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シューベルトの交響曲第5番 変ロ長調 D.485 C・デイヴィス/ドレスデン・シュターツカペレ

秋雨です。
午後から少し気温が下がって、いかにも秋の雨の日でありました。
(というのは、今年の秋は雨の日でも暑く、なかなか涼しくならないんです。)

さて、今日はシューベルトを。

シューベルトの交響曲第5番 変ロ長調 D.485。
コリン・デイヴィス指揮ドレスデン・シュターツカペレの演奏。
1994年2月、ドレスデンのルカ教会での録音。RCA盤。

C・デイヴィスはフィリップス・レーベルで、ボストン響と「未完成」と「グレート」を録音していたが、ドレスデン・シュターツカペレとRCAに全集録音したもの。
僕はデイヴィスの「グレート」がLP時代から大好きだったので、待望の全集であった。
この第5番は、ドレスデン・シュターツカペレの素晴らしい響きに酔わされる1枚。
深みがあって、コクがあって、時にハーフビターの味わい深さもあるし、衣擦れの少しエロティックな感触まである素晴らしい響き。
いつ聴いてもSKDはイイ。

デイヴィスの指揮は正攻法。正々堂々、奇を衒うことなく、精確精妙に演奏させることを心がけているようだ。精力的で血気盛んなに進めてゆくところもあるが、それもこの青春を思わせる交響曲にふさわしいと云うべきだろう。

ルカ教会の録音はホンマに素晴らしい。SKD録音の響きを支えているのは、この「ルカ・スタジオ」と称されるこの教会あってのものかな。特に弦楽セクションが柔らかくまろやかで、真綿のような温かい触感が最高にイイ。

第1楽章アレグロの躍動感に満ちた開始。この交響曲演奏の幸福な仕上がりを予感させる、暖かい始まり。アンサンブルは美しく、音楽はどこまでも柔らかい。

第2楽章はアンダンテ・コン・モート。
弦と管のバランスが良く、音楽は実に格調高い。テンポは中庸そのもので、背筋がピンと伸びた品の良さを感じる。デイヴィス/SKDのコンビは、媚びを売るような音楽をしない。純音楽的な表現と思う。

第3楽章は柔らかさ漂うメヌエット。ウィーンの郷愁さえ聞こえくる。
そして終楽章は爽快なアレグロ・ヴィヴァーチェ。涼やかな風が部屋に吹き込んでくる感じ。SKDのクリーミーなまろやかサウンドは、どこまでも柔らかく、下卑た音が出ない。これが素晴らしい。

録音は上々です。
1990年代のRCA録音は素晴らしいものが多いんです。
このデイヴィスのシューベルトはその1枚と言えるでしょう。


AUTHOR: よんちゃん URL: http://shibashi.blogspot.com DATE: 10/10/2007 09:38:40 こんにちは。
このCDを僕も持っていますよ。書かれているように、正攻法な音楽作りがいいですね。
それから、かなり前にFMで聞いた、ケルテス/ウィーン・フィルの演奏が忘れられません。1楽章の第1主題の優美さと軽やかさが他の演奏にないものでした。このCDがほしいのですが、見当たりません。
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コメント

今晩は、金木犀の香りが、濃くなっています。毎年この匂いで、小学生のころの運動会が回想されてしまいます。昔は運動会といえば、10月でした。
「N響80年全記録」 佐野之彦 (文藝春秋 刊)に、N響にティンパニの重要性を力説したのがスイトナーとブロムシュテットだったこと、その後、ドレスデンから名手ゾンダーマンが招聘され、そのエピソード等が紹介されてます。
同じルカ教会の録音でも、レコード会社で印象が変わるのが
面白いですね。

こんにちは。
 このCDも一時廉価で大手ショップなどで出ていましたね。私もそれで入手しましたが、コリン・デイヴィスが松竹歌劇団を指揮するという異色作......え?違う?あれ?('-' )?

 5番は隠れた人気作ですね。ブロムシュテットの録音は同じSKD、或いはゲヴァントハウスだったか、いずれにせよあれもいい録音でした。ロマン派というには屈託の無い楽想と、その割に古典的な展開が、指揮者魂をくすぐるのでしょうか?



