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ベートーヴェンの交響曲第2番 ニ長調 作品36 バーンスタイン/ウィーン・フィル

休日はのんびりとLPを取り出します。
平日は忙しくて、なかなかそういう気分になれませんが、せめて休日くらいはゆっくりしたいもんです。朝7時に家を出て、帰宅は8時。通勤は往復1時間なので、労働時間はほぼ12時間・・・・・ん~~、ちょいと働き過ぎかいな。一般的日本人としては、まぁこんなもんなんでしょう。

さて、今日はベートーヴェンの若番交響曲を。

ベートーヴェンの交響曲第2番 ニ長調 作品36。
レナード・バーンスタイン指揮ウィーン・フィルの演奏。
1978年2月、ウィーンのムジークフェラインザールでの録音。DG盤。
ウィーン・フィル伝統の響きに、バーンスタインのフレッシュな感覚が加わって生まれた素晴らしいベートーヴェン全集からの1枚。
発売当初は大いに話題になったものだが、あれから27年、今はどうなのかな?まだ、聴かれているのかな?

第1楽章の序奏部は重量級の響き。ああ、これぞ伝統の音、ウィーン・フィルの音だなぁと思う。
そして主部に入ると、バーンスタインの指揮は一気に加速、スパークしていく。非常にエネルギッシュで推進力抜群。細部のアンサンブルなどが荒くなることなく、丁寧な仕上げにもなっている。これはウィーン・フィルの功績かな。よく反応して、美しい合奏で応えている。
特に弦楽セクション、ヴァイオリン群がイイ音を出している。力強さも十分。
楽章終盤に向けてひた走る力も実に良い。

それだけに、第2楽章のラルゲットは心穏やかに優しく響く。
このころ、ベートーヴェンの耳疾は深刻化していたはずで、そのことを思うと、この楽章の穏やかさが心に染みる。苦しいのに、つらいのに、ベートーヴェンはエエ音楽を書いたなぁ、と思う。
バーンスタインはここではじっくり腰を据えて演奏させている。急がず慌てず、ベートーヴェンの思いを表出する。オケも美しく、穏やかな演奏ぶり。
終盤ではウィーン・フィルのヴァイオリンが、むせび泣くような音を響かせる。これは感動的。艶やかで輝かしいのはもちろんだが、こうして泣くようなヴァイオリンもウィーン・フィルなんだわい。

第3楽章はスケルツォ。
モーツァルト的・ハイドン的な世界から訣別したと云うべきスケルツォ。逞しく力強いスケルツォ。まさにベートーヴェンのスケルツォだと思う。
そしてこの交響曲では、スフォルツァンドが多用される。これもモーツァルトやハイドンにはなかったことだろう。バーンスタインが振ると、このスフォルツァンドが力強いエネルギーの噴出になる。短い楽章だが、意味は大きい。

そしてアレグロ・モルトのフィナーレ。
弦と管が一体となって驀進するのだが、ウィーン・フィルの有機的なアンサンブルが美しく、音楽は確固たるフォルムを崩さない。
バーンスタイン特有の前向き・楽観的な音楽の運びも、ここではうまく作用して、豊かな実りを聴かせてくれる。

録音は、低音の重点を置いている感じで、ウィーン・フィルの音が重心低く、落ち着いている。輝かしさよりも、柔らかさに重きを置いたのかな。
アナログ末期の録音で、ふっくらと聴きやすい、聴き疲れしないところがバーンスタインの全集のエエところだと思います。


AUTHOR: 猫よしお DATE: 06/25/2007 06:18:25 おはようございます。
バーンスタインのベート-ヴェン。いいですね。
ウィ-ン・フィルの音が何とも言えず魅力的です。
DVDも出ていますね。
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コメント

こんばんは。
この曲はいまいちよくわかってない所があって、モーツァルトやハイドンを聴いていた方が良いのではないかと思うことがあります。

ともあれ、我が家に有るのは、ワルターとセルの2種類。
あと、昔BS2で録画したバーンスタイン/VPOのライブ映像。
当時NHKが気前よく全集を放映してくれました。

バーンスタイン(特にCBS時代)は、近現代の曲を演奏させると抜群の切れ味を見せるので、最近はそちらの方ばかり聴いています。
マーラーはもちろん、バルトークやラヴェル、ストラヴィンスキーなどとてもしっくりきます。
次はヒンデミットあたりを聴いてみるつもりです。

>猫よしお 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
バーンスタイン/VPOの全集は、初めて購入したベートーヴェン全集でした。当時LP8枚組16,000円。高かったですね。思い出深い演奏です。
今も、僕の中でのベートーヴェンのスタンダードはバーンスタイン/VPO盤なんです。
DVDもあるようですが、昔BS2がまだ実験放送のような時代、NHKが盛んに放送してくれましたので、今もVTRで持っています。

>hiromk35 様
こんばんは。コメント感謝です。いつもありがとうございます。
hirmk35さんは偶数番号がお好きなんですね。僕はクラシック音楽を聴き始めた頃から奇数番号が好きで、3・5・7・9盤が特に好きでした。6番の田園もエエですね。
でも、年のせいか、この頃は若番交響曲や4番などをよく聴きます。少し嗜好が変わってきたのかもしれません。
ワルター、名演ですね。実に同感です。

>天ぬき 様
こんばんは。、コメントを有り難うございました。
カラヤンのDG1回目の全集は覇気があってオケの力も強く、イイ演奏が揃っていますね。僕もよく聴きます。
イッセルシュテットとクリュイタンス、これも同感です。どちらも優美で少し醒めた端正な感じの演奏を聴かせてくれました。

>Summy 様
こんばんは。いつもお世話になります。
ベートーヴェンの2番は、最近好んでよく聴きます。皆さんがあげていらっしゃる演奏、実に名演と思います。
バーンスタイン/VPOの全集から、クラシック音楽に入門しましたので、今もバーンスタインというと、DG以降の演奏を思い浮かべてしまいます。NYP時代の演奏はあまり聴いたことがありません。せいぜい、マーラーとドヴォルザーク、チャイコフスキーなどでしょうか・・・・。

>BS2で録画したバーンスタイン/VPOのライブ映像。

僕もたくさん録画しました。バーンスタインのベートーヴェン全集にマーラー全集、ブーレーズのバイロイト「リング」などは、必死で録画しました。BS2の放送がまだ実験放送段階、衛星放送など、まだまだこれからの時代だったですね。アンテナとチューナーで・・・・○○万円しました・・・・(^^ゞ。

度々失礼します(^^ゞ
このバーンスタインの疾走系演奏も魅力的ですね。聴いていて心地良いだろうな、と想像します。重心が低くて柔らかい演奏、というのもいいですね。

>stねz 様
沢山スミマセン。ご迷惑おかけしたみたいで・・・・・(^^ゞ
バーンスタインのベートーヴェン全集は最も懐かしい演奏なんです。僕はこの全集からクラシック音楽に入門しました。
重心の低いイイ音しているんです。バーンスタインの情熱も素晴らしいです。

ベートーヴェン/交響曲 第2番

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