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シューマンのピアノ五重奏曲 変ホ長調 作品44 レーゼル(Pf)・ゲヴァントハウスSQ

ペーター・レーゼルをボツボツ聴いております。

僕はHMVの回し者ではありませんが、独シャルプラッテンの原盤をedelレーベルが激安ボックスで発売している輸入盤、これは安い。ホンマに安い。
すでに協奏曲編は持っていたんですが、独奏曲が13枚組、室内楽編が8枚組、いずれも2,000円以内で購入できてしまう激安設定。
そして、演奏・録音ともなかなかよろしい。すべてが名演とはいかないまでも、真摯な好演、端正な佳演が沢山。東独系のピアニストと演奏家・オーケストラを楽しむのにも良いです。ドレスデンのルカ教会、東ベルリンのキリスト教会などのロケーションも良く、素晴らしい音で聴けるのもエエです。

それにしても、この価格。何という時代に僕は生きているのか。隔世の感・・・・なんてノンビリと云っていてエエんだろうか。

というわけで、レーゼルのピアノで、今日は室内楽を。

シューマンのピアノ五重奏曲 変ホ長調 作品44。
ペーター・レーゼル(Pf)とゲヴァントハウス弦楽四重奏団の演奏。
1983年、ドレスデンのルカ教会での録音。

曲は、1842年の作。シューマン、「室内楽の年」の作品にして、このジャンルの名曲。
初演に先立って、クララやメンデルスゾーンも交えて試演されたという。いや、何とも豪華なメンバーだこと。

第1楽章はアレグロ・ブリランテ。
チェロに出てくる主題のなんと暖かく優しいこと。遙かなる夢への憧憬を表出しているかのよう。ロマンの薫り高い音楽であって、青年の志を感じさせる演奏になっている。
ピアノもクヮルテットの音も実にイイ。柔らかくて、深みがあって、コクのある音。派手ではない、やや渋めの音なのだが、ルカ教会の抜群の音響もあって、素晴らしい音に仕上がっている。レーゼルとクヮルテットの協調が美しい。ピアノがメインの音楽だが、主導権はヴァイオリンのカール・ズスケにあるような感じもする。

第2楽章は葬送行進曲。
やさしい眼差しでつくられた音楽。ベートーヴェンの葬送行進曲とはだいぶ違う。
レーゼルのピアノがとても美しい。それをガッチリ支えるゲヴァントハウスSQのアンサンブルも強固で美しい。
楽章半ばで出てくるヴァイオリンのソロが、品よく流麗に響くのが印象的。ズスケは巧い。

第3楽章はスケルツォ。モルト・ヴィヴァーチェ。
2つのトリオが綺麗。
快活で意気上がる感じ。ゲヴァントハウスSQが実に雄弁で、レーゼルもそれに触発されて硬質な響きで応じる。
アンサンブルの良さにはここでも感心する。実に楽しそう。奏者の笑顔が見えてくるような演奏、こういう音楽を聴くのは楽しい。

フィナーレはアレグロ・マ・ノン・トロッポ。
充実した終曲。シューマンの云いたいことがはち切れんばかりに詰まっている音楽。フーガも見事な出来だと思う。
そして、何よりシューマンらしいメランコリックなところが、実によく出ている演奏。レーゼルとゲヴァントハウスSQの協調の賜物だろう。


録音が素晴らしい。
室内楽の楽しさ、響きの余韻などが美しく伝わる録音であります。
我が家のステレオと相性が良いのか、室内楽の録音としては最高レベルと思います。


AUTHOR: 猫よしお DATE: 07/23/2007 06:42:00 お世話になります。
シューマンの室内楽。
シューマンらしいロマン性を感じますね。
そのピアノ五重奏曲。
良い曲だと思います。
しかもレーゼルと弦楽四重奏のルカ教会の録音。
いいですね。
ところで、ゲヴァントハウスSQは
あのゲヴァントハウス管の首席奏者たちによって
継承されているらしいですね。
だから素晴らしいのです。
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コメント

