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ブラームスの交響曲第3番 へ長調 スクロヴァチェフスキー/ハレ管

雨が小粒の真珠なら 恋はピンクのバラの花・・・・・・・♪

梅雨の天気が続きます。シトシト雨の中、相合い傘の(懐かしい言葉ですな)の若いカップルを街で見つけました。(「カップル」はまだ現役の言葉かな?さすがに「アベック」は死語になりつつあるようで・・・・)
仲の良さそうな若者を眺めつつ、ついつい、橋幸夫の歌を思い出してしまうワタクシはオイチャンでありました。

さて、今日もブラームスを聴いてます。

ブラームスの交響曲第3番 へ長調 作品90。
スタニスラフ・スクロヴァチェフスキー指揮ハレ管弦楽団の演奏。
1987年11月、マンチェスター・フリートレードホールでの録音。イギリスのIMPへの全集録音から。

贅肉をそぎ落とした、スッキリした響きのブラームス。
あの巨体のブラームスのイメージではなく、筋肉質で運動能力も高く、しかも思索の好きな若者風のブラームス。

ハレ管は健闘。イギリスの地方オケの実力の高さをうかがい知ることが出来る好演。
アンサンブルは少しゆるめで、響きも時々ざらつくところもあるのだが、真摯で懸命に演奏している様子が伝わってくる。そこが聴いていて嬉しい。

第1楽章はインテンポで、推進力も十分。後半へ行くほど、熱気を帯びて演奏が盛り上がってゆく。スタジオ録音のはずなのだが、ライヴ的な感興がある。この楽章はブラームスのヒロイックな一面が聴ける楽章だと思うが、特に後半部でその感が強くなる。

第2楽章は木管のアンサンブルのひなびた表現が好ましい。田舎のたんぼ道に吹く、涼しい自然の風のような感じ。飾りだてたりしないのがイイ。
テンポはゆっくりで情感豊かに進行する。ブラームスの慈愛というか、寂しげだが優しく暖かい眼差しを見るような気持ちになる。

第3楽章は馴染み深いポコ・アレグレット。僕は、若い頃、この哀愁漂う旋律に酔ったものだ・・・・。
スクロヴァチェフスキーの演奏も、実にメロディが美しく、よく歌う。ストリングスのむせび泣くような表現は見事だと思う。ヴァイオリンの弦の間から零れる潤い、濡れたような輝きはたまらない。ホルンのソロも絶品。
もちろん、きりっと一本筋が通った男性的な逞しさも感じる。詩情たっぷりではあるのだが、感傷に流れすぎないのがカッコイイ。

フィナーレは緊張感に富んだもの。第1楽章冒頭のピリッとした表現が戻ってくる。
ハレ管の響きがやや薄め、もう少しファイト!という感じではあるのだが、コーダに入ると堂々とした響きになって、見事な終曲をかたちづくってゆく。

録音は極上。素晴らしい響きで聴けます。
特に音場がよく出ており、高さがあります。
金管が上から降ってくるような感じで、これは心地よいです。


AUTHOR: narkejp EMAIL: narkejp@netscape.net URL: http://blog.goo.ne.jp/narkejp/ DATE: 07/05/2007 06:15:42 スクロヴァチェフスキのブラームス!それは魅力的。どんな演奏なのか、興味津津です。
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コメント

オイチャン(失礼!)、腰痛は良くなられましたでしょうか?(同じく慢性的腰痛のオバチャン or オバアチャンより、謹んでお見舞い申し上げます!)

(フランソワーズ・サガン風に)mozart1889さんは、「ブラームスはお好き」ですか?

