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ワーグナーの序曲・前奏曲集 マゼール/フィルハーモニア管

空が澄んできました。
四国の田舎の空は高いです。そして青いです。秋です。

さて、今日はワーグナーの序曲・前奏曲集。
ロリン・マゼール指揮フィルハーモニア管の演奏。
1977年頃の録音。CBS盤。

マゼール会心の当たり、左中間を深々と破る二塁打。
・・・・とでも云おうか。気持ちよく、スパッと抜けのよいワーグナー。
音がキリリと立って鋭い。刺激的なほどとんがって聴き手に迫ってくる。
(録音状態は上々であります。カサカサ・トゲトゲしい音はないし、刺激音が多い劣悪録音という意味ではないので念のため)

まず、「さまよえるオランダ人」序曲。
トランペットの爽快な音が聴きもの。実に気持ちよい。
後方ではティンパニがスコーンと改心の鳴りっぷり。
やがて金管が鋭く切れ込んでくる。それに応える弦楽もシャープ。
テンポは速めで、要所をグイッと締めてゆく演奏。ワーグナーの様々なモティーフを鮮やかに描ききった名演と思う。

「リエンツィ」序曲。
メリハリがきいて、覇気に富んだ演奏。元気いっぱいにオケが鳴っている。演奏者も実に気持ちよさそうに弾いている感じ。
金管がここでもシャープ。弦楽セクションは落ち着いた響きで応じる。
後半では精力的な演奏になって、一気呵成の突進。オーケストラが燃え上がる。テンポは快速、マゼール会心のドライブ。

「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲。
これも活気あふれる演奏。迫力・推進力とも十分で、マゼールのやる気が伝わってくる演奏。
ラストの壮大さがスゴイ。大げさなくらいの盛り上げで、聴いていてニヤリとしてしまう。
そしてテンポの落とし方のエグイこと。マゼールはこうでなくちゃイケマセン。

「タンホイザー」序曲。
起伏に富んだこの曲を存分にドライブするマゼールこそ素晴らしい。アンサンブルはイマイチなのだが、あまり気にならない。マゼール・ワールドを堪能すべき演奏と思う。

録音状態は上々であります。
やや乾き気味の音なので、高音の瑞々しさがもう少し欲しいかなとも思うんですが、1970年代のCBSソニーというと、こんな感じの録音が多かったように思います。


AUTHOR: 猫よしお DATE: 10/13/2007 08:45:12 おはようございます。
マゼールのワーグナー。これはこれで、まずまずの演奏だと思います。
マゼールは若い頃から個性的な指揮者です。
それゆえ出来不出来の多い、ムラな面もあります。
超名演があるかと思えば、どうしようもないくらいの凡演も多々あります。
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コメント

こんばんは。
ワーグナーの序曲・前奏曲集は、以前はフルトヴェングラー/ベルリン・フィルandウィーン・フィル盤やカラヤン/ベルリン・フィル盤で聴いていましたが、このところテンシュテット/ロンドン・フィル盤(1988年5月6日Live録音)を気に入って聴いております。
「マイスタージンガー」も「リエンツィ」も「タンホイザー」も、うねるような弦楽器と吠えるような管楽器に心が高揚します。

>猫よしお 様
おはようございます。コメント感謝です。
マゼールのワーグナーは、RCA(BMG)に録音した新しいのも良かったんですが。このCBSの旧盤もなかなか覇気があって良いと思いました。
確かに、出来不出来の多い指揮者だと思います。出来のいいときの爆発力・長打力は最高ですね。
他の指揮者だと演奏前に予想がつくことが多いんですが、この人だけは何が起こるか分からないワクワク感があります。

>天ぬき 様
おはようございます。いつもお世話になります。
17センチ盤、懐かしいですね。当時はクラシック音楽に目覚めてはいませんでしたが、30センチ盤は贅沢な時代でしたね。
マーツェル・・・・古い本を読みと、この名前で出てきますね。
マゼールは若い頃から活躍している指揮者ですね。録音が多いです。
1960年頃、マーツェルは若手の華だったようです。

>hiromk35 様
おはようございます。いつもお世話になります。感謝です。
クレンペラー盤、我が家にもありますが国内盤CDです。CDだと、今一歩という感じです。国内盤のせいでしょうか。
EMIの輸入盤LPなどで聴くと、1960年代の録音は音がよいですが・・・・。
CD化はもう一息かもしれません。
演奏は雄大そのもの、素晴らしいですね。

>ひろはや 様
おはようございます。コメント感謝です。いつもありがとうございます。
テンシュテット/LPOのライヴ盤、これは素晴らしい演奏ですね。
僕も「リエンツィ」序曲をエントリーしたのですが、得意の曲なんでしょう、ひろはやさんがおっしゃるように、うねるような見事な音楽になっていて、心揺さぶられます。
テンシュテットは凄い指揮者だったですね。

フルトヴェングラーは持っていますが、さすがに音が古くなりまして、このごろはあまり聴かないんです・・・・・(^^ゞ。

こんにちは。この盤、例によってCBSの名曲全集中の1枚としてブックオフで入手したのですが、それにしてもよく出回っています。何度か内容やケースの色が改定されているのが分かるのもご愛嬌。音楽芸術を味わおうと意気込んで購入したはいいけど、結局キャビネットのコヤシにしかならなかったのでしょう、未開封のものも結構あったりします。私のようなセコい愛好家はニンマリですが、一般的には「のだめ」のレベルが始発駅かつ終着駅、ってことなんでしょうね。音楽そのものよりなんらかの付加価値(イケメン演奏家等)に触発されて、ちょっとかじってハイサヨナラ_でも何十年も聴いてきた私自身、そのおかげで高尚な人間になれたとはとても思えませんが(笑)(続く)

さて、マゼールのこの演奏、レギュラー盤では手が出なかった(存在自体知らなかった)であろうところ、300円ならと買ってみて正解。とびきりとまではいえないけど、「ヤル気」が伝わってくる演奏ですね。マゼールという人、70年代以降のクリーブランドOとの凡演の山やVPO、BPOとのいまひとつ煮え切らない演奏を思うにつけ、やや格下?のオケを振ったものに好演が多いかな。一流オケに遠慮するわけじゃないんだろうけど、やりたいようにやらせてあげれば面白い成果が期待できるかも。フランス国立Oとの惑星、ベルリン国立Oとのカルメン_「指揮者」の存在を感じさせる名演だと思います。ではまた。

>shibera 様
こんばんは。いつもお世話になります。コメント感謝です。
マゼール盤、ブックオフでもよく見かけますね。名曲全集、結局手放す人が多いんでしょうが、僕は助かってます。何しろ廉価で購入できますしね。
さて、マゼールには場外ホームラン級の会心作もあれば、「おいおい?」と思える凡演もありまして、実に面白い指揮者だと思います。
「惑星」は良かったですね。それにVPOとの「ボレロ」(BMG盤)などもエグイ演奏でした。
ちとグロテスクにやったときのマゼールはエエですね。
古典になるとちと大人しい感じなんですが・・・・・ロマン派にはいいものが多い感じがします。

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