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ブルックナーの交響曲第8番 ハ短調 <ハース版> ティーレマン/ウィーン・フィル

久しぶりに、FM放送にかじりつきました。
よしさんに情報をいただいて、今週末はなんとしても帰宅してブルックナーを聴こうと思っておりました。
山形のnarkejpさんも、アンテナを直したとのこと。我が家のアンテナも台風で向きが少し変わってしまったようで、修理してもらわなアカンなぁと思いつつ、何とか感度は確保しているので、そのまんまにしております。

ワタクシの世代は、FM放送のエアチェック世代。カセット・デッキの普及もあって、(LPは当時まだまだ高価であって、1枚2500円したから)、プログラム・ソースとしてはFM放送が貴重でありました。特にクラシック音楽では、ライヴ番組が充実していることもあって、夜7時以降のNHK-FMの「クラシック」アワー」は絶好のエアチェック対象でありました。
カセットテープは、普通はノーマル・テープですが、ここぞと云うときはクロームを、或いはメタルを使ってましたな。
narkejpさんには、昔懐かしいFM番組表を教えていただきました)

仕事が忙しくなったこと、CDをそこそこ買える収入が出来たこと(ビンボー学生時代に比べればの話ですがね)、CDが激安になったこと、カセットデッキが動かなくなってしまったこと・・・・などの事情が重なって、いつしかFM放送から離れておりました。

でも、今日は気合いを入れて聴きましたよ。仕事を早めに切り上げて(今は閑散期ですな)、夕食を平らげてステレオの前に座ったのが夜7時15分。
さあ、いよいよ、ブルックナーだ。8番交響曲だ。

というわけで、今日はブルックナーのエントリーであります。

ブルックナーの交響曲第8番 ハ短調 <ハース版>。
クリスティアン・ティーレマン指揮ウィーン・フィルの演奏。
2007年3月25日、ウィーンのムジークフェラインザールでの実況録音。
オーストリア放送協会の録音によるもの。

第1楽章の冒頭は決然とした開始。ただ、VPOの柔らかい響きがきいていて、音のエッジが丸みを帯びているので、あまり峻厳な感じにはならない。
テンポは若干遅め。ゆったりと音楽が流れてゆくのだが、ブルックナー特有の緩急・ダイナミズムは十二分に表出されている感じ。金管の咆吼は凄まじく、聴いていて、スカッとするほど。

第2楽章でも柔和な表情は変わらない。緩急自在の表現で、VPOの自発性が発揮されているところと思う。中間部のテンポが遅くなるところが、非常に美しい。弦と管のバランスも良く、ライヴ的な感興の高まりもよろしい。

第3楽章は至高のアダージョ。いつ聴いても、敬虔な気持ちになる。僕は信心深い方ではないと思うのだが、この音楽だけは別格。神の存在を信じたくなるような、崇高な音楽と思う。
ティーレマンはゆったりと、大変遅く、この静粛で厳粛な美しさを表現する。
遅い。ホンマに遅い。終盤では漸強漸遅とでも云おうか、音楽が盛り上がるほど遅くなる感じ。独特の表現と思う。

そして圧倒的なフィナーレ。
VPOのアンサンブルがここへ来て好調。(前の楽章では緩いところがあった感じ)
スケール豊かな演奏。天上から一筋の光が降りてくるような一瞬もある。

ああ、ブルックナーは素晴らしい・・・・・そんな演奏でありました。
さすがにヨーロッパ、ブラボーマンの声が、演奏が完全に終わって、さらに間をおいて出てきます。拍手もそう。ラストの余韻を楽しんだ後にわき起こる拍手は暖かいです。
日本のようなアホな目立ちたがり屋がいないこと、奥ゆかしさを感じます。

久しぶりにFM放送を堪能しました。
デッキがないので、録音も出来ません。
ステレオに正対して、一発勝負の、僕にとっても「ライヴ」でありました。
ご紹介いただいたよしさん。有り難うございました。

今日の写真は、購入して24年、今も元気に稼働しているTRIOのチューナー、KT-1100であります。
最後のバリコン・チューナー。往年の銘機であります。


AUTHOR: ピースうさぎ URL: http://nagoyaclassic.at.webry.info/ DATE: 07/28/2007 08:08:15 おはようございます。
FM放送なつかしいです。

実は先日ネットでパソコンからUSB経由でFMAM放送が録音できるチューナーを発見しました。
FMが留守録でデジタル録音できるというわけです。パソコンならデータをCDに焼くことぐらい簡単なので、これはひょっとして買いなのかもと思っています。
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コメント