>よんちゃん 様
おはようございます。コメント感謝です。
ケルテス/VPOの演奏も素晴らしかったですね。僕はCD初期の輸入廉価盤、「未完成」との組み合わせで持っています。リマスタリング表記が「AAD」になっています。古いCDです。
この名演が廃盤とは寂しいですね。でも、ケルテスの人気は根強いですので、いずれ見つかると思います。「未完成」もゾッとするようなコワイ演奏でした。

>まじっくばすーん 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
C・デイヴィスの全集、ドレスデン・シュターツカペレの音がイイですね。
録音も良く、最高の響きが味わえます。「グレート」も恰幅の良い名演でした。
実はデイヴィスの「グレート」はボストン響盤のも好きでして、学生時代に聴いた、愛着ある1枚でもあります。

>ros2019 様
おはようございます。コメント感謝です。
ドレスデン・シュターツカペレの音を聞いているだけで幸福になります。
このシューベルト全集は録音も良く、ホンマに楽しめますね。おっしゃるようにザンデルリンクの旧盤ブラームス全集も、素晴らしいですね。長年聴き続けてきました。
あとはブロムシュテットのベートーヴェンやシューベルト全集が大好きです。独シャルプラッテンの録音がイマイチかなとも思うんですが、演奏はホンマに素晴らしいです。
ブロムシュテットでは、DENONでの録音が全て音の状態が良くてイイです・・・・・。

>ドレドレ 様
おはようございます。いつもお世話になります。
金木犀の香りが漂い始めると、伊予路は祭りの季節です。西条でも盛大な「西条祭り」が始まります。
N響にゾンダーマン・・・・・そうだったんですか。ドレスデン・シュターツカペレでもひときわ存在感が大きいのがゾンダーマンとペーター・ダム。
特にゾンダーマンのティンパニは凄いです。
僕もドレドレさんご紹介の本。探してみようと思います。
ありがとうございます。

>Verdi 様
おはようございます。いつもお世話になります。
ここのところ別のビョーキが出ておりまして、あまりクラシック音楽を聴けていません。あの遊技場は耳には良くないですね。クラシック音楽鑑賞とは両立しない趣味(あまりイイ趣味じゃないですが)かもしれません(^◇^;)。

さて、ブロムシュテットのシューベルトは独シャルプラッテンの全集で聴いています。あれもイイ演奏でした。ちと録音状態がデイヴィス盤より劣るのですが、演奏そのものは素晴らしいと思っています。

こんばんは。このセット、私も今春購入して半分位聴き終えましたが、当ブログで再三話題になるDSKの音色の素晴らしさを、指揮と録音の良さも相まって初めて実感できました。特に「未完成」、天国的というか幽玄的というか、陳腐な表現ですがとにかくこの世のものとは思えないほどの美しさですね。現世でやり残したことを来世で成し遂げる_そんな思いを込めて自分の葬儀で響かせて欲しい_ふとそんな思いにとらわれました。ところでデイヴィス_ボストンの演奏も、ブックオフで20枚ほど出回っていたフィリップス音源の名曲全集の中にあって、未開封で250円と格安だったので大半を購入しました。まったく誘惑の多い昨今です。ではまた。

>shibera 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
SKDの響き、ホンマに素晴らしいですね。デイヴィスの全集は録音状態も良く、心地よくSKDの音を味わえますね。
「未完成」、僕もじっくり聴いてみたいと思います。

現世でやり残したことを来世で成し遂げる_そんな思いを込めて自分の葬儀で響かせて欲しい_

ああ、素晴らしいです。そんな「未完成」だったとは・・・・これはじっくり聴いてみなくちゃイカンですね。
ありがとうございます。

ボストン響とのシューベルトも僕は好きなんです。ブックオフの250円、いいですね・・・・。

こんにちは。

シューベルトはウィーンの音楽なんですね。この演奏を聴くと今更ながら実感できます。
SKDの素晴らしい演奏はいつまで聴けるのでしょうか?
2000年以降で名盤がない(私が知らない??)ので(ファビオ)ルイージあたりがどんどん出して欲しいものです。




>ニョッキ 様
こちらこそ、コメントとTBを有り難うございました。
そういえば、21世紀に入って、SKDの名演奏があまり録音されていないような気がしますね。DENONや独シャルプラッテンが元気な頃は、幾つも名盤が遺されましたから、残念なことですね。
ファビオ・ルイージがメジャー系レーベルと契約してどんどん録音してくれると良いんですが・・・・。このごろ業界も不景気そうですし・・・・大変ですね。

クラシックCD紹介その204(シューベルト 交響曲第5番変ロ長調)

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今日はクリスマス3連休初日だというのに朝からどんよりした空模様。
所用で表参道へ行った後来年入居予定のマンションの建築現場視察。というかただ観に行っただけなんだけど。
静かな住宅街とはいえ、職場からも遠く近所に何もないので心は複雑です。まぁ無駄遣....

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