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ショパンのワルツ集 サンソン・フランソワ(Pf)

朝晩の涼しさ、実に心地よい季節になりました。
秋の夜長、窓の下の田んぼ道に集まる虫の音でも聞きながら、クラシック音楽を楽しむのはエエもんです。

今日はショパン。秋の日のショパンです。
ワルツ集を。

サンソン・フランソワのピアノ独奏。
1963年1月、パリのサルワグラムでの録音。EMI盤。
フランソワのショパン・ボックスセットからの1枚。

内なる情熱が青白い炎となって燃えたショパン。
ユラユラとした炎が目の前に立ちのぼるのだが、その炎は熱くない。不思議な感触を受けるショパン。
そして、どんどん自己の中に没入してゆく、陶酔してゆくショパン。

ああ、この人はショパンを弾くのにピッタリの気質なんだろうなと思う時もあれば、あれあれ、こんな弾き方じゃアカンのやないかと思う時もある。1曲1曲、フランソワの弾くショパンはその表情を変える。やる気満々の曲と、投げやりな感じの曲とが混在する感じ。
聴いてみるまで予想がつかない、その点ではスリリングなピアニストだったんじゃないかと思う。

素人の耳で聴いているので、偉そうな言い方は出来ないのだが、たぶん、フランソワのピアノの弾き方はいい加減。きっちり弾いていないと思う。そして、技術的にはそんなに巧くないんじゃないか、ヴィルトゥオーゾからは遠いピアニストだったんじゃないか、と思われる。(わざと、下手に聞こえるように弾き崩しているのかもしれないが。)
しかし、ツボにはまると長打連発の強打者。

例えばあの有名な、ワルツ第6番変ニ長調Op.64-1「小犬のワルツ」は天才の閃きに満ちた素晴らしい演奏。
第9番変イ長調Op.69-1「別れのワルツ」は、デリカシーの塊のようなピアノ。響きも美しく、知性の輝きも感じられる名演奏。繊細さがにじみ出てくる。

それに対して、ワルツ第7番嬰ハ短調Op.64-2などは、サッサと弾き飛ばしてしまう感じ。いい加減。

全部が名演ではないんだろうと思うんです。
でも、不思議な魅力にあふれたショパンです。面白い曲も沢山。
フランソワが青白い炎の中で弾いているイメージです。

録音は貧しいながら、清潔なピアノの音が聴けます。
フランソワの本質は十分に伝わってきます。


AUTHOR: 猫よしお DATE: 10/02/2007 09:41:58 いつもお世話になります。
フランソワのショパン。いいですね。
フランソワは天才肌のピアニストだったと思います。
天才は一般的に短命なのですね。
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コメント

こんばんは
フランソワのショパンでは、4つの即興曲が素晴らしいと思います。特に幻想即興曲は、フランソワにピッタリという感じがします。前奏曲はアルゲリッヒ、練習曲はポリーニ、バラードとスケルツォはアシュケナージ、マズルカはルービンシュタイン、ノクターンはワイセンベルグ、ワルツはリパッティというのが、小生にとっての選択で、他は日本人の演奏にもいいものがあって、その時の気分で聴いています。

>猫よしお 様
こんばんは。コメント感謝です。
フランソワは天才でした。天才は早死にしますね。
無頼で破滅的な生き方、演奏も聴いていると鬼気迫るものがあります。
もっとも、やる気のないときは、全然ダメな演奏になってしまう人でもあった・・・・・あ、それが天才なんでしょうね。
フランソワのショパンやラヴェル、イイですね。

>天ぬき 様
こんばんは。いつもありがとうございます。
フランソワの赤いLP・・・・音が悪かったんですか。
昔、赤いレコードがありましたが(特に東芝の)、音があまり良くないと云われていましたっけ・・・・・思い出します。
リパッティにピリス・・・・イイ演奏なんでしょうね。僕は未聴です。聴いてみたいですね。
僕はアラウやへブラー、ルイサダなどを好んで聴いてます。

>hiromk35 様
こんばんは。いつもお世話になります。感謝です。
「別れのワルツ」、いいですね。聴いていると、故郷を思い出します。
フランソワのワルツ集は、イイ演奏と、オイオイという感じの演奏と、両極端ですが、「別れのワルツ」はおっしゃるように抜群ですね。
全曲はのんびりと聴ける演奏がイイです。
アラウとかへブラーとか・・・・・。

>HABABI 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
そうです、そうです、フランソワの即興曲!素晴らしいと思います。

僕のショパンは・・・・・・。
前奏曲は、アルゲリッチとアシュケナージ、練習曲はアシュケナージとポリーニ、スケルツォはリヒテル、マズルカはルービンシュタイン、夜想曲はアラウとアシュケナージ・・・・といったろころでしょうか。
僕はアシュケナージの綺麗な音でショパンを聴くのが好みです。

ワイセンベルクのショパンは聴いたことがないんです。
ノクターン・・・・聴いてみたいです。

こんにちは。
 フランソワは、クラシック聞き始めの頃、例によってマコトニオ・モンロイお奨めで聞くようになり、大学時代に師事した恩師が好きだったのが更に拍車を掛けて、自分にとっては大事なピアニストの一人です。
 でも、手が伸びるのは、まずラヴェル、次にドビュッシー.....ショパンはどうしても後回しであります(^^; やっぱり私の中のフランソワはフランスものなんですね。ワルツ集とか、とてもいいんですけどね。


>Verdi 様
おはようございます。いつもお世話になります。
僕も読みましたよ・・・・マコトニオ・モンロイ氏の「ピアノ曲100」と「交響曲100」の名曲名盤シリーズ。
クラシック音楽を聴き始めた頃の、指針でした。レコードで買ったもの、FM放送でエアチェックした演奏などに、印をつけていきました・・・・。
フランソワやグールド、ブレンデル・・・・これで知って、気に入ったピアニストたちです。懐かしいです・・・・・。

この2冊、今も持っていますが、ボロボロです。
青春の思い出ですね。

フランソワのショパンは、家内が持ってきた練習曲集が1枚有るだけです。
というより、ショパンは殆ど聴かないんです。

フランソワといえば、なんと言ってもラヴェルとドビュッシー。
ちょっと投げやりに演奏してたりして、そこがなんとも洒落てます。
ミケランジェリのドビュッシーの様に、息が詰まりそうになったりしません。

そうそう、昨日面白い本を買いました。
「LPジャケット美術館」という、クラシックのジャケットを100点集めた高橋敏郎氏の著作です。
どこかで聴いたようなタイトルですけどね(^^)

>Summy 様
おはようございます。いつもお世話になります。コメント感謝です。
フランソワのラヴェルは、若い頃からの愛聴盤です。EMIのレコードジャケットも品が良くて、カッコイイものでした。
少し投げやりなフランソワ、エエですね。蓮っ葉な感じがラヴェルに似合います。
ドビュッシーは聴いたことがないんです。これは一度聴いてみたいです。

フランソワのショパンはもちろんカッコイイんですが、当たり外れもあるような気がしています。

「LPジャケット美術館」、巷間話題の本ですね。これ読んでみたいと思うんですが、十分にSummyさんのところで楽しませてもらっていますので、必要ないかな・・・・(^^)V

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