私は大の大の大好きであります!4つのシンフォニー、室内楽曲、後期ピアノ曲なんか。ブラームス入門は4つのシンフォニーでした。とりわけ、よく演奏される1番や4番よりこの3番が好きです。今、ギュンター・ヴァント指揮北ドイツ放送交響楽団で久しぶりに3番を聴いているところです。


>(3楽章)僕は、若い頃、この哀愁漂う旋律に酔ったものだ…。

私も!であります。サガンの小説の映画化(タイトルは別名で、失念)でも、3番3楽章が実に効果的に使われていました。(バーグマン演じるいささか年増の女性の女心によくマッチして、、、)

ブラームスって、苦心惨憺して作曲したみたいな重い印象を受けるのですが、ちょっとネクラな、あのドイツ的叙情…しみじみ好きです。

こんにちは。
ブラームスでは4番の次に好きな曲です。
スウィトナー・ベルリンシュターツカペレのCDが好きです。
エントリー盤は未聴なので比較はできませんが、これも好録音盤
細部というより、マスとしてのオーケストラの迫力と音場感が味わえます。
1枚にこれ1曲、でも1000円でしたから・・・

>hiromk35様
仰る通りの語るような演奏で、なるほどと思わされました
ご報告、ありがとうございました

>narkejp 様
こんばんは。コメント感謝です。有り難うございました。
スクロヴァチェフスキーのブラームスは、筋肉質で若々しい感じで、詩情も漂ってくる演奏だと思いました。
輸入廉価盤で出ていると思います。

>猫よしお 様
こんばんは。いつもお世話になります。
スクロヴァチェフスキーは、ブルックナーの全集が素晴らしかったですね。

11才でデビューし、13才でベートーヴェンのピアノコンチェルト・・・それは知りませんでした。スゴイんですね。天才ですね。
「セルに認められた」というだけで、凄そうな感じもしますね。

ハレ管といえば、実に全く、バルビローリ、同感です。

>hiromk35 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
どうぞどうぞ、遠慮なくコメント欄をお使いくださいね。ここは、掲示板などは出来ないようで、コメント欄しかないんですが、どうぞ、ご利用ください。

ルービンシュタインとの協奏曲、我が家にもあったような記憶があります。どんな演奏であったのかあまり覚えがないので、聴き直してみたいと思います。有り難うございました。

>はな 様
こんばんは。お見舞い、恐縮です。イヤ、ホンマに腰痛は痛いですね。参りました。

さて、僕はブラームス大好きです。サガンの小説も映画も良かったですね。この第3交響曲の3楽章など、大変効果的なものでした。
若い頃は、この第3楽章を繰り返し聴いて、センチメンタルな気分に浸ったものです・・・・懐かしいですね。
交響曲も協奏曲も大好きなんですが、室内楽とピアノ曲はあまり詳しくないんです。

少し歩んでは振り返り、ためらい、とまどい、後戻りしたり・・・・そんなブラームスの音楽は、実にエエですね。彼の奥ゆかしさと、同時に隠し通せない彼の熱いロマンを、聴きながら感じます。

>天ぬき 様
こんばんは。いつもお世話になります。有り難うございました。
スウィトナーのブラームスは徳間音工の1000円盤が出始めた頃に買いました。懐かしいですね。
ベルリン・シュターツカペレの有機体のようなアンサンブルが特に良かったですね。このコンビでの第2交響曲は、愛聴盤です。

こんにちは。
 ブラームス、続きますね。
 今朝は車で移動中に、丁度ラジオでブラームスをやっていました。交響曲の4番。メランコリックな冒頭から、最終楽章のパッサカリアの投げ出すような終わり方まで、知情意溢れる感じの演奏でした。ケルテス指揮のウィーン・フィル。

 なんとはなしに、ブラームスと言えば秋の音楽、なんて思っていますが、聞き始めればつい聞いてしまうのであります.....


>Verdi 様
こんばんは。コメント感謝です。有り難うございました。
ケルテス/VPOは懐かしいですね。ケルテスの全集は彼の最高傑作の一つと思います。
おっしゃるとおり、ブラームスは秋が似合いますね。涼しくなってくると、ブラームスを聴きたくなります。特に4番などはそうでしょう。

ああ、僕も4番を聴きたくなってきました。

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