おはようございます。
コメントを拝見してエアチェックに熱中していた若い時のことを思い出しました。お目当ての番組があると食事は簡単に済ませてFM-fan誌を片手にデッキの前に座りこんだものでした。
そのFM-fan誌の廃刊とともにエアチェックもしなくなり
今では放送時間に自分を合わせるのが面倒になってしまいました。
昨日も放送は知っていたのですが友人との酒のほうを選んでしまいました(^^ゞ
エアチェックしたブルックナーの8番ではカラヤン/ウィーン・フィルのものが最高でした(1978・8・15 ザルツブルク音楽祭)

mozart1889さん、おはようございます。
お仕事を早めに切り上げられて、FM放送を堪能された御様子・・・良かったですね。
私も、よしさんのコメントを拝見するまで、このような放送が、あるのを知りませんでした。
いつもテレビのクラシック番組はチェックするのですが・・・
これからはラジオもチェックしようと思います。

日本では拍手やブラボーの声が早すぎて、余韻を楽しめませんね。
あるオケの方が、「せめて指揮者の腕が下がるまで拍手は待って頂きたい。」とおっしゃられていました。

こんにちは。
KT-1100ですか、いいですね、カッコいいですね。私のはその1世代前、KT-1000です。
学生時代は使いたおしましたが上京してからは電波状況その他諸々やらで全く使用しておりませんですね。かといって捨てる事も出来ず、インテリアと化しています。私のPCはSonyのVAIOで、FMチューナー内臓の機種ですから電波状況さえ良ければこれ1台でデジタルでのFMエアチェックも可能なんですが・・。まあ、集合住宅ですからしょうがないんです。
捨てきれない、と言えばカセットテープも同様。デッキ(AIWA XK-009)が既に動かない状態にも関わらず捨てる事が出来ません。75年から80年代末ころまでの国産テープはかなり揃っていると思います。話のネタにFe-Cr(Type-III)も買っておけば、と今更ながら思っています。

今日も蒸しますな。
ラジオでクラシックを聴くことなど久しく覚えがありませぬ。なかなかよさげな演奏のようですな。
>ゆっくりとしかし徐々に湧き上がる拍手とブラボー
フライングのブラボーを飛ばす不届き者はほんま張り倒してやりたくなるわ。ブル8じゃとチェリ・ミュンヘンフィル盤(1993年)や朝比奈・大フィル盤(1994年)では、演奏終了後しばらくしてから徐々に拍手が起こる様子が覗えますのう。余りの凄さに感極まって拍手も出来んのじゃろな。そんな体験をしてみたい。スカラ座でフィガロを観た時は、周りは皆ゲラゲラと笑いながらまるで吉本新喜劇でも観ているような雰囲気じゃったが、これが本場の楽しみ方なんかと目からうろこが落ちる思いがしたものじゃ。人気曲が多いからブラボー、ブラバーの連続じゃったが、ええタイミングで声が掛かりさすがでござった。聴く者には節度が必要じゃということですな。

>ピースうさぎ 様
コメント感謝です。有り難うございました。
FM放送、懐かしいですね。若い頃、必死に録音してました。

USB経由で録音できるチューナーもエエですね。探してみます。
FMを留守録でデジタル保存・・・・・エエですね・・・。

バリコン式のチューナー・・・捨てられないですが・・・・(^^ゞ。

>よし 様
こんばんは。ホンマに、情報、有り難うございました。久しぶりに、襟を正して真面目にFM放送を聴きました。
ティーレマンはイイ指揮者です。ブルックナーを堪能しました。

KT-1100。大切に聴いていきたいと思います。
アンテナを少し直そうとも思います。
有り難うございました。

>天ぬき 様
こんばんは。いつもお世話になります。

クラシック音楽好きのものにとっては、FM雑誌は断然「FM-fan」だったですね。クラシック音楽の記事が充実していましたし、録音評なども良かったです・・・・長岡鉄男のダイナミック・テストもありましたしね。
デッキとにらめっこしながら、或いはどのテープで録音しようかと悩んだり・・・・・懐かしい思い出です。

カラヤンのブルックナーの録音・・・・・そのエアチェックは貴重ですね。

>yuri 様
こんばんは。暑いですね。毎日たまりませんね・・・・・。
久しぶりにFM放送を堪能しました。僕は普段あまりテレビを観ないのと、そもそもクラシック音楽を「観る」ことをあまりしないので、放送を聴くとするとFMが多くなります。
それでも、忙しさに紛れて、ホンマに久しぶりでした。
ああ、FM、イイですね。懐かしくなりました。昔はビンボーだったので、FM放送こそクラシック音楽を知るための重要なソースでした。

