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ワーグナーの楽劇「ニーベルングの指環」より「ラインの黄金」 ヤノフスキ/ドレスデン・シュターツカペレ

休日は、録りだめしていた映画を観たり、昼寝をしたり・・・・。
そして、大曲を聴きました。

ワーグナーの楽劇「ラインの黄金」。
マレク・ヤノフスキ指揮ドレスデン・シュターツカペレの演奏。
1980年12月、ドレスデン・ルカ教会での録音。RCA輸入盤。

これは、デジタル初の「リング」録音として、発売当時に非常に話題になったもの。
日本のDENON、西独オイロディスク、東独VEBシャルプラッテンの共同制作というのも話題だったし、第2次大戦で灰燼に帰したドレスデン国立歌劇場のゼンパー・オパー再建落成を記念して、「リング」上演プロジェクトが進行しているときの録音であったことも、話題を増幅させたのだった。

1982年初出当時、レコード3枚組7,500円。2年後に全曲が完成し、そのときはCD化されて発売、全曲で何と63,000円!昭和59年春のことであります。
欲しかったなぁ・・・・でも若い僕はビンボーでとてもじゃないが手が出なかった。買えんかったなぁ。

月日は流れて幾星霜、2007年この春、HMVのバーゲンで見つけました。レーベルはRCAに変わっているが、中身は同じ。その全曲盤は5,800円。僕は目を疑ったなぁ。何と十分の一以下の価格。いやはや、欣喜雀躍して僕はクリックしたのであります。
23年の時を経ての、ドレスデン・シュターツカペレの全曲盤との出会い。ああ、待ってたよ。

このヤノフスキ盤、「ラインの黄金」から順番通りに発売されたのだが、昭和57年の初出当時は世評絶賛。ところが翌年に「ワルキューレ」と「ジークフリート」が出る頃にはその賞賛はどこへやら、昭和59年「神々の黄昏」の時には、雑誌でも(「レコ芸」とかね)扱いが小さかった・・・・。
曰く、スケールが小さい、歌手が昔に比べて小粒、ヤノフスキの指揮が未熟・・・・。

でも、そんなことはどうでもエエんです。僕にとってはこの23年の月日が大切であって、勿論、「リング」全曲など今でも難物なんですが、若造時代に比べれば少々耳には慣れました。もっとも、今も僕はワーグナーの良い聴き手ではありませんが。

さて、この「ラインの黄金」。
DENONの録音が圧倒的に素晴らしい。イイ音。最高であります。
ドレスデン・シュターツカペレの音も、もちろん最高。ルカ教会の残響は極上であって、SKDの音はまろやかでクリーミー。このサウンドはやはり最高。

テオ・アダムのヴォータン、ペーター・シュライアーのローゲなど、男声陣はベスト・キャスト。女声陣も充実。

涙ものは、ラインの乙女・ヴォークリンデにルチア・ポップ!
これ、いわば端役です。それをポップが熱唱します。真摯に、天下の美声で歌ってくれます。ああ、こんな端役で、そんなに立派に歌わんでもエエのに、と思いたくなるほど、ポップの歌唱は素晴らしい。涙なしには聴けません。彼女はホンマに最高の歌手でした。


「リング」の細かなところはよく分かりません。
偉そうなことも書けません。素人です。
でも、せっかく出会えた演奏、徐々に、じっくり、楽しみを急がずに、聴いていきたいと思います。


AUTHOR: hiromk35 DATE: 09/10/2007 13:48:03 リングの全曲CDが5,800円とは! なんともスゴイ世の中になりましたね。

10年ばかり昔に中古レコード屋さんで、ベームのバイロイト・ライヴ全曲が5,000円だか6,000円だかと聴いて、耳を疑ったことがあります。金箔布装箱入りのうやうやしくなるようなLPセットでした。「ナゼ安いの?」とたずねたら、「こんな大曲をLPを聴く人はもういない。サッパリ売れないから捨て値で処分します」とのことでした。「憧れのリングがお小遣いの範囲内で手に入る!」と喜んで買って帰ったのですが、やっぱりサワリのつまみ聴きだけ、あとは書棚のインテリアになっています。
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コメント

