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J・S・バッハの管弦楽組曲第3番 ニ長調 BWV1068 パイヤール/パイヤール室内管

蒸し暑さ最高潮であります。
午前中にまとまった雨、午後からは強い日差し。いや、全く蒸し暑い。
夜はまだ真夏のような暑さではないんですが、日中の不快指数はこの時期が一番かな。たまらんです。

そういうときはサラッとした演奏を聴きたいもんです。
フランス人の演奏家で、サラッと聴きましょう。

J・S・バッハの管弦楽組曲第3番 ニ長調 BWV1068。
ジャン・フランソワ・パイヤール指揮パイヤール室内管弦楽団の演奏。
1976年12月、パリでの録音。ERATO盤のLP2枚組。定価5000円・・・・・・とは、当時としては当たり前、今から見れば恐るべき高価格。これは中古盤で購入したのだったかな。

「管楽器はフランス人が巧い。管を聴くならフランスだぜよ」と、知り合いの高校の音楽教師が云います。彼の専門はファゴット。かつてはN響のトラを務めたこともある名人(人間的には芸人)であります。教わることが多いのだが、その彼の言葉、管はフランス。

なるほど、このパイヤール盤などを聴いていると、確かに巧い。
そして独特の音。軽く明るく、キャァキャァとはしゃぐ女子高生のような感じの音。
少し鼻にかかったような音。また、明るく突き抜けるような独特の高音。少しきつめだが清澄な音。
おきゃんなパリ・ジェンヌか、弾けるようなシャンパンか、さくっと歯触りの良いフランスパンか。思わずそんなことを想像してしまう。
パイヤール室内管の演奏を聴いていると、ああ、フランス人の団体だったと納得してしまう。

録音は1976年、このころは、グローバル化以前の時代、お国訛りの演奏がナンボでも聴けた時代だった。このパイヤール室内管も例外ではなく、フランス人ばかりのはず。
もちろん、パイヤールの指揮は普遍的、汎ヨーロッパ的なものだと思うが、演奏しているメンバーがもう生粋のフランス訛りを聴かせてくれるから、楽しい。

弦楽セクションはとても美しい。よく揃っている。(フランス人の割には、と言ったら怒られるか?)
実に美しく雰囲気豊かであって、いやはやムード音楽もかくやと思わせるほどの余情タップリ。だから、「G線上のアリア」(「エア」と云うべきか)がとりわけ美しい。ゆったりとしたテンポでよく歌っている。その歌の、上品なこと。

管楽器が巧いので、ガヴォットなども力強く、クッキリとした演奏になっている。曖昧なところがなく、青天の下のバッハという感じ。そして、それがまた実に気持ちよい。
終曲ではトランペットが大活躍。名人芸を堪能できる。

演奏は全体的に中庸のテンポ、妙なアゴーギクはなく、フレージングは自然で心地よい。昔懐かしいスタイルと云うべきでしょうか。
ゆったりと楽しめるバッハでありました。

録音は今も上々。アナログ録音の柔らかさがエエです。



AUTHOR: 猫よしお DATE: 06/29/2007 07:59:58 おはようございます。
パイヤールのバッハ。心地いいです。
爽やかで強引さがまったくない。自然な聴感が和らげる。
それにしても、曲目と演奏者の選曲。センスいいですね。
毎日更新の度に感心しています。人柄の良さですね。
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コメント

パイヤールは大好きです。・・・なのに、この曲は持っておりません (^^ゞ パイヤールの愛聴盤はモーツァルト管楽器協奏曲集 (2CD) です。フレンチ管の名手のオンパレードを楽しんでいます。

管弦楽組曲の方はもっぱらバウムガルトナー/ルツェルン祝祭管で聴いています。のびやかでホンノリした感じが気に入っています。
リヒターは・・・、ちょっと草臥れます。これ、トシのせいでしょうか?

こんばんは。
管弦楽組曲は、バッハ・コレギュウム・ジャパン&鈴木雅明の演奏を知ってからこの演奏ばかり聴いています。
パイヤールの演奏は中庸の美とでも言うのでしょうか、私もよく聴いた演奏なのですが、BGM的になってしまっていたのでしょうか強く残っておりません。なにか批判的になりましたが決してそのようなことではなく、美しいく良い演奏だと思っております。

PC、再インストールをされたのですね。先日は差し出がましいようなことを書き、大変失礼いたしました。

こん晩わ。
私は、管弦楽組曲はバウムガルトナー/ルツェルン祝祭管で聴いてます。エールはイイですね。つくづく幸せ感に浸りますよ。3枚組でブランデンブルク協奏曲とセットになった徳用盤(DENON)です。それでも4500円でした。今なら高いかなという感覚ですが、当時は違ってましたね。
パイヤール盤は未聴ですが、ヘンデルの水上の音楽や王宮の花火の音楽で典雅な演奏を聴いてます。いいでしょうね。

