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シベリウスのヴァイオリン協奏曲 ニ短調 ムローヴァ(Vn) ・ 小澤征爾/ボストン響

まだまだ猛暑が続きます。
長期予報では、四国では月末まで35度級の日々だそうです。やれやれ、参ったな。
平年は、盆過ぎには涼しくなるもんなんですが・・・・・。

今日は、ヴァイオリン協奏曲を聴いてます。

シベリウスのヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品47。
ヴィクトリア・ムローヴァのヴァイオリン独奏、小澤征爾指揮ボストン交響楽団の演奏。1985年10月、ボストンのシンフォニーホールでの録音。フィリップス盤。

暑いときには涼しい音楽を。
そこで、シベリウスのヴァイオリン協奏曲を取り出す。
ソロはソ連出身のヴィクトリア・ムローヴァ。このCDは彼女の本格的なデビュー盤で、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲とのカップリング。
ムローヴァはシベリウス・コンクールで優勝、チャイコフスキー・コンクールで第1位と活躍しているので、この2曲は彼女の本領だろう。

全体的に陰影が濃く、表現は若々しくしなやかで筋肉質。彼女は録音当時26歳、これが若さというものか。

第1楽章でのヴァイオリン・ソロの美しさ。香気高く、色気さえ漂う。
決然とした気持ちの張りもあるし、響きの余韻には爽快感もある。
そして、歌。ヴァイオリンの歌が、冷涼な空気を部屋に運んでくるようだ。暑苦しい部屋の温度が、2、3度下がったような感じがする。ああ、このヴァイオリンはイイ。

伴奏の小沢/BSOはデリケート。誠実で精妙な演奏で、ムローヴァをしっかり支える。曲の特質なのか、あまりオケは前に出てこない。黒子に徹している感じなのが好ましい。これは小沢の気質かもしれない。コンチェルトでの小沢は良い。妙な「匠気」がないのがいい。

第2楽章はアダージョ・デ・モルト。幻想曲風にヴァイオリンがうつろいゆく。
ヒンヤリとしたヴァイオリンの音色がたまらない。これは、実にクール、氷結したヴァイオリンだ。そして、太く響く低音も絶品。これは美しい。
ボストン響の落ち着いた、ほの暗い響きもとても良い。ボストンとシベリウスは、実に合う。(C・デイヴィスが振ったシベリウスの交響曲全集も素晴らしかったし・・・)

フィナーレはアレグロ・マ・ノン・タント。
ムローヴァのヴァイオリンは、ここでは澄み切った美しさ。クールでしなやか。そして克明。文句なしに巧い。いや、全くムローヴァはクール・ビューティーだ。
オケも好演。こういう伴奏だと、ソロも気持ちよかったんじゃないか。

録音はフィリップスの名録音であります。
ティンパニの音が少しこもる感じなのは惜しいんですが、弦楽器・管楽器とも伸びやかで美しく仕上がっています。




AUTHOR: hiromk35 DATE: 08/22/2007 10:08:58 おはようございます。しばらく出張していて、今朝帰宅したところです。

>ヴァイオリンの歌が、冷涼な空気を部屋に運んでくるようだ。
いいですね~。私がこの曲に求めていたものとピッタリするような予感がします。探してみます。

シベリウスの交響曲はサカリ・オラモ/バーミンガム市響のCDを聴いて、いたく感銘しました。その澄み切った冷涼感に・・・。私の愛聴盤です。
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コメント

>hiromk35 様
こんばんは。コメント感謝です。いつもお世話になります。
出張、お疲れ様でした。朝の帰宅では、大変ですね。

シベリウスは暑い季節に聴くと、空気がヒンヤリしてきてイイようです。この数日の猛暑、ホンマにたまらんです。

サカリ・オラモは聴いたことがないんです。オケはバーミンガム市響なんですね。探してみたいです。有り難うございました。

>天ぬき 様
こんばんは。いつもお世話になります。
関東も相変わらず猛暑ですか。僕は8月9日から4日間、関東に滞在したのですが、それはもう暑かったです・・・・。

オイストラフ/ロジェストヴェンスキー盤はLPで持っていたように思います。懐かしい演奏ですね。
レコードラックから、久しぶりに取り出してみようかと思います。

>ひろはや 様
こんばんは。いつもお世話になります。コメント感謝です。

そうそう、スターン/オーマンディ盤にハイフェッツ/ヘンドル盤がありました!!
これも往年の名盤、懐かしいですね。

レコード時代に良く聴いていた演奏です。ああ、この名盤で僕はクラシックの良さ、シベリウスの素晴らしさを知ったものです。
有り難うございました。懐かしく思い出します。

出張、お疲れ様です。帰宅されたら大量のメール(笑)休む暇もないですね。私には返信不要ですから、お気遣いなく。
シベリウスのヴァイオリン協奏曲、どれくらい持っているのか、数えたくもないですが、今日またライヴを入手しました。今月だけで3枚・・・カミラ・ヴィックスから始まったこの曲の遍歴、そろそろ終わりにしたいものです。
以前お話しましたネパールの会社から、無事にブラームス/ヴァイオリン・ソナタのCD(パイネマン&デムス)が届きました。会社は昨年四月に潰れており、倉庫に眠っていたのを残務整理?の人が出したらしい。ギリギリの入荷だったと、輸入元から聞きました。それを知って、誰かに話したくて・・・すみません、クラオタの宿命です。

>チャック 様
コメントを有り難うございました。
シベリウスの協奏曲は、このムローヴァ盤にクレーメル、アッカルド、パールマンなどでふだんは聴いています。寒いときには似合う協奏曲と思います。
ネパールから輸入するなんて、スゴイですね。僕はそこまでしたことはありません。敬服します。そうやって努力した末に入手した演奏、愛着がわくでしょうね。

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