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ブラームスの交響曲第4番 ホ短調 作品98 ジュリーニ/ウィーン・フィル

雨が続きます。
おかげさまで、愛媛県のダムの水不足、解消しています。松山では、渇水対策本部が解散しました。ほっと一息という感じであります。
我が腰痛は若干治まったものの、まだ痛みは消えず、歩く姿は老人風へっぴり腰であります・・・。

さて、今日もブラームスを聴いてます。

ブラームスの交響曲第4番 ホ短調 作品98。
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮ウィーン・フィルの演奏。
1989年の録音。DG盤。輸入盤の全集は廉価盤になっている。

第1楽章から、ジュリーニらしいゆったりとしたテンポで、大変よく歌う演奏。
冒頭の出だしから、ジュリーニの愛情がこぼれてくる。一音一音に愛情が詰まっている感じ。
ウィーン・フィルがジュリーニの棒にしなやかに反応して、歌うべきところは大いに歌い、テンポを落とすところではグッと腰を落とすような感じで繊細な表情を作り出す。アンサンブルは素晴らしく(いつものことだが)、音色は涼やかで心地よい。
ジュリーニの指揮は大家然としたもので、音楽は懐古的。そもそも、この第4交響曲は、過去を振り返り、行きつ戻りつ、ためらい、考え、立ち止まり・・・・といった音楽なのだが、ジュリーニが振ると、その一挙手一投足に、慈しむような温かみがある。
そこがイイ。ビックリするような、一気にわき上がる感動ではなく、静かに、にじみ出るような感動と云うべきか。

第2楽章はホルン。もうホルンが素晴らしく、ただただ陶然。
ああ、ウィーン・フィルのホルン。ホンマに美しい。(これ、誰が吹いてるんでしょ?)
それに絡む木管群がまた伝統工芸品のような肌触り。温かく木質の、時に素朴な感じさえする響きで絡んでくる。極上の音と思う。
ゆったりとしたテンポはここでも変わらず、チェロの深い歌などは格別と思う。

第3楽章も落ち着いたテンポ。慌てず、急がず、粗野な響きは一切なく、じっくり腰を据えてかかってゆく感じ。音楽のフォルムは実に端正でダンディ。大人の演奏と云うべきだろう。

そして、感動のフィナーレ。遅い、そして堂々としたパッサカリア。
流れは淀まず、ウィーン・フィルが流麗な音楽を作り出して、アンサンブルもカッチリしている。
ジュリーニの愛情いっぱいのブラームス。
妙なたとえだが、お釈迦様の大きな手に包まれているような感じがするブラームス。
最後の音まで、美しい。

録音は極上で、心地よく品の良い響きを味わえます。
ウィーン・フィルの音が充実していて、「ああ、この音!」と云いたくなる瞬間が沢山あります。


ええと、残るは1番交響曲。誰ので聴きましょう。


AUTHOR: abbadoi URL: http://ameblo.jp/abbadoi/ DATE: 07/07/2007 08:24:50 こんにちは。コメントありがとうございました。とても興味深いブログ、楽しみなブログが増えました。インバルのマーラーはどちらかというとハイテンションな日によく聴きますね(笑)
それから、ブラ1楽しみです。ミュンシュが来るのか、カラヤンが来るのか、レニー?フルトヴェングラー?ヴァント?小澤?う~ん・・・早く宜しくお願いします(笑)
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コメント

おはようございます。
ブラームスの交響曲はクラシックを聴き始めたころから大好きで、これまでも沢山のLPやCDで聴いていますが、ジュリーニ/ウィーン・フィルは残念ながら未聴です。
私はハイティンク/ボストン響(1992年)、クライバー/ウィーン・フィル(1980年)、バルビローリ/ウィーン・フィル(1967年)、ケンペ/ミュンヘン・フィル(1974年)あたりをよく聴きます。
また最近若手の指揮者ダニエル・ハーディングが小編成のドイツ・カンマーフィルを振ったCD(2000年)(第3番との組み合わせのCD)の贅肉を落としたような清々しい演奏も新鮮な感じで好きです。

こんにちは。
ブラームスの交響曲では4番が一番好きです。
一番最初に耳にして、一番沢山聴いたのがワルター/コロンビア響ですが、最近ではクレンペラーやワント(1982年頃の録音)をよく聴きます。
フルトベングラーの凄演もたまに取り出します。
今夜、聴こうかな?

