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モーツァルトのピアノ協奏曲第24番K.491 アシュケナージ(Pfと指揮)/フィルハーモニア管

今日は松山で身内の結婚式・披露宴。
昼に出発して帰宅は夜8時。いやぁ、長かった。料理も多く、ちと喰いすぎましたな。
しかし、当世若者風の、心温まるいい結婚式でありました。

さて、今日もLPを聴いてます。

モーツァルトのピアノ協奏曲第24番 ハ短調 K.491。
ウラディーミル・アシュケナージのピアノと指揮、フィルハーモニア管の演奏。
1979年5月、ロンドンのキングズウェイホールでの録音。
タスキには「ロンドンBEST150シリーズ」と銘打ってあり、レコード会社がよくやる自レーベルの名盤選の1枚です。

モーツァルトの後期のピアノ協奏曲で短調は2つ。20番と24番。
暗いのは24番の方。救いのない、出口のない暗鬱が忍び寄ってくる感じがある。
曲想は短調といいながら、相次ぐ転調の中でほのぼのとした明るさを持つところもあるのだが、そこにも不安に駆られるような気分がある。
やはり、モーツァルトとしては独特の協奏曲と思う。

さて、この演奏は名ピアニストのアシュケナージが「指揮もするのか」と話題になったころの1枚。アシュケナージは、モーツァルトのピアノ協奏曲での弾き振りをステップにして、指揮者に転じていったのだった。
ちょうど、この録音の前後、1980年代に入るとアシュケナージは指揮者になっていった・・・・・。ピアノで弾くべきレパートリーがなくなってしまったからかな?それくらい、ピアニストのアシュケナージは録音が膨大だった。

それにしてもアシュケナージのピアノはイイ。
第1楽章のカデンツァなど、才気煥発、センスに溢れたもので、惚れ惚れする素晴らしさ。ピアノの音色がいつもながら、ホンマにキレイ。

第2楽章のラルゲット、デリケートな響きが実に良い。アシュケナージにしては珍しく音に丸みを持たせた、霞がかったような音で聴かせる。ふだんは、クリスタル・グラスのようにクールで煌めくような音なのに、このモーツァルトでは、暖かく丸い音で、ロココ趣味を引き出そうとしたのかな。
たっぷりと音を鳴らすところ、時にグッとテンポを落としてためるところなどは、さすがの芸と思う。
フィルハーモニア管の伴奏は、木管がキレイ。アンサンブルが美しい。

フィナーレはアレグレット。
ここでもピアノのソロが格別に美しい。木管とピアノの語らいも良い。木管群とソロを奪い合うかのような、まさに協奏曲的な表現。
中間部からラストへの盛り上がりも十分で、見事な変奏曲が完成する。
曲想の暗さを聴くにつけ、モーツァルトは何を思い、何を考えながら、この曲を作ったのかなと想像してしまう。(結局想像もつかないのだが・・・・・(^^ゞ)

アシュケナージのピアノは最高です。
ただ、オケの統率に関しては、不十分だったのかなと今聴いて思います。
時に伴奏がのっぺりとなって、表情がなくなるところがありました。
(だから、アシュケナージにはもっとピアノを弾いて欲しいわけで・・・・)

録音状態良好。
少し乾燥した感じの音がします。ウェットな音ではなく、サラサラとして、カラッと明るい音が特徴の録音と思いました。
特に弦がそんな感じです。



AUTHOR: 猫よしお DATE: 09/09/2007 08:30:44 お世話になります。
同意見です。
アシュケナージはピアニストとしては最高です。
が、指揮者としては疑問。
N響の演奏会本番で指揮棒を左手に刺して
後半は指揮者なしで演奏するいう前代未聞の出来事が
あったそうです。
ただ、この8月でN響の音楽監督を退任したそうなので
初心に戻ってピアニストとして頑張って欲しいものです。
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コメント