おはようございます。
この五重奏曲はシューマンにしては陰鬱なところが少なくてピアノ協奏曲とともによく聴きます。
昔はバーンスタインとジュリアードのLPで聴いていましたがCDになってからはレーゼル盤を愛聴しています。
私には名曲、名演、名録音、三拍子揃ったAクラスのCDです。
購入価格も3200円のAクラスでした^^;

レーゼル/ゲヴァンハウスQの演奏はいいですね。
五重奏曲に併録されている四重奏曲も好演だと思います。シューマンの「夢」が音の中にゆらめくようです。第3楽章のアンダンテ・カンタービレなぞ、もうたまりませんですヨ。

mozart1889さんに触発されて、今日の徒歩通勤の行き帰りはシューマンのピアノ五重奏曲を聴きました。
私が聴いているのはアルゲリッチ他のライヴ盤です。明確にピアノ主導で爽快な演奏だと思います。
まだ初心者なもので、レーゼル自体知らなかったのですが、皆さんの評価が高いので、また聴いてみたいと思います。

シューマンのピアノ五重奏曲、いい曲ですね。繊細さと激しさの両方を持っていて、しかも響きが美しい。大好きな音楽です。ヤン・パネンカとスメタナ四重奏団や、ユボーとヴィア・ノヴァ四重奏団の演奏で聴いています。レーゼル+ゲヴァントハウスSQの演奏はまだ接したことがありませんが、東独ルカ教会の録音と聞いただけで、なんとなく響きがよさそうな気がします(^_^)/

>猫よしお 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
ルカ教会の録音が素晴らしく、このピアノ五重奏曲はとても聴きやすい演奏に仕上がっています。
ああ、ゲヴァントハウス管は世界最古のオーケストラ、あのメンデルスゾーンも振っていた名門オケなんですね。
その首席奏者の伝統を受け継ぐ四重奏団、ズスケの名技もあって、格調高くレーゼルのピアノを支えていると思います。

これは、お買い得のBOXでした。

>ひろはや 様
おはようございます。いつもお世話になります。
ひろはやさんも、3種、お買い求めでしたか。未聴盤が増えていくのは、ちょっと困るなと思いつつ、これで一生楽しめそうだな・・・・とニンマリもしています。
レーゼルのピアノは、実にエエです。あまり極端なことはしていないですから、一般受けはしにくい人なのかと思いますが、とても真摯できちんと格調高く弾いてくれるので、聴いていて心地よいです。
録音も当時のアナログ絶頂期のものが多いので、ホンマに聴きやすいですね。
ご一緒に、ジワジワ、聴いていきましょう(^.^)。

>天ぬき 様
おはようございます。
なるほど、Aクラスの名盤と云われると、とても嬉しいです。ありがとうございました。
それにしても、3200円は今思うと高価でしたね。でも、当時は何の疑問もなく、お金を貯めてはコツコツ買っておりました。財布と相談しつつ、計画的に買っていたようにも思います。CDが高いので、今のように無節操には買えませんでしたから。

レーゼル盤、録音も良く、好演ですね。


>hiromk35 様
おはようございます。コメントをありがとうございました。
四重奏曲の方は、まだじっくり聴いていないんです。
名曲ですから、楽しみです。
アンダンテ・カンタービレ・・・・・楽しみです。ありがとうございました。

>すけ 様
おはようございます。コメント感謝です。
アルゲリッチ盤があるのですか?それは寡聞にして知りませんでした。アルゲリッチの主導、これは聴いてみたいですね。
レーゼル盤は、ピアノに主導権があるようで、実際はヴァイオリンを弾いているカール・ズスケにあるんじゃないかなと思います。
そのぶん、とても協調的な室内楽演奏だったと思いました。室内楽を楽しんでいる雰囲気が伝わります。

>narkejp 様
おはようございます。コメント・TBを有り難うございました。
シューマンの室内楽はふだんあまり聴かないんですが、このピアノ五重奏曲は名曲ですね。とても感動しました。
他の演奏でも聴きたくなりました。スメタナSQのがあるのなら、聴いてみたいですね。
この曲の、繊細な表情がたまりませんでした。冒頭のチェロなど、実にイイですね。