>猫よしお 様
おはようございます。いつもお世話になります。感謝です。
パイヤールのバッハ、懐かしい心地よさとでも云いましょうか。昔はこんな感じでくつろげるバッハ演奏が多かったように思います。
自然な聴感、おっしゃるとおりだと思います。

ええと・・・・・人柄はそんなに良くはありません。若い頃、結構悪さをしてます。大きな声では言えませんが・・・・・(^^ゞ。

>hsm 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
今日は久しぶりの雷雨でした。雷は気持ち悪いですが、雨が降ってくれるなら、雷雨でも好ましく感じます。
このままだと、松山や香川県は大変だと思います。

ああ、この時期までのラヴェルも、そうでしたね。フランスはパソンですし、管楽器はいずれも独特の音でした。
パリ音楽院管のラヴェルなど、今聴いても最高、ホンマにエエですよね。
フランス国立管もそうでしょうか、クリュイタンスやマルティノンのラヴェルを聴いてみたくなりました。
有り難うございました。

>天ぬき 様
おはようございます。いつもお世話になります。コメント感謝です。
トランペット、エエですね。モーリス・アンドレは懐かしい!僕も彼のCDを何枚か持っていますが、超絶技巧で楽しめますね。
オーボエ協奏曲をTPで演奏したものなど(マルチェルロやアルビノーニ)、実に素晴らしいです。

バッハの管弦楽組曲第3番も、トランペットが活躍する名曲。アリアだけでなく、各楽章で楽しめますね。

>hiromk35 様
おはようございます。いつもお世話になります。有り難うございます。
バウムガルトナー/ルツェルン祝祭管は、懐かしいですね。僕の原点です。DENON(オイロディスク)から出ていたブランデンブルク協奏曲は、今も最高の愛聴盤ですし、管弦楽組曲も繰り返し聴きました。
同好の方がいらしてくれると、実にうれしいですね。有り難うございました。

パイヤールのモーツァルトは、ランスロのCl協奏曲、ランパル&ラスキーヌのflとhpのための協奏曲を聴きます。これは名演ですね。
交響曲もなかなか上品で良かったと思います。

>あるべりっひ 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
先日のご助言も有り難うございました。結局、4年ぶりのOSセットアップを楽しみました。更地は気分がいいんですが、日本語入力の癖・習慣も飛んでしまいましたので(僕はATOKを使っています)、誤変換が今のところ多く、困っています(^^ゞ。

パイヤールはおっしゃるように中庸の美ですね。BGM的なところもあると思います。そこがエエんでしょうね。1970年代当時は、あれで十分美しく楽しめたんですね。
鈴木雅明のバッハは、聴いたことがないんです。今まで出会う機会がありませんでした。これから、チャレンジしてみたいです。
有り難うございました。

>ひろはや 様
おはようございます。いつもお世話になります。コメント感謝です。
hiromk35さんのコメントのところでも書きましたが、バウムガルトナー/ルツェルン祝祭管のブランデンブルク協奏曲と管弦楽組曲のセットなら、それはもう最高の名盤ですね。(と言っているのは僕だけかもしれませんが・・・・(^^ゞ)。
僕にとっては原点の演奏でありまして、クラシック音楽を聴き始めた頃から今までずっと愛聴してきたものです。嬉しいです。同好の方がいらしてくれると。

パイヤールのヘンデルは、バッハより一層管楽器が活躍しますので、フランス的な響きが心地よいですね。ややきつめの管の音がたまりません。

おはようございます。
パイヤールのバッハって何か有ったかなぁ?と探してみると、管弦楽組曲の2番がありました。
古いエラート盤で、たぶん1960年代の録音だと思います。
フルートはマクサンス・ラリュー。

いつもはヴィヴァルディとかアルビノーニのような、華やかなイタリア後期バロックを主に聴いているせいか、バッハの音楽はえらく地味に聞こえます。
ま、それがバッハの音楽の持ち味かもしれませんが。

3番はリヒターの演奏がありました。
家内が持参したもの。
ただ、あんまり聴いた記憶がありません(^^;;

>Summy 様
こんにちは。いつもお世話になります。コメント感謝です。
パイヤールは1960年代にも録音していますね。僕がエントリーしたLPは再録音盤になると思います。フランスの管楽器はなかなかイイですね。

ヒリター盤は往年の名盤。峻厳で格調高い、いかにもドイツ風のバッハで、謹厳実直な演奏だと思います。でも、その中でエアの美しさは絶品だと思います。これも、LPで聴き続けています。

あ、でも、やはりバッハは総じて地味ですね。

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