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モーツァルトの交響曲第39番 変ホ長調 K.543 スウィトナー/ドレスデン・シュターツカペレ

四国では、日中の蒸し暑さが続いております。
ただ、朝夕はだいぶ涼しくなりました。ジョギングの時の風が、夏とは違います。
モワッとした風から、サラッとした風に変わっています。朝焼けの空も、だいぶ澄んできました。空が高くなってきました。トコトコ走るのには、絶好の季節です。

この数日はiPod-Shuffleにモーツァルトを沢山放り込んで、ジョギングしてます。どうも、クラシック音楽では、モーツァルトが抜群にジョギングに合います。
というわけで、今日はモーツァルト。

モーツァルトの交響曲第39番 変ホ長調 K.543。
オトマール・スウィトナー指揮ドレスデン・シュターツカペレの演奏。
1976年、ドレスデンのルカ教会での録音。独シャルプラッテン原盤。

交響曲第39番は、モーツァルトの「白鳥の歌」だ。
・・・・と、モーツァルト関係の本を読むと書いてある。確かに、最晩年のピアノ協奏曲第27番やクラリネット協奏曲、それに「魔笛」に聞こえるような声と同じモーツァルトの声が、この曲には聴ける。枯淡というか、諦念というか、彼岸の境地というか。
味わい深い一品だと、いつも思う。

このスウィトナー盤は、とにもかくにも、ドレスデン・シュターツカペレの音が素晴らしい。ルカ教会での録音状態も良好で、ふっくらと残響豊かで、耳に実に心地よい。この柔らかでまろやかな音だけで、聴き手を幸福にさせるモーツァルト。

スウィトナーの指揮振りは、キビキビとしてリズムがよく弾み、溌剌、颯爽としたモーツァルトであって、これはスウィトナーの美質であると思う。音の分厚さよりも、見通しの良い、透明度の高い音で、爽やかに駆け抜けてゆくモーツァルトになっている。

第1楽章の序奏部の、豊かな広がりからして、心を奪われる。
主部にはいると、瑞々しい生気に満ちたモーツァルトが現れる。スウィトナーの指揮は軽やかでいて、正統的な演奏を導き出す。
録音された1970年代後半当時は、この瑞々しさが大いに評価されたと思う。ピリオド楽器の演奏が広がる以前、伝統のモーツァルトが、涼風のように響いたから。
続く第2楽章は優美の限りだし、第3楽章のメヌエットは精力的なトゥッティが気持ちよい。クラリネットも実に上手く、響きもイイ。
フィナーレもまた優美にして爽快。

モーツァルトを聴く楽しみや悦びが一杯詰まった演奏。
個々の楽器のバランスの良さは特筆もの。
弦楽セクションの引き締まった響きに乗って、鳴り渡る管楽器が特によろしい。


30年以上昔の録音になってしまいましたが、今も十分な音で鳴ります。
独シャルプラッテンの真面目な音楽作りが印象的です。


AUTHOR: narkejp EMAIL: narkejp@netscape.net URL: http://blog.goo.ne.jp/narkejp/ DATE: 09/23/2007 06:17:41 おはようございます。当地は朝晩だいぶ涼しくなりました。20度を切ることもあります。ウォーキングには快い季節です。スウィトナーのモーツァルトは、N響でだいぶ聴きましたが、おっしゃるとおり見通しの良い、いい演奏ですね。御本人は、日本でモーツァルト指揮者のように言われることが不本意だったらしく、ブラームスやドヴォルザーク等も聴いてほしいと言っていたとか。私も聴いてみたいです。健康上の理由だそうですが、DENONに残されたベートーヴェンの優れた録音を聴くにつけても、早い引退が惜しまれる指揮者でした。
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コメント

