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ドヴォルザークの「チェコ組曲」 ドラティ/デトロイト響

当地では夕方にドラマ「のだめカンタービレ」の再放送が始まりました。
帰省してきた息子どもも暇に任せて観ているようであります。
コミックスは全巻揃っており(カミさんが買うてきます)、特に合唱好きの三男坊が熱心に読んでおります。
どうもドラマの録画もしているような。

さて、ドラマで使われている音楽が殆ど分かるのは、これオヤジの権威を上昇させます。
しかもレコード・CDも我が書斎に揃っているのだから、さすがに息子どもも尊敬しております。ガハハ。「オッホン!オマエらのオヤジは、なかなかのもんやろ?」

さて、劇中音楽でなかなか渋いなと思ったのはドヴォルザークのチェコ組曲。これはマイナーな曲でしょ?これを選んだディレクター氏は、かなりの「通」でんなぁ。
三男坊に「この曲は何なん?」と訊かれて、しばらく曲名が出てこなかったですもん。
さらに「家にあるか?」と訊かれて、ええと、どうやったかなぁ・・・・。

で、ガサゴソ探して、ようやく発見。
これ、キリル・コンドラシン/VPOの「新世界」交響曲の余白に収められていました

では・・・・・。
ドヴォルザークの「チェコ組曲」。
アンタル・ドラティ指揮デトロイト交響楽団の演奏。
1980年6月、ユナイテッド・アーティスツ・オーディトリウムでの録音。

この曲は5つの組曲からなる。
Ⅰ パストラール
Ⅱ ポルカ
Ⅲ ソウセツカー
Ⅳ ロマンツェ
Ⅴ フリアント

このうち、「ポルカ」が劇中に用いられた音楽。
哀愁を帯びた序奏と美しい合奏。特に弦楽セクションが奏でる旋律は、ドヴォルザークらしい美しさ。涼やかでノスタルジック、そして踊る喜びに溢れている。ドラティ/デトロイト響の演奏は堂に入ったもので、繊細で味わい深く、印象的。

3曲めの「ソウセツカー」は優しい表情の佳品。メヌエット楽章なのだが、デトロイト響の音はエッジの立った音で、独特の切れ込みがある。
4曲めの「ロマンツェ」はフルートの序奏が美しく、オーボエの伸びやかな音もイイ。ここは木管の鄙びた美しさを味わうところだろう。中間部のホルンも絶品。
旋律は穏やかで美しく、演奏も良く歌っている。
ラストの「フリアント」は涼しい弦楽合奏が心地よい。哀愁と望郷の思いがいっぱい詰まった旋律がとても美しい。素晴らしいフィナーレ。

全曲で約25分。ああ、ドヴォルザークは天性のメロディ・メーカーだった。

録音は今も鮮烈。
DECCAらしい原色系の艶やかな音が広がります。


AUTHOR: よし URL: http://otsusan.cocolog-nifty.com/genki/ DATE: 08/21/2007 08:21:26 「チェコ組曲」大好きです。
CDを持っていないのでナクソスミュージックで聴いていました。
>天性のメロディメーカー
まさしくその通りですね。

ドラティもハイドンからストラヴィンスキーまでレパートリーが広く確実な音楽作りをするのでこんな指揮者が日本のオケに欲しかったです。
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コメント

>吉田 様
こんにちは。コメントをありがとうございました。
僕も吉田さんと同じで、コンドラシンの新世界が聴きたくて、このCDを買ったので、すっかり「チェコ組曲」の存在を忘れておりました。

ドラマでは、ポルカが効果的に用いられていますね。ドヴォルザークらしい、美しい旋律で楽しめました。
こういう曲を振らせたら、ドラティは巧いなぁと思います。

こんばんは。
私はドラティのチェコ組曲はアメリカ組曲他と纏めたCDで持っています。
ドヴォルザークの魅力を本当に引き出せる能力・センスを持った指揮者って実は非常に少ないんじゃないか、それこそ両手で数えれば余ってしまう、その位に思っているのですが、ドラティはその数少ない中の一人だと考えています。・・なんて偉そうに言ってますけど割りと最近気づいたんですけどね。ACOとの新世界にはホント、度肝を抜かれました。8番が再発されないものかしら・・。

