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ディーリアスの「河の上の夏の夜」 ビーチャム/ロイヤル・フィル

昨日はDoblogが混み合っていて、エントリーできませんでした。
久しぶりの、Doblogトラブルでした。以前はよくあったんですが、最近は実に軽くなって喜んでおりました。(Doblogの人口が少ないせいかもしれません)
まあ、たまには仕方ないですな。

それにしても、暑い一日でありました。午後からもうたまらない蒸し暑さ。
気温そのものは30度を超えた程度なんでしょうが、まあ夜まで暑かったですね。

そこで取り出したのは夕涼みの音楽。
ディーリアスがエエです。

ディーリアスの「河の上の夏の夜」。
サー・トマス・ビーチャム指揮ロイヤル・フィルの演奏。
1957年3月28日の録音。EMI原盤。
「音の詩人・ディーリアス 1800シリーズ」と称したLP盤。

この曲は1911年、グレで書かれたもので、ロアン河の風景とディーリアス自身が好きだった舟遊びを音楽化したものだろうと思う。

漂う感じのリズムは河面を滑りゆく小舟のようであり、また弦楽の淡くほのかな響きは夜霧のよう。
チェロの奏でる主題は夏の夜のおぼろげな風景を表しているような感じ。

ディーリアスの音楽は、ピアノとピアニシモで書かれた音楽。声高に叫ばず、身を捩りもせず、心の奥底は隠しながら、そこはかとなく哀しみを漂わせる。この「河の上の夏の夜」もそんな音楽、霞んだような繊細な響きは夜の深さを表出しつつ、この人の哀しみを静かに伝えてくる。

ビーチャムの指揮は貫禄。このLPに所収されている曲はどれもゆったりと心地よい気分で聴ける。(「春初めてのかっこうを聴いて」、「ブリッグの定期市」や「そりすべり」などが入っている)
触ると壊れてしまいそうなディーリアスの音楽を、暖かく包むように、慈しむように演奏した名演と思う。ああ、ビーチャムはディーリアスが好きだったんだなぁ。

録音から、今年でちょうど50年。
LPで聴いているので(カートリッジはVM型)、フワッとした柔らかい音がするんですが、いささか古ぼけた感じもします。
ところが、この古ぼけた音が、雨に煙るような独特の味わいを醸し出すんですから、オーディオは摩訶不思議なもんです。
実に聴きやすい。

ディーリアスは、最新の鮮やかな録音より、少々古い方が合うような気がします。
不思議な作曲家でもありますな。


AUTHOR: ひろはや DATE: 06/27/2007 06:37:52 おはようございます。
私の持っているCDに、『英国田園幻想』(EMI)というイギリス音楽を集めたCDがあるのですが、その中にトーマス・ビーチャム指揮ロイヤル・フィル(1956年10月録音)の「春初めてのかっこうを聞いて」という曲が入っていました。聴いてみると、これがゆったりとした気分になって実にイイ。
「河の上の夏の夜」は全く知りませんでしたが、CDの解説文を読むと、「かっこう」と合わせて『小管弦楽のための2つの小品』としてディーリアスは初演しているとのことですね。これまでディーリアスの作品はチェロ協奏曲以外熱心な聴き手ではなかったですが、他の作品も聴いてみたく思いました。
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コメント

>猫よしお 様
おはようございます。いつもお世話になります。
そうでした、ビーチャムはロイヤル・フィルを創設した人でした。
彼のディーリアスは、おっしゃるように安心感があります。
聴いていて、心落ち着き、癒されます。

また、おじゃましますぞ。
今日もエエ選曲じゃ。爺も同じLPを持っておるが、静かで美しいと言うのか、イギリスの風景をそのまま音でスケッチしたようなホンマに自然でエエ音楽じゃ。イギリス人の節度すら感じるようじゃ。馴染みの英国風パブに無理いうてディーリアスの音楽を流してもらうようにしたが、フィッシュアンドチップスをつまみバスペールエールを飲みながら聴くのもたまりませんぞ。チェロコンチェルトも好きじゃ。一番好きかもしれん。話は違うが、ビーチャムの『ラ・ボエーム』もなかなかの名盤ですな。ロス・アンヘレスのミミもいいが、ムゼッタにこだわる爺としてはルシーヌ・アマラのムゼッタがたいそう気に入っておるのじゃ。じゃ今日はこの辺で。

