことだった。そしてその演奏が、今日のリパッティ盤であったことも。

もう40年も昔のことになった。月日の流れるのは速い。洟垂れ小僧は、白髪目立つオッサンになってしまった。
しかし、時が流れても名盤の命は失われない。今も輝くリパッティ、素晴らしい演奏であります。


第1楽章、リパッティのピアノの清潔なこと!
カラヤンの伴奏も天才に触発されてこの上なく立派。流麗でありながら、心の中の戸惑い・胸を灼くような想いが噴出する。素晴らしきかなロマン。

第2楽章、この美しい旋律の静謐な表現が何と潔いことか。
リパッティ盤でしか聴けない美しさが、貧しいモノラル録音からこぼれてくる。
彼の天才はここに聴ける。

そしてフィナーレの見事なピアニズム。
カラヤンの伴奏もグッと熱くなって、シューマンのロマンが奔流となって流れてくる。鮮やかにして清潔精緻、しかも情熱的という、背反するようなものを高次元にまとめてしまうピアノが、何とも素晴らしい。
「諸君、脱帽したまえ、天才だ!」・・・・・・・。


録音はモノラルです。貧しいです。
しかし、名演の命は無限です。
素晴らしい演奏と思います。


AUTHOR: まじっくばすーん EMAIL: takeshi@magicbassoon.com URL: http://magicbassoon.at.webry.info DATE: 10/20/2007 09:07:08 これは確かに名盤ですね。リパッティというピアニストは本当にすばらしいと思います。

おっしゃるとおり録音が貧しいのが玉に瑕なのですが。
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コメント

こんばんは。
好きな曲はできたらいい音で聴きたい。
そんなワタシですが時には貧しい音でも聴きたくなる演奏があります。
リパッティはそんな演奏の一つです。
個人的な好みですがソロのものをより好んで聴いています。
特にバッハ。

>まじっくばすーん 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
リパッティ盤は、往年の名盤、息長いですね。
この人の閃きを聴きたくて、時々取り出します。
当時のカラヤンの清新な指揮も好ましいと思っています。

もう少し音が良ければ・・・・・と欲を出したらアカンですね(^^ゞ。

>猫よしお 様
おはようございます。いつもお世話になります。
モノラル盤はあまり聴かないんですが、リパッティ盤は別格です。これはホンマに素晴らしい演奏と思います。
往年の名盤、いいものが沢山ありますね。
ご指摘のブレインも、懐かしい演奏です。大好きです。

>HABABI 様
おはようございます。コメント感謝です。有り難うございました。
おっしゃるように、リパッティ盤は圧倒的ですね。カラヤンの指揮も実にイイです。清新でピアニストに寄り添う指揮がたまりません。
天才の夭折とはいえ、もう少し長生きしてくれれば・・・とつくづく思います。
晩年アンセルメとの演奏は未聴です。聴いてみたいです。

ハスキルのも聴いたことがないんです。今度探してみたいと思います。
有り難うございました。

>天ぬき 様
おはようございます。いつもお世話になります。
リパッティのバッハ!・・・・これも良かったですね。
ショパンなども、機器ながら、彼の夭折を知っているせいか、格別の味わいがあります。
独特の強さとデリカシーがありました。
名ピアニストと思います。

こんばんは。
なんとか、復調です!! 足の痛みは、まだ少しありますが・・・。

シューマン:ピアノ協奏曲の名盤ですね。
私もmozart1889さんと同じ盤で年少の頃感激していた一人です。音の悪さを差し引いても、所有する価値があると思っておりました。ところが、大学時代に入手した英EMIの『コンサート・クラッシクス』シリーズの盤を聴き感激!早々に処分しました。大変クリアーなピアノの響き、涙がでました。
久しぶりに取り出し聴きましたが、大変素晴らしい演奏に録音です。ただしモノラル録音であることを除けば・・・ですが。
オリジナルの10インチ英盤は、いったいどんな音なんでしょうか。
シューマンのこの曲、リヒテル&マタチッチ盤に不思議な魅力を感じています。

>あるべりっひ 様
おはようございます。コメント感謝です。
復調、良かったですね。何よりです(^^)V。

リヒテル/マタチッチ盤、濃厚な浪漫がイイですね。僕も大好きです。若い頃は頻繁に聴いていました。

リパッティの名演盤、おそらく、LPも何種類もあるんでしょう。英EMIの盤は録音もいいんですか。輸入盤の方が音がイイのはよく知っているんですが、日本盤は音が貧しいようです。
オリジナル盤・・・・・スゴイ音がするんでしょうね・・・・。聴いてみたいもんです。

少し出遅れましたが、私もコメントをいたします。シューマンのピアノ協奏曲は、ほんとにいいですね。大好きな音楽です。当方はフライシャーとセル指揮クリーヴランド管の演奏を、好んで聴いております。1960年のシューマンの記念年に集中的に録音されたものの一つで、第3楽章に盛大なくしゃみが録音されておりますが、にもかかわらずセルが発売を許可しただけあって、実に音楽的に素晴らしい演奏です。リパッティの演奏、友人からアンセルメ盤を借りて聴いたことがあります。こちらも素晴らしい演奏でした。
トラックバックいたしました。

>narkejp 様
こんばんは。いつも有り難うございます。
アンセルメ盤のリパッティは聴いたことがないんですが、いろいろな方のコメントを拝見すると、とても良さそうですね。機会があれば探してみたいと思います。
レオン・フライシャー、懐かしい名前ですね。彼のシューマンは聴いたことがありません。なるほど、1960年はシューマン・イヤーだったんですか。くしゃみも一緒に入っているなんて、なかなかエエですね。それを許可したセルも素晴らしいと思います。これも探してみなくちゃイケマセンね。

R.シューマン「ピアノ協奏曲イ短調」を聴く

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日曜の朝、何気なくFM放送を聴いたら、素晴らしい音楽が耳に飛び込んできました。ああ、シューマンのピアノ協奏曲だ、と思って耳を傾けていると、いつも愛聴しているレオン・フライシャー(Pf)とジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団の演奏でした。NHK-FM「20世紀の名演奏」で、レオン・フライシャーを特集していたのです。
番組では、このシューマンの協奏曲を手始めに、左手のピアニストとして活躍した時代の、バッハ「シャコンヌ」(ブラームス編)やゴドフスキ「“宝石のワルツ”の主題による交響的変容」、さらにコ...

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