おはようございます。
今日はまだ暗いうちから目覚め、ドキドキしています。

さて、モーツァルトの交響曲の中で一番好きなのが39番なんです。
どの楽章も好きなんですが、3楽章が格別です。聞いていて「あ~幸せ」と感じます。(いいおっさんが何を言っているのかという感じですが・・・)
CDはクーベリック盤を持っています。格調の高さがいいんです。

スウィトナーは、N響を指揮していたのをよくテレビで見ていました。懐かしい名前です。音楽の颯爽感がいいですね。

>ばぐ 様
おはようございます。早速のコメントを有り難うございました。
スウィトナーは、N響の指揮者でしたから実演はよく聴けましたね。お父さんのご趣味で、ばぐさんは子供の頃からN響とは・・・・羨ましいです。
僕の父はもっぱら三波春夫と村田英雄でした(^^ゞ。

他にもホルスト・シュタインにヴォルフガング・サヴァリッシュなど、懐かしいですね。サヴァリッシュは引退しましたので、シュタインだけが現役でしょうか。(シュタインのシューベルトやブラームス全集は素晴らしい演奏でした)
四国に住むようになってからはN響とはとんと縁がなくなりました。
この夏、久しぶりに松山で聴きましたが。

>よんちゃん 様
おはようございます。コメント感謝です。有り難うございました。
モーツァルトの39番交響曲、いいですね。メヌエットなどは最高の出来だと思いますし、全編にわたって上品な美しさを感じます。

ああ、クーベリック/バイエルン放送響!
彼らのモーツァルトは、僕も最も愛するものです。クーベリックの後期交響曲集で、僕はモーツァルトの美を知りました。
懐かしい名演奏です。
スウィトナーの爽快なモーツァルトももちろん素晴らしいですし、モーツァルトを聴く楽しみは全く尽きませんね。

こんにちは。僕もモーツァルトのシンフォニーは、39番が一番味わい深くて好きです。そして、オーケストラはやっぱり現代奏法、編成は大き目。でないと、この曲を聴いた気がしないんです。
 スイトナーの39番、このエントリーを見ると購買意欲をそそります。

おはようございます。
39番、人気ありますね。ワタシも筆頭にあげたいです。
スウィトナーの演奏はCDのほかにSKBとのエアチェックテープも大事にしています。
変わったところではアーノンクール、殆ど聴かない指揮者ですがこの39番と40番だけは気に入っています。

mozart1889さん、こんにちは。
私も39番は、大好きです!
初めてテレビ(N響)で聴いた後に、すぐCDを買いに行きました。(ウィルヘルム・フルトヴェングラー指揮*ベルリンフィル)
「モーツァルトを聴く楽しみや悦びが一杯詰まった演奏」確かにその通りですよね。
何度、聴いても飽きない交響曲です。

モーツァルトの曲は、朝のジョギングにピッタリなんですね。いいですね~♪

>ヒロノミンV 様
こんにちは。コメントを有り難うございました。
スウィトナーのモーツァルトは、edelの激安ボックスセットが出ています。CD1枚3,500円で購入していた時代を考えると、もう、涙が出るような激安です。
39番交響曲はイイですね。同好の方がいらしてくれて嬉しいです。僕も現代楽器、現代奏法で大きめのオケで聴くのが好きです。
古楽器ではホグウッドのが良かったです。コレギウム・アウレウム合奏団のは古楽器で現代奏法、ゆったりと柔らかい演奏で好きです。

>天ぬき 様
こんにちは。いつもお世話になります。コメント感謝です。
スウィトナーのエアチェック・テープは、今となると貴重ですね。ドイツ統一後、スウィトナーは引退していますので、もう実演が聴けませんものね。

アーノンクールのモーツァルトは斬新で面白いですね。新録音のヨーロッパ室内管盤よりも、旧盤のアムステルダム・コンセルトヘボウ管盤の方がいろいろやっていて面白く感じました。

