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ブラームスのヴァイオリン協奏曲 ハイフェッツ(Vn)・ライナー/シカゴ響

四国の田舎町では。未だ日中は残暑厳しいですが、朝晩は秋風が吹きます。
そろそろ涼しくなって欲しいもんです。

今日は往年の名盤を。

ブラームスのヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77。
ヤッシャ・ハイフェッツのヴァイオリン独奏、フリッツ・ライナー指揮シカゴ交響楽団の演奏。
1955年の録音。RCA原盤。輸入盤では、700円ほどで購入できる廉価盤になっている。

ハイフェッツの技巧が圧倒的。
テンポは速く、ビシビシと決め技を放ちながら、ぐいぐい進んでゆく。それでいて、ロマン派特有の情熱は伝わってくるし、ヴァイオリンの音そのものは常に輝かしい。高速パッセージでのも輝かしさを失わないのがスゴイ。
ああ、この人はヴァイオリンで何でも出来てしまう、何でも表現できてしまうんだろうなぁと思う。

ライナーの指揮もスキがない。ハイフェッツの快速テンポによくついているな・・・・と思ったら、いやはや指揮者当人が「弾丸ライナー」だった・・・(^^ゞ。

第1楽章のテンポは非常に速い(速いはず)のだが、体感的に云うと、ハイフェッツのヴァイオリンが切れ味鋭くサッパリと心地よいので、あまり速く感じない。
音は高音がキャンつく感じで、やや惜しい。50年前の録音ゆえ、致し方ないか。
カデンツァはハイフェッツの自作。激しく情熱的で、ロマンが溢れる。

第2楽章は、まず冒頭のオーボエがイイ。朗々と響くその音からは、懐かしさめいたものさえ漂う感じ。
ハイフェッツのヴァイオリンは、よく歌い。ふくよかな響きを聴かせてくれる。速さと技巧だけではない、もっと深いところでハイフェッツが弾いているのがよく分かる。これを音楽性というのかな。逞しく、力強く、そして感謝に満ちた優美な歌が左右のスピーカーの間からこぼれてくる。ああ、ハイフェッツは素晴らしい。

第3楽章もスゴイ。ハイフェッツは速い、上手い、そして熱い。
ライナー/CSOも熱い。そして万全の布陣で支えきる。ハイフェッツのヴァイオリンをよく理解し、見事な協奏に仕上げてゆく。
ラストはものすごい盛り上がり、昂奮する演奏。

録音はさすがに古くなりました。
50年以上昔の音ですから、最新録音と比べるわけにはイカンでしょうが、時代を考えれば、上々の録音と思います。


<「ブラームスのヴァイオリン協奏曲」 自己リンクです>
■スターン(Vn) ・メータ/ニューヨーク・フィル
■シェリング(Vn) ・ハイティンク/アムステルダム・コンセルトヘボウ管
■コーガン(Vn) ・コンドラシン/モスクワ・フィル
■クレーメル(Vn) ・バーンスタイン/ウィーン・フィル
■ミルシテイン ・ヨッフム/ウィーン・フィル


AUTHOR: 望 岳人 URL: http://kniitsu.cocolog-nifty.com/zauber/ DATE: 09/22/2007 05:26:33 おはようございます。

同じ音源だとは思うのですが、いわゆるパブリックドメイン的なCDを入手し記事を書いたことがあります。ブラームスのヴァイオリン協奏曲は好きなものでいくつかCDが集まってきましたが、ハイフェッツとライナーの共演盤はいろいろな意味で別格的な演奏ですね。往年の名盤なのですが、こんな演奏もあったのかとびっくりしました。
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コメント

こんにちは。
数あるバイオリン協奏曲の中で一番好きなのがこの曲です。
残念ながらハイフェッツ、ライナーものは聞いたことがありません。
自己リンクで上げておられる演奏も多分聞いたことがないでしょう。(ミルシテインのものはひょっとしたら聞いたことがあるかもしれません)
僕の持っているCDは、パールマンとジュリーニ/シカゴ響のものです。
歌で満ち溢れた演奏ですごく気に入っています。

個人的なことですが、明日吹奏楽フェスティバルがあって演奏してきます。よければ拙ブログをご覧下さい。

こんにちは。
 これまた懐かしいですね。例によってLP末期に廉価盤で、当時のRVC盤で揃えました。ハイフェッツ、ルービンシュタイン...........
 ブラームスの協奏曲は、ヴァイオリン協奏曲というより交響曲みたいで、ちょっとしんどいですが、聞き応えはありますね。ハイフェッツで好きだったのはやっぱりメンデルスゾーンとかだったりします(^^々


おっと。メンコンじゃなくてブラームスでしたね。失礼しました。
ブラームスがライナー/シカゴ響、ベートーヴェンがミュンシュ/ボストン響との協演で、これも3,500円でした。あの時代によく頑張って買ったよね~、と我ながら感心しています。

>望 岳人 様
こんにちは。コメント感謝です。有り難うございました。
ハイフェッツは、ホンマに別格のヴァイオリニストですね。何を弾いてもスゴイと思います。このブラームスもそうですが、メンチャイも、ベートーヴェンも唖然とするほどのヴァイオリンを聴かせてくれました。
圧倒的な技巧と、それを表に出さず、あまり技巧を感じさせない振る舞いがすてきです。

