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J・S・バッハのコラール前奏曲集 ウィルヘルム・ケンプ(Pf) ~バッハ名演集~

夜中に雨が降っては、日中は蒸し暑い・・・という日々です。
9月も半ばを迎えて、まだ、残暑であります。いやはや。

さて、今夜は雨音を聞きながら、ウィルヘルム・ケンプのピアノ独奏によるJ・S・バッハの名演(コラール前奏曲)集を。
1974~75年、ドイツ、ハノーファーでの録音。DG盤の廉価盤2枚組。

夜中に、ふとバッハを聴く。ピアノ曲集などをモゾモゾと。
あまり上手なピアノでなくて良い。キラキラと鮮烈である必要はない。夜中だから、しっとりと聴きたい。ほっと落ち着く音で聴きたい。
ボリュームは絞り気味、家人が目を覚まさぬように。
ふだんはターンベリーをガンガン鳴らして、オーケストラ曲を聴いているので、ついついボリュームを上げてしまいがち。今日は、ゆっくりと静かに上げてゆく。

このケンプのレコードは、残響成分が多く、ゆったりと聴けるのがイイ。
ピアノの音のエッジは丸く、カツンとした響きからは遠いのだが、夜中にはちょうどいい。
ケンプも技巧をひけらかすタイプではなく、じっくり、ゆっくりと弾いてゆく。
録音当時、ケンプは80歳。ドイツの伝統を背負うピアニストとして、最長老だったころだ。

コラール前奏曲が、しみじみとしていて味わい深い。そして、バッハの音楽が持つ慰藉が、静かに、淀みなく流れてくる。

録音状態はそう良くもなく、ケンプのピアノもそんなにスゴイわけじゃない。曲だってバッハの有名曲で、ありきたりのものだ。特に変わったレコードではない。

でも、こういうLPを夜中に聴くのはエエもんです。疲れを忘れます。そして、やがてまどろみの中へ・・・・。いつしか眠りこけて・・・。

曲目は、有名なもの。

コラール前奏曲では、「いざ来ませ、異邦人の救い主」、「いまぞ、その時」、「目覚めよと呼ぶ声す」、「楽しい喜びの声で」など。
特に胸にジンとくるのは「主よ、人の望みの喜びよ」。何度聴いても、心にしみる名曲と思う。
「シチリアーノ ト短調」や、「ラルーゴ」(BWV1056より)もよろしい。
グルックの「オルフェオの嘆きと精霊の踊り」も、しみじみとした名演。

これCDでは現役盤でしょうか?

演奏は確信に満ちたもので、毎日の生活と文化の伝統に根ざしたバッハという感じ。
新鮮な閃きはないものの(別になくてもエエですな)、「バッハというのは、こういうもんや」と信じて演奏している風情が、実によろしいんです。
ケンプのバッハでありました。


AUTHOR: 望 岳人 URL: http://kniitsu.cocolog-nifty.com/zauber/ DATE: 09/16/2007 07:47:42 おはようございます。高橋悠治とケンプによるバッハの作品集のCDからトラックバックさせていただきました。ケンプの録音は、mozart1889さんの紹介のものと同じ音源のものだと思います。LPは2枚組みですか?とすると結構多くの曲が収録されているのでは?(同じシリーズでヨッフムのハイドンのロンドンセット抜粋を持っております。) 今朝は、この記事を拝見して、家族を起こすために、ケンプの『目覚めよ』をステレオで鳴らしました^^; OIBP化されたケンプのベートーヴェンなどはケンプのタッチも結構エッジが立って音色も透明感のあるものに聞こえますが、私のこのCDでも音色は結構丸いです。しかしそれが滋味のある彼のバッハによく合っているようですね。ケンプのバッハのCDはそれなりに入手できるようですが、未だこれ以外には手元にはありません。平均律やゴルトベルクも聞いてみたいと思っています。
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コメント

>望 岳人 様
こんばんは。早速にコメントとTBを有り難うございました。
ケンプのバッハ、CDで何枚か出ているようですね。今度見つけたら、平均律あたり入手してみたいと思います。
このLP2枚組が出た時に、ヨッフムのハイドンや、アルゲリッチのショパン、グルダのモーツァルト・ピアノ協奏曲(20・21・25・27)、カラヤンのメンデルスゾーンなども買っておりました。懐かしいLPなんです。あの頃は、年末ボーナスのセールで、廉価盤がまとめて出ますので、お金を必死に貯めておりました。
高橋悠治も懐かしい名前ですね。彼のバッハはFM放送でしか聴いたことがないんですが、新鮮な演奏でしたね。

>天ぬき 様
こんばんは。いつもお世話になります。感謝です。
ブレンデルのコラール前奏曲もエエですね。「ブレンデル・バッハ・アルバム」というCDに入っていたと思うんですが、このCDは大のお気に入りです。録音状態も最高で、フィリップスの名盤だと思います。

買おう買おうと思って買いそびれる・・・・・・・いや、全くその通りです。
見つけたときが買い時・・・・・最近は、エイヤッと買ってしまうことにしています。

>Verdi 様
こんばんは。いつもお世話になります。有り難うございました。
ケンプのバッハは、あまり巧くないところがエエです。詩的な美しさもあって、夜中にモゾモゾ聴くのにエエですね。
「主よ人の望みの喜びよ」、大好きな曲です。いつ聴いても心洗われる思いです。あ、「目覚めよ・・・・」もイイ演奏でした。

ケンプのバッハは、ユニヴァーサルから、CD化されているようでした。見つけたら、買い直そうかなと思います。

こんばんは。
コラール集のピアノ演奏は、古いリパッティ演奏のLPしかありません。古い音ですが、心に染みこむ何かを持った演奏です。
ほとんどは、オルガン演奏で聞くことが多いです。『目覚めよ・・・』を含む『シューブラー・コラール集』は特にお気に入りの1枚です。

>あるべりっひ 様
おはようございます。いつもお世話になります。
リパッティ盤は聴いたことがないんですが、彼の晩年の演奏などを聴くと、バッハも良さそうですね。いつか聴いてみたいと思っています。

オルガンでのコラール集、本筋はこちらかもしれませんね。
コープマンのオルガンで聴いてます。心にしみてくる音楽ですね。

有り難うございました。感謝です。

ややバッハ日記というブログにて紹介されていたNAXOSのバッハのピアノ用編曲集を買いました。
お目当てはパッサカリア ハ単調BWV582。嵌りまくっています。大音量で聴くとオルガンのやかましさが無い分、こころにつきささる深度がより強いですね。グールドにも同曲の録音を残して欲しかった。
HMVで検索してたらピアノ版同曲が輸入hyperionにもあり別編曲でこちらも購入。う~ん、甲乙つけがたい!

>ros2019 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
パッサカリアはオルガン曲ばかり聴いているんですが、なるほど、ピアノ曲で聴くのもエエかもしれませんね。
ナクソスにハイペリオン、ふだん僕は余り聴かないレーベルでして、持っているCDも少ないんですが、個性的な録音を出していますね。
僕も聴いてみたく思いました。
有り難うございました。

J.S.バッハ 「ピアノ」による小品集 高橋悠治 ケンプ

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セット物の分売。ブゾーニ、ケンプ、高橋悠治の編曲によるピアノでのJ.S.バッハ 小品集。 高橋悠治は今でも活躍中で、先般もCDショップで新録音の「ゴルトベルク変奏曲」のCDが発売されているのを見た。

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