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フォーレの劇音楽「ペレアスとメリザンド」 プラッソン/トゥールーズ・キャピトル管

台風が一気にやってきて駆け抜けました。

夕方から大雨、愛媛近くを通過した夜半には猛烈な風が30分ほど。
今年2回目の台風。豊後水道を通る可能性もあったので、つまり、台風の東側になるかもしれないので、雨戸を閉めて暴風に備えておりました。

おかげで、部屋が静かになってクラシック音楽を聴くにはエエ環境でした。

そこで、今日は静かに聴こうと・・・・・。

フォーレの劇音楽「ペレアスとメリザンド」。
ミシェル・プラッソン指揮トゥールーズ・キャピトル管弦楽団の演奏。
1980年6月の録音。EMI盤。

フォーレらしい、優しく暖かく、穏やかで、ややくぐもった声で奏でたり、語ったりする音楽。どの曲も感情の昂ぶりを抑えて、淡々とした表情で詩を綴ってゆくような音楽。

トゥールーズ・キャピトル管の音がイイ。強引な、無理な音を出さずに、ゆったりと自然に音を紡ぎ出してゆく感じ。アンサンブルは少しゆるめで、シシリエンヌでは僅かだが、ほんの少し、微妙に音がずれる。わざと縦の線を揃えずに、淡く漂うような美しさを表出する。見事と思う。

このCDは、メリザンドの歌を4曲目に挿入して、全5曲を収めている。
1 前奏曲 2 糸を紡ぐ女 3 シシリエンヌ 4 メリザンドの歌 5 メリザンドの死。
4曲目を歌うのは名花フレデリカ・フォン・シュターデ。可憐で清らか、素晴らしい歌唱が聴ける。

いずれも清冽なリリシズムが美しい佳演。透明度が高く、ひっそりとした息づかいや木管・弦楽器の優しい響きは、まさにフォーレ的。

フォーレは世紀末に活躍した作曲家にしては珍しく自己主張の少ない人だったように思う。彼の音楽は、大声を出さず、愁嘆場にならず、抒情が静かに流れてゆく。
同時代の他の作曲家はナルシストばかりだから、余計にその奥ゆかしさ、品の良さ、涼やかなリリシズムが際だつように思う。

人を出し抜いてでも、自分だけ良ければいい。大きな声を出したもんの勝ち・・・・。
このごろのご時世には、こういうフォーレのような音楽が、実に美しく優しく聞こえるものです。

録音は上々です。少し乾いた感じの音なんですが、これがまたフランス的な音作りなんでしょう。
フランスパンが軽くはじけるような、そんな方向の音。
サッパリしたところがエエですな。


AUTHOR: 猫よしお DATE: 08/03/2007 06:33:22 お世話様です。
フォーレの音楽。
フランスらしい甘美で官能的な旋律と作風ですね。
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コメント

>ひろはや 様
おはようございます。早速のコメントを有り難うございました。
僕も、デュトワ盤、持ってます。レクイエムが目当てで買いました。キリ・テ・カナワの「ピエ・イエズス」が聴きたかったんですが、「ペレアスとメリザンド」も良かったですね。愛聴盤なんですよ。
「メリザンドの歌」は、フォーレらしいとしか云いようがない、美しい曲です。
(って、説明になっていないですね・・・・(^^ゞ・・・・・・)
フレデリァ・フォン・シュターデは素敵な歌唱です。キリ・テ・カナワより、シュターデの方が、フォーレには向いていると思いました。
(「オーヴェルニュの歌」でのキリはエエんですが・・・・・・)

こんにちは。
かって音がいいとして知られていたレーベルにオーディオラボがありました。その中の一枚に「宮沢明子の世界」というLPがありました。
そのLPに針を降ろしたとき最初に聴こえてきたのがシシリエンヌ。
気品ある美しい曲に感激して何回聴いたことか!
オリジナルの組曲を聴いたのはずっと後のことでした
アンセルメ/スイス・ロマンド管


こんばんは。
プラッソンの演奏は、本当に優しく、おくゆかしい演奏だとお思います。
滔々と流れる美しく優しいメロディーとハーモニー、知らず知らずのうちに聴いている本人が優しい気持ちになってしまいます。
管弦楽を多く聴く私ですが、フォーレに限って言えば室内楽の方が好きです。
ただし、ありきたりですが、レクイエムはちょっと別です。

>天ぬき 様
おはようございます。コメント感謝です。いつもお世話になります。

オーディオラボ、懐かしいですね。そして宮沢明子も。すてきなモーツァルトを聴かせてくれるピアニストでした。
アンセルメ/スイス・ロマンド管の演奏も、僕の愛聴盤です。
この人もすてきな指揮者でしたね。

>あるべりっひ 様
おはようございます。いつもお世話になります。コメントを有り難うございました。
このCD、プラッソンの指揮が良かったです。彼はオペラなどでも穏やかで滋味あふれる指揮をしてますね。フランスものの歌劇の巧さは、さすがだなぁと思っています。
フォーレの室内楽、この2枚組CDと同じシリーズを持っていますので、ボツボツ聴いていこうと思っています。
あ、僕もレクイエムだけは別格で大好きです。たくさん買ってしまいました・・・・・。

こんにちは。
ペレアスとメリザンドは、ドビュッシーのオペラやシェーンベルクの管弦楽曲もありますが、フォーレのはシシリアンヌの良さもあって人気ですよね。
あのシシリアンヌ、なんとなく夏の音楽という感じです。涼やかな感じで、気持ちがいいですね。

>Verdi 様
こんにちは。コメントを有り難うございました。
いつもお世話になります。
そうそう、「ペレアスとメリザンド」はほかの作曲家にもありますが、フォーレのが最も馴染み深いです。シシリエンヌのおかげですね。
プラッソン盤は、相対したことをしているわけではないのに、涼やかで気持ちよい演奏でした。

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