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メンデルスゾーンの交響曲第4番 イ長調 「イタリア」 アバド/ロンドン響

スカッと明るい夏空が広がります。

気温が上昇してくると、ジョギングの長距離はシンドイですな。そこで、最近は30分走って30分歩くようにしてます。先月は腰痛もあって、あまり走れなかったので、ウェストがちと弛んできました。気を取り直して、今月は緑の並木道、たんぼ道をトコトコ走りましょう。早朝から心地よい夏空が広がる季節でありますし。

そんな空を見上げつつ、今日もアバドの昔のレコードを聴いてます。

メンデルスゾーンの交響曲第4番 イ長調 作品90 「イタリア」。
クラウディオ・アバド指揮ロンドン交響楽団の演奏。
1967年の録音。DECCA原盤のLP。

アバド34歳。今から40年前の録音。
アバドがレコード・デビューして間もない頃のもの。デビュー盤がベートーヴェンの交響曲第7番で、このメンデルスゾーンが2枚目だったんじゃないか。

聴いているレコードは、日本でキングレコードからロンドン・レコードが独立して、直後に発売された廉価盤シリーズからのもの。1800円だから、ミドル・プライス盤か。
1981年11月の発売。懐かしいレコードであります。

アバドの若々しい気分が素直に発揮された名演。颯爽として足取りも軽く、生気に満ちている。涼やかに吹き抜ける風のような、スッキリした演奏。イタリア出身の青年らしい、晴れ上がった透明感がある。
アバドのリズムが素晴らしくよく弾み、ロンドン響のアンサンブルも良いので、音全体がしまって、爽やかな響きになっている。

第1楽章は、少々強引だが、若さで押し切ってしまう潔さ、力強さがある。何より、歌がイイ。メンデルスゾーンの淀みない旋律を、アバドは常に歌ってゆく。輝かしいカンタービレがたまらない。

第2楽章はストリングスの歌。深窓の令嬢のような気品を漂わせ、ヴァイオリンがはかなくも美しく歌ってゆく。メンデルスゾーン特有の、淡くほのかな悲しみが伝わる。
味わいで云えば、プレーン・ヨーグルト。透き通る悲しみ。ベタつかない感傷。サッパリとして、少し酸っぱい感じの美しさ。

第3楽章は、もう流麗そのもの。アバドのリズム処理が良いのだろう、独特のドライヴ感ががある。アクセントの付け方もおもしろく聴ける。

フィナーレは昂奮と歓喜のサルタレルロ。
イタリア人の血が騒ぐのをグッと抑えて、知性的にもってゆくのがアバド流かな。阿鼻叫喚にならず、気品と教養を感じさせるところが、若いといえども、さすがにアバドだなと思う。
40年経った今も、アバドの抑制は、変わらない。雀百まで踊り忘れず、ということか。

録音は素直で聴きやすいもの。
DECCAらしい、各楽器の鮮やかな音がエエです。
LPは音も柔らかく、聴きやすく仕上がっております。


AUTHOR: ひろはや DATE: 07/01/2007 04:54:47 おはようございます。
70年代から80年代のアバドの活躍は大変なものでしたね。メンデルスゾーンの交響曲でもアバド指揮のものをずっと注目していた記憶はありますが、実際は交響曲第4番「イタリア」は未聴です。第3番「スコットランド」と第5番「宗教改革」のロンドン響とのCD(1984年DG)があるのみです。
私の手元にあるのは、ショルティ/シカゴ響(1985年)、ドホナーニ/VPO(1978年)、クレンペラー/フィルハーモニア管(1960年)、トスカニーニ/NBC響(1954年)、カザルス/マールボロ音楽祭管(1963年)など数多くあるのですが、今となってはアバドの無いのが不思議です。
レコード&CD収集の巡り合わせとは、人の出会いとも共通する気がします。
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コメント

おはようございます。
ご紹介のLP、たぶん同じものを持っています。最近はちょっとご無沙汰していますが、これはいい演奏ですね。
録音もいいし、なにしろアバドの若々しさが魅力であります。

