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モーツァルトのピアノ協奏曲第17番 ト長調 K.453 プレヴィン(Pfと指揮)/ウィーン・フィル

梅雨明け前の、蒸し暑い日でありました。
さすがに日中は冷房を入れないと仕事になりません。

高校2年の末っ子は一足早く期末考査中。来週から北海道への修学旅行を控えて、ほかの学年より早めの考査だそうです。ただ、この頃は愛媛の県立高校にも冷房が入るようになりまして(都会と比べるとだいぶ遅かったようですが)、受験は快適とのこと。贅沢だなぁと思いつつも、まあ、そんな時代なんでしょうか。

さて、今日はモーツァルトのピアノ協奏曲第17番 ト長調 K.453。

先日、シュミットのピアノで聴いたばかりなんですが・・・・このごろ気に入って同曲異演盤を何枚か聴いておりました。その中の一つであります。

アンドレ・プレヴィンのピアノと指揮、ウィーン・フィルの演奏。
1984年4月、ウィーンのソフィエンザールでの録音。フィリップス原盤。

第1楽章は緑の風のよう。
冒頭の序奏部から、ワクワクさせてくれる。オケの音が素晴らしくイイ。派手ではないのだが、柔らかく温かく、真綿に包まれたようなフワリとした感触がたまらない。
プレヴィンのピアノはコロコロとよく転がって、可愛らしい。ロココの趣味か、オシャレで実に愛らしいピアノ。エッジが丸みを帯びているのも、この協奏曲にふさわしいと思う。かすかに光沢を持った感じの音でもあって、綺麗なのだが、磨き立てすぎないのがよい。プレヴィンはピアノと指揮を兼ねて、自分の思い描くモーツァルトを楽しく演奏している感じ。
カデンツァは最高。プレヴィンの芸達者にほとほと感心させられた。

第2楽章は心癒されるようなアンダンテ。
木管の会話が楽しい。オーボエ、フルート、ファゴットのアンサンブルがとても美しく、重なり合うハーモニーの妙など、センス抜群。さすが、ウィーン・フィル。
長調と短調の微妙な移ろいも味わい深い。
プレヴィンのソロはデリケートの極み。繊細なアーティキュレーション、タッチも様々に変化させて、ニュアンスに富んでいるも素晴らしいと思う。

フィナーレは心弾む楽しいロンド。
序奏部の楽しさは、オペラに通じる楽しさ、ワクワク感。パパゲーノが出てきそうな感じ。
ヴァイオリン群のキュッキュッという響きも楽しいし、次々と出てくる変奏も楽しい。
プレヴィンのピアノは、表情豊かで、タッチもフレージングも自然で心地よい。
これは、素晴らしい演奏と云うべきでしょう。

録音は、ピアノの音がとても綺麗に捉えられています。さすがフィリップス。
安心して聴けます。
発売当時から、名録音として話題になったのCDでもありますね。


AUTHOR: 猫よしお DATE: 06/28/2007 07:14:59 おはようございます。
プレヴィンはピアノもうまいし、ウィ-ン・フィルとのコンビも最高ですね。
実にしなやかなモーツァルトだと思います。
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コメント

mozart1889さん、こんにちは。
先日はDo blogが混み合って更新、出来なかったんですね。
「どうされたのかなぁ・・・」と心配しておりましたが、お元気そうで何よりです。

息子さんは北海道へ修学旅行を控えていらっしゃるとの事、私も昔この季節に行きましたが、今でも良い思い出の旅となりました。
息子さんも楽しい思い出が沢山、出来るといいですね。

さて17番ですが、おっしゃられる通り「フワリとした感触」ですよね。
私のCDはウィーンフィルではないので聴き比べてみたいです。

こんにちは。
このCDは発売当時、優秀録音盤として紹介されているのを雑誌で見て
購入しました。曲目も24番のほうがお目当てでした。
しかし、今では17番のほうを聴く回数がずっと多くなりました。
こういう鼻歌交じりのようなモーツァルトは凄く魅力的で
気分がいいと口笛で吹きたくなります。

今晩は、蒸し暑い日が続きます。夜は、まだ過ごしやすいのが救いです。
この録音でのオケの響きは、素晴らしいですね。シャンペンゴールド?というのかな?暖かい音ですよね。プレヴィンのピアノの音もきれいに録れていますね。弾き振りではバレンボイム・ベルリンPOもありますが、ウィーンフィルの響きのほうが好きです。17番は初め、ブレンデル・マリナーで聴き、好きになりました。他にツァハリアス・マリナー・シュツッツガルト放響(EMI)のピアノの粒立ち?がタマリマセン。

>hiromk35 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
モーツァルトの10番台の協奏曲をこのごろよく聴いていますが、シュミットの全集はよくまとまっていて、チャーミングな演奏でした。
プレヴィンのモーツァルトは、17番と24番のカップリングのこのCDしか知らないのですが、録音もよく、プレヴィンのピアノが粋でかっこよく、オケの音も最高なので、気に入っています。もう20年以上前の録音になってしまったのかと、懐かしくさえ思いました。

>yuri 様
おはようございます。コメント感謝です。有り難うございます。
時々、ここのDoblogは不調になります。僕は至って元気でおります。yuriさんはいかがですか。このごろ気温が上昇して、四国は蒸し暑くたまらんです。
17番の「フワリ」とした感触はエエですね。このごろ、10番台の協奏曲をよく聴いています。20番台の重みとは違う、屈託のない明るさが、心地よいですね。
愚息は北海道への準備を楽しんでいる様子。若いってイイですね。
どうも、あたたかいコメントを有り難うございました。