今はCDが安くなったので、苦労なくどんどん買えてしまうんですが・・・・あの若い頃の方が必死にしっかり聴いていたようにも思います。

ブラボーの品の良さ、さすが本場です。余韻をぶちこわす日本のブラボーマン、ひっぱたいてやりたいですね♪

>花岡ジッタ 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
いや、懐かしいですね・・・・・「Fe-Cr(Type-III)」・・・・。
フェリクロームとすぐに読めるワタクシはオジンであります。若いモンには、これ読めないでしょうねぇ・・・・・。
あの頃はテープ選びにも気合いが入ってました。クロームテープはマクセルがイイとか、ノーマルはやっぱり高音ののびがイイTDKのADだとか・・・・・ここぞと云うときには、メタルのアルミダイキャスト、TDKのMA-Rとか・・・・・花岡さんなら、きっと覚えておいででしょう。

FM放送は、都会の住宅地や集合住宅にお住まいの人には、電波状況が悪いので不利ですよね。
四国の田舎、田んぼの中の暮らしでは、FMはまずまずの感度です。

>峠茶屋の爺 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。感謝です。

>フライングのブラボーを飛ばす不届き者はほんま張り倒してやりたくなるわ・・・・・実に同感です。その通りだと思います。こんど、そういう輩を座らせて、一発、いや、何発も食らわしてやりましょう。「オメエラエエカゲンニセーヨオラァ」という台詞とともに(^^)V。

それにしても、スカラ座でフィガロ・・・・イイですね。羨ましいです。喜劇のように観客が笑うというのも、何となくエエですね。そういうモンなんですね。

朝比奈にチェリビダッケ、拍手が遅れるのは、感動が深いんでしょう。ということは、ブラボーマンの奴らは、感動していないんですかね・・・・
全く、あれには困ります。

>Verdi 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
中学生からエアチェック・・・・すごいですね。
あの頃はテープの種類も沢山あって、よりどりみどり、ノーマルからクローム、メタル、オングロームなんてのもありました・・・・・楽しめましたね。

久しぶりにFM放送を聴いて、懐かしさがこみ上げてきました。
音は昔ながらの、落ち着いた音で良かったです。

プロムスがパソコンで聴ける時代・・・・これも凄いことですね。

こんばんは。
FM放送、昔は良く聴きました。
週間FMかFMレコパルで番組を調べて
カセットにエアチェック派でした。
クラシックの大曲はC-120に録音していました。
今から30年位前の話です・・・。
懐かしいですね。
ウィーン・フィルのブルックナーは大好きです。
ティーレマンの指揮は、あまり評価しませんが。

>猫よしお 様
こんばんは。コメントを有難うございました。
レコパルに週刊FM、懐かしいですね。いろいろ買いましたが、僕は最後はFM-fan誌でした。
C120は薄いテープということで、僕はC90やC60を用いて、大曲の際にはデッキの窓とにらめっこしながら、瞬時にA面とB面を入れ替える・・・・・なんてことをしておりました。
懐かしいですね。

FM放送、久しぶりに懐かしく聴いておりました。

当方の記事をご紹介いただき、ありがとうございます。NHK-FM放送がいつまで続くのか不安な面もありますが、アンテナを更新して、FM放送が楽しめるようになりました。クラシックのライブ録音も嬉しいのですが、普段あまり接する機会のない、リンダ・ロンシュタットのスタンダードとか、デニース・ウィリアムスの女声ヴォーカルなどを聞いたりすると、ミーハー的にけっこう嬉しいものです(^o^)/

こんばんは。
FM放送、私は『レコパル』派でした、最近は車の中で時々聞くくらいです。
エアチェック時のテープ選択は悩みました、TDK、BASF、SCOTCH、等々。どちらかと言えば私はジャンルで使い分けしてました。
貴重なエアチェックテープといえば、結婚前の竹内まりあ『スタジオライブ』、大滝詠一『メイキング オブ イエローサブマリン音頭』、バイロイト100周年祭の『神々の黄昏』、バーンスタイン&BPO『マーラー第9』等々、最近は時々いろいろ出してきて聴いています。本当に懐かしい・・・。
ティーレマンは、ウィーン国立歌劇場再建50周年の『ばらの騎士』が好印象でした。