こんにちは。初期盤は中学生時代だったので、手がでず、FM放送を録音したもので楽しんでました。そしてご紹介のものと同じレコードを手にしたのは、社会人になってからでした。
CD化された同盤、DG盤、BPOとのソニー盤といずれも揃えましたが、アバドの音楽は一環して変わらないように思います。
おっしゃるように、抑制の効いた知的なアプローチですが、流れがいいためどこまでも気持ちいい演奏ですね。
TBさせていただきました。

こんにちは。

「ああ、これ、前に書いたなぁ」と思って自分のとこからTBしようと思ったのですが、書いてませんでした..... というくらいの印象の強い録音であります、個人的には。
俗で申し訳ないけど、「イタリア」は冒頭の出だしが命、だと思ってます。駆け込むようなスタッカートに呼応するように小気味良いテンポの歌が入って来る。「セビリアの理髪師」の、フィガロのアリアを彷彿とさせる様な音楽。あのアリアは、マッティナータというのかアルボラータというのか、まぁ「朝の歌」ですが、メンデルスゾーンのそれもやはり「朝の歌」という気がします。
昔、吉田秀和がシノーポリの、シューベルトの「未完成」との録音を評して、未完成の翳の濃い音楽が終わった後に、サッと雲間から光の差し込むような音楽が始まって云々というような言い方をしていたのを思い出します。

アバドの「イタリア」、いいでしょうね。DECCA時代のアバドは颯爽として勢いもありましたね。・・・とはいうものの持っていませんが・・・ (^^ヾ
この曲はセルでもう満足しています。

今晩は、
ロンドン響CD(1984年DG)しか聴いてませんが、最初に聴いたときから 十分満足で、この曲は、ほかに持っていません。宗教改革もいい演奏ですね。ロンドン響って巧いし、響きも落ち着いていて、いいです。

>ひろはや 様
こんばんは。いつもお世話になります。
アバドの70年代から80年代の活躍はホンマに素晴らしかったですね。今も素晴らしいLPやCDが遺っていますね。デビュー盤に近い、この「イタリア」交響曲も瑞々しく、新鮮でした。
ひろはやさんの挙げられたショルティ/シカゴ響、ドホナーニ/VPO、クレンペラー/フィルハーモニア管は、いずれも素晴らしい演奏と思います。デイヴィス/ボストン響(フィリップス)も好きです。
トスカニーニは別格ですね。カザルス指揮のものは未聴なんです。
カザルスはモーツァルトの後期交響曲集しか、聴いたことがないんです・・・・・。

>猫よしお 様
こんばんは。コメント感謝です。いつもお世話になります。
イタリア交響曲とのカップリングは「スコットランド」ですが、これも実にエエんです。さわやかで、冷涼な空気感がたまりません。
アバドは、若い頃からフレッシュな演奏を続けた人でした。
イイ指揮者ですね。

>Summy 様
こんばんは。いつもお世話になります。コメント感謝です。
DG盤のメンデルスゾーンもCDで持っています。新盤は少し余裕が感じられる演奏でした。アプローチは、このDECCA盤と変わらないようです。
クレンペラーのメンデルスゾーンも定評あるものですね。特にスコットランドが絶品と思います。
そしてセル!・・・・このアンサンブルを聴いてしまうと、ほかの演奏が緩く聞こえてしまう・・・という困った演奏でもあります。評価高いですね。
僕はCDで聴いています。まずまずの音です。

>吉田 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
そうなんです、アバドがとても若々しくフレッシュで、勇むようなところもあって、僕はこのDECCA盤が捨てがたいと思っています。
LPで今も聴いているんですが、半分は懐かしさで聴いている感じでもあります。
アバドもトシをとりました・・・・・。

>yokochan 様
こんばんは。早速のTBを有り難うございました。コメントも感謝です。
アバドのメンデルスゾーン、最新盤は未聴なんです。BPOとの演奏も聴いてみたいんですが、そうですか、基本的にはデビュー当時と同じなんですか。
それほど、この若い頃の録音の出来がイイということかもしれませんね。
有り難うございました。