こんにちは。
関東は台風前後は涼しい風が吹く日もあったのですが、西日本は連日厳しい残暑が続いているようですね。お見舞い申し上げます。
どうかお体をご自愛ください。
モーツァルトのコンチェルト、アシュケナージが今でも最高だと思っています。
透明感のあるピアノの音、リズム感、テンポ。まさにモーツァルトです。
フィルハーモニア管も素晴らしいバックアップをしています。
迷わず全集はアシュケナージのみです。
発売当初は絶賛されたのですが、今ではあまり評価が高くないようです。(笑)
とっても不思議に思ってます。
バレンボイム/ベルリン・フイルよりよほどいいと思いますが。

>猫よしお 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
アシュケナージはもっとピアノ曲を録音してほしいですね。
指揮者としてのアシュケナージは、R・シュトラウスの作品とラフマニノフの交響曲全集が素晴らしかったと思いますが、他の演奏はピアノでのアシュケナージほどではなかったように思います。
もっとも、ピアニストとしてめぼしい作品はすでに全部録音してしまっていますけれども・・・・・・・・・。

>Verdi 様
こんばんは。いつもお世話になります。コメント感謝です。
アシュケナージのナマ指揮は、演奏会場では聴いたことがありません。FM放送などではあるんですが・・・・・。
なるほど、Verdiさんの仰る通りかもしれません。

僕は、ピアニストとしてのアシュケナージがあまりにも素晴らしいので、ついつい同じことを指揮でも期待してしまうんです・・・・・そして、彼が指揮をして目指すところは、よくわからないのが実感です。

指揮をしても、いくつかの名演奏はあるんですが・・・・。

>天ぬき 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
プレヴィン、天ぬきさんもお聴きになったですか。僕は聴き漏らしました。
彼もいいピアニストであり指揮者ですね。

E・フィッシャーのお話、ほほえましく拝見しました。
昔は、そういうこと、結構ありました。
そういえば、胸をときめかせてレコード屋にいくことがなくなりました・・・。
寂しいですね。

>daland 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
dalandさんも、アシュケナージのモーツァルト、お好きですか。いやぁ、同好の方がいらしてくれて、嬉しいです。
アシュケナージは大好きなピアニストです。僕は彼の演奏で、多くのピアノ曲やピアノ協奏曲の魅力を知りましたので、今も、ふとアシュケナージのCDやLPを取り出していることが多いです。
このごろ、あまり評価が高くないのは残念ですね。

あ、もっとも、僕は節奏がないので、バレンボイム/BPOの演奏も好きです(^^ゞ。

四国はまだまだ残暑です。この秋は暑そうです。どうなっているんでしょう・・・・・・いやはやです。

mozart1889さん、こんにちは。
朝夕は少し、しのぎやすくなり「ホッ」としています。

さて24番ですが、まだ聴いた事がなく・・・
ピアノ協奏曲で短調は20番と24番の2つなんですね。
そうですか・・・不安に駆られるような感じの曲なんですね。

アシュケナージさんのピアノは、私も是非また弾いてほしいです。
指揮だけでは、もったいないような気がしますね。

余談ですが・・・
先日、ワンコインコンサートで「アイネクライネ」を聴いて来ました。
「やっぱりモーツァルトは最高!」って再認識してしまいました。(笑)

>yuri 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
四国の田舎では、朝晩はめっきり涼しくなりました。日中はまだ猛暑日もありますが、ようやく秋は来たようです。

ワンコインコンサートで「アイネ・クライネ」、エエですね。当地ではなかなかクラシック音楽の演奏会もなく、ナマ演奏には飢えています。先日、N響が松山に来たんですが、仕事の都合で行けず・・・・残念です。
モーツァルトの24番協奏曲は、短調の曲想が悲愴感漂う名作だと思います。第2楽章は綺麗ですしね。
モーツァルトのピアノ協奏曲は20番以降は、どれも大傑作と思います。大好きです。

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