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グリーグの「ペール・ギュントの劇音楽」抜粋盤 エド・デ・ワールト/サンフランシスコ響

四国は一気に気温が下がりました。
ようやく長袖・ネクタイであります。このまま涼しくなってくれるのかな?

今日はそんな冷涼な空気にふさわしい音楽を。

グリーグの「ペール・ギュントの劇音楽」抜粋盤。
エド・デ・ワールト指揮サンフランシスコ交響楽団・合唱団の演奏。
1982年10月~1983年6月、サンフランシスコのデイヴィス・ホールでの録音。
フィリップス盤。

1984年2月発売のCD。我が家にあるCDの中で、最も古い1枚。
輸入盤仕様で、ジャケットの間に日本語解説のペラ紙が挟まっている。
価格はなんと4,000円!
高かったなぁ・・・・・・当時のCDプレーヤーも発売間もなくとあって1台20万円が相場。昔の話であります。

初めてのCD、期待どおりに録音は素晴らしかった。
フィリップスの録音の良さを世評として定着させた1枚だったと思う。当時はオーディオ雑誌をよく読んでいたものだったが、「ステレオ」誌とか「オーディオ・アクセサリー」誌など、軒並み絶賛。オーディオ・チェックCDとしても有名だった。

特に「朝」はすがすがしい名演。数多い「ペール・ギュント」録音の中で、最も爽やかで冷涼感漂う演奏と思う。プレーン・ヨーグルトのサラッとした食感、あるいは、わが西条の「うちぬき水」の清涼さのよう。

第1幕への前奏曲も清澄感いっぱいの演奏。響きが透明で、素晴らしい。 玲瓏
「アラビアの踊り」でも、合唱が美しく、これも透明度が高い。

そしてエリー・アメリングのソプラノ!
このCDの成功の半分は、アメリングの歌唱にある。
ちょうど彼女の全盛期であって、弱音部での美しさは「玲瓏玉を転がす」感じ。
「ソルヴェイグの歌」ではたっぷりとしたテンポで見事な詠唱。澄んだ秋空に溶けてゆくような美しさ。
「ソルヴェイグの子守歌」での安らぎもイイ。暖かく包み込んで、すべてを忘れさせる母性に富んだ名演名唱。

エド・デ・ワールトの指揮は、サンフランシスコ響を十分にドライブして、北欧ロマンを美しく歌い上げてゆく。
各曲ともゆったりとしたテンポで、フレージングが深々として気持ちよく、何より音楽の運びが自然で柔らかい。表現も若々しいのに、内容は穏やかで、過激に走らないのがさらに良い。
これは、ワールトの代表盤ではないかと、密かに僕は思っています。



AUTHOR: 猫よしお DATE: 10/01/2007 11:57:47 お世話になります。
いつも同じようなコメントしかできないので申し訳ございません。
ワールトは比較的地味な指揮者ですが
ロッテルダム・フィル時代はオランダではハイティンクの次に
実力者だった人です。
それにしてもフィリップスの録音はエエですね(笑)
いつも良い音をしております。
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コメント

>天ぬき 様
こんばんは。コメントをありがとうございました。
デ・ワールト盤は、CD初期の名盤、僕は今も大好きで、高価だった(自分はビンボーだった)ことを思い出しつつ懐かしく聴いています。
爽やかでは今も最高の1枚です。

ロッテルダム・フィルやドレスデン・シュターツカペレを振った演奏がフィリップスにありましたね。
モーツァルトの「ハフナー」はSKDとヴァイオリン独奏のウト・ウーギが素晴らしかったですね。懐かしいです。

こんばんは。
朝夕は肌寒いくらいになりましたね。
それでも今日はセミ、しかもアブラゼミが最後といわんばかりに鳴いていました。

発売当初のCD、高かったですね。
3,500~4,000円くらいが平均的な価格だったと思います。
この頃だったか車のCMでボレロが使われて、その後ボレロが流行りましたが、
そのCMで使われた録音がワールト盤だったような覚えがあります。
ロッテルダム・フィルだったでしょうか。

>hsm 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
ようやく秋になってきましたね。朝晩の「冷え込み」を感じます。
さて、「ボレロ」、流行りましたね。ホンダのプレリュードのタイトルバックに使われた・・・・と記憶しているんですが・・・・・ちょいとあやふやです。
デ・ワールト/ロッテルダム・フィルの演奏だったですね、確か。
(もしかしたら、ハイティンク/ACOかもしれません・・・・)

このデ・ワールトの「ペール・ギュント」もCMに使われていました。トヨタのスプリンターだったと思います。

「CMに使われたクラシック」なんていう企画ものCDも昔は結構ありましたね。思い出します。

mozart1889-san
こんばんは!
TBありがとうございました。
このペール・ギュントは、隅から隅までズズズィーット爽やかですよね。
おっしゃる通り、ワールトの代表盤です。
文句の付けようがない、パーフェクトな仕上がりです。

>yuhoto 様
おはようございます。コメント感謝です。
デ・ワールト盤は懐かしいです。発売当時、4,000円もしたんですから、もう聴く方も必死、アメリングの美声が心に染みましたねえ。
CDの高価な時代を思うたびに、涙が出ます。
そんな思い出が蘇る、これは僕にとっての最高の名演盤です(^^)V

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