>天ぬき 様
こんにちは。いつも、コメント感謝です。有り難うございます。
ヤノフスキの「リング」は、DENONの録音が素晴らしく、ルカ教会の音響も最高ですし、何よりオケのSKDがたまらない魅力です。演奏も真摯でいいなぁと思いました。大事に聴いていきたいです。
もっとも、僕もトシのせいか、ワーグナーの長大な楽劇を全部聴き通すのは、しんどくなりました。
もともとワグネリアンではありませんので、途中で居眠りしてしまいます・・・・・が、やはりワーグナーは凄いなとは思っています。

ショルティのLP全曲盤は・・・・中古盤でも昔は高うございました。

mozart1889様 こんばんは
 私も昨晩、「ラインの黄金」の1枚目のCDをクナ氏の演奏で聴きました。驚きました。。。他の交響曲などで、同じ曲と言う偶然はこれまでも経験あるのですが、まさかワーグナーでmozart1889様と同じ曲を取上げるなんて。。。なんか嬉しい気分です。
 ただ残念ながら、ご紹介のヤノフスキ氏については、CDのことを知っていた程度なのです。
 ところで最近のジャケット写真、素敵ですね。ちらりと見えるオーディオ装置も、素敵です。

こんばんは。

ヤノフスキのリングが発売された頃は毎月レコ芸を購読しておりましたが、デジタル初の録音ということで当初結構注目されていたことを私も覚えています。ただ、その頃はとてもリングまでに手が出るようなレベルではなく、今でももっと安い超廉価盤を流し聞きした程度で、道なお遠しというかんじです(>_<)。

この記事を拝読しながら、ヤノフスキがフランス放送フィルという彼が常任を務めていたオケとの来日公演を東芝オーレックスコンサートで聴いたことを思い出しました。フォーレの「ペレアスとメリザンド」の冒頭で会場からため息が出るほど洗練された響きだったことが蘇ってきました。

>みー太 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
クナッパーツブッシュの「リング」は、DECCAの「ワルキューレ」第1幕しか聴いたことがないんです。世評高いですね。フレージングの長い、悠揚迫らぬ演奏とのこと、一度は聴いてみたいと思っています。
でも、ワーグナーは長くて・・・・・(^^ゞ。

オーディオ装置、ラックスのプリメイン・アンプにDENONのCDプレーヤーがちょいと写り込んでます。今のところ、この音で満足しているんですが・・・・・。
あまり贅沢できないんですが、エエ音を言い出すときりがないですね・・・。

>望 岳人 様
こんばんは。コメント感謝です。
東芝オーレックス・コンサート・・・・何と懐かしい!
あのころ、ありましたね。僕はカセットデッキがAurexだったんです。ノイズリダクション・システムはadressでした。
そのころ、ヤノフスキが来日していたんですね・・・・。知りませんでした。

ヤノフスキの「リング」は『レコ芸』で話題だったですね。望さんも当時読まれていましたか。『レコ芸』はあの頃の方が面白かったです。
今は、あまり面白い記事がありません。僕が、すれてきたからでしょうか・・・・。

ヤノフスキのリング、完結するころには、最初のあの熱狂はなんだったのだろう、というほど盛り上がってませんでしたね。でも確かに、当時の名歌手を揃えた録音でした。

リングは、学生時代、枚数が少なく安かった(;^_^Aので、ベーム・バイロイトの分売を聴き倒しました。あのころは、時間がありました(笑)

こんにちは。
 なるほど、ヤノフスキ盤の初出時には、そんなことがあったのですね
 廉価盤は、何でも安くなるからいいけれど、そうした個々の録音の「盤史」みたいなものは全部御破算になってしまうので、ちょっと寂しいところではありますね

 指輪を全曲聞いたのは.......カラヤンで1回、くらいかなぁ。通しでなく、1週間くらいででしたか。ショルティもベームも、まとめては聞いてないなぁ。DVDですら通しはきついのだから、推して知るべしということで....