>天ぬき 様
おはようございます。いつもお世話になります。
このCDは発売当時は優秀録音盤ということで話題になりました。その記事を覚えておりまして(レコ芸だったと思います)、御茶ノ水のディスク・ユニオンで見つけてすぐに購入した覚えがあります。
プレヴィンの演奏はイイですね。落ち着いていて、かっこよく、上品。録音も今聴いても素晴らしいです。
天ぬきさん同様、僕もこの頃は17番の方を聴くことが多いです。

>ドレドレ 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
四国は蒸し暑く、不快指数高い日々であります。

シャンペンゴールド・・・・・なるほど、言い得て妙ですね。確かに、そんな色合いをこの演奏からは感じます。プレヴィンって、巧いです。芸も細かいです。そのあたりが、バレンボイムと違うところかもしれません。
オケはウィーン・フィルの方が、柔らかくて聞きやすい感じもあります。

でも、バレンボイム/BPOの弾き振りも捨てがたいですよね。

(いつも反応が遅い私ですが)

mozart1889さんのエントリーに刺激されて、夜は、大好きなこのピアノ・コンチェルトを、内田光子+テイト指揮・イギリス室内管弦楽団で再び楽しみました。

私、出だしのフレーズを聞いただけで、ウキウキ嬉しくなってしまいます。2楽章、美しいです!!「長調と短調の微妙な移ろい」と表現されましたが、日向が突然日陰になるモーツアルトのメランコリー、私好きですねぇ!3楽章、楽しいです!!ほんと、パパゲーノの歌が聞こえそう。でも、またここでも、ふっとメランコリーが顔を出しますね。

数あるモーツアルトのピアノ・コンチェルトの中でも、特に有名な20番以降よりも、むしろ私はこの17番が好きです。(mozart1889さんも再度エントリーをアップされるぐらいですから、よほどお好きなんですね。)ほんと、モーツアルトの魅力満載ですね!!


>はな 様
こちらにもコメントを有り難うございました。うれしく思います。
今、モーツァルトのピアノ協奏曲では10番台をよく聴きます。特にこの17番は気に入っています。
内田光子、エエですか。僕は彼女のCDは20番以降は持っているんですが、10番台は聴いたことがないんです。
聴いてみたいです。

はなさんのおっしゃるように、全編に漂うあのメランコリーをどう弾きこなすのか、聴いてみたいですね。

>今、モーツァルトのピアノ協奏曲では10番台をよく聴きます。

実は、私もそうなんです。今朝、アルゲリッチ+ラビノヴィッチで10番と19番を聴きました。今はさらに古くなって、マルコム・ビルソン+ジョン・エリオット・ガーディナーの古楽器コンビで、5番と8番を流しています。

フォルテ・ピアノというのは現代ピアノのような艶やふくよかさはありませんけどね。ザルツブルグ時代のモーツアルト自身の演奏を空想しながら聞くと、味わい深くてなかなかいいものです!


>はな 様
こんにちは。コメントを有り難うございました。
アルゲリッチにマルコム・ビルソン、いいですね。
フォルテ・ピアノのひなびた響きも味わいがあってエエですよね。はなさんのコメントに実に同感です。ガーディナーの伴奏もさわやかですし、この演奏は、現代楽器とは違った独特の雰囲気が気に入っています。

蒸し暑い日には、さわやかな気分になれるかもしれませんね。

こんばんは。
プレヴィンのモーツァルトは、本当に素敵ですよね。
私も大好きです。

8月に「プレヴィンの芸術」と題して、RCAから15枚ほど分売でリリースされますね。
私もたくさん買い込みそうです。(笑)

ところで、まったく話は変わりますが、
今、ベームがウィーン国立歌劇場と来日した1980年の「フィガロ」を観ています。
mozart1889さんご推薦のポップがスザンナを歌っていますが、やっぱり素晴らしいです。
でも、ベーム、ポップ、プライ、皆故人になってしまいました。

>romani 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
プレヴィンの15枚組・・・・う~ん・・・・食指が動きますね。財布と相談しながら、何枚か購入することになりそうです。楽しく音楽するタイプの芸術家は、いつまでも演奏がしなやかですね。プレヴィンの音楽はホンマに若々しいと思います。

ベームの来日公演!ポップは最高でした。でも、おっしゃるように、プライもポップも(ベームは仕方ないにしても)、みな亡くなってしまいました。時のたつのは早いものです。

ブルーな朝は、プレヴィンの弾き振りのモーツァルトのピアノ協奏曲第24番

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 2日間しかなかった私のゴールデンウィークだけど連休明けがこんなにも気が重いのかと思うともう休みなんか取るものかと思ってしまう。
限り無く真っ黒に近いブルーマンデーだ。
 今の雰囲気はモーツァルトのこの第24ピアノ協奏曲がふさわしいかも知れない。
 このプレヴィンの引き振りの演奏は不思議に染み渡る説得力があると思うんですよ。
 プレヴィンのピアノは不思議、何となくちょっと不器用でそれを包む伴奏がまた絶品。
 でもなんと言ってもこの演奏の一番の魅力は2楽章。昨日までの非日常の2日間を振り返る...

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