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ベートーヴェンの交響曲第5番 ハ短調 「運命」 クライバー/ウィーン・フィル

今日は名演奏です。
懐かしいLPです。でも、今も色あせない、昨日発売されたといってもいいんじゃないかと思えるほど、新鮮な演奏であります。


ベートーヴェンの交響曲第5番 ハ短調 作品67「運命」。
カルロス・クライバー指揮ウィーン・フィルの演奏。
1974年3月、ウィーンのムジークフェラインザールでの録音。DG盤。

天下無敵、並ぶもののないほど圧倒的に力強いベートーヴェン。
強靱な力、燃え上がる情熱、噴出する雄叫び。
劇的で強烈なことでは、他のどの演奏とも違う、天下の名盤。

今更僕が何を云っても仕方ないような、人口に膾炙した演奏と思う。
LP1枚で30分、贅沢に両面を使っての演奏。この短さの中に、凝縮されたエネルギーの強さ・熱さは凄まじい。針を落とした瞬間から、奔流、激流が荒れ狂う。

ギリギリのところまで追い詰められたような、せっぱ詰まった緊張感。たたみかけてくる迫力、そして聴き手の身体ごとどこかに持って行ってしまうような浮力のようなものまで併せ持つ演奏。

オーケストラも必死で演奏している様子。ウィーン・フィルって、こんなに力強い、重心の低いオケだったのかと再認識を迫るような音でもある。

第1楽章から、もう圧倒的な推進力。クライバーの棒が一閃すると、オケが一気にトップ・ギアに入って、しかも最高度の加速を見せる。素晴らしい。

第2楽章の冒頭などは、慰藉としか云いようがない暖かさ。第1楽章の迫力があってこそのものだが、ふわっと漂う優しさは、快感でもある。
若い頃、この演奏を夢中になって聴いたことを思い出す・・・・ああ、クライバーのレコードは月日が経っても色褪せない。

第3楽章は金管の咆吼。凄まじい雄叫び。これだけホルンが鳴るのは、クライバー盤を措いて他にない。デカイ、実にデカイ音。
そして、チェロ・コンバスの低音部の迫力もスゴイ。この重低音は、この演奏の格好良さを支えていると思う。

終楽章は勝利の行進。テンポは快速、ということは勝利のダッシュか。
強靱な意志の力、エネルギーが沸騰している。金管は吼えまくり、ティンパニは最強打を続ける。いや、ホンマに文句なしにカッコイイ。

録音は今も最高レベル。
実にオケがよく鳴っている。これだけ鳴ると、録音の善し悪しなど関係なくなるかも知れません。
いやはや、まさに天下無双の名演でありました。


亡父はクラシック音楽には縁のない人でありましたが、「ジャジャジャ ジャーン」という運命交響曲の冒頭だけは知っておりました。
僕の趣味は、父にとっては「ジャジャジャ ジャーン」であったのです。
久しぶりに、実に久しぶりにクライバーの「運命」を聴きました。

亡父逝って5ヶ月、新盆の準備が出来ました。

では、このブログもお盆休みです。


AUTHOR: ひろはや DATE: 08/09/2007 08:38:47 おはようございます。
ベートーヴェンの交響曲第5番は、私がクラシックのLPを買った最初の曲。その時は、オーマンディ/フィラデルフィア管で交響曲第9番とのダブルシリーズ(2枚組2500円CBSソニー)でありました。
懐かしいなあ。
オーマンディ盤の第5番はLP片面に収録されてましたが、クラーバーは両面を使っていたなんて、なんて贅沢なんでしょう!!
同じクライバー/ウィーンフィルはCDでもってますが、交響曲第7番と一緒になっておりまして、1曲を丁寧に聴くという習慣はCD時代になって失われてきたかもしれませんね。自分の聴き方も戒めねばと思いました。

私も今日から盆休み。mozart1889さまも毎日のブログおつかれさまでした。またの再開を楽しみにしております。
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コメント

こんばんは。実は僕がこのクライバーの演奏を聴いたのは結構最近でした。初めて聴いたときは「ここまでやるか!」と驚きました。
 私も祖母の初盆です。いいお見送りが出来ればいいですね。
お盆明けの再開を楽しみにお待ちしています。

こんばんは。
初めて聞いた『運命』が、ライナー&シカゴ。ですから、皆さんとはたぶん逆にフルトヴェングラーの『運命』をはじめて聞いた時には驚きました。
峠茶屋の爺 さんが書かれている、ルネ・レイボヴィッツの演奏は是非LPで入手したい1組です。リーダース・ダイジェスト&RCAの発売、録音はゲルハルト&ウィルキンソンのDECCAコンビ、演奏と録音大変素晴らしいです。
クライバーの『運命』は、私には言うことなし録音です。また、以前に『Sony』から発売が予告された『英雄の生涯』、EMIに録音が終了されているといわれる『ヴォツェック』は、是非聴きたい録音です。