そうそう、この時期、いい選曲ですね。
「河の上の夏の夜」なんて、タイトルだけでも涼しげ。
さすがです。

こんばんは。
ディーリアス・・・、最高です。そこには、私にとって最高の音楽があります。
ビーチャム、バルビローリ、グローブス、マッケラス、M・ディヴィス、マリナー、そして、押しかけ愛弟子のフェンビー。
どの曲も、どの録音も、イギリス風景画を思わせる素晴らしい演奏です。
やはり、この時期は『河の上の夏の夜』、『In Summer Garden』がぴったりですね。
私が持っているビーチャム盤は、素晴らしい再生音を奏でてくれます。「音の詩人・ディーリアス 1800シリーズ」は、大変素晴らしい企画と当時感激し何枚も購入しましたが、どうも『音』に関してはあまり感心しません。英国EMIの『ディーリアス・トラスト』録音は、同じ演奏でも目の覚めるような音で再生してくれます。

こんばんは。
ディーリアスはなにかあるかな?と探してみたのですが、どうもデュプレのチェロ協奏曲しか持っていないようです。
調べてみると、近所の図書館にバルビローリの指揮したアルバムが2枚あるようなので、こんど借りてきて聴いてみましょう。

ヴォーン・ウィリアムスなどもそうなのですが、この時代のイギリス音楽は色彩感がなだらかで、あるべりっひさんのおっしゃるように、コンスタブルなどの風景画と印象が重なりますね。

今日はひとつ良いことがありました。
長年探し求めていた、アントルモンのピアノ、作曲者自身の指揮で、ジョリベのピアノ協奏曲「赤道コンチェルト」を中古レコード店で見つけたのです。
真っ赤な太陽をあしらった印象的なジャケット、CDでは再発されていない貴重なアルバムですが、なんと300円でした(^^)

こんにちは。その後PCの調子は如何ですか?

 ディーリアスは同時代の英国作曲家の中では、格別抒情性の強い音楽ですね。「村のロメオとジュリエット」というオペラを残していまして、これがまたなんともなのですが、この中で奏される間奏曲が「楽園への道」というような外題を付けて取り上げられたりするようです。これがまたいい曲で...
 全曲での新録がARGOから出ていますが、甘過ぎずいい演奏に仕上がってます。ビーチャムの英国音楽も雰囲気があっていいですが、こういう新録もよございますよ。



>峠茶屋の爺 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
ディーリアスの音楽には英国紳士の品の良さを感じます。声を荒げない、しっとりとした情感が心地よいです。僕は下戸なので爺さんのおっしゃる英国風パブはよく分からないんですが、気持ちは何となく理解できました。

ビーチャムの「ボエーム」は、これも市井の男女の世話物という感じの演奏で良かったですね。ロス・アンヘレスのミミは、数ある演奏の中でもっとも可憐な女性であったと思います。名演奏でした。

>ensemble 様
おはようございます。コメント感謝です。
この数日暑いので、ディーリアスを聴いていました。
今日は田んぼを渡る風が涼しく、田んぼの水面に半月が反射してきれいでありました。
もう1回、ディーリアスを聴いてました・・・・・。

>あるべりっひ 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
ああ、あるべりっひさんは、ディリーアンなんですね。愛情が伝わってくるコメントでした。あの叙情、絵画風の表現、品の良さ、・・・・・たまらんですね。

音は、なるほど、やはり英国EMI盤がスゴイですか。国内盤の曖昧模糊としたところが、ディーリアスらしいかなと思いつつ、やはり、鮮烈な録音が輸入盤にありましたか・・・・。

>Summy 様
おはようございます。いつもお世話になります。
ジョリベ・・・・貴重盤を見つけられたとのこと、おめでとうございます。
しかも300円というのは、うれしいものですね。僕だったら、もう、ホクホク顔してます。

ディーリアスの音楽は、行間からにじみ出るニュアンスが、じつに味わい深く聴かせてくれますね。うまく云えないんですが、ふわっとしたところもエエなぁと思います。

>Verdi 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
その後、PCは結局XPの再インストールになりまして、現在は実に好調に動いてくれております。ご助言、有り難うございました。
なかなか、OSは難しいもんです。ふだんはあまり気づかないんですが。

新録情報、有り難うございました。「楽園への道」は素晴らしい音楽ですね。ビーチャムにバルビローリばかり聴いていないで、新しいのも聴いてみなくちゃイカンですね。
有り難うございました。

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