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モーツァルトの交響曲第41番「ジュピター」 アーノンクール/アムステルダム・コンセルトヘボウ管

どんよりとした一日。
気温がグッと下がり、肌寒いくらいでした。

さて、今日はジュピターです。

モーツァルトの交響曲第41番 ハ長調 K.551「ジュピター」。
ニコラス・アーノンクール指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団の演奏。
1982年3月、コンセルトヘボウでの録音。TELDEC原盤のモーツァルト交響曲選集からの1枚。

第1楽章は、アーノンクールにしてはやや遅めのテンポ。いたって普通に進んでゆく。アーノンクールの当時の衝撃的な演奏(ヴィヴァルディの「四季」やヘンデルの「水上の音楽」)を知るものにとっては、やや拍子抜けのような演奏。普通やん・・・・。
アーティキュレーションも妙なところがない。ティンパニとトランペットを前面に出してくるところは特徴かと思うが、これは録音の加減かもしれない。
弦楽合奏はしなやかで優美。これなら、アーノンクールを嫌っていたカール・ベームでも許してくれるんじゃないか。
コンセルトヘボウ管のアンサンブルは、いつもながら見事だし、このオケらしい、渋くてやや暗めながらとても柔らかい響きは、やはりイイ。

第2楽章は、弦の静謐な響きがたまらない。これは全く美しい。野に咲く花のような、慎ましい美しさ。ジョギングの時に見かける、朝露に濡れた草花のような感じ。そしてそのしっとりとした潤いを感じる演奏。
まこと、コンセルトヘボウ管は美しいオケと思う。

第3楽章は独特のアクセントが随所に見られる。いよいよアーノンクールの本領発揮か。強弱のコントラストが大きく、ティンパニの強打も目立つ。迫力は十分。

フィナーレは快速。弦の刻みは鋭く、抉るような動きが感じられる。フレーズを短くスパッと切るところは、これぞアーノンクールだろう。
ダイナミックレンジも大きく、前の3つの楽章の優しい表現に比べて、峻厳激烈な感情が噴出する。響きは鋭く、室内楽的な感じであり、鋭角的にズバッと切れ込んでくる感じ。

演奏は、すべて繰り返しを行っているので、全曲演奏に41分かかります。
僕は「ジュピター」が大好きなので、全然気にならないのですが、聴き手によっては好みが分かれるかもしれません。

録音は標準的かな。
TELDECの録音なので、フィリップス・レーベルで聴くアムステルダム・コンセルトヘボウ管の響きとは少し違って、ややオンマイク的な録音・響きになっています。
これはこれで面白いです。


土日出勤であります。
そろそろ出かけましょう。


<モーツァルトの交響曲第41番「ジュピター」の自己リンクです>
■ベーム/ウィーン・フィル(1975年NHKライヴ)
■セル/クリーヴランド管
■クリップス/アムステルダム・コンセルトヘボウ管
■レヴァイン/ウィーン・フィル
■カラヤン/ベルリン・フィル(1970年EMI盤)
■C・デイヴィス/ドレスデン・シュターツカペレ
■クリヴィヌ/フィルハーモニア管
■バーンスタイン/ウィーン・フィル
■クーベリック/バイエルン放送響
■ブロムシュテット/ドレスデン・シュターツカペレ
■アバド/ロンドン響


AUTHOR: 猫よしお DATE: 09/30/2007 06:31:30 お世話になります。
「ジュピター」いい曲ですね。
私も大好きな曲の一つです。
列記されている通り、演奏もいいものが多いですね。
アーノンクールの演奏は、やや癖があり
出来不出来が多いように思います。
なので聴き手によっては好き嫌いがハッキリする指揮者ですね。
ただ、おっしゃるようにコンセルトへボウ管の響きが良いので
助かっている部分は大きいです。
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コメント