おはようございます。
僕も3セット買いました。
持っていない曲目のCDがたくさんあって喜んでいます。まだほとんど聴いてないですが、まっさきに室内楽シリーズのペーター・ダムとのホルン作品集を聴きました。すごい良かったです。
シューマンの室内楽や協奏曲も楽しみです。
値段は破格の安さですが、中身は考えられないほど充実しています。
ゆっくり聴いていきたいです。
僕もそのうち記事を書きたいと思います。
URLはこのセットと関係ない記事ですが、すみませんでした。

>kazu9410008 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
kazu9410008さんも、レーゼルの3セットを購入されたんですね。
室内楽編のペーター・ダム、素晴らしかったですね。僕も3セットすべて聴いたわけではないんですが、ダムのホルンはすごいなぁと思いました。
協奏曲ではオケの違いを楽しめますし、これだけ安価だと、実に助かるというか、申し訳ないというか・・・そんな気持ちです。
kazu9410008さんのエントリー、読ませてください。
どうも有り難うございました。

こんばんは。出張先の鹿児島は春のように暖かな1日でした。
シューマンのこの曲、ピアノ五重奏曲史上の最高の傑作のひとつで、この演奏も独シャルプラッテンの名盤の1枚で昔から愛聴しています。またこの曲は実演も何回か聴いていて、いつ聴いても感動させられます。
ところで、mozart1889さん、ここらで禁断のショスタコネタを・・・ち、ちょっと引かないでください!!。この曲種ピアノ五重奏曲のもうひとつの名曲はショスタコです。この曲とピアノ協奏曲1番他のアルゲリッチ他のショスタコアルバム、昨年のタワーレコードのクラシック輸入盤の売り上げNo1だったそうです。
このアルバムに限らず、最近ショスタコーヴィチの輸入盤CDが結構クラシックのヒットチャートを賑わしていて、マーラーに遅れて彼の時代の到来を予感させます。ぜひ聴いてみてください。

すみません。ご返事を読まずに送信したもので話が噛み合わなくて・・・。
今年の東京は寒く、それに比べると、今日の鹿児島は暖かく感じました。
現地の人に言わせると今年の鹿児島はやはり寒く、今日はたまたま暖かい1日だったとのこと。九州も北部、中部は明日は雪マークの予報が出ていて、やはり寒い冬なのですね。
なお、桜島の噴煙は、今日は大したことは有りませんでした。ご心配頂き、ありがとうございました。
ところで、私の親の実家は岡山で、家内は山口の岩国(錦帯橋の近く)です。私は、広島、岡山での勤務経験もあり、四国各県も何度も訪れています(四国、大好きです)。私は根本的に西日本の水が合う人間です。

>鞍馬天狗 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
鹿児島、暖かくて良かったですね、でも今日は各地で降雪予報ですね。まだまだ寒い日が続きます。
鞍馬天狗さんは岡山でしたか。瀬戸大橋~新幹線で通過するだけなので詳しくは知らないんですが、友人が津山在住です。
さて、ショスタコーヴィチにもピアノ五重奏曲があるんですね。全く知りませんでした(^^ゞ。アルゲリッチの人気があるとはいえ、昨年の売り上げ1番というのはスゴイですね。マーラー・ブームから20年、いよいよショスタコーヴィチの時代でしょうか。
時々バルシャイとハイティンクの交響曲全集を取り出してみています(^.^)

シューマン「ピアノ五重奏曲」を聞く

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いささかくたびれた週末、午前中の気温は肌寒いくらいでしたが、日中は湿度が高く気温も上がり、梅雨の中休みのようなお天気です。今日はローベルト・シューマンの命日だそうで、自宅でゆっくりとシューマンのピアノ五重奏曲を聞きました。演奏は、ジャン・ユボーのピアノとヴィア・ノヴァ四重奏団で、1978年から79年にかけて、パリのノートルダム・リバン教会でのエラート録音(WPCS-1137/8)です。
第1楽章、アレグロ・ブリランテ。ピアノが活躍しますが、その中でもはじめに出てくるチェロの旋律がとってもすてきです...

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