>hiromk35 様
こんにちは。いつもお世話になります。感謝です。
ハイフェッツのメンチャイもブラームスも、素晴らしい名演、圧倒されます。

我が家にも、hiromk35さん同様、昔購入したCDは標準価格3,500円とか3,200円とか、中には4,000円なんていう高価なものがあります。
今なら廉価盤でベートーヴェンの交響曲全集が買えてしまいますし、いわゆる4大ヴァイオリン協奏曲はほとんど入手出来てしまいますね。
まったく、隔世の感があります。

>天ぬき 様
こんにちは。いつも有り難うございます。
ブラームスから1曲・・・・・僕もヴァイオリン協奏曲をとります。最もブラームス的で、中身が詰まった曲だと思います。大好きです。
僕は、オイストラフやシェリングで聴くのが本当は好きなんですが、ハイフェッツのヴァイオリンで聴いていると、やはりグイグイ引き込まれます。
スゴイ演奏だと思います。

ジネット・ヌヴーは聴いたことがないんです。いつか聴いてみたいですね。

>よんちゃん 様
こんにちは。コメントを有り難うございました。
パールマンとジュリーニ/シカゴ響のEMI盤、LP時代からよく聴いています。よく歌うヴァイオリン、屈託なく明るいところがパールマンの持ち味ですね。ジュリーニとフィルハーモニア管のコンビで録音したベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲も、大好きな演奏でした。
このごろ、そういえばパールマンの名前をあまり聞かないですね・・・・。

明日の演奏会、成功されますことを。
指揮者は大変ですよね。頑張ってください。

>Verdi 様
こんにちは。いつもお世話になります。
LP末期の廉価盤・・・・1,200円盤のことでしょう?僕もハイフェッツやガーディナー、オーマンディ、さらにはアーサー・フィードラー/ボストン・ポップスまでを沢山買い込みました。RCAはレギュラー盤の廉価盤化に熱心ではなかったので、これはチャンスと沢山買い込んだ覚えがあります。
LPを買ったのはあれが最後だったような気がします。

ハイフェッツのメンチャイも愛聴盤です。
この人はホンマに凄いヴァイオリニストでした。

こんばんは。
ハイフェッツ&ライナーといえば、一番に思い出すのが『チャイコフスキー』の協奏曲です。これもグイグイ突き進む凄い演奏です。SACDでは、ブラームスとのカップリングで発売されています。
録音も時代を感じさせない素晴らしい音場、音質を再現してくれます

ブラームスのバイオリン協奏曲はこの演奏もよく聴きますが最近は、ナイジェル・ケネディ&テンシュテットの暴演に耳が行きます。

>あるべりっひ 様
こんばんは。いつもお世話になります。コメント感謝です。
そうですか、SACDは音がイイですか。もう50年も前の録音になるのに、当時のRCAの技術は凄いんですね。Living-STEREOシリーズも素晴らしい録音ばかりですしね。

ナイジェル・ケネディ盤は未聴です。そうですか、暴演ですか。興味ありますね。

いつまでも暑い日が続きますな。仏事があったので今日見ましたのじゃ。
爺もバイオリン協奏曲といえば先ずはブラームス、ブラームスといえば先ずはバイオリン協奏曲の口ですな。それくらいの名曲じゃと思う。
そしてハイフェッツは絶対に外せませんな。仰せの通り速いテンポで切れ味鋭くグイグイと突き進んでゆくが、一音一音が明確で美しく歌われている。かといって過度な叙情に溺れることもない節度ある演奏じゃ。古いわりには録音もいいと思うし、誰もが一度は聴くべき演奏ですな。
も一人聴いておきたいのがジネット・ヌヴー。シュミット=イッセルシュテット/BPOでもデゾミエール/フランス国立管弦楽団のどちらでもいい。弱冠15歳でその後巨匠となるオイストラフを打ち破った技巧は言うに及ばず、激しく熱い表現には鬼気迫るものを感じますな。ただ録音がよければなぁ。

愛聴しておるのはムローヴァ/アバド/BPO盤。線の細い音色じゃが、確かな技巧で女性らしい叙情をじっくりと歌い上げておってこれも捨て難い。
実はまだ若い頃にチョン・キョンファがブラームスを収録するのを今か今かと楽しみに待っておって、2000年にようやく収録したものの待ちくたびれてしもうて未聴なのじゃ。円熟した演奏もいいが、若いチョン・キョンファの熱く激しい演奏を聴きたかったのに残念じゃ。

>峠茶屋の爺 様
こんばんは。いつもお世話になります。コメント感謝です。
ハイフェッツのブラームスは、おっしゃるとおり、速いテンポなのに一音一音が明確で、さすがの技巧と思いました。傑作ですね。
ジネット・ヌヴーは世評高いですね。にもかかわらず、僕は聴いてません。どこかで入手してみたいと思います。
ムローヴァとアバドの演奏は、来日公演がBSで放送されたのを録画して観てます。これも切れ味鋭い演奏です。アバドも好調でした。
鄭京和のブラームスは、ラトル/VPOとの共演で聴いています。ラトルの「運命」とカップリングでした。もう少し若いときに聴きたかった・・・・と僕も思います。鄭京和としては、少し録音が遅かったと思うんです。

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