>stbh 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
stbhさんは、ベーム/バイロイトですか。往年の名盤ですね。しかも、学生時代に聴き倒す・・・・・のはスゴイです。僕なんか、学生時代にはワーグナーなどてんで分からず(ワーグナーを聴くことには憧れてましたが)、そもそもクラシック音楽もかじりたて、ふだんは「風」だの「オフコース」だのを聴いてました。ワーグナーは難しかったです。(今も難しいです(^^ゞ)

ヤノフスキ盤の、話題性の喪失、あれはいったい何だったんでしょう。
初めはもてはやされたのに・・・・・。
歌手は良かったですね。ポップのヴォークリンデは最高でした。

>Verdi 様
こんばんは。いつもお世話になります。
ヤノフスキ盤の、初出時の話題性の変化、この20年の価格の変遷・・・・いや、ホンマに盤史さまざまですね。
「リング」を聴き通すのは大変ですが、秋の夜長、今年はちと腰を据えてみようかなとおもったりしています。
衛星放送で録りだめしたビデオも沢山あるんです。・・・・・・・なかなか決意が要りますけれど・・・・・・(^^ゞ。

若い時分は「リング」全曲を聴くのが憧れじゃったが、評判のベームやショルティの全集は高くて爺にはとても手が出んかった。
金の切れ目が縁の切れ目で、若い時に聴けなかった「リング」は未だに馴染みにくいもんですな。
数年前にフルヴェンの掘出物を3千円くらいで買ったが、やっぱし時すでに遅しじゃった。
長大さに耐える根気も失せたし、82もあるライト・モティーフなんてもう頭に入らんし、せいぜいフラグスタートの声を楽しむくらいじゃ。
よう知らんかったが、ヤノフスキ盤ちゅうのは確かに女声陣が充実しててよさげですな。
破格の安さはありがたいのじゃが、しかし聴き通す気力・体力に自信がなぁ・・・・・

>峠茶屋の爺 様
こんばんは。いつもお世話になります。コメント感謝です。
おっしゃるとおり、ワーグナーなどの長大な曲・楽劇は、若い頃に聴いておかないと、トシをとってしまうと、億劫になるような気がします。
もっとも、昔は聴きたくても高価でしたので、なかなか手が出なかったですよね。今はエエです。ホンマに安価に入手できます。

ヤノフスキ盤はキャストも良く、女性陣も男性陣も健闘していると思います。もっと評価されてもエエんじゃないかなと云う気もします。

こんばんは。
『指輪』は、やはり全曲を聴くのが大変ですよね。私もカイルベルトの『指輪』全てアップできずにいます。
若い頃は、雄大、壮大などのイメージ先行でした。最近は歌詞の内容等が、すごく世俗的に思えて逆に面白いと感じるようになりました。音は古いですが、クナッパーツブッシュやフルトヴェングラーなどその世俗性を忘れさせるオーケストラ音が魅力です。また、シュルティやヤノフスキー、ベームはどちらかと言えば、世俗的な部分をあらわにしているように思います。なにより見て楽しいのは、シェロー&ブレーズのDVDでしょうか。
最近は、全曲を購入しても美味しい処のつまみ食いで終ってます。CDでも場所を取りますから、困ったもんです。

>あるべりっひ 様
こんばんは。いつもお世話になります。
さすが、「あるべりっひ」さん、沢山「リング」をお持ちですね。めぼしいものは全て所持されているんではないですか?
ブーレーズの映像は、衛星放送が始まったばかりに放映されたので、必死に録画した覚えがあります。昭和62年頃だったでしょうか。映像としては面白かったです。懐かしいです。
カイルベルトやフルトヴェングラー、クナッパーツブッシュは聴いたことがありません・・・・というよりは、歴史の世界の演奏のようなもので、僕には手が出ないです。
長大な楽劇、この秋の夜長にぼちぼち聴いていきたいと思っています。
また、いろいろ教えてください。

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