>narkejp 様
おはようございます。コメントをありがとうございました。
FM放送、いつまで続くのか心配ですが、NHKらしく、クラシック番組は残してほしいものです。
リンダ・ロンシュタットにデニース・ウィリアムス・・・・おお、さすがにnarkejpさん、年季が入ってますね。
リンダ・ロンシュタットなんて、若い人、知らんでしょうね・・・・・・。

>あるべりっひ 様
おはようございます。いつもお世話になります。
TDK、BASF、SCOTCH・・・・・懐かしいブランドですね。僕もテープ選び、あれこれ凝ったもんです。「レコパル」は小学館でしたね。兄の影響で音楽が好きになりましたが、その兄は「レコパル」派でした。

貴重なテープをお持ちなんですね。垂涎の代物ですね。
僕はカセットテープをほとんど始末してしまったんですが、「風」の武道館ライヴ、オフコースの目黒パイオニアスタジオでのライブ集・・・・が貴重でしょうか・・・・・・。でも、今聴けないんですよ。

こんにちは。本格的に音楽を聴き始めた頃、私の地方でFMといえばNHKだけで、 当時ロック大好き少年だった私は、大半がクラシックのプログラムに「何でやねン!」と毒づいていました。その後クラシックに転向したものの、モノグサな性格ゆえエアチェックには不熱心で、どうしても聴きたい曲や演奏のみカセットに録った記憶があります。日曜午前の「大作曲家の時間」なんぞ、これぞNHK!的な番組でしたね。アレ、結局どこまで進んだのかしら_。今では過去のもの的な印象もあるエアチェック、「タイマー録音」などというものが浸透すれば、見直されるかもしれませんが_。(続く)

さて、数年ぶりに上京して来たのですが、印象、変わりましたね。中古盤に抵抗が無くなったため、ディスク・ユニオンの新宿・御茶ノ水両店を訪れたところ、商品の豊富さと客の多さに圧倒されました。反面、石丸電気のソフト館は、予想はしていたもののHMVの通販より割高で、店内も閑散としており、かつてのワクワク感が寂寥感へと変わっていくのは少しつらいものがありました。試聴ブースの充実はさすがと思わせましたが。で、帰ってみるとオーダーしていたボックスセットが数点到着。結局、レーゼルのコンチェルト編は買っちゃいました。また未聴盤が増える、ってことです。止められませんなア_ではまた。

ティーレマンのブル8は、某海賊レーベルでミュンヘンフィルとの演奏が出ておりますが、音質がフォルテでリミッターが掛かり気味に為る以外はすばらしい演奏でした。VPOとの公演もあったことは聞いておりましたが、自宅のFM放送受信環境が最悪なので、あきらめました。無理矢理テレビアンテナにグサッとチューナーを差し込んだら、以前地方に住んでいたときはノイズもほとんど無く上手くいきましたが、さすがに都内では無理でした。(ノイズだらけ、弱音部ではちょっときつい) ケーブルテレビに入ることも考えましたが、既にスカパーに加入しているので、やめておきました。

それよりもエアチェックできる環境になると、際限なく録音テープが増え続けるという問題もありますね。

今回のVPOとの演奏をDGGがライブ盤で出してくれることを期待しています。

>shibera 様
こんにちは。コメントを有り難うございました。
FM放送、「大作曲家の時間」、ありましたね。懐かしいです。あれ、今はどうなっているんでしょうね。
それにしても昔はFM放送にお世話になりました。そして、石丸電気にも。shiberaさんのコメントを読んで、今はそうなんだと改めて思いました。ネットでの輸入盤通販も盛んですし、石丸も大変ですよね。昔は秋葉で石丸、歩いてお茶の水まで、そこでディスクユニオン・セカンドハンズ店で物色・・・・そのあと丸ノ内線で銀座まで、数寄屋橋ハンターを漁っておりました。
レーゼルのBOX、届きましたか。これから楽しめますね(^.^)

>aruru 様
こんにちは。コメントを有難うございました。
ティーレマンのブルックナー、海賊盤で出ていたんですか。それは知りませんでした。FM放送でのVPOとの演奏はゆったりテンポでスケール豊か、非常に遅い中に味わい深いものがありました。
都会にお住まいなんですね。アンテナでは苦労しますね。電波状況も大変でしょうね。
僕のところは四国の田舎、水田の中に家がありますので、電波状況はエエんですが、カエルが騒々しく、音響的には良くはないんですよ・・・。

VPOとの8番交響曲、DGあたりが出してくれるといいですね。

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