スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

シベリウスの交響曲第2番ニ長調 マゼール/ウィーン・フィル

台風4号が接近中です。四国は昨日から強く降っています。
今日から始まるはずたった高校野球愛媛大会も順延になりました。球児の夏は明日が開会式です。

さて、今日はシベリウスの交響曲第2番ニ長調 作品43。
ロリン・マゼール指揮ウィーン・フィルの演奏。
1964年の録音。DECCA原盤の懐かしいLPを取り出してみた。

DECCA録音で聴くウィーン・フィルの音の安心感。
ウィーン・フィルは長いことDECCA専属の時代があったせいか、ついついDECCAの音がウィーン・フィルの音のイメージになってしまう。
ホルンやオーボエはウィーンそのものの音。そして弦の輝かしさと濡れたようなしっとり感。全く素晴らしい。

シベリウスの音楽は、余計なものを削って、どんどんシンプルになっていくところがある。そして、聴けば聴くほどに、北欧の冷涼な空気が部屋に満ちてくる。
弦のサヤサヤした響き、風のような肌触り。それはまったく、冷えた空気のよう。
そして、管楽器のアンサンブルの素朴で田舎くさいところもイイ。人情味さえ漂わせる郷愁の響きだと思う。

マゼールの指揮は、ケレン味たっぷりで、千両役者の指揮ぶり。若い頃のマゼールは、天才的なひらめきと、「そこまでやるかい?」と思わせるあざとさとが一杯で、聴いていて実に面白い。セルの没後、クリーヴランドに行く前が、特に面白いと思う。
(もちろん、今も場外ホームラン的な大名演が時々はあるのだが・・・・)

旋律が粘り、アクセントは強く、緩急も自在。若々しくエネルギッシュ、終盤では燃えたぎるような情熱が発せられる。
そして、時に見得を切るようなところも、いかにもマゼール。

その点では、このシベリウスは異色、一種異様な演奏なのかもしれない。
素晴らしいのは、そのマゼールのやりたい放題を、ウィーン・フィルがしっかり受け止めて、しなやかに応じているところだろう。その包容力は、さすがと云うべきか。

ファースト・チョイスには向かない演奏と思います。
が、セカンド・チョイス、あるいはシベリウスに慣れ親しんだ人には、大いに奨めたい演奏ではあります。
面白いです。

録音は40年以上も昔のものとは思えない鮮明さ。
素晴らしい録音と思います。
DECCAの録音技術の高さを改めて感じます。
マゼール/ウィーン・フィルのシベリウスは輸入盤の廉価盤全集として今は出ていますが、CD化も成功して、大変聴きやすい音に仕上がっていると思います。
(CDの全集は3000円程度で買えるんじゃないでしょうか。)


AUTHOR: すけ URL: http://classic-benkyobeya.cocolog-nifty.com/blog/ DATE: 07/14/2007 06:22:26 シベリウスの交響曲は本当に自然の冷気を感じますよね。
とはいえ、まだ全曲聴いていないので、まずはスタンダードな演奏を聴いてから、マゼールの全集を検討してみようかな。
ブログ初めて拝見しましたが、何だかとっても勉強になります。今後とも宜しくお願いします。
スポンサーサイト

コメント

おはようございます。
マゼール/ウィーン・フィルのシベリウスは古い録音ですが
昔から注目盤である気がします。
同時期に録音したチャイコフスキーの交響曲全集も同じことが言えます。
当時のマゼ-ルは一番やりたいことをしていた
それこそ才能の溢れた時期でした。


シベリウスはマゼールの演奏がファーストチョイスでした(笑)。
特に1番とカレリア組曲の入ったLPがお気に入りでした。
ウィーンの人はシベリウスを理解できないと聞きましたがマゼールの強引さが却ってよかったのだと思います。
今はベルグルンドがスタンダードですね。

こんにちは。

台風が接近して3連休残念な気候ですね・・。

マゼール&ウィーン・フィル、未聴です
ピッツバーグ響との録音を持ってますが、全然「やりたい放題」ではないのでこちらも購入してますね・・

おじゃましますぞ。台風の影響で近畿も風雨が強まってきたようじゃ。
今日は驚きましたぞ。この時期じゃからいつこの曲がくるかと思っておったところなのじゃ。北欧の自然の爽やかさが目一杯詰まったホンマに聴きやすくてエエ曲じゃ。マゼールは聴いたことがないが、マゼールの60年代の録音は例外なく素晴らしいのじゃからええんでしょうな。爺は気候風土やシベリウスを知りつくした指揮者やオケにこだわって、サラステとベルグルンドを聴いておる。ベルグルンドの曲への入れ込み方は尋常じゃありませんな。熱いものを感じるのう。逆にサラステの演奏は自然体で爽やかそのもの。シベリウスの真髄は第6番や第7番にあるのかもしれんが、爺には難しい曲じゃ。ヘルシンキへは行ったことがあるが、緑豊かなシベリウス公園や、トーロン湾を見下ろすレストランから眺めたオペラハウスやフィンランディアホールは実に美しかったですぞ。

これは未聴です。この曲はセルの東京ライヴ盤で聴いています。
マゼールはR. シュトラウスの「英雄の生涯」が向こう意気の強い快演で気に入っております。

こんばんは。
バーンスタイン/ウィーン・フィルの厚化粧の演奏が好きです。
サード・チョイスかも知れませんが??
(ファースト・チョイスという方はいませんよね??(^^ゞ )