私は、ノイマン指揮チェコ・フィルのをもっています。
ドヴォルザークらしい温かみのある叙情あふれた名曲ですね。
「のだめ」で使われた部分も、美しい旋律で、心に響きます。
そのうち、こちらでも「のだめ」の再放送をしてくれないかしら。

こんばんは。
TVドラマで一躍表舞台に出てきた名曲ですネ。メロディーメーカーの面目躍如、録音が少ないのが残念ですが、ドラティの素晴らしい演奏で聴けるのは救いです。セルやクーベリックの演奏も聴いてみたかったように思います。
ドラティ、素晴らしい指揮者ですね。その証明でしょうか、20世紀の名録音エンジニアと呼ばれる4人全てと仕事をしている唯一の指揮者です。その4人、DECCAのウィルキンソン、RCAのレイトン、EMIのパーカー、そしてMercuryのファインです。

>花岡ジッタ 様
こんばんは。毎日暑いですね。コメントを有り難うございました。
ドラティは、全く職人的な指揮者でした。何を振っても上手かったと思います。このドヴォルザークも旋律の美しさを生かした名演、デトロイト響も好演と思います。
アメリカ組曲は是非聴いてみたいですし、ACOとの新世界、これも未聴なんです。聴いてみたいなぁ・・・・・。
探してみます。有り難うございました。

>のすけの母 様
こんばんは。コメント感謝です。残暑お見舞い申し上げます。
我が家の息子どもは、大学生2人に高校生1人ですが、嬉々として「のだめ」の再放送に見入っているようです。
このチェコ組曲は郷愁を誘われる佳品ですね。
ノイマン/チェコ・フィルとくれば、お国もの、気心の知れた仲の、すがすがしい名演でしょう。このコンビのドヴォルザークの交響曲はとても良かったですね。

>あるべりっひ 様
こんばんは。いつもお世話になります。

さすが、あるべりっひさん、エンジニアの名前までよくご存じですね。僕は。DECCAのウィルキンソンしかパッと思いつきません・・・・・(^^ゞ。
ドラティは録音の多い指揮者ですが、それがどれも「音がイイ」ですよね。なるほど、そういうエンジニアと組んでいるからでしょうね。
マーキュリーのドラティのCD、スゴイ音してます。
晩年のDECCAでのストラヴィンスキーも鮮烈でした。

こんばんは。

私は20世紀の巨匠シリーズ(ショルティーとかクーベリックとかあるやつ)でこのドラティのCDを買いました。アメリカ組曲とセットになってました。

デッカの録音も良いんですがこの演奏を聴くとドラティの人間性も覗けたような気がします(大袈裟ですが)。

デトロイト響も素晴らしい響きですね(2008年からスラットキンが音楽監督になるそうです。これも楽しみ)。

>ニョッキ 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
デトロイト響の音楽監督、レナート・スラットキンですか。これは期待できそうですね。セントルイス響の素晴らしさが、デトロイトでも聴けるようになるとエエですね。

アメリカ組曲がセットでしたか。これは聴いたことがないんです。探してみましたが、我が家にはなさそうです。聴いてみたいですね(^^)

クラシックCD紹介その242(ドヴォルザーク チェコ組曲ニ長調)

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今日はドヴォルザークのチェコ組曲です。
ドヴォルザーク チェコ組曲ニ長調
ドラティ指揮 デトロイト交響楽団
あまり有名とは言えないこの曲ですがあの「のだめカンタービレ」の中で使われてから少し知られるようになりました。
スラブ舞曲と似てい....

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