四国の水不足も深刻にならずに済んでいる様子、一安心ですね!真っ青な夏空に程遠いこんなお天気には、ブラームスが合うのでしょう。

2番、3番を聴いてから出しっ放しにしていた[ヴァンド+NDR]の全集から、先ほど4番を再聴しました。ジュリーニは、モーツアルト23番Pコンチェルト(P=ホロビッツ)しか持ってないのですが、エントリーを読んでますと、ウィーン・フィルとのブラームスも欲しくなってきました。

この4番、均整の取れた構成ですけど、叙情的な1楽章、2楽章に強く惹かれます。とりわけ、2楽章のホルン→チェロに引き継がれる主題は本当に美しいですね!!

(mozart1889さん、ブラームスに無関係なことを書かせて頂きますこと、お許しください。)

時々コメントしてらっしゃる「れお」さんの個性的で素敵なブログに昨日紹介させて頂いた、ピアノ・デュオ・コンサートのご案内です。音楽ブログ愛読者の中から数名さま、無料ご招待致します。ライブのピアノ音楽(今回はピアノ・デュオ)に興味をお持ちの方は、遠慮なくお申し込みください。

詳細は、れおさんのブログでお読みください。(れおさん、勝手に書いてごめんなさい。)

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いろいろ聴いてきたのですが、この頃になってワルターに帰ってしまいがちな私です。

こんばんは。
4番ですね。奇遇です、今までヨッフム&ロンドンPOを聴いていたところです。ヨッフム72歳の年齢を感じさせない情熱的な演奏です。
ジュリーニ盤未聴なんですが、mozart1889さんの文章を読んでいると自分が聴いたつもりになってしまうのが不思議です。
いろいろな4番を聞いてきましたし、これからも聴いていきたいと思っていますが、その中でもライナー&ロイヤルPOの演奏は1つの指針になっていくように思います。

>abbadoi 様
おはようございます。こちらこそ、ご訪問有り難うございました。どうぞよろしくお願いします。
インバルのマーラーは実演体験以来、全曲が素晴らしく感じられるようになりました。
ブラームスの1番交響曲は名盤の目白押しですね。カラヤンとレニーはすでにエントリーしていたと思いますので、別の人で聴こうと思います。
有り難うございました。

>猫よしお 様
おはようございます。コメント感謝です。いつもありがとうございます。
ジュリーニ/VPOのブラームス全集は、ジュリーニの慈愛に満ちた演奏になっています。引退前、彼の晩年の名演だと思います。テンポは遅いです。
クレンペラーのブラ1・・・・なるほど、名手デニス・ブレインですか。これは興味ありますね。
たしか、家にはクレンペラーのブラームス全集があったはずなので・・・・探します。

>Verdi 様
おはようございます。当地四国では、午前中は大雨、午後からはどんよりとした曇り空でした。
ブラームスもハンブルクの、北ドイツの曇り空を見上げつつ育ったのかなと思いました。
ウィーン・フィルは、ええ、何をやらせても巧いですよね。いつもウットリします。

>ひろはや 様
おはようございます。いつも有り難うございます。
ハイティンク/BSO盤は未聴です。ACOとの演奏はもっているんですが、円熟して巨匠となった時期のBSO盤は、是非聴いてみたいです。
それに話題のハーディング盤もまだなんです。世評高い、非常に斬新なブラームスとのこと、一度は聴いておきたいと思います。
僕もブラームスでは交響曲が一番好きで、CD時代になってから廉価盤だと2枚組程度で入手できますので、ついつい買ってしまいます・・・・・。

>天ぬき 様
おはようございます。いつもお世話になります。
僕もワルター盤が思い出深い演奏です。ヴァントの旧盤(1980年代の北ドイツ放送響盤)も好きです。この二つは好対照の演奏ですね。
4番交響曲を聴くときには、曲の特徴でしょうか、巨匠・大家の指揮で聴きたいと思います。
クレンペラーなんかもエエですね。フルトヴェングラーのは聴いたことがありません。

>はな 様
おはようございます。いつもお世話になります。
おかげさまで四国は沢山雨が降りました。水不足は解消したようです。
ブラームスの第4交響曲は、名演名盤が多いですね。ヴァント盤も旧盤の方ですが、僕もよく聴きます。