台風の影響で四国は大雨となっているようですね。
こちら広島は、先ほど雲の切れ間から青空がのぞいていました。

さて、この曲は若い頃から大好きで、オーマンディ/フィラデルフィアを手始めにかなりの演奏を聴いてきました。
セルの来日盤、オッコ・カムなどの演奏が好きなのですが、マゼール/VPOは後期の交響曲が素晴らしい演奏だったので、昨年2番も買ってみました。
切れ味鋭く、なかなか良い出来だと思います。

そうそう、9月の広響の演奏会が、グリーグのピアノ協奏曲とシベリウスの2番なんですよ。
今から楽しみです。

私の地方も風雨が強くなってきました。台風が近づいています。
マゼール盤、残念ながら未聴です。初めてに聴いたのは、カラヤン&フィルハーモニア盤でした。
その後この曲とは疎遠になっていたのですが、O・カム&ベルリンPOの演奏と出会ってから、いろいろな演奏を聴くようになりました。
カムは、1、3番とカレリア組曲等の管弦楽集をヘルシンキ放送響とDGGへ録音しており、このジャケットがとっても美しいのです。北欧の自然を写した芸術写真です。(2番はカムのアップ写真です。)

>ひろはや 様
おはようございます。いつもお世話になります。
あら、ひろはやさん、マゼール盤注文ですか。到着して、ご期待に添えなかったら申し訳ありません。許してくださいね。

バーンスタイン/NYP盤は懐かしいですね。今はCDで聴いています。

ベルグルンド、バルビローリ、ザンデルリンクは、良かったですね。ついついシベリウス全集を買ってしまうんですが(3~4枚組で買いやすいですね)、どれも個性的で良かったですね。バルビローリの泣く演奏は、いつもながら、しみじみした感動がありました。ベルグルンドは入魂の演奏、ザンデルリンクはドイツ風の貫禄でした。

>猫よしお 様
おはようございます。いつもお世話になります。
マゼール/ウィーン・フィルのチャイコフスキー全集!良かったですね。そうです、そうです、マゼールの1960年代はすべてが素晴らしいです。
斬新で意欲的で、ある意味やりたい放題、天才の輝きが随所に聴かれます。
まさに、才能に溢れた時期でしたね。
(そうすると、今はもう一つなのかなとも思ったりして・・・・・・・)

>よし 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
あらら、よしさんにはマゼールがファースト盤でしたか。失礼しました(m_m)。
僕は、C・デイヴィス盤やバルビローリ盤から入りましたので、マゼール盤を聴いたときには「おおっ!」と思いました。
さすがマゼール、普通にはやらんのやなぁ・・・・と。

ウィーン・フィルのシベリウス全集は、この盤だけだと思います。
それだけに貴重ですね。DECCAの録音もエエですしね。

>ニョッキ 様
おはようございます。いつもありがとうございます。
四国は台風で大変でした。沢山雨が降って、どこのダムも満タンです。水不足はなくなりました。

マゼール/ピッツバーグ響のソニー盤は音がエエですね。マゼールにしては、普通の演奏と云いますか、格調高い正々堂々とした演奏と思います。こちらの方が王道かなと僕は思ったりします。好きですよ。

>峠茶屋の爺 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
峠茶屋の爺さんは、フィンランドに行ったことがおありなんですね。羨ましいです。エエところだと、昨年訪れた僕の友人が言っておりました。あの風景を見ないと、あの空気を感じないと、シベリウスはワカランのかもしれんなぁ・・・・・と思ったりしています。といって、簡単にいけるわけでもありませんが。
ベルグルンドは3回も全集を録音してますね。そのうちの2回目ヘルシンキ・フィルのと3回目ヨーロッパ室内管盤を聴いています。特に3回目の演奏は入魂、純粋に研ぎ澄ました、純米大吟醸のようなスゴイ演奏と思います。

>hiromk35 様
おはようございます。いつもお世話になります。
セルの来日記念盤は忘れがたい名演奏ですね。同じCD所収のモーツァルトの40番も素晴らしかったですね。

マゼールの「英雄の生涯」はクリーヴランド管弦楽団の演奏で聴いています。LPです。レコード・アカデミー賞を獲得したのを思い出します。一風変わった英雄でした。

>天ぬき 様
おはようございます。いつもお世話になります。

なるほど、バーンスタイン/VPO盤はサードチョイスですか。同感です。あの時期のバーンスタインは遅かったですね。
「新世界」の第2楽章、「悲愴」の終楽章、そしてシベリウスの2番・・・・・何となくマーラーのように感じてしまった記憶があります。
独特のシベリウスでした。
ウィーン・フィルにとっては、久しぶりのシベリウス録音だったんじゃないでしょうか。

>Summy 様
おはようございます。コメント感謝です。
オーマンディ盤は懐かしいですね。作曲者が褒めた・・・という宣伝文句でついつい購入した覚えがあります。
オッコ・カムの録音は、全集もあったでしょうか、一つも聴いたことがないんです。DGの廉価盤にあったはずなんですが、結局聴かずじまいです。

グリーグとシベリウスの演奏会・・・・・ああ、それは楽しみですね。

>あるべりっひ 様
おはようございます。北四国では台風で大雨でしたが、今は風も静かになったようです。
あるべりっひさんも、オッコ・カムですか。なるほど、どこかで入手できるかもしれませんので楽しみにしたいと思います。
シベリウスの2番交響曲は、冷涼感がエエですね。なつにきいても心地よい、クーラー代わりです。

ヘルベルトフォンカラヤン

PING:
BLOG NAME
ヘルベルトフォンカラヤンに関することなどを紹介しています。

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。