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チャイコフスキーの交響曲第5番 ホ短調 シャイー/ウィーン・フィル

朝晩が冷え込むようになりました。西条祭りの季節になりました
当地西条では、お祭りの準備が進んでおります。町のそこかしこで、鉦や太鼓の音が聞こえてきます。準備に余念がないようです。

さて、今日は若々しい演奏を。

チャイコフスキーの交響曲第5番 ホ短調 Op.64。
リッカルド・シャイー指揮ウィーン・フィルの演奏。
1980年12月、ウィーンのソフィエンザールでの録音。DECCA盤。

今や大指揮者となったシャイーの本格的デビュー盤。
これ以前にフィリップスからメンデルスゾーンの「賛歌」を発表していたが、このチャイコフスキーを録音した頃からDECCA専属となって、次々に新譜を出していった。

名門オーケストラと若い指揮者が一体となって、夢中で燃え上がったチャイコフスキー。
・・・・と書くと、ケルテスがウィーン・フィルとの「新世界」でデビューし、一気に名指揮者の階段を駆け上がったことを思い出す。ああ、シャイーもそうだ。この演奏で、彼はスターダムにのし上がった。

第1楽章は若々しく燃え上がって、爽やかささえ感じさせる演奏。ウィーン・フィルの美音がものいっている。強烈なアクセントに加えて、ダイナミックレンジも広大なので、表現は劇的。また、テンポが遅くなるところでは、実によく歌う。美しいカンタービレが印象的。
ウィーン・フィルは巧い。そしてDECCAの録音も素晴らしい。

第2楽章はホルンを心ゆくまで聴きたい。ウィーン・フィルのホルンは美しい。上品で端正なソロ。ゆったりとした歌もイイ。(誰が吹いているのかな?)
木管もイイ。ウィンナ・オーボエの音色は、懐かしささえ感じさせる美しさ。
弦楽セクションの響きは熱い。シャイーの情熱が乗り移ったか。そして、よく歌う。シャイーはイタリアの人、カンタービレの国からやってきたのだ。

第3楽章も清新なワルツ。弦楽器と管楽器のバランスも良い。ウィーン・フィルの響きは艶やかで、しなやかで、何より自発性が感じられるアンサンブルが、いつもながらエエなぁと思う。シャイーの指揮も、このワルツではオーケストラの自主性に委ねているいる感じ。ワルツはウィーンにお任せってことか。

フィナーレは強弱のコントラストがクッキリしていて、劇的表現がカッコイイ。
メリハリのきいたフィナーレであって、終曲まで一気呵成に持って行く感じ。テンポは速くないのだが、内容が濃密なので、ラストまで一気に進んでしまう聴感。歌も美しい。
アンダンテ・マエストーソの部分では、威風堂々、勝利の大行進が聴ける。


録音から27年経過したものの、あまり古さは感じません。
最新録音ってなわけにはいきませんが、ウィーン・フィルの響きが、大変美しい音で捉えられています。さすがDECCAと云うべきでしょう。


AUTHOR: 猫よしお DATE: 10/04/2007 09:56:07 おはようございます。
いつもお世話になります。
シャイーのデビュー盤。チャイコの5番。
懐かしいですね。初々しい演奏だと思います。
おっしゃるようにウィーン・フィルの音もいいし
デッカの録音も見事です。
シャイーは今は確かゲヴァントハウス管の首席の筈ですので
より多くの名演を期待します。
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コメント

>yuri 様
こんばんは。秋の日はつるべ落としですね。黄昏が早くなりました。
豪華絢爛・西条祭りはもうすぐ開幕です。西条人は大いに盛り上がっています。四国各地で秋祭りが始まります。

さて、シャイーのチャイコフスキーは、若々しくて颯爽として、カッコイイですよ。ハンサムな演奏とでも云いましょうか、熱と意気の演奏と云いましょうか。
チャイコフスキーの5番交響曲は名演名盤が目白押し、買う時には悩みますね。

シャーイのデビュー盤ということじゃが、恥ずかしながら当時は未だシャーイの名は知らなんだ。チャイコの交響曲はムラヴィンスキー、カラヤン一辺倒じゃったし、今も余り変わっておりませんな。
ロシアの冬の大地を思わせるような哀愁を帯びた旋律と、貴族の舞踏会を思わせる流麗な旋律が交錯して胸を震わせてくれるチャイコの交響曲はエエですな。
第5番で大事にしておるのが「朝比奈隆追悼文集」(大阪フィルハーモニー協会)に添付されておったCDですわ。2001年10月24日、愛知県芸術劇場で朝比奈隆生涯最後の演奏となったチャイコフスキー5番を収録したもの。左手を譜面台に置いたまま渾身の力を振り絞って指揮する姿に、楽団員は最後を悟って涙を拭いながら演奏した、と聞くだけで涙がちょちょぎれますわ。
その日のうちに神戸に帰り、翌日に入院して2ヵ月後には亡くなるのじゃから、奇跡とも言える名演だと思っておるのじゃ。

>峠茶屋の爺 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
朝比奈のその演奏、貴重盤ですね。僕は未聴ですが(そもそも朝比奈はブルックナーを何枚か持っているだけでして・・・・(^^ゞ)、聴いてみたいと思います。
チャイコフスキーの本領はバレエ音楽と思うんですが、交響曲も後期のものなんかは、やはり素晴らしいですね。
5番交響曲はカラヤンもムラヴィンスキーも素晴らしいです。
変わったところでは、セル/クリーヴランド管盤などもエエなぁと思います。

曲がいいんでしょうね。

シャイーのは若さ爆発爽快な名演と思います。

おはようございます。
シャイーのチャイコフスキー、そんなに古くないのに懐かしい感じがします。勢い重視の熱い音楽で、これは好きな演奏です。
この録音の少しあとのレコ芸のインタビューで、ライナー・キュッヘルが「あれはチャイコフスキーではない」というようなことを言ってシャイーを批判していましたが、それだけインパクトのある演奏だったということなのでしょう。

>吉田 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
この演奏が発売された頃、ちょうど僕はクラシック音楽を聴き始めた頃でした。キュッヘルの言葉、「レコ芸」で読んだ覚えがあります。
当時は毎月「レコ芸」を買っていました。入門したての自分にとって、難しい記事も多かったんですが、勉強になりました。
古い話になりました・・・・・・。

シャイーのチャイコフスキーは、確かにチャイコフスキーらしくないのかもしれません。でも、あの若々しさ、勢い、爽快さは格別です。

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