>Verdi 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。感謝です。

>、「イタリア」は冒頭の出だしが命、だと思ってます。駆け込むようなスタッカートに呼応するように小気味良いテンポ・・・・・・

ああ、全く同感です。初めの一節で、とらわれてしまう演奏ってありますね。特にこのイタリアは冒頭の気分が最後まで貫かれる、独特の交響曲だと思います。
アバドの演奏はイイです。気分が爽快になります。

シノーポリの吉田秀和評、僕も読んだことがあるような気がします。
懐かしい話になってしまいましたね。

>hiromk35 様
こんばんは。いつもお世話になります。
セルの演奏を聴いてしまうと・・・・・・・ああ、分かります。あれは、満足しきってしまう演奏ですものね。
アンサンブルがスゴイですし、突き抜けるような青空を思わせる快演だと思います。
それにしても、DECCA時代のアバドは若々しいです。

>ドレドレ 様
こんばんは。コメント感謝です。有り難うございました。
ロンドン響は自在なオケだと思います。指揮者によって見事に反応を変えていく感じがします。プロやなぁと思います。
アバドのメンデルスゾーンは、得意なんでしょうね、DECCA盤もDG盤も気持ちよく爽快に棒を振っている感じがします。

こんばんは。
『イタリア』、情けないかなこのアバド、セル、未聴です。メンデルスゾーンの曲自体あまり聴く機会が少ないもので・・・。
テンシュテット、クレンペラーがよくターンテーブルに乗ります。特にテンシュテットは、発売当時あまり評価されていなかったようですが、強烈な演奏で大好きです。
また、たぶん爽やかさでは、アバドに負けないであろう(あくまで想像ですが・・・)カンテルリの演奏も好きです、録音はモノラルですが大変鮮明です。

>あるべりっひ 様
おはようございます。いつもお世話になります。コメントを有り難うございました。
僕は逆に、テンシュテット、カンテルリを聴いたことがないんです。(テンシュテットは持っていたような気がするんですが、見つかりません(^^ゞ)。
これらは、一度聴いてみたいですものです。
「イタリア」交響曲の爽快な気分は、モヤモヤしているときなどには、気分転換にもってこいですね。

mozart1889さん、こんにちは。
先日の演奏会でメンデルスゾーンの「イタリア」を初めて聴いて来ました。
第一楽章のテンポの良さに引き込まれているうちに、フィナーレまで、あっと言う間で・・・
もう一度、最初から聴きたいと思える程、良かったです。


緑の並木道を御自分のペースで走られるのは気持ち良さそうですね。
くれぐれも腰痛の方、お気を付け下さい。


こんばんは。

mozart1889さんのこの記事を読んで久し振りに引っ張り出して聴いてます。
アバドではなくレヴァイン=ベルリンフィルですが。
冒頭の音楽はキラキラ輝いてますね。
アバドは残念ながら未聴です。若い頃(特にベルリンフィル監督になる前)は勢いがあり、それでいて肌触りが良い指揮者でした。

蛇足ですが昔はこの指揮者をアッバードと呼ぶ人も結構いませんでした?

>yuri 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
演奏会で「イタリア」交響曲を聴いたんですね・・・・・それは、緑の並木道を走るより、何倍も気持ちいいんじゃないでしょうか。
羨ましいです。ナマで聴くメンデルスゾーン、エエですね。この交響曲は30分程度の短い曲なので、あっという間だったでしょうね。

で、腰痛がひどくなってしまいました・・・やれやれです。
あ、仕事は何とかできますので・・・・・(^^ゞ。

>ニョッキ 様
おはようございます。いつもお世話になります。コメント感謝です。
アバドは、NHKの放送などでは、今もアッバードと云っているような気がします。アバードと書く人もおりましたね。

レヴァイン/BPOのメンデルスゾーンも持っていたように思います。今度聞き直してみたいと思います。
有り難うございました。

メンデルスゾーン 交響曲第3番「スコットランド」・第4番「イタリア」 アバド

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涼しさが日に日に増してきて、ますます酒も旨いし、音楽も耳によろしい。食事で発泡

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