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マーラーの交響曲第4番 ト長調 ショルティ/シカゴ響 キリ・テ・カナワ(S)

今日も暑い一日でした。
そして、今日もマーラー聴いてます。

マーラーの交響曲第4番 ト長調。
ゲオルク・ショルティ指揮シカゴ交響楽団の演奏。
ソプラノ独唱はキリ・テ・カナワ。
1983年9月、シカゴのオーケストラホールでの録音。DECCA盤。

ショルティのマーラーはスッキリとして、オケの隅々までよく見える演奏になる。
テンポは、イン・テンポ。推進力に溢れ、あまりためらうことなくドンドン進んでゆく。筋肉質で、スポーツマン的な爽やかさと明朗さもある。
あまりクヨクヨしないのがイイ(この辺は好みが分かれるだろうが)。
気持ちの在りようは陽性であって、悪く云えば、ノーテンキの体育会系派手カラー、という感じだろうか。

僕は、しかしショルティのマーラーは好きだ。
(自分がノーテンキだからかもしれない・・・・・(^^ゞ・・・)

オケは世界最高の機能集団、シカゴ響。
スーパー・オーケストラであって、このオケにないものは何もないんじゃないか。
そして、ショルティとともにスコアに忠実。
ただひたすらスコアに語らせる感じの演奏で、情緒的なところ、マーラー独特の粘り(ユダヤ的な粘りと云うべきなのかな?)などは、薄い。

この4番交響曲も、そんなショルティ/CSOの面目躍如たる演奏。

第1楽章では、オケの巧さが際だつ。
ソロ良し、アンサンブル良し、トゥッティ良し。もう、どこを取っても巧い。文句なしの技術と絶賛したい。

第2楽章は、ショルティらしい健康的なマーラー。
この楽章をこれだけ晴朗に演奏させる指揮者、他にいるだろうか?
あの、悪魔的なヴァイオリンのソロなど、もっとグロテスクに響かなくちゃ・・・・とも思うが、ショルティはショルティのやり方でイクノダ。

第3楽章は、シカゴ響のストリングスがメチャクチャ巧いことを証明しているような演奏。合奏の美しさ、旋律の可憐さ、響きも良い。淡麗辛口といった味わいだが、ニュアンスは一杯。何度でも繰り返して聴きたい、そんな衝動に駆られる演奏。

そしてフィナーレでの、キリ・テ・カナワ。
彼女の全盛期の歌が聴けて、嬉しい。「クリーミー・ヴォイス」と讃えられた声が、ゆったりと響く。素晴らしい。


録音は今も最高レベル。
DECCAらしい鮮やかな音づくり。色で例えるとブルー系。
鋭くシャープな音がするが、耳に痛い・刺激音がするということではなく、切れ味が鋭く、グイッと踏み込んでくる感じの音・・・ということです。

ショルティの鋭い演奏には、この音が似合っているように思います。


<例によって自己リンクです>
●シャイー/ロイヤル・コンセルトヘボウ管
●ノイマン/チェコ・フィル
●マゼール/ウィーン・フィル
●インバル/フランクフルト放送響
●タバコフ/ソフィア・フィル
●ベルティーニ/ケルン放送響
●シノーポリ/フィルハーモニア管
●ハイティンク/アムステルダム・コンセルトヘボウ管
●クーベリック/バイエルン放送響
●カラヤン/ベルリン・フィル


AUTHOR: 猫よしお DATE: 08/28/2007 07:39:33 お世話になります。
ショルティはコンセルトヘボウ管との旧録音盤がお気に入りで
このシカゴ響の新録音は最後に回されたらしいです。
確かに旧盤もいいですね。
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コメント

こちらにもお邪魔しますぞ。
火の玉小僧のショルティがブルックナーを振ると、元気が良すぎて静謐さが損なわれた少し乱暴な演奏に聞こえるが、マーラーを振るときは熱くてエエですな。バーンスタイン、ショルティ、ベルティーニ、レヴァイン等マーラーに名演奏を残した人はみなユダヤ系。マーラーとなるとユダヤの血が騒ぐのでしょうな。キリの澄んだ声も美しいですな。爺はキリのオーヴェルニュの歌もお気に入りじゃ。
2番のような気恥ずかしくなるような仰々しさもなく、4番はエエですな。名盤揃いであるし、名だたる歌姫が楽しめるからつい何枚も聴いてしまうわい。第1楽章、第3楽章は実に美しい音楽じゃ。
そうそう世界で初めて4番を収録したのが近衛秀麿とか。メンゲルベルクより9年も早い1930年のことらしい。どんな演奏であったのかはわからんが、日本人として誇りに思いたいですな。

>rudolf2006 様
おはようございます。初めまして。ようこそおいで下さいました。
コメントも有り難うございます。嬉しく思います。

ショルティ/シカゴ響のマーラーは、LP16枚組の廉価盤(それでも25,000円しました)の時代から愛聴しています。おっしゃるように、金管以外の木管、打楽器、弦楽セクションすべてが巧いと思います。DECCAの録音も素晴らしいですね。弦などホンマにいい音がします。

4番ではACOとの旧録音が、素晴らしい音で収録されていると聞きました。これも是非入手したいと思っています。

どうも有り難うございました。

>峠茶屋の爺 様
こちらにも有り難うございます。
近衛秀麿が世界初録音でしたか。それは素晴らしいことですね。嬉しい話です。

さて、ユダヤ系指揮者のマーラー、確かにこれはエエですね。バーンスタインは勿論ですが、ベルティーニやショルティ、レヴァイン、みな巧いですね。ベルティーニの全集など、実に美しい名演揃いでした。

キリ・テ・カナワの「オーヴェルニュの歌」、LP時代からの愛聴盤です。今も2枚、ちゃんと持ってます。あのジャケットも綺麗でした。眺めているだけで幸福になります。

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