濱倫子さんというピアニストを応援していらっしゃるんですね。
※れおさんのブログには、僕のブログのリンク欄からも行けます。
皆様、「こだわりの挽きたてクラシックカフェ」をクリックしてください。

>hiromk35 様
おはようございます。コメント感謝です。
ワルターに帰る・・・・・・・ああ、その気分、分かるような気がします。
ワルターの演奏は暖かいです。あのぬくもり、もちろん4番ですから寂寥感も強いんですが、ワルターの指揮で聴くと、心温まる感じが強いです。

>あるべりっひ 様
おはようございます。いつもお世話になります。有り難うございました。
ライナー盤は聴いたことがないんです。どこかで是非入手してみたいです。
ヨッフム/LPO盤は1970年代の名盤ですね。あの全集は精力的で情熱いっぱい、ヨッフム独特の煽りも入った名演奏だったですね。
思い出します。

こんばんは。
ダムの水位少しは回復したでしょうか。
早明浦付近に降って欲しいところですが。

この曲の第2楽章冒頭で弦楽器が出てくると、トランペットも加わり、
柔らかい音でロングトーンをしますね。
クライバー盤で聞くと、そのロングトーンがとても効果的に響いていて、
窓ガラスに差し込む春の陽射しのようです。

ピアノでロングトーン、演奏する方にとっては嫌な音符かも知れませんね。

こんばんは。
最近は近現代の曲ばかり聴いていたので、乗り遅れてしまいました。

今日ふと立ち寄った中古レコード店で、ベーム/VPOのブラームス交響曲全集(1975)を入手しましたので、久しぶりにこの時代の音楽を聴いています。
ベームのブラームスと言えば、1975年にVPOと来日したときの1番が素晴らしい演奏だったので、機会が有れば他の曲も聴いてみたいと思っていたのです。

まず4番を聴いてみましたが、柔らかで美しい響きですねぇ。
VPOの4番は、バルビローリ、バーンスタイン、クライバーと聴いてきましたが、またひとつ楽しみが増えました。

そうそう、この4枚組BOX全集の値段は、なんと780円でした!
発売当時は8千円くらいしたのでしょうね。
ちょっとパチパチ言うのですが、洗ってしまえば解消するでしょう(笑)

>hsm 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
お返事が遅れて申し訳ありません。うっかり気づきませんでした。

ロングトーンのお話、興味深いですね。クライバー盤は持っていますので、じっくり聞いてみたいと思います。
確かに、ピアノでのロングトーンはたまらんでしょうね。

>Summy 様
おはようございます。コメント感謝です。
ブラームスの交響曲第1番は、ベームのNHKライブが凄まじい演奏で、これでもっと音が良ければなぁといつも思います。
今もLPで愛聴してます。

ベーム/VPOの往年の名盤が全集で780円とは激安ですね。
LPは今や、そういう価格での売買なんですね。
2番と4番は名演と思います。VPOの柔らかさが何とも云えずイイですね。

こんにちは。この演奏、最適の組み合わせと期待してヤマチクの5+1セールで購入、1週間ほど前たまたま時間があって昼過ぎから音楽三昧、、夜ラストに聴いたのですが_やや聴き疲れ気味でヴォリュームを絞ったせいもあってか、何となく物足りなくていつの間にか終わっちゃったなア、って印象。ライヴ録音なんですね、これ。私にとってジュリーニは、「実演で燃える」というよりは、「万全の条件の下で心ゆくまで音楽を歌わせる」、といった演奏が本来の姿だと思っているので、やや拍子抜けの感は否めませんでした。次回新鮮なアタマでヴォリュームを上げて聴き直してみます。といっても未聴盤は増える一方、機会は訪れるのでしょうか_ではまた。

>shibera 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
ジュリーニ/VPOのブラームス全集はライヴ録音のようですね。ジュリーニにしては珍しいと思います。晩年のジュリーニらしい、大変遅く、たっぷりと歌うブラームスでした。2番などは少しもたれるところがあって、ロサンゼルス・フィルとの演奏の方が良かったかなぁと思ったりもしました。

しかし、どんどん購入しては未聴盤が増殖する・・・・僕も同じです(^^ゞ。

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