おはようございます
アーノンクールの39番と40番は気に入っているのですが「ジュピター」はどうもすんなり聴けないんです。三蔵法師の掌の上を動き回っている孫悟空を思い浮かべてしまいます。
アーノンクールはウィーンフィルとの39番と「新世界」、ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスとの「ポストホルン」、いずれもエアチェックしたものですがベスト3です。いずれもCDの演奏より気に入っています。

mozart1889さん、こんにちは。
何だか急に肌寒くなって来ましたね。
土・日の御出勤、お疲れ様です。
大変ですね。
御無理されませんように・・・

さて「ジュピター」ですが、私は一回目より二回目・・・
二回目より三回目と聴いているうちに、徐々に好きになっていきました。
特に最後の楽章は、気分が「スキッ!」とします。

こんにちは。お仕事お疲れ様です。私は実質「休日ストライキ」状態であります.....なんか言ってることが変だな......

 「去年の恩恵」セットですね(笑)
 アーノンクール、コンセルトヘボウとの演奏では結構大人しかったりするのですよね。過激派としか言い様の無いアーノンクールのイメージからすると随分違います。トン・コープマンの方がいっそ過激かも.....



>猫よしお 様
おはようございます。コメント感謝です。いつもお世話になります。
「ジュピター」大好きなんです。同好の方がいらしてくれて、嬉しいです。
アーノンクールのモーツァルトは、独特のアクセントがあって、時にエキセントリック。ベームは嫌っていたといいますね。
僕は面白いなと思いつつ聴いていました。
ただ、これはスタンダードとは云えないでしょうが・・・・・。
コンセルトヘボウ管の音は素晴らしいです。エエなぁ・・・・いつも思います。

>ばぐ 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
モーツァルトの音楽は、途中から聴いても、モーツァルトだと分かりますね。他の人と、「声」が違います。何と云ったらいいのか、モーツァルトの内部からの声が、他の作曲家とまるで違う感じですね。
ホグウッド/エンシェント室内管盤、懐かしいです。僕は後期三大交響曲集のLP2枚組を今も大事に聴いています。
発売当時は斬新な演奏でした。大変話題になりました。
今聴くと、結構穏やかな感じですね。時代が変わったせいかもしれません。

四国も寒くなりました。長袖。ネクタイです。

>hiromk35 様
おはようございます。いつもお世話になります。コメント感謝です。

25番・・・・・シュトゥルム・ウント・ドラング!・・・・それは、是非聴かなくちゃ
イカンですね。ボックスを買ってから、まだ聴いていないんです(^^ゞ。
いやはや、箱物の難点です。全部聴かなくちゃアカンですね。

ご助言有り難うございました。早速取り出します。

>天ぬき 様
おはようございます。いつもお世話になります。
アーノンクールの「新世界」ですか。これは聴いたことがありません。探してみます。「新世界」は大好きなんですよ。
数年前まで、アーノンクールの録音が多かったので、随分聴いたんですが、「新世界」は持っていませんでした。スメタナの「我が祖国」は良かったので期待して探しますね。

コンセルトヘボウ管とのモーツァルトもいいんですが、ヨーロッパ室内管との録音も、なかなか良かったです。

>yuri 様
おはようございます。いつもありがとうございます。
四国は急に気温が低下、いよいよネクタイに長袖です。一気に下がりました。これで涼しくなってくれればいいんですが。

ジュピターの終楽章はエエですね。最高のフーガと思います。
これを聴くと、僕も気分がスッキリ、元気が出てきます。
仕事疲れも吹っ飛びますね(^^)V。

>Verdi 様
おはようございます。コメント感謝です。
そうですそうです、コープマンの方が過激ですね。
アーノンクールは、結構穏やかにやってます。
コンセルトヘボウ管の伝統が、そうさせたのかもしれませんが、アーノンクールにしては、遠慮がちなところがありました。
もっと激しいのかなと期待していたんですが・・・・・・「普通」に楽しめました。

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