>yuri 様
こんにちは。コメントを有り難うございました。残暑が続く四国です。
yuriさんも39番交響曲、お好きですか。同好の方がいらしてくれるのは嬉しいです。
買ったCDがフルトヴェングラーというのも渋いですね。僕は、40番は聴いたことがありますが、39番は聴いたことがないんです。
(40番の印象は「速かった」です)

朝ジョグにはモーツァルトがイイです。これから涼しくなると、もっと気分良く走りながらモーツァルトを聴けると思うんです。

カザルス/マルボロ音楽祭管で久しぶりに聴きなおしました。以前、友人に聴かせたところ「熱すぎる。こりゃ~まるでベートーヴェンじゃ!」なんて言われてしまったことがあります (~~!
う~ン、聴いていると「そうだよね、そうだよネ」と、グイグイ引き込まれるし、39番はこんな解釈もあり、と思うんですがねえ?
 ・・・と言いつつも、よい意味で中庸を得た演奏の (と想像される) スウィトナーを聴いてみようかな、とグラグラしているところです。

今晩は、LPは徳間エテルナ盤だったでしょうか、40、41番も一緒に聴いたような記憶があります。

>音の分厚さよりも、見通しの良い、透明度の高い音
スイトナー以外に、ドレスデンを振った指揮者に共通しますか?ブロムシュテット、フォンク、若杉、ヴァルヴィーゾとか・・・。オケが指揮者を選んでるのかな?デイヴィスはちょっと違うな。スイトナーが一番、味が濃いかなぁ
浪漫的というか。

>hiromk35 様
こんばんは。いつもお世話になります。有り難うございました。
カザルス/マールボロ音楽祭管のモーツァルトは、CD3枚組の後期交響曲集で持っています。これは熱いです。火傷しそうなくらい情熱的。
確かにベートーヴェンのような演奏ですね。録音が貧しいのが残念なんですが、貴重な記録と思います。

スウィトナー盤は、カザルスに比べると端正な演奏で、サラッとした感じかもしれません。僕は、こういうモーツァルト、好きなんです。

>ドレドレ 様
こんばんは。いつもお世話になります。四国はまだ暑さが残ってます。
ドレスデン・シュターツカペレのモーツァルト、僕はスウィトナー、ブロムシュテット、C・デイヴィス盤をそれぞれ聴いています。
どれも甲乙つけがたい名演で、SKDもまろやかな音が素晴らしいです。
ロマンティックなのはスウィトナーでしょうか。
カッチリしているのはデイヴィス盤ですが、フィリップスの録音が、残響豊かなので、ふっくらした感じに聞こえます。
ブロムシュテットはシャープな感じがします。DENONの録音が最高ですね。

mozart1889さん、こんばんは。コメント、トラックバックありがとうございました。
シュターツカペレ・ドレスデンへの憧れは増すばかりす。
スウィトナーの指揮。
「ピリオド楽器の演奏が広がる以前、伝統のモーツァルトが、涼風のように響いたから」というところ、その通りですね。
感動的です。

>kazu9410008 様
こんばんは。こちらこそ、有り難うございました。
スウィトナーの古典~ロマン派はとてもイイですね。モーツァルトもべートーヴェも、シューベルトやシューマン、ブラームスも素晴らしい交響曲演奏と思います。
特に爽やかでリズム感の良いモーツァルトは、名演と思います。独シャルプラッテンの録音も端整で聴きやすいですね。

モーツァルトの交響曲第39番を聴く

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高校時代に、芸術の選択があったのですが、音楽の希望者が多すぎて、あぶれてしまいました。で、泣く泣く書道へ。残念無念(T-T)
でも、高校生のときに購入したLPのことは、一枚一枚、たいへん鮮明に記憶しているものですね。
学生の頃に書店でポケットスコアというものがあることを知り、初めて購入したのが、この交響曲第39番、変ホ長調、K.543。昭和26年に初刷が発行されてから、およそ20年経過しておりまして、定価が160円でした。ポケットスコアを見ながらLPを聴くのは、ちょいと生意気でスノッブな楽しみ方でし...

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