おはようございます。
正規盤ではなくてエアチェックですが・・・
クライバー/シカゴ響 (CD化されているようですが)
FM東京でオンエアされたものです。ウィーンフィル盤と基本は同じですがライブであることとオケが違うということで違っ熱気を感じさせてくれます
エアチェックに一番熱心だった頃、マランツの#125というチューナー、ティアックのデッキ、2トラ38で録った音は思い入れもありますが市販のCDに負けない音を聴かせてくれます。

あるべりっひさんのコメントでライナーの運命を思いだしまして、久しぶりに聴きました。エアコンをがんがんかけながら・・・。痛快にして爽快な演奏。半世紀も昔の録音とは信じられないいい音がします。おかげさまでよい暑気払いになりました。

おはようございます。
節目に定盤曲を聴くという楽しみ方いいですね。

このコンビに勝る緊張感、迫力を持った冒頭部分はないような気がします。
冒頭部分はクラリネットも吹いていますが、
息で表現する管楽器だけに、冒頭の8分休符の息の吸い方って、
緊張するのではと思います。

お盆休みゆっくり過ごして日頃の疲れも取れますよう。
再開を楽しみにしています。

おはようございます。
この曲は、みなさんも上げられてるようにライナー/シカゴをよく聴きます。
7番もそうですが、ずば抜けた推進力、時代を感じさせない圧倒的な優秀録音で、外すことの出来ない名録音でしょう。

C.クライバーはながいこと聴く機会がなく、今年になってぼちぼち聴いています。
で、ついついライナーと比べてしまうのですが、良い勝負か、わずかに及ばずという印象です。

>ひろはや 様
こんにちは。コメントを有難うございました。
オーマンディのLP2枚組み、「運命」が片面、「合唱」が3面を使うタイプだったんですね。
僕も、ひろはやさん同様、クラシックを聴き始めたころが思い出されます。

クライバーの「運命」、第7とも、LPで聴いています。今はCDで1枚で聞けるようですね。価格も少し下がったようですね。
この2枚は、今も、最も興奮するベートーヴェンだと思います。
劇的で強靭、迫力満点の演奏を、VPOがものの見事に行っていますね。

>yuri 様
こんにちは。毎日暑いですね。いつもやさしいコメントを有難うございます。
この5日間は出張や帰郷、そして帰宅しての初盆などをこなしておりました。

ベートーヴェンの「運命」はスゴイ音楽ですね。「じゃじゃじゃ じゃーん」は初めて聴いたときにはホンマにショックでありました。
懐かしい気持ちにもなります。

有難うございました。

>峠茶屋の爺 様
こんにちは。コメントを有難うございました。
僕がクラシック音楽を聴き始めたときには、カラヤンもバーンスタインも大御所、ベーム派最晩年、間もなく亡くなりました。
クライバーのベートーヴェンはすでに「運命」と第7が発売されており、絶賛を博していた頃でしょうか。

ですから、フルトヴェングラーもトスカニーニも当時はよく知らず、レイヴォヴィッツなどは知る由もありませんでした。
(後年、知ることになりました)

おそらく過去の名盤がステレオ録音の瑞々しさで蘇ったなら、現在の名盤などは影が薄くなるのかなぁと思いつつも、僕はモノラルはあまり聴きません。音が良いほうが、やはりエエです^^。

>ヒロノミンV 様
こんにちは。毎日暑いですね。
昨日、亡父の新盆を終えました。お接待はなかなか大変ですね。

クライバーの「運命」は今も新鮮なショックを与えてくれる名園です。
何度聴いても、すごいなぁと思います。

「ここまでやるか」・・・・・という感覚、僕も持ちました。
すごい演奏ですね。

>あるべりっひ 様
こんにちは。いつもお世話になります。有難うございます。
ライナー/CSOの「運命」は、まさに「弾丸ライナー」、凄まじい迫力でした。速いなぁ・・・・という印象が強く、30分以内で終わってしまう推進力に圧倒された記憶があります。
フルトヴェングラーの「運命」はスタジオ録音盤なんですが、これは、格調高い伝統的演奏に聞こえます。その力強さは、やはり別格ですね。

クライバーのレコード・CDは正規盤しかもっていないんですが、どれもすごい演奏と思います。(「田園」だけは感心しませんでした)

>天ぬき 様
こんにちは。毎日暑いですね。コメントを有難うございました。
エアチェック・・・・・昔はよくしましたね。
ティアックのデッキに2とら38・・・・・
若い人には「ツートラ・サンパチ」と読めないでしょうね・・・しかも、それがどんな贅沢なことだったか、知るよしもないでしょう。
マランツのチューナー、#125というのも懐かしい機種ですね。

