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シベリウスの交響曲第5番 変ホ長調 カラヤン/ベルリン・フィル

・・・・・というわけで、本日のエントリーは「ヘルベルト・フォン・カラヤン」であります

シベリウスの交響曲第5番 変ホ長調 作品82。
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリン・フィルの演奏。
1976年9月、ベルリンのフィルハーモニーでの録音。EMI盤の2LPシリーズからの1枚。2枚組3,000円の、当時は廉価盤でありました。

第1楽章冒頭の、白鳥の鳴き声のテーマがなんと美しいこと。静謐なトレモロの上を、純白の鳥が一羽、また一羽と飛び立ってゆくようなイメージ。この部分は、カラヤン/BPOならではの美しさ。
カラヤンは北欧物が巧かった。彼の気質に、北欧物と合う性があったのだろうか。
豪華絢爛で美麗を極めた音楽を作り出したこのコンビが。しかしシベリウスではこれ以上ないくらい静寂の美を描き出してゆく。その静けさと美しさの同居がスゴイ。
耳を澄ましていると、リスニング・ルームに冷気が流れ込んできて、眼前、左右のスピーカーの間にフィンランドの森と湖が静かに浮かんでくる。
再現部での第一主題、トゥッティの輝かしさは感動的。雄渾であり、逞しい精神を感じさせて秀逸。

第2楽章は、サラサラと肌に優しく乾いた変奏曲が流れてゆく。
リズムが独特なのだが、カラヤンはこれを見事に描き分けてみせる。確信に満ちた指揮ぶりで、ベルリン・フィルをしっかりとドライブする。1970年代はカラヤンの全盛期だったと思う。カラヤンの自信が、この演奏の完成度を高めている。

第3楽章は、ヴィオラの常動曲のような動きと、ヴァイオリンのトレモロがイイ。ああ、これぞシベリウス。そして、その後のホルンの主題の美しさ。
これらにオーボエやフルートが絡んで、クレッシェンドしてゆくさまは、北欧の冷気と森の中のゆっくりと流れる時間とを表しているかのよう。
終曲はストリングスと木管・金管の見事なアンサンブルが楽しめる。ベルリン・フィルの一糸乱れぬ合奏はさすがと思う。カラヤンの統率力かな。

LP片面に33分収録です(カップリングは交響曲第4番)。
片面20分を超えると、音質的にはちょいときついです。
暖かく柔らかいLPサウンドは心地よいんですが、もう少し抜けの良さが欲しいところです。



AUTHOR: よし DATE: 09/08/2007 17:48:07 私の好きなカラヤンも
1.R・シュトラウス
2.チャイコフスキー
3.シベリウス
といったところでしょうか。

しかし一番すごいのは60年代の初めウィーン・フィルと入れた「惑星」ですね。これから「惑星」ブームが起きたんだと認識していますが、こういったセンスが素晴らしいです。でも1980年以降はちょっと・・・という感じですね。

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コメント

>ニョッキ 様
おはようございます。コメントとTBを有り難うございました。
1970年代のカラヤン/BPOの演奏は、絶頂期を思わせる名演が多いですね。EMIにもDGにも、このコンビらしい録音が多数あります。
ポツポツ聴いていくのは楽しいです。

シベリウスも、カラヤンは巧かったですね。この5番も、ゴージャスな名演であると思います。

クラシックCD紹介その108(シベリウス 交響曲第5番 変ホ長調)

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夏休みも終わり学生も電車に乗って来たので朝から満員電車でした。
体力の30%を通勤で消費しているので暑さが和らいだ代わりにまた試練が待ってました。
今日は涼しくシベリウスといきましょうか…。
シベリウス 交響曲第5番 変ホ長調
コリン・デイヴィ...

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