もう懐かしくて泣かせるコメントを、天ぬきさん、ありがとうございました。

>hiromk35 様
お暑うございます。この数日の暑さは、すさまじいです。
コメントを有難うございました。

ライナー盤は、まさに「弾丸ライナー」、暑気払いにエエですね。
すっきりと爽快な、推進力抜群の第5交響曲と思います。

>hsm 様
こんにちは。毎日暑いですね。コメントを有難うございました。

そうなんです、このクライバー盤の冒頭部分のスゴさ、圧倒的と思います。
なるほど、クラリネットなども、これ緊張するんでしょうね。
聴き手の緊張度も強いですが、演奏している人々もすごいと思います。

盆の時期にバタバタといろいろこなしておりました。
明日からボツボツ書いていこうと思います。よろしくお願いします。

>Summy 様
毎日暑いですね。たまりません。コメントを有難うございました。
Summyさんも「弾丸ライナー」ですね。
推進力抜群の演奏でした。

僕はクラシック音楽を聴き始めてから、先にクライバー盤を聴いたせいでしょう、ライナー盤の上を行く名演と思っています。
ライナー盤はだいぶ後になって聴いたんです。

私の中では、このクライバー盤が『運命』のスタンダードになっています。とても素晴らしい演奏だとは思うのですが、この曲のライヴがない(もしあったらすいません)のが残念だと思います。
私の所有するCDには、第7番がカップリングされているのですが、第7番のスタジオ(ウィーン・フィル)とライヴ盤を比べると、どうしてもライヴ盤のほうに心が向いてしまいます。ライヴ盤の熱狂的な演奏と比べると、スタジオ盤のほうは炭酸の抜けたコーラのような印象を受けてしまい(それでも、他の演奏と比べれば充分に素晴らしい演奏には間違いないのですが)、何となく物足りないと思うことがあります。
第7番のスタジオ盤とライヴ盤を聴いていると、もし『運命』のライヴがあったらどうだったのだろう、などと考えてもしょうがないことを考えてしまいます(『英雄』や『合唱』みたいに両方ともない場合はそんなことを考えようもないですが)。

>ホムラ 様
こちらにもコメントをありがとうございました。
クライバーの「運命」は古今無双の名演、ライヴ盤が発見されたら、一大ニュースでしょうね。
7番には実演盤とVPOスタジオ録音盤がありますが、完成度で僕はVPO盤が好みです。初めて聴いたときは、仰け反るような思いでした。スゴイ指揮者だなぁと思います。
この人の「英雄」や「合唱」も聴いてみたかったですね。無い物ねだりですが・・・・・・・(^^ゞ。
第4交響曲の実演盤も凄かったですが、「田園」だけは音が貧しく、商品としてはどうなのかな?・・・と感心しませんでした。

遺された録音が少ないのが惜しいですね。もっと録音好きであってくれたら良かったんですが。

こんにちは。いつもお世話になります。
この演奏が素晴らしいのは、言うまでもありません。
また、このC・クライバーの第5番のLPは、1980年頃、オーディオ評論家の故高城重躬氏が、ステレオ芸術誌上で、この曲の最も優れた録音として、高く評価されていたことを覚えています。その後、CDになり、リマスター盤もいろいろ出てましたが、LPの厚みの有る、実在感の有る音には、どれも及びません。現在もLPをお持ちのmozart様が、実に羨ましいです。

ところで私は、この春から、新たにアマオケに入団します。まず手始めに「運命」を弾きます。仕事と練習で、これから忙しくなりますので、コメントは激減すると思いますが、引き続きmozart1889様のブログは、毎日楽しみに拝読させて頂くつもりです。
今後共、なにとぞよろしくお願いいたします。

3月10日付コメントの追伸です。
その昔、高城重躬は、長岡鉄男と並んで、最も好きなオーディオ評論家でした。彼の功績をわかり易く紹介したサイトを見つけました。懐かしいので、ぜひ御覧ください。

http://www21.ocn.ne.jp/~smart/takajo.html

「土地成金でもないし医者でもない、単なる一介の高校の数学教師ということに、また共感があった。住宅金融公庫で家を建て直して、コンクリート・ホーンを据え付けたとか、退職金でスタインウェイのフルコンサートを買ったとか。これらの記事を読むたびに、大きな夢でもずっと持ち続ければいつか叶うときが来るのだ、との希望さえ与えられたのである。オーディオ・マニアを鼓舞した力は大きかった。」というくだりは、まさに我が意を得たり、です。



>鞍馬天狗 様
コメントを有り難うございました。
高城重躬、懐かしいですね。昔、『ステレオ芸術』を読んでいました。オーディオ評論家の草分けのような人だったですね。
ご紹介のURL、見てきました。ああ、ホンマに立派な人だったんやなあと思います。
僕は五味康祐の「西方の音」や「天の声」などを読んできたのですが、あの中で、高城重躬氏はあまりよく書かれていなかったのです。

デュトワの「惑星」のくだり、良かったですね。聴き直してみようと思います。

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